POWER AMPLIFIER
取扱説明書
このたびは、ヤマハパワーアンプHC2700、HC1500シリーズを
お買い求めいただきまして、まことにありがとうございます。
このアンプシリーズは、ヤマハPA機器の豊富な経験と実績を
ベースに、ヤマハの誇る精密な回路設計技術を駆使して開発
され、ハイパワー・ハイクオリティな音響特性を達成すると
ともに、高信頼性、高安定性をも兼ね備えています。
パワーアンプの性能をフルに発揮させると共に、末永くご愛
用いただくために、ご使用の前にこの取扱説明書をよくお読
みください。お読みになったあとは、保証書とともに保管し
てください。
HC2700、HC1500シリーズの主な特長
・ パワーオン/オフ時の保護回路、ヒートシンクの過熱、
異常な低インピーダンス時のパワーリミットなど、様々な
プロテクションシステムの状態を示すインジケーター類、
および、INPUTインジケーター、CLIP/LIM ITインジケー
ター付きのPEAKレベルメーターを装備しています。
・ 入力端子には、それぞれのチャンネルにXLR-3-31タイプ
とXLR-3-32タイプ、2つのコネクターを備えていますの
で、入力信号をXLRケーブルで他のパワーアンプにリン
クさせることもできます。
・ 出力系統にはヘビーデューティーのバインディング・ポ
ストを備えており、またグランド・リフト・スイッチで
ハムノイズのループに対処しております。
・ 新しく開発した回路技術により、消費電力が大幅に低減
されました。(従来型、当社比50% 以下)
目 次
各部の名称と機能.................................................................................. 2
フロントパネル................................................................................ 2
リアパネル........................................................................................ 3
ラックマウント...................................................................................... 4
スピーカー配線...................................................................................... 5
スピーカー出力端子 ....................................................................... 5
仕様.......................................................................................................... 6
一般仕様HC2700,HC1500............................................................. 6
M ONITOR/REM OTE接続ピン出力(HC2700)......................... 7
寸法図................................................................................................ 8
ブロック図........................................................................................ 8
特性図................................................................................................ 9
故障かな?と思ったら........................................................................ 10
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この欄に記載されている事項を無視して、誤った取扱いをすると、人が傷害を負ったり、物的
損害が発生したりする可能性があります。
注意
設置されるとき
ご使用になるとき
●
●
調理台や加湿器のそばなど、油煙や湯気が当た
るような場所には置かないでください。火災・感
電の原因となることがあります。
オーディオ機器・スピーカーなどの機器を接続す
る場合は、接続するすべての機器の電源を切っ
てください。
●
●
●
ぐらついた台の上や傾いたところなど、不安定
な場所には置かないでください。落ちたり、倒
れたりしてけがの原因となることがあります。
電源コードを熱器具に近付けないでください。
コードの被覆が溶けて、火災・感電の原因になり
ます。
それぞれの機器の取扱説明書に従い、指定の
コードを使用して接続してください。
電源を入れる前に音量(ボリューム)を最小にし
てください。突然大きな音が出て聴力障害など
の原因となることがあります。
●
●
●
この機器をスピーカー駆動以外の用途には用い
ないでください。
窓を締め切った自動車の中や直射日光が当たる
場所など、異常に温度が高くなる場所に放置し
ないでください。火災の原因となることがあり
ます。
旅行などで、長期間この機器をご使用にならな
いときは、安全のため、必ず電源プラグをコン
セントからぬいてください。火災の原因となる
ことがあります。
●
●
●
湿気やほこりの多い場所には置かないでくださ
い。火災・感電の原因になることがあります。
濡れた手で電源プラグを抜き差ししないでくだ
さい。感電の原因となることがあります。
電源プラグを抜くときは、電源コードを引っ張
らないでください。必ずプラグを持ってくださ
い。コードを引っ張ると、電源コードが傷つい
て、火災・感電の原因となることがあります。
プラグをコンセント
から抜け
お手入れについて
●
●
お手入れの際は、安全のため、電源プラグをコ
ンセントからぬいてください。感電の原因とな
ることがあります。
●
●
この機器は重いので、持ち運びは必ず2人以上
定期的な機器内部の掃除が必要です。長いあい
だ掃除をせずに、機器の内部にほこりがたまっ
たままにしておくと、火災や故障の原因となる
ことがあるからです。
でおこなってください。
機器を移動する場合は、電源スイッチを切り、
電源プラグをコンセントから抜き、機器間の接
続コードなど外部の接続コードを外してくださ
い。コードが傷つき、火災・感電の原因となるこ
とがあります。
掃除および費用については、お買上げ販売店に
ご相談ください。
掃除の間隔は1年に一度くらい、時期は湿気の多
くなる梅雨の前が、もっとも効果的です。
プラグをコンセント
から抜け
使用上のご注意 ―正しくお使いいただくため―
!
