HP Hewlett Packard Computer Hardware A5992 90100 User Manual |
HP Visualize B クラスおよび C クラス ユーザー
ズ・ガイド
HP Visualize ワークステーション
HP Part No. A5992-90100
2000 年 1 月
Printed in U.S.A.
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ご注意
1. 本書に記載した内容は、予告なしに変更することがあります。
2. 本書は内容について細心の注意をもって作成いたしましたが、万一ご不審な点や誤り、記載
もれなど、お気付きの点がございましたら当社までお知らせください。
3. 当社は、お客様の誤った操作に起因する損害については、当社は責任を負いかねますのでご
了承ください。
4. 当社では、本書に関して特殊目的に対する適合性、市場性などについては、一切の保証をい
たしかねます。また、備品、パフォーマンス等に関連した損傷についても保証いたしかねま
す。
5. 当社提供外のソフトウェアの使用や信頼性についての責任は負いかねます。
6. 本書の内容の一部または全部を、無断でコピーしたり、他のプログラム言語に翻訳すること
は法律で禁止されています。
7. 本製品パッケージとして提供した本マニュアル、フレキシブル・ディスクまたはテープ・カ
ートリッジ等の媒体は本製品用だけにお使いください。プログラムをコピーする場合はバッ
クアップ用だけにしてください。プログラムをそのままの形で、あるいは変更を加えて第三
者に販売することは固く禁じられています。
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出版履歴
出版の日付は、最新版ができるたびに変更します。内容の小さな変更に対しては、増刷の際に
対応し、出版日の変更は行いません。マニュアルの部品番号は、改訂が行われるたびに変更し
ます。
新版の作成は、記載内容の訂正またはドキュメント製品の変更にともなって行われます。お手
元のマニュアルが最新のものか否かは、当社の営業担当または購入された販売会社にお問い合
わせください。
1999 年 4 月 ... 第 1 版
2000 年 1 月 ... 第 2 版
原典
本書は『HP Visualize B Class and C Class Owner’s Guide』(HP 部品番号 A5992-90000) を翻訳し
たものです。
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納入後の保証について
・保証の期間は、ご購入時に当社よりお出しした見積書に記載された期間とします。保証サー
ビスは、当社の定める休日を除く月曜日から金曜日までの、午前 8 時 45 分から午後 5 時 30
分の範囲で無料で行います。当社で定めたシステム製品については出張修理を行い、その他
の製品については当社にご返却いただいた上での引取り修理となります。
当社が定める地域以外における出張修理対象製品の修理は、保証期間中においても技術者派
遣費が有料となります。
・ソフトウェア製品の保証は上記にかかわらず、下記に定める範囲とさせていただきます。
・ソフトウェア製品およびマニュアルは当社が供給した媒体物の破損、資料の落丁およびプ
ログラム・インストラクションが実行できない場合のみ保証いたします。
・バグおよび前記以外の問題の解決は、別に締結するソフトウェア・サポート契約に基づい
て実施されます。
・次のような場合には、保証期間内でも修理が有料となります。
・取扱説明書等に記載されている保証対象外部品の故障の場合。
・当社が供給していないソフトウェア、ハードウェア、または補用品の使用による故障の場
合。
・お客様の不適当または不十分な保守による故障の場合。
・当社が認めていない改造、酷使、誤使用または誤操作による故障の場合。
・納入後の移設が不適切であったための故障または損傷の場合。
・指定外の電源(電圧、周波数)使用または電源の異常による故障の場合。
・当社が定めた設置場所基準に適合しない場所での使用、および設置場所の不適当な保守に
よる故障の場合。
・火災、地震、風水害、落雷、騒動、暴動、戦争行為、放射能汚染、およびその他天災地変
等の不可抗力的事故による故障の場合。
・当社で取り扱う製品は、ご需要先の特定目的に関する整合性の保証はいたしかねます。また、
そこから生じる直接的、間接的損害に対しても責任を負いかねます。
・当社で取り扱う製品を組み込みあるいは転売される場合は、最終需要先における直接的、間
接的損害に対しては責任を負いかねます。
・製品の保守、修理用部品の供給期間は、その製品の製造中止後 5 年間とさせていただきます。
本製品の修理については取扱説明書に記載されている最寄の事業所へお問い合わせください。
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目次
第 1 章 システムの概要・・・17
製品について・・・18
システム・ユニットの前面パネルと着脱可能な装置・・・21
液晶ディスプレイ・・・22
電源スイッチ・・・22
着脱可能な記憶装置・・・22
背面パネル・コネクター・・・24
オーディオ・コネクター・・・26
USB コネクター・・・27
キーボード・・・27
HP スクロール・マウス・・・27
USB 装置用 HP ハブ・・・28
HP パラレル I/O コネクター・・・28
802.3 ネットワーク・コネクター・・・28
RS-232C シリアル入出力コネクター・・・28
SCSI コネクター・・・29
電源コード・コネクター・・・29
保全ループ・・・30
システム・ユニットの左側パネルのロック・・・31
メモリ・・・32
モニター・・・33
オペレーティング・システムの概要・・・34
記録が必要な情報・・・35
LAN のステーション ID・・・35
IP アドレスとサブネットワーク・マスク情報・・・35
システムの電源を入れる・・・36
必要な情報の入手・・・36
7
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電源を入れる・・・37
ドキュメント類・・・38
第 2 章 CD ドライブの使用・・・39
CD について・・・40
CD の取扱い・・・40
CD ドライブの操作・・・41
CD ドライブ・・・41
操作スイッチ類と特徴・・・41
CD の挿入と取り出し・・・43
CD の挿入・・・43
CD の取り出し・・・44
ヘルプの参照・・・44
CD のマウントとマウント解除・・・45
SAM を使用して CD をマウントする・・・45
SAM を使用して CD のマウントを解除する・・・47
CD ドライブの動作の確認・・・49
CD ドライバーの構成・・・50
CD ドライブ用オーディオ・コントロール・・・51
xmcd ユーティリティーのインストール・・・51
xmcd ユーティリティーの使用・・・51
第 3 章 3.5 インチ・フロッピーディスク・ドライブの使用・・・55
フロッピーディスク・ドライブの操作・・・56
フロッピーディスク・ドライブ・・・56
操作スイッチ類と特徴・・・56
フロッピーディスクの使用方法・・・57
フロッピーディスクの書き込み保護タブの設定・・・57
フロッピーディスクの挿入と取り出し・・・58
デバイスファイルの使用・・・58
新しいフロッピーディスクの初期化・・・60
フロッピーディスクとシステム間のデータ転送・・・61
フロッピーディスクへのファイルの保存・・・61
ファイルをフロッピーディスクからシステムに復元する・・・61
8
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フロッピーディスク上のファイル名の一覧を表示する・・・61
トラブルシューティング・・・62
フロッピーディスク・ドライブの構成確認・・・63
フロッピーディスク・ドライブについてのその他の情報・・・64
フロッピーディスク・ドライバーの構成・・・64
詳細情報・・・64
第 4 章 SCSI の接続・・・67
SCSI バスの特徴・・・68
SCSI の制限事項・・・69
ケーブル・・・69
ターミネーター・・・70
SCSI バスに接続する装置の数・・・71
SCSI 装置の選択に関する注意事項・・・71
SCSI バスの長さに関する制限・・・72
Ultra Narrow Single-Ended SCSI バスの長さ・・・72
Ultra2 Wide Low-Voltage Differential SCSI バスの長さ・・・73
SCSI デバイス ID の指定・・・74
Ultra Narrow Single-Ended SCSI デバイスの ID の指定・・・75
Ultra2 Wide Low-Voltage Differential SCSI デバイスの ID の指定・・・76
SCSI ポートへの接続・・・77
システムの SCSI ポートへの接続・・・77
第 5 章 ワークステーションのハードウェア構成の変更方法・・・79
システム・ユニットの前面パネル・・・81
システム・ユニットの前面パネルの開け方・・・81
システム・ユニットの前面パネルの閉じ方・・・82
システム・ユニットの左側パネル・・・83
システム・ユニットの左側パネルの開け方・・・83
システム・ユニットの左側パネルの閉じ方・・・85
システム・ユニットの電源・・・86
電源ユニットの位置を上方に固定する・・・86
電源ユニット位置の固定を解除してシステム・ユニットを閉じる・・・88
I/O カード・・・89
9
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I/O カードの取外し・・・90
I/O カードの取付け・・・91
システム・ユニット用ファン・・・93
ハードディスク・ドライブ用ファンを取り外す・・・94
ハードディスク・ドライブ用ファンを元の位置に戻す・・・95
着脱可能な記憶装置・・・96
CD ドライブの取付け・・・96
CD ドライブの取外し・・・101
フロッピーディスク・ドライブの取付け・・・106
フロッピーディスクの取外し・・・111
ハードディスク・ドライブ・・・117
ハードディスク・ドライブの取付け・・・118
ハードディスク・ドライブの取外し・・・121
ファイルシステムとしてハードディスク・ドライブを構成する・・・125
SAM を使ってハードディスク・ドライブをファイルシステムとして追加する・・・125
SAM を使ってハードディスク・ドライブのファイルシステムとしての認識を解除す
る・・・127
メモリ・カード・・・129
追加メモリの取付け・・・129
メモリの取外し・・・133
モニター機種の変更・・・135
電源投入時のモニター機種の設定・・・135
ブート・コンソール・インタフェースを使ったモニター機種の設定・・・135
SAM を使ってモニター機種を設定する・・・135
モニターに関するトラブルシューティング・・・137
第 6 章 ブート・コンソール・インタフェース・・・139
ブート・コンソール・インタフェースの機能・・・140
ブート・コンソール・インタフェースの起動・・・143
ワークステーションのブート・・・144
ブート可能な媒体の検索・・・146
ワークステーションのリセット・・・147
システム・パスの表示と設定・・・148
モニター機種の表示と設定・・・150
10
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monitor コマンド・・・150
現在のモニター構成の表示・・・151
モニター機種の設定・・・151
SAM を使ったモニター機種の設定・・・153
電源投入時のモニター機種の設定・・・155
モニターに関するトラブルシューティング・・・156
外付け端末をコンソールとして使用する方法・・・157
現在のメモリ構成の表示・・・158
メモリ情報の例・・・158
システム I/O ステータスの表示・・・160
auto boot フラグおよび auto search フラグの設定・・・161
保護モードの表示と設定・・・162
高速ブート・モードの表示と設定・・・163
LAN ステーション・アドレスの表示・・・164
システム情報の表示・・・165
第 7 章 トラブルシューティング・・・167
一般的な問題とその解決方法・・・168
ブート障害への対処方法・・・172
メモリ障害・・・173
LCD 情報の解釈・・・174
LCD に表示されるファンに関する障害および警告メッセージ・・・175
モニターに関するトラブルシューティング・・・177
システム検査テストの実行方法・・・178
付録A 安全性および規制に関する規約・・・179
本製品が準拠している規格・・・180
電波放射規制・・・181
FCC B アプリケーション・・・181
EMI クラス A RRL (Korea)・・・182
VCCI クラス B ITE (日本)・・・182
EMI クラス A (Taiwan)・・・182
特別ビデオ構成規約・・・182
他社製品における電波放射規制への適合性・・・184
11
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特記事項・・・185
騒音・・・185
Laser Safety Statement (U.S.A. Only)・・・185
LED・・・185
警告および注意・・・186
警告・・・186
警告・・・186
用語集・・・187
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図一覧
図 1-1 システム・ユニットの前面パネルの操作スイッチ類・・・21
図 1-2 HP Visualize B クラスおよび C クラスの液晶ディスプレイに表示されるシンボ
ル・・・22
図 1-3 システム・ユニットの背面パネルのコネクター・・・25
図 1-4 オーディオ・コネクター・・・26
図 1-5 保全ループの構成部品・・・30
図 1-6 左側のパネルが閉じている状態・・・31
図 2-1 CD ドライブの操作スイッチ類と特徴・・・41
図 2-2 開いた状態の CD トレイ・・・43
図 2-3 CD をディスク・トレイに置く・・・44
図 2-4 閉じた状態のディスク・トレイ・・・44
図 3-1 フロッピーディスク・ドライブの操作スイッチ類と特徴・・・56
図 3-2 フロッピーディスクの書き込み保護タブの設定・・・57
図 3-3 フロッピーディスクの挿入と取り出し・・・58
図 5-1 前面パネルの開け方・・・81
図 5-2 システム・ユニットの左側パネルの開け方・・・84
図 5-3 電源ユニットの留めねじを外す・・・86
図 5-4 電源ユニットをの位置を上方に固定する・・・87
図 5-5 PCI カードのスロット番号と機能・・・89
図 5-6 I/O スロットの番号・・・90
図 5-7 I/O カード・リテーナの取外し・・・91
図 5-8 I/O カードの取外し・・・91
図 5-9 システム・ユニット用ファンの冷却領域・・・93
図 5-10 ファンをハードディスク・ドライブ・シャシーから取り外す・・・95
図 5-11 CD ドライブベイの背面カバーを取り外す・・・97
図 5-12 前面パネルを外した状態のシステム・ユニットの前面・・・97
図 5-13 CD ドライブ・ブラケットとブランクの取外し・・・98
図 5-14 CD ドライブの取付け・・・99
13
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図 5-15 オーディオ/ATAPI/電源の各ケーブルを差し込む・・・100