お手入れについて
コネクターの極性
●
◆ スイッチ・ボリューム・エンコーダー・接続端子などの部品
は、磨耗部品といわれ、使用とともに性能が劣化します。劣
化の進行度合は、使用環境などによって大きく異なります
が、劣化そのものを避けることはできません。
劣化した磨耗部品の交換は、お買上げ販売店へご相談くださ
い。
XLRタイプ
Pin 1:グランド
2
1
1
2
Pin 2:ホット(+)
Pin 3:コールド(-)
3
3
●
1/4"フォンコネクター
リング
チップ:ホット(+)
リング:コールド(-)
スリーブ:グランド
チップ
スリーブ
1
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各部の名称と機能
■フロントパネル
3
4
CHANNEL A
16 14
CHANNEL B
16 14
WATTS/8Ω
WATTS/8Ω
TEMP
INPUT
CLIP/LIMIT
INPUT
0
CLIP/LIMIT
0
2
1
PROTECTION A
PROTECTION B
12
12
18
18
10
10
20
25
30
20
25
30
35
50
10
10
8
–
–
8
PEAK
+dB
PEAK
+dB
POWER
6
6
4
4
35
50
CHANNEL A
CHANNEL B
POWER AMPLIFIER
2
2
00
00
0
0
–dB
PROFESSIONAL SERIES
ON/ OFF
①POW ERスイッチ/インジケーター
電源スイッチです。電源が入るとインジケーターが点灯
します。
④レベルコントロール
音量を調節します。
最小音量(-∞dB)から最大音量(0dB)まで31のク
リックストップポジションがあります。
②プロテクトインジケーター
プロテクションシステムの状態を示すインジケーターで
す。
ノブロック
セッティングの後など、レベルコントロールを固定
したいとき、付属のノブロックをはめ込みます。
どれかが点灯したときは、異常な状態ですから、10ペー
ジの“故障かな?と思ったら”を参照ください。
TEM Pインジケーター:ヒートシンクの温度が高くなっ
たことを点滅して知らせます。
YAMAHA
YAMAHA
PRO TECTIO N A, Bインジケーター:チャンネルA、
またはBにプロテクション(保護)回路が働いているこ
とを知らせます。
点灯中はアンプが作動せず、スピーカーから音は出ませ
ん。また、電源を入れてすぐの約3秒間も保護回路が働
いて、インジケーターが点灯しますが、これを過ぎると
自動的に正常運転になります。
③メーター、インジケーター
PEAKレベルメーター:ワット[W ]とデシベル[dB]とで出
力を表示します。0dBは100W /8Ω です。
INPUTインジケーター:INPUT端子に信号が入力されて
いることを示します。
CLIP/LIM ITインジケーター:信号レベルが高すぎて、
クリップし、リミッター回路が作動していることを示し
ます。
2
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■リアパネル
1
4
INPUT
SPEAKERS
CHANNEL B
CHANNEL A
CHANNEL B
CHANNEL A
(BRIDGE)
(PARALLEL)
(–) (BRIDGE) (+)
(STEREO)
BRIDGE
PIN 1
GND
ON OFF
PARALLEL
STEREO
MONITOR/REMOTE
5
3
6
2
・パラレルモードでは、チャンネルA の入力信号が
SPEAKERS端子のCHANNEL AとBの両方から出力さ
れる、1入力2出力のモノラルアンプになります。
チャンネルAとBのレベルコントロールは別個に調整
できます。
①INPUT端子
XLR-3-31タイプ、XLR-3-32タイプおよびフォンジャッ
ク(TRS)の3種類のコネクターがあり、バランス型、
アンバランス型のどちらの信号も受けられます。
XLRタイプの極性はピン1:グランド、ピン2:ホット、
ピン3:コールド、フォンジャックの極性はT:ホット、
R:コールド、S:グランドです。
③PIN 1 GNDスイッチ