図 5-16 ブラケットねじを締める・・・100
図 5-17 取り外した CD ドライブ・ベイの背面カバーを元に戻す・・・101
図 5-18 CD ドライブベイの背面カバーを取り外す・・・102
図 5-19 前面パネルを取り外した状態のシステム・ユニットの前面・・・102
図 5-20 CD ドライブを取り外す・・・103
図 5-21 CD ドライブ・ブランクの取付け・・・104
図 5-22 ブラケットねじを締める・・・105
図 5-23 CD ドライブ・ベイの背面カバーを元に戻す・・・105
図 5-24 フロッピーディスク・ドライブ・ベイの背面カバーを取り外す・・・107
図 5-25 前面パネルを外した状態のシステム・ユニットの前面・・・107
図 5-26 フロッピーディスク・ブラケットとフロッピーディスク・ブランクを外す・・・108
図 5-27 フロッピーディスク・ドライブの取付け・・・109
図 5-28 フロッピーディスク・データ・ケーブルと電源ケーブルを差し込む・・・109
図 5-29 ブラケットねじを締める・・・110
図 5-30 フロッピーディスク・ドライブ・ベイの背面カバーを元に戻す・・・110
図 5-31 フロッピーディスク・ドライブ・ベイの背面カバーを取り外す・・・112
図 5-32 前面パネルを外した状態のシステム・ユニットの前面・・・112
図 5-33 フロッピーディスク・ドライブを取り外す・・・113
図 5-34 フロッピーディスク・ブランクとブラケットの取付け・・・114
図 5-35 ブラケットねじを締める・・・115
図 5-36 フロッピーディスク・ドライブ・ベイの背面カバーを元に戻す・・・115
図 5-37 ハードディスク・ドライブ用スロット・・・118
図 5-38 ハードディスク・ドライブ・ブラケットの取外し・・・119
図 5-39 ハードディスク・ドライブの挿入・・・120
図 5-40 ハードディスク・ドライブ用スロット・・・121
図 5-41 ハードディスク・ドライブの取外し・・・122
図 5-42 ブラケットからハードディスク・ドライブを取り外す・・・123
図 5-43 ハードディスク・ドライブ用ブラケットを元に戻す・・・124
図 5-44 電源ユニット位置の固定解除・・・130
図 5-45 メモリ・カードのスロット番号および取付けの順序・・・131
図 5-46 メモリ・カードの取付け・・・132
図 5-47 電源ユニットの位置を上方に固定・・・133
14
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図 5-48 メモリ・カードの取外し・・・134
図 7-1 ファンの位置・・・176
15
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表一覧
表 1-1 HP Visualize B クラスおよび C クラスの特徴・・・18
表 1-2 オーディオ関連の電気仕様・・・27
表 1-3 シリアル I/O ピン・・・28
表 2-1 CD ドライブの操作スイッチ類と特徴・・・41
表 3-1 フロッピーディスク・ドライブの操作スイッチ類と特徴・・・56
表 4-1 SCSI バスの特徴・・・68
表 4-2 Ultra Narrow Single-Ended SCSI ケーブル・・・69
表 4-3 Ultra2 Wide Low-Voltage Differential SCSI ケーブル・・・69
表 6-1 システム・パス・・・148
表 6-2 ブート・パスのニーモニック表記法・・・148
表 7-1 システムの電源投入に関する問題・・・168
表 7-2 オペレーティング・システムのロードおよびブートに関する問題・・・169
表 7-3 802.3 ネットワークに関する問題・・・169
表 7-4 ハードディスク・ドライブの使用に関する問題・・・170
表 7-5 CD ドライブの使用に関する問題・・・170
表 7-6 フロッピーディスク・ドライブの使用に関する問題・・・171
表 7-7 ファン番号および名称・・・175
表 A-1 -3.GSGV 計算機の騒音に関する規制・・・185
16
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第 1 章 システムの概要
本章では、HP Visualize B クラスおよび C クラスについて説明します。本章では、このコンピ
ュータとその操作スイッチ類、およびインジケーターに慣れていただくことを目的としていま
す。
本章の説明は、ご使用のコンピュータが HP-UX 10.20 または 11.0 オペレーティング・システ
ム上で動作し、HP CDE インタフェースを使用していることを前提としています。HP-UX 10.20
および 11.0 は、2000 年問題に対応しています。
本章では、以下の項目を説明します。
・本製品について
・システム・ユニットの前面パネルと着脱可能な装置
・システム・ユニットの背面パネル・コネクター
・モニター
・オペレーティング・システムの概要
・記録が必要な情報
・システムの電源を入れる
第 1 章
17
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システムの概要
製品について
製品について
下の「表 1-1 」に、HP Visualize B クラスおよび C クラスの主な特徴を示します。本製品の理
解にお役立てください。
表 1-1 HP Visualize B クラスおよび C クラスの特徴
特徴
プロセッサー
説明
PA8500 使用。操作速度は、以下のとおりです。300MHz(モデ
ル B クラス)、400MHz(モデル C クラス)。キャッシュ・メモ
リは、以下のとおりです。命令キャッシュ 0.5 Mbyte、デー
タ・キャッシュ 1.0 Mbyte。
オペレーティング・シス
テム
HP-UX 10.20
HP-UX 11.0
ユーザー・インタフェー
ス
HP CDE グラフィック・ユーザー・インタフェース
互換性
ソース・コードおよびバイナリ・コードは、B クラスおよび
C クラスの製品ファミリーと互換性があります。
モニター
互換性のあるモニターは、以下のとおりです。
・
19 インチ、解像度 1280 × 1024 または 1600 × 1200、
カラー、75 Hz
・
21 インチ、解像度 1280 × 1024 (ステレオ機能付き)
または 1600 × 1200、カラー、75 Hz
・
18 インチ・フラット・スクリーン・ディスプレイ
18
第 1 章
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システムの概要
製品について
特徴
説明
グラフィックス・オプシ
ョン
サポートされているグラフィックス・デバイスは以下のとお
りです。
・
HP Visualize-EG、Visualize-fx2 Pro (B クラス用)
・
HP Visualize-EG、Visualize-fx2 Pro、
Visualize-fx4 Pro (C クラス用)
・
HP Visualize Fe
メイン・メモリ
内部記憶装置
B クラス、C クラスは、128 MByte と 256 MByte の DIMM
メモリを使用して、最小 128 MByte、最大 2 GByte のメモリ
を搭載できます。B クラス、C クラスには、メモリ・スロッ
トが 8 つあります。
Ultra2 Wide Low-Voltage Differential (LVD; 低電圧差動型)
SCSI ハードディスク・ドライブと、フロッピーディスク・ド
ライブまたは CD ドライブ、あるいはその両方を選択するこ
とができます。
標準ネットワーク
RJ45、ツイスト・ペア 10 BaseT、100 BaseT
標準 I/O
標準コンピュータ I/O ポートは以下のとおりです。
・
Ultra2 Wide LVD (Low-Voltage Differential) SCSI × 1
・
Ultra Narrow Single-Ended (NSE) SCSI × 1
・
パラレル・ポート(IEEE 1284) × 1
・
ユニバーサル・シリアル・バス(USB)ポート × 2
・
シリアル・インタフェースポート(RS-232C) × 2
・
オーディオ・ポート (ライン・イン、ライン・アウト、ヘッ
ドセット、マイクロホン・イン)
第 1 章
19
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システムの概要
製品について
特徴
説明
PCI スロット
スロット 1 : 64 ビット、5.0 V、33 MHz
スロット 2: 一次グラフィックス、64 ビット、3.3 V、66
MHz
スロット 3: 64 ビット、5.0 V、33MHz
スロット 4: 二次グラフィックス、64 ビット、5.0 V、33
MHz
スロット 5: 32 ビット、5.0 V、33 MHz
スロット 6: 32 ビット、5.0 V、33 MHz
キーボード
マウス
ユニバーサル・シリアル・バス(USB)キーボード
ユニバーサル・シリアル・バス(USB)マウス
20
第 1 章
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システムの概要
システム・ユニットの前面パネルと着脱可能な装置
システム・ユニットの前面パネルと着脱可能な装置
システムの電源を入れる前に、システム・ユニットの操作スイッチ類を理解しておく必要があ
ります。「図 1-1 システム・ユニットの前面パネルの操作スイッチ類」に、システム・ユニッ
トの前面パネルの操作スイッチ類を示します。
図 1-1 システム・ユニットの前面パネルの操作スイッチ類
第 1 章
21
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システムの概要
システム・ユニットの前面パネルと着脱可能な装置
液晶ディスプレイ
液晶ディスプレイ(LCD)は、前面パネルの左側にあります。この液晶ディスプレイには、16 文
字以内の行を 2 行まで表示することができ、シャシー・コードなどのシステムの状態に関する
メッセージが表示されます。ご使用のシステムが HP-UX 10.20 または 11 オペレーティング・
システムで動作している場合、システム起動時に、「図 1-2」に見られるシンボルが液晶ディス
プレイに表示されます。これらのシンボルは、以下のようなシステムの動作を意味します。
図 1-2 HP Visualize B クラスおよび C クラスの液晶ディスプレイに表示されるシンボル
液晶ディスプレイに関する詳細は、第 7 章の「液晶ディスプレイの情報」の項を参照してくだ
さい。
電源スイッチ
このスイッチで、システム・ユニットの電源の投入と切断を行います。コンピュータの電源を
切ると、オペレーティング・システムが自動シャットダウン・コマンド shutdown -q を実行し
ます。このコマンドを実行することにより、システム・ディスクのプログラムやデータの破損
を防ぎます。自動起動するようにシステムが構成されている場合は、電源スイッチを入れると、
自動的に HP-UX 10.20 または 11.0 オペレーティング・システムが起動します。自動起動の設
定方法については、第 6 章の「自動起動と自動検索フラグの設定」の項を参照してください。
着脱可能な記憶装置
システムの構成によって、システム・ユニットの中に下記の着脱可能なデバイス・ドライブの
内、一方または両方を使用することができます。
・CD ドライブ
・フロッピーディスク・ドライブ
22
第 1 章
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システムの概要
システム・ユニットの前面パネルと着脱可能な装置
注記
CD ドライブ 2 台、あるいはフロッピーディスク・ドライブを 2 台といったように、同じ
種類の機器を 2 台以上構成することはできません。
着脱可能な記憶装置の操作スイッチ類に関する詳しい情報については、CD ドライブの操作スイ
ッチ類は第 2 章を、フロッピーディスク・ドライブの操作スイッチ類は第 3 章を参照してくだ
さい。「図 1-1 システム・ユニットの前面パネルの操作スイッチ類」は、CD ドライブとフロ
ッピーディスク・ドライブが装着されたシステム・ユニットの状態です。
第 1 章
23
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システムの概要
背面パネル・コネクター
背面パネル・コネクター
本項では、システム・ユニットの背面パネルにある以下のコネクターについて説明します。
・オーディオ・コネクター (ヘッドホン、マイクロホンを含む)
・USB キーボードと USB マウス・コネクター
・HP パラレル IEEE 1284 I/O コネクター
・802.3 TP (ツイスト・ペア) LAN コネクター
・RS-232C シリアル I/O コネクター
・Ultra2 Wide Low-Voltage Differential (LVD) SCSI および Ultra Narrow Single-Ended SCSI を含
む SCSI コネクター
・TOC (転送制御) ボタン
・電源コード・コネクター
注記
FCC/EMI 互換性を保つために、全てのケーブルが正しく安全に固定されていることを確認
してください。
「図 1-3 システム・ユニットの背面パネルのコネクター」は、システム・ユニットの背面パネ
ルのコネクターの位置を示しています。
注記
Ultra Narrow Single-Ended SCSI および Ultra2 Wide Low-Voltage Differential (LVD) SCSI コネ
クターを使用していないときは、コネクターにターミネーターを取り付けてください。
24
第 1 章
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システムの概要
背面パネル・コネクター
図 1-3 システム・ユニットの背面パネルのコネクター
第 1 章
25
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システムの概要
背面パネル・コネクター
オーディオ・コネクター
ご使用のコンピュータでは、背面パネルの外部入出力コネクターと内部のスピーカーを通して、
オーディオ信号の入出力を行うことが可能です。背面パネルには、ライン・イン、ライン・ア
ウト、マイクロホン・イン、ヘッドホン・アウトのコネクターがあります。「図 1-4 オーディ
オ・コネクター」を参照してください。
図 1-4 オーディオ・コネクター
オーディオ・コネクターは、標準ステレオ・オーディオ・ミニジャックです。外部コネクター
を通して最高の品質で録音および再生をするために、オーディオ販売店で金メッキのプラグを
購入し、ご使用になることをお勧めします。以下に、このコンピュータのオーディオ関連の電
気仕様を説明します。
26
第 1 章
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システムの概要
背面パネル・コネクター
表 1-2 オーディオ関連の電気仕様
25Hz~20kHz
周波数応答
最大入力感度/電気抵抗
ライン・イン
2.8Vp-p/10Kohm
40mVp-p/47Kohm
マイクロホン
最大出力レベル/電気抵抗
ライン・アウト
ヘッドホン
2.8Vp-p/920ohm
5.6Vp-p/110ohm
n.a.