INPUT端子のピン1(グランド)とシャーシのグランド
とを接続します。ONで接続、OFFで切り離されます。
複数の機器を使用するシステムでハムノイズのループを
消すために使います。
XLR-3-32タイプのコネクターを使って、入力信号を他の
アンプにリンクさせることができます。
②STEREO/BRIDGE/PARALLEL モードスイッチ
ステレオ、ブリッジ、パラレルの各モードを切り替えます。
・ステレオモードではチャンネルAとBが別個に作動し
ます(一般的なステレオアンプとなります)。チャン
ネルAの入力信号がSPEAKERS端子のCHANNEL Aか
ら、チャンネルBの入力信号がCHANNEL Bから出力
されます。
④SPEAKERS端子
スピーカーを接続します。ステレオおよびパラレルモー
ドでは赤い端子をスピーカーのプラス側に、黒い端子を
マイナス側に接続してください。
ブリッジモードでは、このページ左段下のブリッジモー
ドの操作手順4)に従います。
・ブリッジモードでは1入力、1出力のモノラルアンプに
なり、チャンネルAの入力信号がSPEAKERS端子の
BRIDGE(+)、および(-)から出力されます。レ
ベルコントロールはチャンネルAのみ有効です。
スピーカー接続方法については5ページを参照くださ
い。
⑤M ONITOR/REM OTEコネクター(HC2700)
外部でのモニター/リモートコントロールをおこなうと
きに使用します。詳しくは7ページ“M O N ITO R /
REM OTE接続ピン出力”を参照ください。
<ブリッジモードの操作手順>
1) 電源をオフにします。
2) リアパネルのモードスイッチをBRIDGEにします。
3) チャンネルAの入力端子を信号入力源に接続します。
(チャンネルB入力端子は使えません。)
4) スピーカーケーブルのプラス側をSPEAKERS端子の
CH A N N EL A (+) に接続し、マイナス側を
CHANNEL Bの(-) に接続します。 表示の端
子は使用しません。
⑥GND端子
アース用のネジです。ハムや雑音が生じる場合には、こ
の端子により大地アースを施すか、ミキサーかプリアン
プ等のシャーシと接続してみてください。
5) レベルコントロールを最小にして、電源を入れ、チャ
ンネルAのレベルコントロールで出力レベルを調整し
ます。
3
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ラックマウント
複数のハイパワーアンプを放熱性の悪いラックにマウントすると、各アンプからの熱でラック内の気温が著しく上昇して、
アンプ本来の性能を発揮できないことがありますから、マウントにさいしては、放熱のための通気を考慮しなければなりま
せん。
そのようなときは、アンプの上下に吸排気用の通風パネルを取り付けてください。このとき、通風パネルは1Uサイズで、全体
の面積の35%以上が開口している必要があります。
さらに、ラックの天板に排気孔があれば、より効果的です。
通風パネル
ヤマハでは1Uサイズの通風パネルとしてベンチレーション
パネルVP1を別売しています。
480
単位: mm
■3台以下のアンプを、背面の開放されたラックに ■アンプが4台以上のとき、または(3台以下で
マウントするとき
あっても)ラックの背面を開放できないとき
下の図のように、アンプの上下に吸排気用の通風パネル
を取り付けます。
下の図のように、アンプの上下に吸排気用の通風パネル
を取り付け、さらに、ラックの最上段または、ラックの
天板にファンユニットをアンプ4台につき1個の割合で取
り付けます。
通風パネル
(ラック全面または
背面に取付け)
ラックの背面は開放せず、アンプのリアパネルとの間に
は、10cm以上のすき間をとります。
ファンは無負荷最大風量:0.8m3/m in、最大静厚:
WATTS/8Ω
WATTS/8Ω
CHANNEL
16 14
A
CHANNEL
16 14
12
B
TEMP
INPUT
INPUT
INPUT
0
CLIP/LIMIT
INPUT
0
CLIP/LIMIT
PROTECTION
PROTECTION
A
B
18
12
18
20
25
30
35
50
10
20
25
30
35
50
10
10
10
–
–
–
PEAK
+dB
+dB
+dB
–
–
–
PEAK
+dB
8
8
POWER
6
6
HC2700
HC2700
HC2700
4
4
CHANNEL
A
A
A
CHANNEL
B
B
B
POWER AMPLIFIER
PROFESSIONAL SERIES
2
2
00
0
00
0
–dB
ON/ OFF
5mmH2Oの能力が必要です。
WATTS/8Ω
WATTS/8Ω
CHANNEL
16 14
A
CHANNEL
16 14
B
TEMP
0
CLIP/LIMIT
INPUT
0
CLIP/LIMIT
PROTECTION
PROTECTION
A
B
12
18
12
18
20
25
30
35
50
10
20
25
30
35
50
10
10
10
8
8
POWER
PEAK
PEAK
+dB
6
6
4
4
CHANNEL
CHANNEL
POWER AMPLIFIER
PROFESSIONAL SERIES
2
2
00
0
00
0
–dB
ON/ OFF
ファンユニット
WATTS/8Ω
WATTS/8Ω
CHANNEL
16 14
A
CHANNEL
16 14
12
B
WATTS/8Ω
WATTS/8Ω
CHANNEL
16 14
A
CHANNEL
16 14
B
TEMP
TEMP
INPUT
0
CLIP/LIMIT
INPUT
0
CLIP/LIMIT
0
CLIP/LIMIT
INPUT
0
CLIP/LIMIT
PROTECTION
PROTECTION
A
B
PROTECTION
PROTECTION
A
B
12
18
18
12
18
12
18
20
25
30
35
50
10
20
25
30
35
50
10
20
25
30
35
50
10
20
25
30
35
50
10
10
10
10
10
–
PEAK
+dB
–
PEAK
+dB
8
8
8
POWER
+dB
8
POWER
PEAK
PEAK
6
6
6
6
HC2700
HC2700
HC2700
HC2700
4
4
4
4
CHANNEL
A
CHANNEL B
CHANNEL
CHANNEL
POWER AMPLIFIER
PROFESSIONAL SERIES
2
2
POWER AMPLIFIER
PROFESSIONAL SERIES
2
2
00
0
00
0
00
0
00
0
–dB
–dB
ON/ OFF
ON/ OFF
WATTS/8Ω
WATTS/8Ω
CHANNEL
16 14
A
CHANNEL
16 14
B
TEMP
INPUT
0
CLIP/LIMIT
INPUT
0
CLIP/LIMIT
PROTECTION
PROTECTION
A
B
18
12
18
12
20
25
30
35
50
10
20
25
30
35
50
10
10
10
–
PEAK
+dB
–
PEAK
+dB
8
8
POWER
6
6
4
4
CHANNEL
A
CHANNEL B
POWER AMPLIFIER
PROFESSIONAL SERIES
2
2
00
0
00
0
–dB
ON/ OFF
WATTS/8Ω
WATTS/8Ω
CHANNEL
16 14
A
CHANNEL
16 14
B
TEMP
INPUT
0
CLIP/LIMIT
INPUT
0
CLIP/LIMIT
PROTECTION
PROTECTION
A
B
12
18
12
18
20
25
30
35
50
10
20
25
30
35
50
10
10
10
–
PEAK
+dB
–
PEAK
+dB
8
8
POWER
6
6
4
4
CHANNEL
A
CHANNEL B
POWER AMPLIFIER
PROFESSIONAL SERIES
2
2
00
0
00
0
–dB
ON/ OFF
WATTS/8Ω
WATTS/8Ω
CHANNEL
16 14
A
CHANNEL
16 14
B
TEMP
INPUT
0
CLIP/LIMIT
INPUT
0
CLIP/LIMIT
PROTECTION
PROTECTION
A
B
12
18
12
18
20
25
30
35
50
10
20
25
30
35
50
10
10
10
–
PEAK
+dB
–