内部スピーカー
USB コネクター
コンピュータの背面パネルには、2 つのユニバーサル・シリアル・バス(USB)コネクターがあり
ます。これらの USB コネクターは、HP 社製キーボード、スクロール・マウス、ハブをサポー
トしています。HP 社製キーボード、スクロール・マウス、ハブはどちらの USB コネクターに
も接続することができます。
マウスとキーボードは、システム・ユニットご購入の際、付属品として付いてきます。HP 社製
ハブは、別途ご注文ください。個々の入力デバイスの使用方法は、各デバイスに付属のマニュ
アルを参照してください。
ユニバーサル・シリアル・バスについての詳細は、以下の URL を参照してください。
http://www.usb.org
キーボード
USB コネクターは、システムとキーボード間のインタフェースとなります。このキーボードに
は、ほとんどの PC と同様に、標準的なキー配列が採用されています。
HP スクロール・マウス
HP スクロール・マウスは、左右にボタンがあり、ほとんどのマウスと同様の機能が備わってい
ます。他のマウスと異なる点は、左右のボタンの間にスクロール・ホイールが付いていること
です。スクロール・ホイールを使って、ウィンドウ中の画面を垂直方向にスクロールすること
ができます。このスクロールは、マウス・カーソルがウィンドウの垂直スクロールバーにある
ときだけ、行うことができます。また、このスクロール・ホイールはボタンとしても使えます。
したがって、HP スクロール・マウスは、3 つボタンのマウスといえます。
カーソルの形など、HP CDE に関する一般的な情報については、「HP ワークステーションの使
第 1 章
27
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システムの概要
背面パネル・コネクター
用」を参照してください。
USB 装置用 HP ハブ
HP USB ハブを使用すると、1 つ以上の USB デバイスをコンピュータに接続したり、USB デバ
イスのケーブルの長さを延長することができます。例えば、キーボードとマウスをコンピュー
タから遠く離れたところ使用する際に、キーボードやマウスのケーブルの長さが足りないとし
ます。その場合、USB ハブのケーブルを延長ケーブルとして使用し、コンピュータの背面の 2
つのコネクターの内のどちらかとハブ・ケーブルとをつなぎ、USB ハブのそれぞれのコネクタ
ーにキーボードとマウスをつなぐことができます。
HP パラレル I/O コネクター
25 ピンの HP パラレル I/O インタフェースは、IEEE 1284 I/O インタフェース・プロトコルを使
用します。
802.3 ネットワーク・コネクター
HP B クラスおよび C クラス・ワークステーションには、802.3(ETHERNET) あるいは 10
BaseT/100 BaseT ネットワーク用のツイスト・ペア(TP)コネクターが組み込まれています。適切
なネットワークの設定は自動的に選択されます。
RS-232C シリアル入出力コネクター
RS-232C シリアル入出力(SIO)ポートには、ポインティング装置(マウスやトラックボール)や周
辺装置(プリンタ、プロッタ、モデム、スキャナ)を接続します。周辺装置の使用方法については、
各装置に付属のマニュアルを参照してください。SIO ポートはプログラム可能なポートです。
SAM (System Administration Manager)を使用したり、あらかじめプログラムされている機能を使
ってシステムの特別なデバイスファイルを選択することにより、ビット転送速度、文字長、パ
リティ・ビット、ストップ・ビットなどを設定することができます。SIO ポートは、CPU への
非同期式シリアル・インタフェースのデバイスとして使われます。
「表 1-3 」は SIO コネクター・ピンのリストです。このシリアル・コネクターは 9 ピンの D-
sub コネクターです。信号名は EIA RS-232 規格に指定されている名称です。
表 1-3 シリアル I/O ピン
ピン番号
信号
DCD
説明
1
データ・キャリア検出
28
第 1 章
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システムの概要
背面パネル・コネクター
ピン番号
信号
RXD
説明
2
3
4
5
6
7
8
9
データ受信
TXD
DTR
GND
DSR
RTS
CTS
RI
データ送信
データ端末レディ
アース
データ・セット・レディ
送信要求
送信可
リング・インジケーター
SCSI コネクター
SCSI コネクターを使って、DDS フォーマット・テープ・ドライブなどの外付け SCSI 装置を接
続します。SCSI 装置の詳しい使用方法は、各装置に付属しているドキュメント類を参照してく
ださい。
注記
外部 Ultra Narrow Single-Ended SCSI(NSE SCSI) や Ultra2 Wide Low-Voltage Differential
(LVD) SCSI デバイスを接続する際、外部 SCSI バス上の最後の装置にそのバスに適したタ
ーミネーターを取り付けてください。LVD SCSI バス、および NSE SCSI バス用のターミネ
ーターは製品と一緒に出荷されています。
電源コード・コネクター
ワークステーションの電源コードを電源コード・コネクターに差し込んで、システムに交流電
源を供給します。
第 1 章
29
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システムの概要
保全ループ
保全ループ
HP Visualize B クラスおよび C クラス・ワークステーションの背面パネルには、保全ループが
あります。この装置を使ってコンピュータの左側のパネルをロックし、コンピュータ内部の部
品を保護することができます。「図 1-5 保全ループの構成部品」は、保全ループの構成部品を
表しています。
図 1-5 保全ループの構成部品
30
第 1 章
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システムの概要
保全ループ
システム・ユニットの左側パネルのロック
以下の手順に従って、システム・ユニットの左側パネルをロックしてください。
1. システム・ユニットの左側パネルが閉じていることを確認する(「図 1-6 左側のパネルが閉
じている状態」参照)。
図 1-6 左側のパネルが閉じている状態
2. 保全ループのピンを押して、保全ループピンの穴に入れます。保全ループの上下にある穴に
南京錠の錠前を差し込むと、左側パネルがロックされます。
3. 南京錠に鍵をかけます。これで、システム・ユニットの左側パネルが固定されました。
第 1 章
31
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システムの概要
メモリ
メモリ
HP Visualize B クラスおよび C クラス・ワークステーションのメイン・メモリは、最小 128
MByte から、最大 2 GByte に構成することができます。メモリ・カード・スロットは 8 つあり
ます。これらのスロットにインストールできるのは、128 MByte または 256 MByte のどちらか
の DIMM カードです。DIMM カードをインストールする場合は、「ハードウェア構成の変更」
の章の「メモリの追加」の手順に従ってください。メモリのインストールに失敗すると、液晶
ディスプレイに DIMM エラーが表示され、オペレーティング・システムが起動しなくなるので、
ご注意ください。DIMM エラーが発生したら、「トラブルシューティング」の章の「メモリの障
害」の項をお読みください。
32
第 1 章
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システムの概要
モニター
モニター
以下に使用可能な HP モニターを示します。
・19 インチ、1280 × 1024 カラー、75 Hz (A4575A)
・19 インチ、1600 × 1200 カラー、75 Hz (A4575A)
・21 インチ、1280 × 1024 カラー(ステレオ機能付き)、75 Hz (A4576A)
・21 インチ、1600 × 1200 カラー、75 Hz (A4576A)
モニターを使用する前に、その操作スイッチ類、コネクター、およびインジケーターについて
よく知っておく必要があります。これらモニターの操作スイッチ類、インジケーターについて
の使用方法については、モニターに付属のマニュアルを参照してください。
以前使用されていた 15 ピンミニ DSub ケーブル付き HP 社製 モニターは、このシステムの付
属キットに同梱されている A4168A アダプターを使用して接続することができます。
第 1 章
33
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システムの概要
オペレーティング・システムの概要
オペレーティング・システムの概要
このコンピュータのオペレーティング・システムは、HP-UX 10.20 または 11.0 です。インスタ
ント・イグニッション・システム(あらかじめソフトウェアがロードされているシステム)として、
X ウィンドウ、HP 社のグラフィック・ユーザー・インタフェースである、HP CDE がインスト
ールおよび構成されています。
詳しい構成内容については、システムに付属のインスタント・イグニッション・システム情報
シートを参照してください。
インスタント・イグニッション・システムのカーネルに全てのデバイス・ドライバーがあらか
じめ構成されていない場合、カーネルを構成するためにマニュアル『HP-UX 11.0 システム/ワ
ークグループの管理』を参照してください。インスタント・イグニッションについての詳細は、
『HP-UX 11.0 ユーザーズ・ガイド(シリーズ 700)』を参照してください。
上記に述べた 2 つの文書は、下記の URL にある Web ページでもご覧いただけます。
http://www.docs.hp.com/
34
第 1 章
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システムの概要
記録が必要な情報
記録が必要な情報
コンピュータを使い始める前に、以下の情報を必ず記録してください。
・LAN のステーション ID
・IP アドレス (Internal Protocol address)
・サブネットワーク・マスク
LAN のステーション ID
ワークステーションが梱包されていたカートンに内容ラベルが入っています。そのラベル中の
LAN のステーション ID を、以下の欄に記入してください。
LAN のステーション ID:__________________________________________________
LAN のステーション ID は、コンピュータの背面の LAN コネクターの側にも記されています。
上記のいずれの方法でも LAN のステーション ID が分からない場合は、端末ウィンドウで
lanscan コマンドを実行してください。
IP アドレスとサブネットワーク・マスク情報
システム管理者またはネットワーク管理者から IP アドレスおよびサブネットワーク・マスク情
報を入手し、以下の欄に記入してください。
IP アドレス: ______________________________________________________
サブネット・マスク: ____________________________________________________
第 1 章
35
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システムの概要
システムの電源を入れる
システムの電源を入れる
各部品(詳細は、付属の B クラスおよび C クラス・インスタレーション・シートを参照してく
ださい)とコンピュータの接続が完了したら、電源を入れることができます。この時点で、お使
いのコンピュータは以下に述べる 2 つのいずれかの状態と考えられます。
・「イグナイト」された状態である。これは、HP 社のインスタント・イグニッション・プロ
セスによりオペレーティング・システムがすでにインストールされているということです。
この場合、電源を入れるとホスト名、IP アドレス、サブネット・マスク、その他基本的な構
成情報についての質問が表示されます。「必要な情報の入手」の項を参照してください。これ
らの質問に答えると、CDE ログイン画面が表示されます。
・「イグナイト」されていない状態である。これは、HP 社のインスタント・イグニッショ
ン・プロセスによりオペレーティング・システムがインストールされていないということで
す。この場合、HP-UX CD からオペレーティング・システムをインストールしてください。
詳細は、CD に付属の冊子をご覧ください。
オペレーティング・システムをインストールしたら、上記のイグナイトされた状態で述べた
質問に答えていきます。それらの質問にすべて答えたら、CDE ログイン画面が表示されます。
CDE ログイン画面が表示されたら、まず root としてログインします。パスワードは必要ありま
せん。ログインしたら、他のユーザーのアカウントの作成、その他の構成、インスタレーショ
ンなどの必要な設定を行って、ワークステーションがご使用のサイトで適切な状態になるよう
にしてください。一般的な作業に関する手順は、「HP CDE 入門」ガイドや「HP CDE ユーザー
ズ・ガイド」を参照してください。
必要な情報の入手
ワークステーションを起動する段階で、以下の情報が必要になります。そのため、はじめてワ
ークステーションを起動する前にこの情報を入手しておいてください。
注記
ご使用のワークステーションのシステム管理をご自分でしておらず、必要な情報が分から
ない場合は、システム管理者にこれらの情報をお問い合わせください。
以下が必要になる情報です。空白部分を埋めてください。
・ホスト名 _____________________________________________
ホスト名は、システム名と呼ばれる場合もあります。
・IP アドレス(Internet Protocol address) ________________________________
この IP アドレスは、ワークステーションを LAN(ローカルエリア・ネットワーク)に接続する
場合に必要です。
・時間帯 ______________________________________________
36
第 1 章
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システムの概要
システムの電源を入れる
これは、ワークステーションがどの時間帯に設定されているかを示します。
・ネットワーク・パラメータ(オプション)
システム管理者にこれらのパラメータの構成が必要かを確認してください。
サブネットワーク・マスク
__________________
__________________
__________________
__________________
__________________
__________________
ネットワーク・ゲートウェイ IP アドレス
ローカル・ドメイン名
DNS サーバ・ホスト名
DNS サーバ IP アドレス
ネットワーク情報サービス・ドメイン名
・フォント・サーバのパラメータ(オプション)
ネットワーク・サーバ上のフォントをワークステーションで使う場合、以下のパラメータの
設定が必要です。システム管理者にこれらのパラメータの構成が必要かを確認してください。
フォント・サーバ名
__________________
__________________
フォント・サーバ IP アドレス
電源を入れる
1. モニターおよびワークステーションに接続されている外部周辺装置(プリンタなど)の電源を
入れます。
2. ワークステーションの電源を入れます。ワークステーションが一連の自己診断プログラムを
実行します。
3. 2、3 分するとハードウェア、ソフトウェア・サブシステムがアクティブになったことを示す
一連のメッセージが表示されます。これらのメッセージに対しては、システムに異常がある
場合以外は、答える必要はありません。
4. ウィンドウが順に表示され、前項で記録したホスト名、IP アドレス、時間帯などの情報を聞
いてきます。これらの情報を入力してください。
注記
ホストを要求されたら必ず入力してください。入力しなかった場合、ログイン時にエラー
メッセージが表示されます。
他に設定する情報がなければ、Enter キーを押してください。Enter キーを押すと、その他
の情報にはデフォルト値が設定されます。値を設定し忘れた場合は、あとでスーパー・ユ
第 1 章
37
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システムの概要
システムの電源を入れる
ーザーとして端末エミュレータ・ウィンドウにログインし、以下のコマンドを実行して設定
してください。
/sbin/set_parms
5. root のパスワードを設定するか確認されます。ここで root のパスワードを設定してください。
root のパスワードはスーパー・ユーザーのアカウントに使用されます。スーパー・ユーザー
とは、全てのシステム管理作業についてパーミッションを持っている特別なユーザーのこと
です。スーパー・ユーザーのユーザー名は root です。
6. すべての質問に答え終わったら、ワークステーションの起動シーケンスが終了し、CDE ログ
イン画面が表示されます。
7. 最初の CDE セッションに root としてログインしてください。CDE へのログインについて
は、「共通デスクトップ環境ガイド」を参照してください。
注記
最初のセッションには、root でログインする必要があります。これは、この段階でシステ
ムに他のユーザー・アカウントが存在しないためです。ユーザー・アカウントを作成した
ら、一度スーパー・ユーザーからログアウトして、一般ユーザーとしてログインし直して
ください。
8. SAM(System Administration Manager)を使用してユーザー・アカウントを設定してください。
ドキュメント類
システムに関するドキュメント類は "Instant Information" CD に入っています。この CD の内容
を表示するには、付属のマウント手順を参照してください。
38
第 1 章
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第 2 章 CD ドライブの使用
本章では、CD ドライブ(オプション)および媒体の概要について、また CD ドライブの使用方法
について説明します。
本章では、以下の項目について説明します。
・CD ドライブの操作
・CD のマウントとマウント解除
・CD ドライブの動作の確認
・CD ドライバーの構成
・CD ドライブ用オーディオ・コントロール
・CD について
本章の説明は、ご使用のコンピュータが HP-UX 10.20 または 11.0 オペレーティング・システ
ム上で動作し、HP CDE インタフェースを使用していることを前提としています。
CD ドライブのインストールおよび削除方法については、第 5 章を参照してください。
注記
CD ドライブを使用する前に、必ず CD のマウント方法とマウント解除方法を読んで理解し
てください。
注記
本章に記載された内容を実行できるのは、スーパー・ユーザー(root)に限られています。
root としてログインできない場合は、システム管理者に連絡してください。
本章では、「CD-ROM」、「CD-ROM ドライブ」の代わりに「CD」、「CD ドライブ」という用語
を使用しています。これは、B クラス、C クラスで使用している CD ドライブが、通常の CD-
ROM ディスクに加え、CD-R、CD-RW(これは、再書き込みが可能なことから、CD-RAM とも
呼ばれています)からのデータも読み込むことができるためです。このように現在の CD は、必
ずしも ROM(Read Only Memory)ではないため、ROM の表現を省いています。
なお、使用される CD ドライブはマルチ・セッション対応です。
第 2 章
39
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CD ドライブの使用
CD について
CD について
CD には、CD-ROM、CD-R、CD-RW の 3 種類があります。CD は直径が 12 センチメートルで、
片面を容量が約 600 MByte のデータ記録面として使用します。データ記録面には、くぼみと底
面の平らな点が連続的にらせん状のトラックとなって付いており、一定の速度で読み取られま
す。CD に保存されているファイルやデータは読み取ることができますが、CD にファイルやデ
ータを書き込むことはできません。
注意
CD を扱うときは必ず端を持ってください。CD は、常に CD ドライブか保護ケースに入れ、
ディスクの表面にほこりが付着しないようにしてください。ほこりは、CD ドライブの読み
取りヘッドの信頼性を低下させる原因となります。
CD の取扱い
データの消失を防ぎ、CD および CD ドライブの寿命を保つために、以下の注意を守ってくだ
さい。
・ほこりで CD の表面に傷が付かないよう、清潔な場所で使用してください。
・湿気および熱による損傷を防ぐため、CD は低温で湿度の低い場所に保管してください。
・溶融性のある洗剤で CD-ROM ディスクの表面を掃除しないでください。CD の使用に支障を
きたす場合があります。
40
第 2 章
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CD ドライブの使用
CD ドライブの操作
CD ドライブの操作
ここでは、CD ドライブと CD ドライブの操作方法について説明します。
CD ドライブ
CD ドライブは、CD-ROM、CD-R、CD-WR などの着脱可能媒体を読むための大容量記憶装置
です。CD ドライブは、ISO 9660 フォーマット規格および High Sierra 規格をサポートしていま
す。ドライブへのアクセス方法は、他のディスク・ドライブと同じですが、データを書き込む
ことはできません。CD ドライブは、データを光学的に読み取るための半導体レーザーと、
ATAPI インタフェースのコントローラを内蔵しています。
操作スイッチ類と特徴
「図 2-1 CD ドライブの操作スイッチ類と特徴」と「表 2-1 CD ドライブの操作スイッチ類と
特徴」で、CD ドライブの操作スイッチ類とその特徴を説明します。
注記
各操作スイッチ類の正確な位置や特徴は、装置のモデルによって異なります。
図 2-1 CD ドライブの操作スイッチ類と特徴
表 2-1 CD ドライブの操作スイッチ類と特徴
操作スイッチ類/特徴
説明
ビジー・インジケーター
データ転送時、このビジー・インジケーターが点滅します。
第 2 章
41
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CD ドライブの使用
CD ドライブの操作
操作スイッチ類/特徴
説明
イジェクト・ボタン
イジェクト・ボタンを押してディスク・トレイを取り出し、
ディスクの挿入または取り出しをおこないます。CD ドライ
ブ使用時にディスク・トレイを開くためには、イジェクト・
ボタンを 1 秒以上押し続けてください。
緊急イジェクト
ペーパークリップの先端を差し込むと、電源が入っていない
状態でもディスク・トレイを取り出すことができます。
ディスク・トレイ
ディスク・トレイは CD を入れるためのトレイです。この形
式の CD ドライブは、ディスク・キャディを使用しません。
CD ドライブの前面には、ボリューム・コントロールやヘッドホン・ジャックはありません。
オーディオ CD を聞くときは、背面パネルにあるヘッドホン・ジャックを使用してください。
音量の調節は、xmcd (ソフトウェア名)を使用して行ってください。(詳細は「CD ドライブ用オ
ーディオ・コントロール」を参照してください。)
42
第 2 章
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CD ドライブの使用
CD ドライブの操作
CD の挿入と取り出し
ここでは、CD の挿入と取り出し方法を説明します。
注記
CD 上のファイルシステムを使うには、スーパー・ユーザー(root)の権限と、「SAM を使用
して CD をマウントする」に示された手順でディスクがマウントされていることが必要で
す。CD がマウントされている場合、CD を取り出す前に必ずマウントを解除してください。
マウントの解除は、「SAM を使用して CD のマウントを解除する」の項目の手順に従って
ください。
CD の挿入
使用される CD ドライブは、自動挿入/イジェクト機能を備えています。以下の手順に従って、
CD を CD ドライブに挿入してください。
1. CD ドライブのイジェクト・ボタンを押して、ディスク・トレイを取り出します(「図 2-2 開
いた状態の CD トレイ」参照)。
図 2-2 開いた状態の CD トレイ
2. ディスクの端を持ち、ラベル面を上にして CD をディスク・トレイに置きます(「図 2-3 CD
をディスク・トレイに置く」参照)。
第 2 章
43
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CD ドライブの使用
CD ドライブの操作
図 2-3 CD をディスク・トレイに置く
3. イジェクト・ボタンを押して、トレイを閉じます(「図 2-4 閉じた状態のディスク・トレイ」
参照)。
図 2-4 閉じた状態のディスク・トレイ
CD の取り出し
CD をディスク・トレイから取り出すには、以下の手順に従ってください。
1. CD ドライブのイジェクト・ボタンを押して、ディスク・トレイを取り出します。
2. ディスクの端を持ち、CD をディスク・トレイから持ち上げます。
3. イジェクト・ボタンを押して、トレイを閉じます。
ヘルプの参照
上記の CD ドライブの使用方法について問題が生じた場合は、「トラブルシューティング」の章
を参照してください。
44
第 2 章
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CD ドライブの使用
CD のマウントとマウント解除
CD のマウントとマウント解除
ここでは、SAM(System Administration Manager) を使った CD のマウント方法とマウント解除方
法を説明します。
以下の手順を行うためには、ログイン時に root でログインしている必要があります。root と
してログインできない場合は、システム管理者に連絡してください。
SAM を使用して CD をマウントする
CD ドライブにアクセスする際、CD を挿入後、必ず CD をマウントする必要があります。この
マウント操作は、使用する CD にファイルシステム情報が含まれている場合に限られ、音楽
CD などの場合には必要ありません。ファイルシステム情報が含まれている場合、CD をマウン
トすることにより、CD にパス名が付与され、コンピュータと CD がデータのやりとりを行える
ようになります。ファイルシステム情報が含まれた CD を取り出すときは、その前に必ずマウ
ントを解除してください。
HP-UX 10.20 または 11.0 オペレーティング・システム上に CD をマウントするには、以下の手
順に従ってください。
1. root としてログインします。
2. マウス・ポインタをツール用アイコン[アプリケーションマネージャ]へ移動し、マウスの左
ボタンをクリックします。または、端末ウィンドウのコマンド・プロンプトで sam を実行し
て手順 5 へ進むこともできます。
3. [アプリケーションマネージャ]ウィンドウの中の[システム管理]アイコンをダブルクリックし
ます。
第 2 章
45
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CD ドライブの使用
CD のマウントとマウント解除
4. [アプリケーションマネージャ - システム管理]ウィンドウの中の [Sam] アイコンをダブルク
リックします。root でログインしている場合、[System Application Manager (SAM)] が画面に
表示されます。
5. [Disk and File System] アイコンをダブルクリックします。
6. [Disk Devices] アイコンをダブルクリックします。
以下のスクリーン・メッセージが表示されます。
Scanning the system’s hardware...
[Disk and File Systems] ウィンドウが開き、システムにインストールされているデバイスのリ
ストが表示されます。表示されたデバイスのリストからファイルシステムとして構成する
CD ドライブをクリックし、強調表示します。
7. [Actions] メニューの [Add] をクリックします。ここでは、例として[Not Using the Logical
Volume Manager] を選択しますが、実際は、[Actions] メニューから任意の項目を選択してく
ださい。
8. [Add Disk without LVM] ウィンドウの [Mount Directory] フィールドに、マウント先にするデ
ィレクトリ名を入力します。(例、/disk1)
9. [Modify Defaults...] ボタンをクリックします。[Modify Defaults] ウィンドウでは、[Access
button] メニューから、[Read Only] アイテムを選択します。次に、[Create New File System] ア
イテムをクリックして、選択を解除します。[OK]ボタンをクリックして、[Modify Defaults]
ウィンドウを終了します。
10. [Add Disk without LVM] ウィンドウの [OK]ボタンをクリックします。CD がマウントされる
46
第 2 章
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CD ドライブの使用
CD のマウントとマウント解除
までしばらくお待ちください。[Add Disk without LVM] ウィンドウが閉じられ、[Disk and
File Systems] ウィンドウの Use 欄に CDFS が表示されると、CD のマウントは完了します。
SAM を使用して CD のマウントを解除する
CD をドライブから取り出す前に、必ずマウントを解除してください。
注記
CD のマウントを解除する前に、現在使用している作業用ディレクトリが、ディスクがマウ
ントされているディレクトリの下にないことを確認してください。
HP-UX 10.20 または 11.0 オペレーティング・システム上の CD のマウントを解除するには、以
下の手順に従ってください。
1. root としてログインします。
2. マウス・ポインタをツール用アイコン[アプリケーションマネージャ]へ移動し、マウスの左
ボタンをクリックします。または、端末ウィンドウのコマンド・プロンプトで sam を実行し
て手順 5 に進むこともできます。
3. [アプリケーションマネージャ]ウィンドウの中の[システム管理]アイコンをダブルクリックし
ます。
4. [アプリケーションマネージャ - システム管理]ウィンドウの中の[Sam] アイコンをダブルクリ
ックします。root でログインしている場合、[System Application Manager (SAM)] が画面に表
示されます。
第 2 章
47
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CD ドライブの使用
CD のマウントとマウント解除
5. [Disk and File System]アイコンをダブルクリックします。
6. [Disk Devices]アイコンをダブルクリックします。
以下のスクリーン・メッセージが表示されます。
Scanning the system’s hardware...
[Disk and File Systems]ウィンドウが開き、システムにインストールされているデバイスのリ
ストが表示されます。表示されたデバイスのリストから削除(マウントを解除)するデバイス
(この場合は CD ドライブ)を選択し、強調表示します。
7. [Actions]メニューの[Remove]をクリックします。次に表示されたウィンドウの中の [Yes]ボタ
ンをクリックして、CD のマウントを解除します。CD のマウントが解除されるまでしばらく
かかります。[Add Disk without LVM]ウィンドウの Use 欄に Unused が表示されると、CD の
マウント解除は完了します。
48
第 2 章
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CD ドライブの使用
CD ドライブの動作の確認
CD ドライブの動作の確認
以下の手順で、ワークステーションと CD ドライブの通信を確認してください。本章に記載さ
れた内容を実行できるのは、スーパー・ユーザー(root)に限られています。root としてログ
インできない場合は、システム管理者に連絡してください。
1. root としてログインします。
2. シェル・プロンプトで以下のコマンドを入力し、[Enter]キーを押します。
/usr/sbin/ioscan -d sdisk
数秒待つと、ioscan ユーティリティーが"sdisk"ドライバーで使用しているすべての I/O デバ
イスを表示します。その中に、CD ドライブも表示されているはずです。以下のようなリス
トが表示されます。
H/W Path Class Description
===============================================
10/0/15/1.5.0 disk SEAGATE ST39102LC
10/0/15/1.6.0 disk SEAGATE ST39102LC
10/0/14/0.0.0 disk TEAC CD-532E-B
ioscan を実行しても CD ドライブなどの使用可能な I/O システム・デバイスが見つからない
場合は、何も表示されずにシステム・プロンプトに戻ります。この場合、CD ドライブ用の
ドライバーが構成されていない可能性があります。本章の「CD ドライバーの構成」を参照
してください。
第 2 章
49
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CD ドライブの使用
CD ドライバーの構成
CD ドライバーの構成
コンピュータにソフトウェアを再ロードしたり、インスタント・イグニッション・システムを
再構築する場合、HP-UX カーネルを新たに構築して、CD ドライバーを追加する必要が生じま
す。CD ドライバーの追加、および HP-UX カーネルの構築には、SAM ユーティリティーを使
用してください。
SAM を使用してカーネルを再構成する方法の詳細は、以下のドキュメント類を参照してくださ
い。
・HP-UX 11.0 システム/ワークグループの管理
・HP-UX 11.0 ユーザーズ・ガイド
50
第 2 章
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CD ドライブの使用
CD ドライブ用オーディオ・コントロール
CD ドライブ用オーディオ・コントロール
CD ドライブに挿入したオーディオ CD の再生操作を行うためには、サード・パーティーの
「CD プレイヤー」アプリケーションが必要です。HP 社製ワークステーションをサポートして
いるオーディオ・コントロールのアプリケーションには、xmcd があります。これはサード・パ
ーティーの「CD プレイヤー」ユーティリティーで、Motif グラフィック・ユーザー・インタフ
ェースを使用し、X ウィンドウ・システム上で実行可能です。xmcd ユーティリティーは、当社
ではサポートしていません。xmcd ユーティリティーは HP-UX に含まれていないため、web ブ
ラウザを使用して以下の URL からダウンロードしてください。
http://metalab.unc.edu/tkan/xmcd
xmcd ユーティリティーのインストール
以下に xmcd ユーティリティーのダウンロード方法を説明します。
1. root としてログインします。
2. 前述の URL を web ブラウザの入力ボックスに入力し、[Enter]キーを押します。
3. xmcd のホームページにあるメニュー項目から、"Downloads"を選択します。
4. "Downloads"のページをスクロール・ダウンして、"Select your platform"という項目を表示しま
す。ここから"HP-UX 9.x and later (HP PA-RISC)"を選択します。
5. しばらくすると、[Save As...]ポップアップ・ウィンドウが表示されます。このウィンドウで、
[Selection]入力ボックスをクリックし、以下のパスとファイル名を入力します。
/tmp/xmcdbin.tar.gz
[OK]ボタンをクリックします。これで xmcd のダウンロードが完了します。
6. この"Binary Downloads"ページにある"Instructions to unpack xmcd binary"の手順に従ってくだ
さい。xmcd ユーティリティーのインストールが完了します。
xmcd ユーティリティーの使用
ここでの説明は、ご使用のコンピュータが HP-UX 10.20 または 11.0 オペレーティング・シス
テム上で動作し、HP CDE インタフェースを使用していることを前提としています。また、
xmcd ユーティリティーもインストールされている必要があります。「xmcd ユーティリティーの
インストール」を参照してください。
以下に、オーディオ CD の挿入、再生方法を説明します。
1. オーディオ CD を挿入します。本章の「CD の挿入」を参照してください。
2. ヘッドホン・プラグをシステム・ユニット裏側にあるヘッドホン・ジャックに差し込みます。
第 2 章
51
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CD ドライブの使用
CD ドライブ用オーディオ・コントロール
3. HP CDE コントロールパネルの [Audio]アイコンをクリックします。
4. [Audio]ウィンドウの[Monitoring]チェックボックスをクリックします。[Output]メニューを選
択して、メニュー・リストにある[Headphones]をクリックします。[File]メニューの[Close]を
選択すると、現在の設定が保存され[Audio]ウィンドウは閉じます。[Audio]ウィンドウの
[Output Volume]スライダーで CD ドライブの音量を調節することはできません。CD ドライ
ブの音量を調節するには、xmcd ユーザー・インタフェースの[volume slider]を使用してくだ
さい。手順 5 のウィンドウを参照してください。
5. プロンプトで xmcd と入力し、[Enter]キーを押して、ユーティリティーを起動します。
52
第 2 章
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CD ドライブの使用
CD ドライブ用オーディオ・コントロール
これでオーディオ CD プレイヤーが起動しました。ヘッドホンを着け、[Play]ボタンを押すと、
オーディオ CD を聴くことができます。CD プレイヤーのその他のボタンの使い方は、[Help]
ボタンを使用して調べることができます。
第 2 章
53
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54
第 2 章
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第 3 章 3.5 インチ・フロッピーディスク・ドラ
イブの使用
本章では、3.5 インチ・フロッピーディスク・ドライブへのデータの保存およびデータの転送方
法を説明します。
本章の説明は、ご使用のコンピュータが HP-UX 10.20 または 11.0 オペレーティング・システ
ム上で動作し、HP CDE インタフェースを使用していることを前提としています。
注記
本章に記載されているユーザー入力の例は、HP CDE 端末ウィンドウのコマンド行プロン
プトから入力してください。
本章の作業の中には、スーパー・ユーザー(root)としてログインしている必要のあるもの
があります。root としてログインできない場合は、システム管理者にお問い合わせくださ
い。
本章では、以下の項目について説明します。
・フロッピーディスク・ドライブの操作
・フロッピーディスク・ドライブの構成確認
・フロッピーディスク・ドライブに関するその他の情報
フロッピーディスク・ドライブの取付けと削除方法は、第 5 章を参照してください。
第 3 章
55
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3.5 インチ・フロッピーディスク・ドライブの使用
フロッピーディスク・ドライブの操作
フロッピーディスク・ドライブの操作
本項では、3.5 インチ・フロッピーディスク・ドライブの操作方法を説明します。
フロッピーディスク・ドライブ
フロッピーディスク・ドライブは、着脱可能なフロッピーディスクを使用する大容量記憶装置
で、ランダム・アクセスによる読み取り/書き込みが可能です。使用されるドライブは、1.44
Mbyte 高密度標準をサポートしています。ドライブへのアクセスは他のディスク・ドライブと
同じで、データの書き込みと読み込みが可能です。
操作スイッチ類と特徴
「図 3-1 フロッピーディスク・ドライブの操作スイッチ類と特徴」と「表 3-1 フロッピーデ
ィスク・ドライブの操作スイッチ類と特徴」で、フロッピーディスク・ドライブの操作スイッ
チ類とその特徴について説明します。
図 3-1 フロッピーディスク・ドライブの操作スイッチ類と特徴
表 3-1 フロッピーディスク・ドライブの操作スイッチ類と特徴
操作スイッチ類/特徴
説明
ビジー・インジケーター
ビジー・インジケーターは、データアクセス時に点灯し、デ
ータ転送時には点滅します。
イジェクト・ボタン
イジェクト・ボタンを押して、フロッピーディスク・ドライ
ブからフロッピーディスクを取り出します。
56
第 3 章
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3.5 インチ・フロッピーディスク・ドライブの使用
フロッピーディスク・ドライブの操作
フロッピーディスクの使用方法
本項では、フロッピーディスクを使用するにあたって必要な基本的情報について説明します。
フロッピーディスクの書き込み保護タブの設定
フロッピーディスクへの情報の保存や変更は、書き込み保護タブが書き込みの位置にある場合
にのみ行うことができます。フロッピーディスクへ書き込む前に、書き込み保護タブが「図 3-
2 フロッピーディスクの書き込み保護タブの設定」のように書き込みの位置にあることを確か
めてください。
図 3-2 フロッピーディスクの書き込み保護タブの設定
フロッピーディスクに保存されているファイルへの上書きを防ぐには、書き込み保護タブを書
き込み保護の位置にしてください。
注記
新しいフロッピーディスクを初期化したり、データをフロッピーディスクに転送する場合
には必ず、書き込み保護タブを書き込み位置にしてください。
第 3 章
57
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3.5 インチ・フロッピーディスク・ドライブの使用
フロッピーディスク・ドライブの操作
フロッピーディスクの挿入と取り出し
フロッピーディスクの挿入および取り出しは、以下の手順に従ってください。
1. フロッピーディスクをドライブに挿入します(「図 3-3 フロッピーディスクの挿入と取り出
し」参照)。
図 3-3 フロッピーディスクの挿入と取り出し
2. カチッという音がする位置までフロッピーディスクをフロッピーディスク・ドライブに押し
込みます。
3. フロッピーディスクを取り出すときは、イジェクト・ボタン(「図 3-1 フロッピーディス
ク・ドライブの操作スイッチ類と特徴」参照)を押してから、フロッピーディスクを取り出し
てください。
デバイスファイルの使用
デバイスファイルは、特定の装置とシステムがデータをやりとりする場合に、使用するシステ
ムのハードウェア・パスをシステムに知らせる特別なファイルです。また、デバイスファイル
にはデバイスの種類に関する情報も記載されています。フロッピーディスク・ドライブとシス
テム間で書き込み/読み込みを行うためには、使用するフロッピーディスク・ドライブ用のデバ
イスファイルを知る必要があります。
注記
デバイスファイル名は、システムによって命名規則が違うため、システムによって異なり
ます。
フロッピーディスク・ドライブに使用できるデバイスファイルを特定するには、以下の手順に
58
第 3 章
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3.5 インチ・フロッピーディスク・ドライブの使用
フロッピーディスク・ドライブの操作
従ってください。
1. root としてログインします。
2. マウス・ポインタをツール用アイコン[アプリケーションマネージャ]へ移動し、マウスの左
ボタンをクリックします。または、端末ウィンドウのコマンド・プロンプトで sam を実行し
て手順 5 へ進むこともできます。
3. [アプリケーションマネージャ]ウィンドウの中の[システム管理]アイコンをダブルクリックし
ます。
4. [アプリケーションマネージャ - システム管理]ウィンドウの中の [Sam] アイコンをダブルク
リックします。root でログインしている場合、[System Application Manager (SAM)] が画面に
表示されます。
5. [Disk and File System] アイコンをダブルクリックします。
第 3 章
59
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3.5 インチ・フロッピーディスク・ドライブの使用
フロッピーディスク・ドライブの操作
6. [Disk Devices] アイコンをダブルクリックします。
以下のスクリーン・メッセージが表示されます。
Scanning the system’s hardware...