PEAK
+dB
8
8
POWER
6
6
4
4
CHANNEL
A
CHANNEL B
POWER AMPLIFIER
PROFESSIONAL SERIES
2
2
00
0
00
0
–dB
ON/ OFF
4
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スピーカー配線
1. 電源スイッチをOFFにします。
スピーカー出力端子
2. カバー取付用ネジを外し、保護カバーを外します。
アンプのAチャンネルスピーカー端子とBチャンネルス
ピーカー端子をそれぞれスピーカーに接続します。必ず
赤い端子をスピーカーの 端子に、黒い端子を の端
子に接続してください。
保護カバー
各スピーカーケーブルが他のスピーカーケーブルや
シャーシ、保護カバーなどとショートしないよう注意
し、端子をしっかり締め付けて、ケーブルが動かないよ
うにしてください。また、スピーカーケーブルの接続、
取り外しは、必ず電源をオフにしてからおこなってくだ
さい。
取付用ネジ
・ スピーカーケーブルを長く引き廻す場合は、ダンピン
グファクターの劣化やケーブル内でのパワーロスを防
ぐため、できるだけ太い線材のケーブルをご使用くだ
さい。本機のスピーカーターミナルは、芯線径3.8mm
の極太ケーブルの使用にも対応しております。
・ HCシリーズのパワーアンプでは大出力が得られます
ので、十分な許容入力を持つスピーカーシステムを
ご使用ください。
3. スピーカー線材の先端10mmの被覆をはがし、スピー
カー端子の穴に通すなどして、締め付けます。
ご使用になるスピーカーシステムの許容入力がパワーア
ンプの定格出力値より小さな場合は、スピーカーとアン
プ間に直列にヒューズを接続すると、スピーカーを保護
することができます。(下図参照)
10 mm
スピーカー
パワーアンプ
_
+
_
+
この際、下図のように裸線がシャーシに当たらないよう
十分にご注意ください。
ヒューズ
端子コネクターがついているスピーカーケーブルは上か
ら挿入します。このため、保護カバー上面が大きく開い
ています。
下の式を用いて、各スピーカーに応じたヒューズの容量
の目安を求めることができます。
Po = I2R → I =
Po
R
Po[W ] : スピーカーの連続許容入力(ノイズまたは
RM S)
R [Ω] : スピーカーの公称インピーダンス
I[A] : 必要なヒューズの容量
シャーシに
当たらないこと
例)スピーカーの連続許容入力:50[W ]
スピーカーのインピーダンス:8[Ω]
50
8
4. カバーを元の位置に取り付けます。
I =
=2.5
上の計算から、必要なヒューズの容量は2.5[A]となりま
す。
5
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仕様
■一般仕様HC2700,HC1500
HC2700
HC1500
定格出力
270W +270W (8Ω, Stereo)
350W +350W (4Ω, Stereo)
700W (8Ω, Bridge)
150W +150W (8Ω, Stereo)
200W +200W (4Ω, Stereo)
400W (8Ω, Bridge)
20Hz~20kHz, 0.1%
周波数特性
10Hz~50kHz +0/-1dB
10Hz~30kHz
出力帯域幅
HalfPower, 0.1% , 4Ω
全高調波ひずみ率
0.07%
0.05%
20Hz~20kHz, HalfPower
8Ω/4Ω:Stereo 8Ω:Bridge
混変調ひずみ率
HalfPower, 8Ω/4Ω:Stereo 8Ω:Bridge
チャンネルセパレーション
65dB(20Hz~20kHz)
80dB(1kHz)
残留雑音電圧
信号対雑音比
IHF-A
-80dBu
-70dBu
105dB
100dB
400
LPF 12.7kHz-6dB/oct
IHF-A
103dB
98dB
LPF 12.7kHz-6dB/oct
ダンピングファクター
スルーレイト
30V/µs以上(Stereo)
50V/µs以上(Bridge)
入力感度
+3.5dBu
32dB
+1.0dBu
ボルテージゲイン(ATT m ax.)