[Disk and File Systems]ウィンドウが開き、システムにインストールされているデバイスのリ
ストが表示されます。表示されたデバイスのリストからファイルシステムとして構成するフ
ロッピーディスク・ドライブを選択し、強調表示します。
7. [Actions]メニューを選択し、メニュー項目から[View More Information]を選択します。ウィン
ドウが開き、デバイスファイルの情報を含む、フロッピーディスク・ドライブに関する情報
が一覧表示されます。
新しいフロッピーディスクの初期化
お手持ちのフロッピーディスクがすでに mediainit ユーティリティーで初期化されている場合、
本項は飛ばしてください。フロッピーディスクが初期化されていない場合は、フロッピーディ
スクを使用する前にまず mediainit ユーティリティを使って初期化を行ってください。新しいフ
ロッピーディスクの初期化方法は、以下のとおりです。
1. root でログインします。
2. フロッピーディスクの書き込み保護タブが「図 3-2 フロッピーディスクの書き込み保護タブ
の設定」のように書き込みの位置にあることを確認してください。
3. フロッピーディスクをフロッピーディスク・ドライブに挿入します。
4. プロンプトに以下のように入力して、[Enter] キーを押します。
mediainit -f 16 devicefile
上記の 16 は、高密度(HD)用フォーマット・オプションで、devicefile は、SAM で表示したデ
バイスファイルです。詳細は、本章の「デバイスファイルの使用」を参照してください。フ
ォーマット・オプションの種類については、floppy のマン・ページを参照してください。
このマン・ページを表示するには、以下のように入力して[Enter]キーを押してください。
man floppy
60
第 3 章
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3.5 インチ・フロッピーディスク・ドライブの使用
フロッピーディスク・ドライブの操作
フロッピーディスクとシステム間のデータ転送
ここでは、HP-UX の tar コマンドとフロッピーディスク・ドライブ用のデバイスファイルを使
って、フロッピーディスクとシステム間でデータの転送(読み込みおよび書き込み)を行う方法に
ついて説明します。
フロッピーディスクにデータを転送する場合は、書き込み保護タブを書き込みの位置にしてく
ださい。フロッピーディスクからデータを復元したり、フロッピーディスクに入っているファ
イル名の一覧を表示する場合は、書き込みタブの位置はどちらでもかまいません。
フロッピーディスクへのファイルの保存
フロッピーディスクにファイルを保存するには、以下の手順に従ってください。
1. フロッピーディスクの書き込み保護タブが書き込みの位置にあることを確認します。
2. 初期化済みのフロッピーディスクをフロッピーディスク・ドライブに挿入します。
3. 端末ウィンドウのプロンプトで、次のコマンドを入力して[Enter] キーを押します。
tar -cvf devicefile pathname
上記の devicefile は、SAM で表示したデバイスファイルです。(詳細は、本章の「デバイスフ
ァイルの使用」を参照してください。) pathname はフロッピーディスクに書き込むファイルま
たはそのファイルを含むディレクトリのパス名です。
ファイルをフロッピーディスクからシステムに復元する
フロッピーディスクのファイルをシステムに復元するには、以下の手順に従ってください。
1. フロッピーディスクをフロッピーディスク・ドライブに挿入します。
2. 端末ウィンドウのプロンプトで、以下のコマンドを入力し、[Enter] キーを押下します。
cd directory_path
このコマンドを実行すると、ファイルを保存するディレクトリに移動します。
3. プロンプトで、以下のコマンドを入力し、[Enter] キーを押します。
tar -xvf devicefile pathname
上記の devicefile は SAM で表示したデバイスファイルです。(詳細は、本章の「デバイスフ
ァイルの使用」の項を参照してください。) pathname は、フロッピーディスクから復元するフ
ァイルのパス名、またはをのファイルを含むディレクトリのパス名です。pathname を省略
すると、フロッピーディスク上のすべてのファイルが復元されます。
フロッピーディスク上のファイル名の一覧を表示する
フロッピーディスク上のファイルの一覧を表示するには、以下の手順に従ってください。
第 3 章
61
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3.5 インチ・フロッピーディスク・ドライブの使用
フロッピーディスク・ドライブの操作
1. フロッピーディスクをフロッピーディスク・ドライブに挿入します。
2. 端末ウィンドウのプロンプトで、以下のコマンドを入力し、[Enter] キーを押します。
tar -tvf devicefile
上記の devicefile は、SAM で表示したデバイスファイルです。詳細は、本章の「デバイスフ
ァイルの使用」を参照してください。このコマンドを実行すると、フロッピーディスク中の
すべてのファイル名が表示されます。
トラブルシューティング
フロッピーディスク・ドライブの使用に関して、問題が生じた場合は、第 7 章「トラブルシュ
ーティング」を参照してください。
62
第 3 章
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3.5 インチ・フロッピーディスク・ドライブの使用
フロッピーディスク・ドライブの構成確認
フロッピーディスク・ドライブの構成確認
お使いのワークステーションがフロッピーディスク・ドライブを正しく認識できているかどう
かの確認には、端末ウィンドウから ioscan コマンドを使用して行います。このコマンドを使
用すると、現在システムが使っているデバイスを確認することができます。この ioscan コマ
ンドを実行できるのはスーパー・ユーザー root に限られています。
プロンプトで以下のコマンドを入力し、[Enter] キーを押します。
/usr/sbin/ioscan -fnC floppy
数秒すると、ioscan ユーティリティーが"floppy"クラスを使用している I/O デバイスをすべて表
示します。その中に、ご使用のフロッピーディスク・ドライブも表示されているはずです。以
下のようなリストが表示されます。
Class I H/W Path Driver S/W State H/W Type Description
=======================================================================
= floppy 0 10/0/14/1/4.1 sioflop CLAIMED DEVICE HP_PC_FDC_FLOPPY
/dev/floppy/c0t1d0 /dev/rfloppy/c0t1d0
ioscan を行ってもフロッピーディスク・ドライブなど、"floppy" クラスを使用している使用可能
な I/O システムデバイスが見つからないときは、何も表示されずにシステム・プロンプトに戻
ります。この場合、第 7 章「トラブルシューティング」を参照してください。
フロッピーディスク・ドライバーが構成されていない場合は、ioscan は以下のメッセージを表
示します。
ioscan: Device driver floppy is not in the kernel
このメッセージが表示された場合は、本章の「フロッピーディスク・ドライバーの構成」を参
照してください。HP-UX カーネル構成への sioflop ドライバーの追加に関する情報が記載され
ています。
第 3 章
63
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3.5 インチ・フロッピーディスク・ドライブの使用
フロッピーディスク・ドライブについてのその他の情報
フロッピーディスク・ドライブについてのその他の
情報
本項では、フロッピーディスク・ドライブの構成に関する情報について、また、フロッピーデ
ィスクのファイルをコピーしたり、一覧を表示するなどの便利な HP-UX コマンドについて説
明します。
フロッピーディスク・ドライバーの構成
コンピュータにソフトウェアを再ロードしたり、インスタント・イグニッション・システムを
再構築する場合、HP-UX カーネルを新たに構築して、フロッピーディスク・ドライバーを追加
する必要が生じます。sioflop ディスク・ドライバーの追加、および HP-UX カーネルの構築
は、SAM ユーティリティーを使用してください。
SAM を使用してカーネルを再構成する方法の詳細は、以下のドキュメント類を参照してくださ
い。
・HP-UX 11.0 システム/ワークグループの管理
・HP-UX 11.0 ユーザーズ・ガイド
詳細情報
tar の使用方法、およびコマンド引き数の完全なリストの詳細については、tar のマン・ペー
ジを参照してください。このマン・ページを表示するには、端末ウィンドウのプロンプトで以
下のコマンドを入力し、[Enter] キーを押下してください。
man tar
SAM ユーティリティーを使用して、フロッピーディスク・ドライブをファイルシステムとして
マウントすることができます。ファイルシステムとして認識されているフロッピーディスク・
ドライブを取り出す場合は、フロッピーディスク・ドライブのマウントが解除されていること
を確認してください。フロッピーディスク・ドライブのマウント方法、マウント解除方法の詳
細は、マニュアル、「HP-UX の使用」を参照してください。
フロッピーディスクなど他の媒体とシステム間のデータの転送については、cpio のマン・ペー
ジを参照してください。このマン・ページを表示するには、端末ウィンドウのプロンプトで以
下のコマンドを入力し、[Enter] キーを押してください。
man cpio
DOS ファイルの転送については、doscp のマン・ページを参照してください。このマン・ペー
ジを表示するには、端末ウィンドウのプロンプトで以下のコマンドを入力し、[Enter] キーを押
してください。
64
第 3 章
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3.5 インチ・フロッピーディスク・ドライブの使用
フロッピーディスク・ドライブについてのその他の情報
man doscp
DOS ディレクトリの内容の一覧表示については、dosls のマン・ページを参照してください。
このマン・ページを表示するには、端末ウィンドウのプロンプトで以下のコマンドを入力し、
[Enter] キーを押してください。
man dosls
フロッピーディスク・ドライブおよびフロッピーディスクの使用方法については、floppy の
マン・ページを参照してください。このマン・ページを表示するには、端末ウィンドウのプロ
ンプトで以下のコマンドを入力し、[Enter] キーを押してください。
man floppy
mediainit コマンドの使用方法については、mediainit のマン・ページを参照してください。
このマン・ページを表示するには、端末ウィンドウのプロンプトで以下のコマンドを入力し、
[Enter] キーを押してください。
man mediainit
第 3 章
65
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66
第 3 章
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第 4 章 SCSI の接続
本章では、SCSI(Small Computer System Interface)装置を HP Visualize B クラスおよび C クラ
ス・コンピュータに接続する方法について説明します。
本章では、以下の項目について説明します。
・SCSI バスの特徴
・SCSI の制限事項
・SCSI バスの長さの決定
・SCSI デバイス ID の指定
・SCSI ポートへの接続
本章の説明は、ご使用のコンピュータが HP-UX 10.20 または 11.0 オペレーティング・システ
ム上で動作し、HP CDE インタフェースを使用していることを前提としています。
注記
外付け SCSI 装置を接続する場合は、外付け SCSI バスの最後の装置にターミネーターを接
続してください。ターミネーターは、システムに付属しています。
第 4 章
67
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SCSI の接続
SCSI バスの特徴
SCSI バスの特徴
SCSI(Small Computer System Interface)バスは、異なる速度で稼働する内蔵および外付けの装置
(SCSI 装置)をワークステーションと接続するための IEEE 規格のバスです。外部 SCSI ポートに
接続されている装置が 1 台の場合もあれば、数台の SCSI 装置がデイジーチェーン接続され、外
部 SCSI ポートに接続されている場合もあります。SCSI 装置には、4 mm DDS フォーマット・
テープ・ドライブやハードディスク・ドライブなどがあります。
HP B クラスおよび C クラス・ワークステーションで使用できる SCSI バスには、Ultra Narrow
Single-Ended SCSI バス(NSE SCSI)と Ultra2 Wide Low-Voltage Differential SCSI バス(LVD SCSI)
の 2 種類があります。下表に各 SCSI バスの仕様を示します。
注意
現時点では、同一種類のバスに接続された NSE SCSI 装置と LVD SCSI 装置の使用は、当社
のサポート対象外となります。
表 4-1 SCSI バスの特徴
種類
データ転送 データ・バ 使用可能な 最大ケーブ 装置の物理
的位置注 2
速度
ス幅
SCSI アド
ル長
レス 注 1
Ultra Narrow 最大 20 MB/ 8 ビット
Single-Ended
0~6
3.0 メート
外付け
秒
ル
Ultra2 Wide 最大 80 MB/ 16 ビット
0~6; 8~15 12 メートル 内蔵および
Low-Voltage
Differential
秒
外付け
注 1 すべての SCSI バスにおいて、アドレス 7 はホスト・コントローラ用に確保されています。
注 2 この情報は、HP Visualize B クラスおよび C クラス・ワークステーションの場合に限ります。
68
第 4 章
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SCSI の接続
SCSI の制限事項
SCSI の制限事項
本項では、お使いのワークステーションにおける SCSI の制限に関して、以下の項目を説明しま
す。
・ケーブル
・ターミネーター
・SCSI バスに接続する装置の数
・SCSI 装置の選択に関する注意事項
アドレス 7 はシステムにより確保されているため、NSE SCSI バスがサポートできる装置の数は
7 台、LVD SCSI バスがサポートできる装置の数は 15 台となります。
ケーブル
SCSI 装置の接続には、当社で認定されている SCSI ケーブル以外は使用しないでください。当
社は、NSE SCSI 装置用に以下の SCSI ケーブルを販売しています。
表 4-2 Ultra Narrow Single-Ended SCSI ケーブル
ケーブル番号
C2955A
ケーブル長
0.5m
説明
両端 50 ピン HDTS注 1
C2908A
C2956A
C2957A
1.0m
1.5m
2.0m
当社は、外部接続装置とシステム上の LVD ポートとの接続用に以下の SCSI ケーブルを販売し
ています。
表 4-3 Ultra2 Wide Low-Voltage Differential SCSI ケーブル
ケーブル番号
C2978A
ケーブル長
0.5m
説明
両端 68 ピン HDTS注 2
注 1 ねじ留め式高密度コネクター(High Density Thumb Screw)
第 4 章
69
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SCSI の接続
SCSI の制限事項
ケーブル番号
C2979A
ケーブル長
1.5m
説明
C2911B
1.0m
2.5m
1.0m
2.5m
10.0m
5.0m
C2924B
C2361A
68 ピン VHDCI注 3 と 68 ピン HDTS
C2362A
C2363A
C2365A
注意
当社が承認する SCSI ケーブルは、HP 社製装置用の SCSI 仕様に適合するように設計されて
います。これ以外のケーブルを使用すると、システムの動作に支障をきたす原因となりま
す。
装置を構成する場合は、常に最短のケーブルを使用してください。
注記
ケーブルの全長を決定するには、本章の後半にある「SCSI バスの長さについての制約」の
項を参照してください。
ターミネーター
LVD SCSI 用と NSE SCSI 用では、ターミネーターは異なります。NSE SCSI 用ターミネーター
は 50 ピンで NSE SCSI コネクタと接続できます。一方、LVD SCSI 用ターミネーターは 68 ピン
で LVD SCSI コネクタと接続可能です。これらのターミネーターはシステムに付属しています。
注意
システムの背面パネルにある未使用の SCSI コネクタには、必ずターミネーターを装着して
ください。ただし SCSI 装置がコネクタを通じて SCSI バスに取付けられている場合には、
SCSI バスに接続された外部装置に SCSI ターミネーターを接続してください。SCSI ターミ
注 2 ねじ留め式高密度コネクター(High Density Thumb Screw)
注 3 超高密度相互接続ケーブル(Very High Density Cabled Interconnect)
70
第 4 章
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SCSI の接続
SCSI の制限事項
ネーターをまだお持ちでない場合は、HP 社製 A1658-63012 ターミネーター(50 ピン NSE
SCSI ターミネーター)または A4986-63008(68 ピン LVD SCSI ターミネーター)をご注文くだ
さい。
SCSI バスに接続する装置の数
1 つのバスに接続できる SCSI 装置の数には制限があります(「表 4-1 」参照)。SCSI 装置を追
加する前に、追加する装置がシステムによりサポートされていることを確認してください。
HP B クラスおよび C クラス・ワークステーションには以下の SCSI バスを使用できます。ただ
し、各バスにはそれぞれ構成上の制約があります。
・Ultra Narrow Single-Ended SCSI バス
・Ultra2 Wide Low-Voltage Differential SCSI バス
SCSI 装置の選択に関する注意事項
当社がサポートしている Ultra Narrow Single-Ended (NSE) SCSI バスおよび Ultra2 Wide Low-
Voltage Differential (LVD) SCSI バス用の SCSI 装置は、NSE および LVD の仕様に適合した SCSI
装置として認定されています。NSE および LVD SCSI バスで使用可能で当社がサポートする
SCSI 装置の一覧は、最寄りの当社セールス担当までお問い合わせください。
システム上の NSE または LVD SCSI バスに接続されている装置が当社のサポートする製品以外
の場合は、SCSI バスの動作を保証するため、本章で説明しているケーブル接続、ターミネータ
ー接続およびバス長の制限を必ず守ってください。
LVD SCSI は比較的新しい技術であるために、LVD 準拠として公表されている製品でも LVD の
仕様に適合していない場合があります。したがって、その製品が当社のサポートする以外の製
品をシステムの LVD SCSI バスに接続する場合は、特に注意が必要です。例えば、問題となる
装置について、内部のケーブル接続の平衡インピーダンスが 110~135[ohm ]となっていない場
合や、製造技術上の問題により、重要な信号(Reset、Select および Busy など)に相当量のクロス
トークが発生している場合などがあります。製品が LVD SCSI バスの仕様に適合していない場
合は、LVD バスの性能に影響が及びます。従来の SCSI バスに比べて、LVD インタフェースは
性能が大幅に向上しています。したがって、電気的仕様への適合性はこれまで以上に厳密に要
求されます。
LVD 信号の仕様の詳細は、『SCSI Parallel Interface-2 (SPI-2)』および『Electrical Characteristics of
Low Voltage Differential Signaling (LVDS) Interface Circuits TIA/EIA-644』を参照してください。
これらのドキュメント類については下記にお問い合わせください。
Global Engineering Documents
15 Inverness Way East
Englewood, CO 80112-5704
800-854-7179 または 303-397-7956
第 4 章
71
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SCSI の接続
SCSI バスの長さに関する制限
SCSI バスの長さに関する制限
本項では、NSE および LVD SCSI バス用の SCSI バス長の制限事項について説明します。
Ultra Narrow Single-Ended SCSI バスの長さ
NSE SCSI バス用ケーブルは最長 3 メートルです。この内、ごく一部は HP Visualize B クラスお
よび C クラス・システムが使用します。
注記
外部で使用されている NSE SCSI のケーブル/バス/トレースの全長を計算する場合は、外付
け装置に接続されているケーブルの長さだけではなく、装置内部のバスの長さも必ず考慮
してください。
NSE SCSI バスのケーブル全長に関する仕様は 2 種類あります。どちらの仕様も、NSE SCSI バ
スへ接続されている SCSI 装置の最大キャパシタンスが 25 ピコファラド(pF)を超えないことが
要件となります。ご使用の装置の最大キャパシタンスが明らかでない場合は、ご購入元へお問
い合わせください。
ケーブルの全長に関する仕様は以下のとおりです。
・NSE SCSI バスに接続している装置が合計 1~4 台の場合、使用しているケーブルが全長 3.0
メートルを超えないこと。
・NSE SCSI バスに接続している装置が合計 5~8 台の場合、使用しているケーブルが全長 1.5
メートルを超えないこと。
接続している装置にはコンピュータ本体も含まれます。内部のケーブル接続の長さは 0.15 メー
トルです。ケーブルの全長を決定するにはこの長さも含める必要があります。
72
第 4 章
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SCSI の接続
SCSI バスの長さに関する制限
Ultra2 Wide Low-Voltage Differential SCSI バスの長さ
LVD SCSI バス用ケーブルは最長 12 メートルです。HP Visualize B クラスおよび C クラス・シ
ステムがシステム内部で使用するケーブルは 1 メートルです。つまり、外付け LVD SCSI 装置
とワークステーションの接続用に最長 11 メートルのケーブルを使用できます。
注記
外部で使用されている LVD SCSI ケーブル/バス/トレースの全長を計算する場合は、外付け
装置に接続されているケーブルの長さだけではなく、装置内部のバスの長さも必ず考慮し
てください。
第 4 章
73
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SCSI の接続
SCSI デバイス ID の指定
SCSI デバイス ID の指定
新しい SCSI 装置に SCSI デバイス ID を指定する場合は、必ずその前に使用可能な SCSI デバイ
ス ID を調べる必要があります。既に使われている SCSI デバイス ID を表示させるには、以下の
コマンドをプロンプトから入力し、Enter を押します。
/usr/sbin/ioscan -f
しばらくすると、ioscan ユーティリティによって SCSI 入出力装置がすべて一覧表示されます。
表示は以下のようになります。
74
第 4 章
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SCSI の接続
SCSI デバイス ID の指定
Ultra Narrow Single-Ended SCSI デバイスの ID の指定
現在どの Ultra Narrow Single-Ended SCSI (NSE SCSI)装置が使われているかを調べるには、上述
の ioscan コマンドの出力で、"H/W Path"見出しの下に表示された結果から調べることができ
ます。例えば、10/0/15/0 という項目は、内蔵 NSE SCSI バスを示します。内蔵 NSE SCSI バス
に接続されている装置(ディスクなど)では、ハードウェア・パス項目で 2 個の小数点に挟まれ 3
番目の“/”の後にある数字がその装置の SCSI ID を示します。例えば、ハードウェア・パスが
10/0/15/0.2.0 の場合、SCSI ID が 2 の NSE SCSI 装置を示します。以下にハードウェア・パスの
詳細を示します。
SCSI device
10/0/15/0.2.0
NSE SCSI
10/0/15/0.2.0
SCSI ID 2
10/0/15/0.2.0
注意
SCSI デバイス ID の 7 は使用しないでください。これは、内蔵 SCSI バス・コントローラ用
に確保されています。
第 4 章
75
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SCSI の接続
SCSI デバイス ID の指定
Ultra2 Wide Low-Voltage Differential SCSI デバイスの ID の指
定
現在どの Ultra2 Wide Low-Voltage Differential SCSI (LVD SCSI)装置が使われているかを調べる
には、上述の ioscan コマンドの出力で、"H/W Path"の見出しの下に表示された結果から調べ
ることができます。例えば、項目の 10/0/15/1 は、内蔵 LVD SCSI バスを示します。内蔵 LVD
SCSI バスに接続されている装置(ディスクなど)では、ハードウェア・パスの 2 個の小数点に挟
まれた 3 番目の“/”の後にある数字がその装置の SCSI ID を示します。例えば、ハードウェ
ア・パスが 10/0/15/1.5.0 の場合、SCSI ID が 5 の LVD SCSI 装置を示します。以下にハードウェ
ア・パスの詳細を示します。
SCSI device
10/0/15/1.5.0
LVD SCSI
10/0/15/1.5.0
SCSI ID 5
10/0/15/1.5.0
注意
SCSI デバイス ID の 7 は使用しないでください。これは、内蔵 SCSI バス・コントローラ用
に確保されています。
76
第 4 章
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SCSI の接続
SCSI ポートへの接続
SCSI ポートへの接続
本項ではシステムの SCSI ポート(NSE SCSI および LVD SCSI)への接続方法について説明します。
システムの SCSI ポートへの接続
システムには 2 つの SCSI コネクタがあります。
・Ultra Narrow Single-Ended SCSI (NSE SCSI)コネクタ
・Ultra2 Wide Low-Voltage Differential SCSI (LVD SCSI)コネクタ
下図は 2 つの SCSI コネクタを示しています。ねじ留め式高密度コネクターを使って SCSI ケー
ブルをこれらのポートに接続します。
注記
背面パネルの未使用の SCSI コネクタ、および SCSI バスに接続された末端の装置には、必
ずターミネーターを装着してください。ターミネーターはシステムに付属しています。
NSE SCSI バスには NSE SCSI ターミネーター、LVD SCSI バスには LVD SCSI ターミネー
ターを必ず使用してください。
第 4 章
77
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78
第 4 章
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第 5 章 ワークステーションのハードウェア構
成の変更方法
本章では、ワークステーションのハードウェアの構成を変更する方法について説明します。
本章では、以下の項目について説明します。
・システム・ユニットの前面パネル
・システム・ユニットの左側パネル
・システム・ユニットの電源
・I/O カード
・システム・ユニット用ファン
・着脱可能な記憶装置
・ハードディスク・ドライブ
・メモリ・カード
・モニター機種の変更
本章の説明は、ご使用のワークステーションが HP-UX 10.20 または 11.0 オペレーティング・
システム上で動作し、HP CDE インタフェースを使用していることを前提としています。HP
CDE インタフェースについての詳しい情報は、『HP CDE 入門』を参照してください。
注意
ワークステーションの内部装置の構成を変更する際は、正しく接地された静電防止用バン
ドを必ず装着してください。静電放電の詳しい内容については、まえがきの「静電放電予
防措置」の項を参照してください。
警告
システム・ユニットを開く時は、その前に必ず電源コードをコンセントから抜いてくださ
い。
構成を変更する場合は、下記に示す工具を使ってハードウェアの取外しまたは交換を行ってく
ださい。
・一般用マイナス・ドライバー (軸の長さ: 150 mm)
・トルクス・ドライバー(星形ドライバー(T-10, T-15))。トルクス・ドライバーを使用するねじ
には、溝があり、マイナス・ドライバーも使用することができます。
第 5 章
79
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
SCSI ポートへの接続
・ラジオペンチ
注記
本章で説明するコマンドの多くは、スーパー・ユーザー (root) の権限を必要とします。root
ユーザーとしてログインできない場合は、システム管理者にお問い合わせください。
80
第 5 章
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
システム・ユニットの前面パネル
システム・ユニットの前面パネル
本項では、システム・ユニットの前面パネルの開閉方法を説明します。
システム・ユニットの前面パネルの開け方
以下の手順に従って、システム・ユニットを開けてください。
1. システムの電源を切り、電源コードをコンセントから抜きます。ここで、システムの電源ス
イッチを切ると、システムにより自動的にシャットダウン・コマンド shutdown -q が実行さ
れることにご注意ください。
2. 静電防止用バンドを、パッケージに記載された手順に従って装着します。静電防止バンドの
粘着処理が施された端をシステム・ユニットの背面の金属裸面に取り付けます
3. 前面パネルの右側にある 2 つのラッチ・ボタンを押し、パネルを開きます。「図 5-1 前面パ
ネルの開け方」を参照してください。前面パネルが開かない場合は、前面パネル用の鍵でロ
ックを解除してください。
図 5-1 前面パネルの開け方
4. パネル左側のスナップ・ヒンジを軸に、パネルが外れるまでパネルを外向きに回転させます。
外したパネルは、破損しないように安全な場所に置いてください。
第 5 章
81
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
システム・ユニットの前面パネル
システム・ユニットの前面パネルの閉じ方
以下の手順に従って、システム・ユニットを閉じてください。
1. スナップ・ヒンジが左側にくるように前面パネルを持ち、システム・ユニットの左端の穴に
差し込みます。
2. 前面パネルを、2 つのラッチ・ボタンがパチンと鳴るまで内側に回しパネルを閉じます。前
面パネルをロックする場合は、システム・ユニットに付属の鍵を使用してください。付属の
鍵は、前面パネルの内側のフロッピーディスク・ドライブの下にあります。