入力インピーダンス
30kΩ(Balance), 15kΩ(Unbalance)
インジケーター
POW ER(赤)
TEM P(赤、点滅)
PROTECTION A, B(赤)
INPUT ×2(緑)
CLIP/LIM IT ×2(赤)
ピークレベルメーター
プロテクション
-50dB~+5dB, 0dB=100W /8Ω
パワースイッチ オン/オフ ミューティング
DCプロテクション
ヒートシンク温度≧95℃
PC リミッターRL≦1Ω
リミッター回路
Com p:THD≧0.5% /1kHz
コントロール
フロント
POW ERスイッチ:ON/OFF
レベルコントロール:31ポジション
リア
モード スイッチ:STEREO/BRIDGE/PARALLEL
PIN 1 GND スイッチ:ON/OFF
6
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コネクター
INPUT
XLR3-31 タイプ×2
XLR3-32 タイプ×2
1/4"フォンジャック× 2
OUTPUT
5ウェイバインディングポスト×2
D-Sub 15ピンメス(HC2700のみ)
M ONITOR/REM OTE
M ONITOR
モニター/リモート
(HC2700のみ)
出力レベル(プリ・リレー)×2
クリップ/リミット オン/オフ
出力 オン/オフ
ヒートシンク温度
REM OTE CONTROL
ミュート オン/オフ× 2
電源 オン/オフ
電源
AC 100V, 50/60Hz
270W
消費電力
170W
17kg
最大外形寸法(W )×(H)×(D)
480 ×100.5 ×413.2m m
18kg
重量
付属品
ノブロック×2
別売アクセサリ
ベンチレーションパネル VP1
0dBu=0.775Vrm s, HalfPower= 定格出力の1/2 レベル
ダイナミックパワー(1kHz, 20m s)
HC2700:700W +700W (2Ω)
HC1500:400W +400W (2Ω)
仕様および外観は、改良のため予告なく変更することがあります。
■M ONITOR/REM OTE接続ピン出力(HC2700)
ピン番号
機能
パラメータ
信号
条件
1
2
3
4
5
6
7
8
9
Ach
Bch
Ach
+4dB*at100 w/8Ω
出力レベル(プリ・リレー)
RL=7.5kΩ, Zo=300Ω
ON:+5V/Zo=270Ω
クリップ/リミットON/OFF
THD≧0.5%
モニター
Bch OFF:0V/Hi-Zo
Ach
Bch
出力ON/OFF
出力リレーON
Tem p≧85℃
ヒートシンク温度
ミュートON/OFF
Ach
Bch
GND(ピン15)に接続して
ミュート
リモートコントロール
GND(ピン15)に接続して
電源オフ
10
電源ON/OFF
11~14
15
―
GND
* +4dB=1.23Vrms
7
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■寸法図
440.2
418
W:480
277
(単位:m m )
■ブロック図
INPUT
SPEAKERS
CHANNEL A
CLIP/LIMIT
Ach Power Amp Circuit
–
CHANNEL A
(BRIDGE)
(PARALLEL)
LIMITER
+(+)
(Att)
PC Limiter
Clip Detecter
ON
TEMP
OFF
PROTECTION A
PROTECTION B
POWER
INPUT
Temperature Sensor
(Heat Sink)
INV
Protection Circuit
MONITOR/
REMOTE
D-SUB 15 female
ON
(Pre Relay Output Level/ch)
(CLIP/LIMIT IND./ch)
(OUTPUT ON IND./ch)
(TEMP IND.)