3. システム・ユニットの電源コードを接続し、システムの電源を入れます。
82
第 5 章
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
システム・ユニットの左側パネル
システム・ユニットの左側パネル
本項では、システム・ユニットの左側パネルの開閉方法を説明します。このパネルは、ワーク
ステーションの内部コンポーネントを扱う際に開ける必要が生じます。
システム・ユニットの左側パネルの開け方
以下の手順に従って、左側パネルを開けてください。
注記
左側パネルを外すと、システム・ユニットのセーフティ・インターロック・リリース・ピ
ンが、セーフティ・インターロック・スイッチから外れ、正規のシャットダウン手順を経
ずにシステムをシャットダウンします。「図 5-2 システム・ユニットの左側パネルの開け
方」を参照してください。そのため、左側パネルをワークステーションから外す前に、
reboot -h を実行するか、前面パネルの電源スイッチを押して電源を切ってください。どち
らを行った場合も、ログイン中のユーザーに対する猶予付きでシステムがシャットダウン
します。
1. システムの電源を切って、システム・ユニットの電源コードをコンセントから抜きます。
2. 静電防止用バンドをパッケージに記載されている手順に従って装着してください。静電防止
バンドの粘着処理が施された端をシステム・ユニットの背面パネルの金属裸面に取り付けま
す。
3. ワークステーションを半回転させ、ワークステーションの背面が手前に向くようにします。
ワークステーションの右端にある 2 つの T-15 トルクスつまみねじ(「図 5-2 システム・ユニ
ットの左側パネルの開け方」参照)を外します。
4. 左側パネルの後端を持ち、ワークステーションに対して約 30 度になるまで、外側に回転さ
せます。次に「図 5-2 システム・ユニットの左側パネルの開け方」の矢印のように、パネル
を手前に引っ張ります。すると、パネルの上部と下部にあるヒンジ・フックがヒンジ・スロ
ットから外れます。「図 5-2 システム・ユニットの左側パネルの開け方」を参照してくださ
い。
第 5 章
83
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
システム・ユニットの左側パネル
図 5-2 システム・ユニットの左側パネルの開け方
注記
「図 5-2 システム・ユニットの左側パネルの開け方」中の EMI ガスケットは、パネルか
ら取り外さないでください。
84
第 5 章
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
システム・ユニットの左側パネル
システム・ユニットの左側パネルの閉じ方
以下の手順に従って、左側パネルを閉じてください。
1. 左側パネルを持ち、パネル上部と下部にあるヒンジ・フックをヒンジ・スロットに差し込み
ます。「図 5-2 システム・ユニットの左側パネルの開け方」を参照してください。ヒンジ・
スロットはシステム・ユニット背面から見て、右の隅の方にあります。探すときは注意して
ください。
2. パネルのヒンジとは反対側の端をシステム・ユニットの背面側へ倒し、左側パネルの外側の
端をシステム・ユニットに対して強く押し込みます。こうすることで、EMI ガスケットによ
る密閉が確実に行われます。
3. パネルを正しい位置に置き、先程取り外した 2 つの T-15 トルクスつまみねじを 6 インチ・
ポンドのトルクで締めます。
第 5 章
85
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
システム・ユニットの電源
システム・ユニットの電源
ここで説明する内容は、システム・ユニットをアップグレードする場合に重要となります。例
えば、メモリの取付けなどがこれに相当します。メモリを取り付けるには、メモリ・スロット
を取り出せるように、電源ユニットの位置を上方に固定しなければなりません。本項では、こ
のような作業に必要な事項を説明します。
警告
システム・ユニットの中にあるコンポーネントを扱う場合は、人体への損傷を避けるため、
必ずシステム・ユニットの電源コードを抜いて作業を行ってください。
電源ユニットの位置を上方に固定する
以下の手順に従って、電源ユニットの位置を上方に固定してください。
1. 表面が傷つかないように、前面パネルから見て右のクッションの付いた面を下にしてシステ
ム・ユニットを置きます。
2. 本章の「システム・ユニットの左側パネルの開け方」の手順に従って、システム・ユニット
の左側パネルを開きます。
3. 「図 5-3 電源ユニットの留めねじを外す」のように、T-15 トルクス・ドライバーを使って
電源ユニットのシャシー上の 2 つの留めねじを外します。
図 5-3 電源ユニットの留めねじを外す
4. 電源ユニットを持ち上げると、自然にベイルが掛かり、電源ユニットの位置が約 90 度上方
に固定されます。「図 5-4 電源ユニットをの位置を上方に固定する」を参照してください。
86
第 5 章
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
システム・ユニットの電源
図 5-4 電源ユニットをの位置を上方に固定する
第 5 章
87
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
システム・ユニットの電源
電源ユニット位置の固定を解除してシステム・ユニットを閉じる
作業が完了し、ワークステーションを使う用意ができたら、システム・ユニットを閉じます。
以下の手順に従って、システム・ユニットを閉じてください。
1. 電源ユニットを後方に少し倒し、ベイル・ロックからベイルを外します。電源ユニットのハ
ンドルを持ち、電源ユニットを下げて元の位置に戻します。「図 5-3 電源ユニットの留めね
じを外す」を参照してください。
2. 両方の留めねじを「図 5-3 電源ユニットの留めねじを外す」のように適切な位置に置き、ね
じを締めます。T-15 トルクスつまみねじを使って、6 インチ・ポンドのトルクでねじを締め
てください。
3. 本章の「システム・ユニットの左側パネルの閉じ方」を参照して、左側パネルを閉じてくだ
さい。
88
第 5 章
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
I/O カード
I/O カード
B クラスおよび C クラス・ワークステーションの PCI アセンブリーには、6 つのスロットがあ
ります。スロット 1 から スロット 4 は、フルサイズの PCI スロットで、スロット 5 とスロッ
ト 6 はハーフサイズの PCI スロットです。「図 5-5 PCI カードのスロット番号と機能」に、ス
ロットの機能を簡単に説明してあります。
図 5-5 PCI カードのスロット番号と機能
注記
グラフィックスの性能を最大限に引き出すには、スロット 2 (SL2) を一次グラフィック・カ
ード・スロットにし、スロット 4 (SL4) を二次グラフィック・カード・スロットにしてくだ
さい。
他のグラフィック・カード・スロットにモニターを接続した場合、モニター用のグラフィ
ック・パスを変更する必要があります。グラフィック・パスを変更するには、「ブート・コ
ンソール・インタフェース」の章の「モニター機種の表示と設定」を参照してください。
6 つの I/O スロットは、ワークステーションの背面にあります。スロットは、上から順に 1 か
ら 6 まで番号が付いています。「図 5-6 I/O スロットの番号」を参照してください。
第 5 章
89
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
I/O カード
図 5-6 I/O スロットの番号
I/O カードの取外し
I/O スロットのバルクヘッドねじを外すには、T-15 トルクス・ドライバーかマイナス・ドライ
バーを使用してください。
以下の手順に従って、システム・ユニットから I/O カードを取り外してください。
1. システムの電源を切り、電源コードをコンセントから抜きます。システムの電源スイッチを
切ると、システムが自動シャットダウンコマンド shutdown -q を実行します。
2. 本章の「システム・ユニットの左側パネルの開け方」の手順に従って、システム・ユニット
の左側パネルを開きます。
3. 両方の PULL タブを均等な力で矢印の方向に引っ張り、I/O カード・リテーナを取り外しま
す。「図 5-7 I/O カード・リテーナの取外し」を参照してください。
90
第 5 章
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
I/O カード
図 5-7 I/O カード・リテーナの取外し
4. 取り外す I/O カードのバルクヘッドねじを、T-15 トルクス・ドライバーを使って取り外しま
す。「図 5-8 I/O カードの取外し」を参照してください。
図 5-8 I/O カードの取外し
5. I/O カードの外側の縁を水平に引っ張り、I/O カードを取り出します。「図 5-8 I/O カードの
取外し」を参照してください。
I/O カードの取付け
以下の手順に従って、システム・ユニットに I/O カードを取り付けてください。
注記
スロット 2 と 4 がグラフィック・カード・スロットです。スロット 2 が一次グラフィッ
ク・カード・スロットで、スロット 4 が二次グラフィック・カード・スロットです。
第 5 章
91
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
I/O カード
1. 本章の「システム・ユニットの左側パネルの開け方」の手順に従って、システム・ユニット
の左側パネルを開きます。
2. I/O カードを取り付けるスロットを決定します。「図 5-5 PCI カードのスロット番号と機能」
を参照してください。
3. T-15 トルクスねじを外し、I/O カードを取り付けるスロットのバルクヘッド・ブランクを取
り外します。ここで、ブランクが 1 つも付いていない場合は、手順 4 に進んでください。
4. 両方の PULL タブを矢印の方向に均等な力で引っ張り、I/O カード・リテーナを取り外しま
す。「図 5-7 I/O カード・リテーナの取外し」を参照してください。
5. I/O カードを選択したスロットの中に差し込み、バルクヘッドが正しい位置に来るようにし
ます。「図 5-8 I/O カードの取外し」を参照してください。フルサイズの I/O カードの場合、
I/O カードのバルクヘッドが付いていない方の端は、I/O カード・ガイドの中にある必要があ
ります。I/O カードがコネクターに差し込まれるまで、しっかりと均等な力で I/O カードを押
します。I/O カードのバルクヘッドを、T-15 トルクスねじを使って 6 インチ・ポンドのトル
クで締め、I/O カードを確実に装着します。
6. I/O カード・リテーナを元の場所に戻します。I/O カードを元の場所に戻すには、下部リテー
ナ・フックをエア・ディバイダー上のスロットに差し込み、PULL タブをシャシー上のスロ
ットの中に留めてください。「図 5-7 I/O カード・リテーナの取外し」を参照してください。
7. 本章の「システム・ユニットの左側パネルの閉じ方」の手順に従って、システム・ユニット
の左側パネルを閉じます。
92
第 5 章
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
システム・ユニット用ファン
システム・ユニット用ファン
システム・ユニットの内部には、様々な場所を冷やすためのファンが、いくつか取り付けられ
ています。各ファンが冷却する領域の位置については、「図 5-9 システム・ユニット用ファン
の冷却領域」を参照してください。取り外し可能なファンは、ハードディスク・ドライブ用フ
ァンだけなので、ここではハードディスク・ドライブ用ファンについてのみ説明します。
図 5-9 システム・ユニット用ファンの冷却領域
注意
「図 5-9 システム・ユニット用ファンの冷却領域」で示した領域のファンのいずれかがう
まく動いていないことを示す LCD エラーメッセージが表示された場合は、最寄りの当社サ
ポート担当までご連絡ください。状態の悪いファンを付けたまま使い続けると、システ
ム・ユニットが損傷します。交換するべきファンは、本書の第 7 章を参照して判定してく
ださい。
第 5 章
93
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
システム・ユニット用ファン
ハードディスク・ドライブ用ファンを取り外す
本項では、ハードディスク・ドライブ・シャシーの裏側から冷却ファンを取り除く方法を説明
します。メモリ・カードを取り外すには、このファンを取り除く必要があります。
以下の手順に従って、ハードディスク・ドライブ・シャシーからファンを取り外してください。
1. 表面が傷つかないように、クッションの効いた所にシステム・ユニットを横向きに置きます。
2. システム・ユニットの左側パネルを開きます。本章の「システム・ユニットの左側パネルの
開け方」を参照してください。
3. 電源ユニットの位置を上方に固定します。本章の「電源ユニットの位置を上方に固定する」
を参照してください。
4. ファン・ブラケット・ハンドルを持ち上げ、ファンを取り出します。「図 5-10 ファンをハ
ードディスク・ドライブ・シャシーから取り外す」を参照してください。ファン・ブラケッ
トを持ち上げると、ファン・ブラケットの上部アライメント・タブが、ファン・ブラケット
のハードディスク・ドライブ・アライメント・ホールから、下部アライメント・タブがアラ
イメント・ホールからそれぞれ外れて、システム・ユニットからファンが取り出すことがで
きます。メモリ・カードを扱うためにハードディスク・ドライブ用ファンを取り外す場合は、
ファンの電源ケーブルをコンセントから抜く必要はありません。ハードディスク・ドライブ
用ファンを取り外したら、ハードディスク・ドライブ・シャシーの上に置いてください。
94
第 5 章
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
システム・ユニット用ファン
図 5-10 ファンをハードディスク・ドライブ・シャシーから取り外す
ハードディスク・ドライブ用ファンを元の位置に戻す
以下の手順に従って、ブラケットとファンを元の位置に戻してください。
1. ファン・ブラケットの上部アライメント・タブ 2 つがハードディスク・ドライブ・アライメ
ント・ホールの回りにうまく合うように、また下部アライメント・タブがアライメント・ホ
ールの正しい位置にくるように(「図 5-10 ファンをハードディスク・ドライブ・シャシーか
ら取り外す」参照)ファン・ブラケットを置いたら、ファン・ブラケットを差し込みます。
2. 本章の「電源ユニットの位置を上方に固定する」で説明した方法で、システム・ユニットを
閉じてください。
第 5 章
95
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
着脱可能な記憶装置
着脱可能な記憶装置
B クラスおよび C クラス・ワークステーションには、着脱可能な内部記憶装置は以下の 2 種類
しかありません。
・CD ドライブ
・3.5 インチ・フロッピーディスク・ドライブ
以降のページでは、着脱可能な記憶装置の取付けおよび取外し方法を説明します。
CD ドライブの取付け
以下の手順に従って、CD ドライブを取り付けてください。
警告
システムの電源を切り、電源コードをコンセントから抜いてから CD ドライブを取り付け
てください。
CD ドライブをシステム・ユニットと併せてご注文された場合、CD ドライブの背面にあるジャ
ンパは工場で設定されているため、ユーザーが設定する必要はありません。一方、CD ドライ
ブを新たに購入しシステムに取り付ける場合には、マスター/スレーブ/CSEL ジャンパが CSEL
の位置にあることを確認する必要があります。CSEL ジャンパの位置は CD ドライブの製造業
者によって異なるため、ジャンパの正しい位置については、CD ドライブに付属のマニュアル
を参照してください。
注意
CD ドライブは、機械的衝撃および静電気によるショックを受けやすいため、CD ドライブ
を取り扱う際は、必ず CD ドライブ・キットに付属の静電防止用バンドを装着してくださ
い。CD ドライブは常に注意して取り扱ってください。
1.「システム・ユニットの前面パネルの開け方」と「システム・ユニットの左側パネルの開け