(MUTE/ch)
(POWER OFF)
OFF
PIN 1
GND
Bch Power Amp Circuit
PARALLEL
BRIDGE
CHANNEL B
LIMITER
+(–)
STEREO
SPEAKERS
CHANNEL B
–
CLIP/LIMIT
(Att)
PC Limiter
Clip Detecter
INPUT
8
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■特性図
POW ER CONSUM PTION vsOUTPUT POW ER
MODE:STEREO
LOAD:4Ω
Freq:1kHz
• HC2700
Both Ch. driven
2k
1k
500
200
100
50
20
1
5
10
50
OUTPUT POWER [W]
100
500
MODE:STEREO
LOAD:4Ω
Freq:1kHz
• HC1500
Both Ch. driven
2k
1k
500
200
100
50
20
1
5
10
50
OUTPUT POWER [W]
100
500
9
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故障かな?と思ったら
プロテクトインジケーターが点灯するなど、故障かな?と思ったときは、次の表を参照して、処置をしてください。
症状
考えられる原因
とるべき処置
CLIP/LIM ITインジケーターが点灯する
レベルコントロールを調整してください
ショートした部分を補修してください
入力信号レベルが高すぎる
スピーカー端子、アンプ端子、
ケーブル等でのショート
ステレオおよびパラレルモードには4Ω以上のス
ピーカーを、ブリッジモードには8Ω以上のス
ピーカーを使用してください
スピーカーの負荷インピーダン
スが低すぎる
通風スロットを点検してアンプ周りの通風状態
を良くしてください
TEM Pインジケーターが点滅する
放熱が不十分
ステレオおよびパラレルモードには4Ω以上のス
ピーカーを、ブリッジモードには8Ω以上のス
ピーカーを使用してください
スピーカーの負荷インピーダン
スが低すぎる
INPUTインジケーターが点灯するが、 レベルコントロールの設定が低 レベルコントロールを調整してください
PEAKレベルメーターが振れない
すぎる
そのまま約3秒間以上待ってください
入力信号源を確かめてください
販売店にご相談ください
音が出ず、PRO TECTIO N A(または 電源を入れてから間がない
B)インジケーターが点灯している
DCに近い超低周波が入力されて
いる
故障している
音が出ず、PRO TECTIO N A(または
B)インジケーターとTEM Pインジケー
ターが点灯している
ヒートシンクが過熱している
通風スロットを点検してアンプ周りの通風状態
を良くしてください
レベルコントロールを調整してください
音が出ず、PRO TECTIO N A(または 入力信号レベルが高すぎる
B )インジケーターが点灯し、C LIP/
ステレオおよびパラレルモードには4Ω以上のス
ピーカーを、ブリッジモードには8Ω以上のス
ピーカーを使用してください
スピーカーの負荷インピーダン
LIM ITインジケーターも点灯している
スが低すぎる
10
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サービスについて
■保証書
■調整・故障の修理
この商品には保証書がついています。販売店でお渡ししていま
すから、ご住所・お名前・お買上げ年月日・販売店名など所定事項
の記入および記載内容をおたしかめのうえ、大切に保管してくださ
い。
「故障かな?」と思われる症状のときは、この説明書をもう一度
よくお読みになり、電源・接続・操作などをおたしかめください。それ
でもなお改善されないときには、お買上げ販売店へご連絡くださ
い。調整・修理いたします。
保証書は当社がお客様に保証期間内の無償サービスをお約束
するもので、この商品の保証期間はお買上げ日より1年です。
保証期間内の転居や、ご贈答用に購入された場合などで、記載
事項の変更が必要なときは、事前・事後を問わずお買上げ販売店
かお客様ご相談窓口、またはヤマハ電気音響製品サービス拠点へ
ご連絡ください。継続してサービスできるように手配いたします。
調整・修理にさいしては保証書をご用意ください。保証規定によ
り、調整・修理サービスをいたします。また、故障した製品をお持ち
いただくか、サービスにお伺いするのかも保証書に書かれていま
す。
修理サービスは保証期間が過ぎた後も引き続きおこなわれ、そ
のための補修用性能部品が用意されています。性能部品とは製品
の機能を維持するために不可欠な部品のことをいい、PA製品で
はその最低保有期間は製造打切後8年です。この期間は経済産業
省の指導によるものです。
■損害に対する責任
この商品(搭載プログラムを含む)の使用または使用不能によ
り、お客様に生じた損害(事業利益の損失、事業の中断、事業情報
の損失、その他の特別損失や逸失利益)については、当社は一切
その責任を負わないものとします。また、如何なる場合でも、当社
が負担する損害賠償額は、お客様がお支払になったこの商品の代
価相当額をもって、その上限とします。
■お客様ご相談窓口
ヤマハPA製品にかんするご質問・ご相談は下記のお客様ご相
談窓口へ、アフターサービスについてのお問合わせはヤマハ電気
音響製品サービス拠点へおよせください。
●お客様ご相談窓口:ヤマハプロオーディオ製品に対するお問合せ窓口
ヤマハ・プロオーディオ・インフォメーションセンター
Tel:03-5791-7678 Fax:03-5488-5085(電話受付=祝祭日を除く月~金/11:00~19:00)
E-m ail:painfo@ post.yam aha.co.jp
●営業窓口
PA営業部
北 海 道 営 業 所
仙 台 営 業 所
東 京 事 業 所
名 古 屋 営 業 所
大 阪 事 業 所
九 州 営 業 所
P A 営 業 課
P A 推 進 室
011-512-6106
022-222-6214
03-5488-5480
052-232-5744
06-6647-8359
092-412-5556
03-5488-5472
053-460-2455
〒064-0810 札幌市中央区南十条西1-1-50
〒980-0804 仙台市青葉区大町2-2-10
〒108-8568 東京都港区高輪2-17-11
〒460-8588 名古屋市中区錦1-18-28
〒556-0011 大阪市浪速区難波中1-13-17
〒812-8508 福岡市博多区博多駅前2-11-4
〒108-8568 東京都港区高輪2-17-11
〒430-8650 浜松市中沢町10-1
☎
☎
☎
☎
☎
☎
☎
☎
●ヤマハ電気音響製品サービス拠点:修理受付および修理品お預かり窓口
北海道サービスステーション
仙 台サービスステーション
首都圏サービスセンター
浜 松サービスステーション
名古屋サービスセンター
大 阪サービスセンター
四 国サービスステーション
広 島サービスステーション
九 州サービスステーション
本 社/CSセンター
011-512-6108
022-236-0249
03-5762-2121
053-465-6711
052-652-2230
06-6877-5262
087-822-3045
082-874-3787
092-472-2134
053-465-1158
〒064-8543 札幌市中央区南十条西1-1-50 ヤマハセンター内
〒984-0015 仙台市若林区卸町5-7 仙台卸商共同配送センター 3F
〒143-0006 東京都大田区平和島2-1-1 京阪トラックターミナル14号棟A-5F
〒435-0016 浜松市和田町200 ヤマハ(株)和田工場6号館2階
〒454-0058 名古屋市中川区玉川町2-1-2 ヤマハ(株)名古屋流通センター3F
〒565-0803 吹田市新芦屋下1-16 ヤマハ(株)千里丘センター内
〒760-0029 高松市丸亀町8-7 (株)ヤマハミュージック神戸 高松店内
〒731-0113 広島市安佐南区西原6-14-14
☎
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☎
☎
〒812-8508 福岡市博多区博多駅前2-11-4
〒435-0016 浜松市和田町200 ヤマハ(株)和田工場6号館2階
※ 所在地・電話番号などは変更されることがあります。
※ 2001年5月現在
PA営業部PA営業課
03-5488-5472
☎
VU30310 R2 1 IP
01 07 500 AP
〒108-8568 東京都港区高輪2-17-11
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