方」を参照し、各パネルを開けてください。前面パネルは、CD ドライブをシャシーの中の
正しい位置に差し込むために、また左側パネルは、CD ドライブのオーディオ、ATAPI、電源
の各コネクターを扱うために開く必要があります。
2. 「図 5-11 CD ドライブベイの背面カバーを取り外す」の T-15 トルクスねじを外し、CD ド
ライブ・ベイの背面カバーを取り外します。CD ドライブの背面カバーは、システム・ユニ
ット内の着脱可能なメディア・シャシーの背面にあります。カバー・ハンドルを、着脱可能
なメディア・シャシーから約 2.5 cm 押し出します。次にカバー・ハンドルを手前に引っ張り
ます。これで、オーディオ、ATAPI、電源の各ケーブルが取り扱えるようになります。
96
第 5 章
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
着脱可能な記憶装置
図 5-11 CD ドライブベイの背面カバーを取り外す
3. システム・ユニットを半回転させ、ユニットの前面が「図 5-12 前面パネルを外した状態の
システム・ユニットの前面」のように手前に向くようにします。
図 5-12 前面パネルを外した状態のシステム・ユニットの前面
4. CD ドライブのブラケットねじ(T-15 トルクスねじ)を 2 つとも外し、シャシー・アセンブリ
ーから CD ドライブ・ブラケットを取り外します。「図 5-13 CD ドライブ・ブラケットと
ブランクの取外し」を参照してください。次に 4 つの CD ドライブ・ブランク・フィラー用
ねじ(T-15 トルクスねじ)を外し(「図 5-13 CD ドライブ・ブラケットとブランクの取外し」
参照)、ブランク・フィラーをブラケットから外します。ブランク・フィラーねじは、CD ド
ライブをマウントするのに必要なので、紛失しないように注意してください。
第 5 章
97
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
着脱可能な記憶装置
図 5-13 CD ドライブ・ブラケットとブランクの取外し
注意
CD ドライブは、機械的衝撃および静電気によるショックを受けやすいため、CD ドライブ
を取り扱う際は、必ず CD ドライブ・キットに付属の静電防止用バンドを装着してくださ
い。CD ドライブは常に注意して取り扱ってください。
5. CD ドライブをカートンから取り出し、CD ドライブ背面のジャンパが C に設定されている
ことを確認してください。先程取り外した 4 つのブランク・フィラーねじ(T-15 トルクスね
じ)を使って、CD ドライブを「図 5-14 CD ドライブの取付け」のようにブラケットにマウ
ントしてください。ねじは、6 インチ・ポンドのトルクで締めてください。このとき、CD ド
ライブは CD ドライブ・ブラケットの前面から約 2.5 cm 手前に出ています。
98
第 5 章
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
着脱可能な記憶装置
図 5-14 CD ドライブの取付け
6. CD ドライブとブラケットをシステム・ユニットのシャシーに「図 5-14 CD ドライブの取付
け」のように差し込んでください。ブラケットの側面にはレールが、また CD ドライブ・シ
ャシーの内側にはガイドが付いており、CD ドライブがブラケットの中に差し込みやすくな
っています。
7. オーディオ、ATAPI、電源の各ケーブルをそれぞれ適切なコネクターに接続します。コネク
ターはいずれも正しい向きにしか接続できないようになっています。「図 5-15 オーディ
オ/ATAPI/電源の各ケーブルを差し込む」を参照してください。オーディオ・コネクターを差
し込む際、オーディオ・ケーブルを CD ドライブ・シャシー背面を通して CD ドライブ・シ
ャシー前面に引っ張り接続すると、容易に接続できます。オーディオ・ケーブルは最初に接
続しなければならないので、注意してください。
第 5 章
99
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
着脱可能な記憶装置
図 5-15 オーディオ/ATAPI/電源の各ケーブルを差し込む
8. CD ドライブのブラケットねじ(「図 5-16 ブラケットねじを締める」参照)を締めます。ブラ
ケットねじは、6 インチ・ポンドのトルクで締めてください。
図 5-16 ブラケットねじを締める
9. オーディオ、ATAPI、電源の各ケーブルが正しい位置にあり、CD ドライブ・ベイの背面カ
バーの下端からこれらのケーブルが出ていることを確認します。この背面カバーの下端はケ
ーブルが切れないように、丸くなっています。「図 5-17 取り外した CD ドライブ・ベイの
背面カバーを元に戻す」を参照してください。次に、T-15 トルクスねじを使って、CD ドラ
イブ・ベイの背面カバーをしっかりと締めます。ねじは、6 インチ・ポンドのトルクで締め
てください。背面カバーを戻した時、ATAPI のフェライト・ビーズは、CD ドライブ・ベイ
の背面カバーの外側になければなりません。
100
第 5 章
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
着脱可能な記憶装置
図 5-17 取り外した CD ドライブ・ベイの背面カバーを元に戻す
10. プラスチック製の CD ドライブ・ブランクをワークステーションの前面パネルから取り外し
ます。
11. システム・ユニットの前面パネル、左側パネルを元に戻して、CD ドライブの取付けを完了
してください。前面パネルと左側パネルの閉じ方は、本章の「システム・ユニットの前面パ
ネルの閉じ方」と「システム・ユニットの左側パネルの閉じ方」を参照してください。また、
すべてのケーブルを確実にシステム・ユニットの中に入れ、ケーブルが傷つかないようにし
てください。
12. システムが CD ドライブを認識することを確認してください。「CD ドライブの使用」の章
の「CD ドライブ動作の確認」を参照してください。
CD ドライブの取外し
本項では、CD ドライブをシステム・ユニットから取り外す方法について説明します。
警告
CD ドライブを取り外す前に、必ずシステムの電源を切り、電源コードをコンセントを抜い
てください。
注意
CD ドライブは、機械的衝撃および静電気によるショックを受けやすいため、CD ドライブ
を取り扱う際は、必ず CD ドライブ・キットに付属の静電防止用バンドを装着してくださ
い。CD ドライブは常に注意して取り扱ってください。
1.「システム・ユニットの前面パネルの開け方」と「システム・ユニットの左側パネルの開け
方」を参照し、各パネルを開けてください。CD ドライブをシステム・シャシーから取り外
すために、前面パネルを開ける必要があります。また、CD ドライブのオーディオ、ATAPI、
第 5 章
101
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
着脱可能な記憶装置
電源の各コネクターを扱うために、左側パネルを開ける必要があります。
2. 「図 5-18 CD ドライブベイの背面カバーを取り外す」の T-15 トルクスねじを外し、CD ド
ライブ・ベイの背面カバーを取り外します。CD ドライブ・ベイの背面カバーは、システ
ム・ユニット内部の着脱可能なメディア・シャシーの背面にあります。カバー・ハンドルを
押して、カバー・ハンドルを着脱可能なメディア・シャシーから約 2.5 cm 押し出します。次
にカバー・ハンドルを手前に引っ張ります。これで、オーディオ、ATAPI、電源の各ケーブ
ルが扱えるようになります。これらのケーブルを CD ドライブから外してください。
図 5-18 CD ドライブベイの背面カバーを取り外す
3. システム・ユニットを半回転させ、ユニットの前面(「図 5-19 前面パネルを取り外した状態
のシステム・ユニットの前面」参照)が手前に向くようにします。
図 5-19 前面パネルを取り外した状態のシステム・ユニットの前面
4. CD ドライブの 2 つのブラケットねじ(T-15 トルクスねじ)を外し、「図 5-20 CD ドライブを
取り外す」のようにシャシー・アセンブリーから CD ドライブを取り外します。次に 4 つの
102
第 5 章
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
着脱可能な記憶装置
CD ドライブ・マウントねじ(T-10 トルクスねじ)を外し(「図 5-20 CD ドライブを取り外す」
参照)、CD ドライブをブラケットから取り外します。これで CD ドライブ・ブランクを CD
ドライブ・ブラケットに取り付ける準備ができました。
図 5-20 CD ドライブを取り外す
5. CD ドライブ・ブランクを CD ドライブ・ブラケットに取り付け、4 つの CD ドライブ・マ
ウントねじ(T-10 トルクスねじ)を 6 インチ・ポンドのトルクで締めます。これで CD ドライ
ブ・ブランクが CD ドライブ・ブラケットに固定されます。ブラケット・レールとブラケッ
ト・ガイドを合わせ、CD ドライブ・ブランクとブラケットを差し込みます。「図 5-21 CD
ドライブ・ブランクの取付け」を参照してください。
第 5 章
103
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
着脱可能な記憶装置
図 5-21 CD ドライブ・ブランクの取付け
6. 2 つの CD ドライブ・ブラケットねじ(「図 5-22 ブラケットねじを締める」参照)を 6 イン
チ・ポンドのトルクで締めます。
104
第 5 章
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
着脱可能な記憶装置
図 5-22 ブラケットねじを締める
7. オーディオ、ATAPI、電源の各ケーブルを CD ドライブ・ベイの中に入れ、これらのケーブ
ルが CD ドライブ・ベイの背面カバーの下端から出るようにしてください。この CD ドライ
ブ・ベイの背面カバーの下端はケーブルが切れないように、丸くなっています。「図 5-23
CD ドライブ・ベイの背面カバーを元に戻す」を参照してください。次に、背面カバーと反
対側の端をカバー・スロットに入れ、回転させて正しい位置に取り付け、T-15 トルクスねじ
を 6 インチ・ポンドのトルクで締めます。これにより、背面カバーが正しい位置に固定され
ます。「図 5-23 CD ドライブ・ベイの背面カバーを元に戻す」を参照してください。これで
CD ドライブの取り外しが完了します。
図 5-23 CD ドライブ・ベイの背面カバーを元に戻す
8. プラスチックの CD ドライブ・ブランクを、ワークステーションの前面パネルの元に戻しま
第 5 章
105
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
着脱可能な記憶装置
す。
9. システム・ユニットの左側パネルと前面パネルを元に戻してください。左側パネルと前面パ
ネルの閉じ方は、本章の「システム・ユニットの左側パネルの閉じ方」と「システム・ユニ
ットの前面パネルの閉じ方」を参照してください。
フロッピーディスク・ドライブの取付け
以下の手順に従って、フロッピーディスク・ドライブを取り付けてください。フロッピーディ
スク・ドライブの取付けの際は、ジャンパの設定は必要ありません。
警告
フロッピーディスク・ドライブを取り付ける前に、必ずシステム・ユニットの電源を切り、
電源コードをコンセントから抜いてください。
注意
フロッピーディスク・ドライブは、機械的衝撃および静電気によるショックを受けやすい
ため、フロッピーディスク・ドライブを取り扱う際は、必ずフロッピーディスク・ドライ
ブ・キットに付属の静電防止用バンドを装着してください。フロッピーディスク・ドライ
ブは常に注意して取り扱ってください。
1.「システム・ユニットの前面パネルの開け方」と「システム・ユニットの左側パネルの開け
方」の手順を参照し、各パネルを開けてください。フロッピーディスク・ドライブをシャシ
ー内の正しい位置に差し込むために、前面パネルを開ける必要があります。また左側パネル
は、フロッピーディスクのデータ・コネクターと電源コネクターを扱うために開く必要があ
ります。
2. 「図 5-24 フロッピーディスク・ドライブ・ベイの背面カバーを取り外す」の T-15 トルクス
ねじを外し、フロッピーディスク・ドライブ・ベイの背面カバーを取り外します。フロッピ
ーディスク・ドライブ・ベイの背面カバーは、システム・ユニット内の着脱可能なメディ
ア・シャシーの背面にあります。カバー・ハンドルを押して、カバー・ハンドルを着脱可能
なメディア・シャシーから約 2.5 cm 押し出します。次にカバー・ハンドルを手前に引っ張り
ます。これで、フロッピーディスク・データ・ケーブルと電源ケーブルが扱えるようになり
ます。
106
第 5 章
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
着脱可能な記憶装置
図 5-24 フロッピーディスク・ドライブ・ベイの背面カバーを取り外す
3. システム・ユニットを半回転させ、ユニットの前面(「図 5-12 前面パネルを外した状態のシ
ステム・ユニットの前面」参照)が手前に向くようにします。
図 5-25 前面パネルを外した状態のシステム・ユニットの前面
4. フロッピーディスクの 2 つのブラケットねじ(T-15 トルクスねじ)を 外し、「図 5-26 フロッ
ピーディスク・ブラケットとフロッピーディスク・ブランクを外す」のようにフロッピーデ
ィスク・ブラケットをシャシー・アセンブリーから取り外します。次に「図 5-26 フロッピ
ーディスク・ブラケットとフロッピーディスク・ブランクを外す」の 4 つのフロッピーディ
スク・ブランク・フィラーねじ(T-10 トルクスねじ)を取り外し、ブランクをブラケットから
取り外します。これでフロッピーディスク・ドライブをフロッピーディスク・ブラケットに
取り付ける用意ができました。
第 5 章
107
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
着脱可能な記憶装置
図 5-26 フロッピーディスク・ブラケットとフロッピーディスク・ブランクを外す
注意
フロッピーディスク・ドライブは、機械的衝撃および静電気によるショックを受けやすい
ため、フロッピーディスク・ドライブを取り扱う際は、必ずフロッピーディスク・ドライ
ブ・キットに付属の静電防止用バンドを装着してください。フロッピーディスク・ドライ
ブは常に注意して取り扱ってください。
5. フロッピーディスク・ドライブをカートンから取り出します。4 つの T-10 トルクスのブラン
ク・フィラーねじで、フロッピーディスク・ドライブをブラケットに取り付けます。「図 5-
27 フロッピーディスク・ドライブの取付け」を参照してください。ねじは、6 インチ・ポン
ドのトルクで締めてください。
フロッピーディスク・ドライブを正しく取り付けるために、フロッピーディスク・ドライブ
の "A" とラベルの貼ってある穴がブラケットの側面にくるようにドライブを置いてください。
まず、T-10 トルクスねじをブラケット前方両側にあるフロッピーディスク・ドライブ・ブラ
ケットのタブ穴に挿入します。この 2 つの T-10 トルクスねじをフロッピーディスク・ドラ
イブの両側のねじ穴に差し込み、ねじを締めます。このねじ穴は、フロッピーディスク・ド
ライブの前面パネルの近くにあります。残りの T-10 トルクスねじを、フロッピーディスク・
ドライブ・ブラケット後方の "A" のラベルの貼ってある穴に挿入します。このねじをフロッ
ピーディスク・ドライブ後方両側のねじ穴に挿入し、ねじを締めます。このとき、フロッピ
ーディスク・ドライブは、フロッピーディスク・ドライブのブラケット前面から約 2.5 cm 手
前に出ています。「図 5-27 フロッピーディスク・ドライブの取付け」を参照してください。
108
第 5 章
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
着脱可能な記憶装置
図 5-27 フロッピーディスク・ドライブの取付け
6. フロッピーディスク・ドライブとフロッピーディスク・ブラケットをシステム・ユニット・
シャシーに差し込みます。「図 5-27 フロッピーディスク・ドライブの取付け」を参照して
ください。
7. フロッピーディスクの電源ケーブルを電源ケーブル用のコネクターに差し込みます。次にデ
ータ・ケーブルをデータ・ケーブル用のコネクターに差し込みます。コネクターはいずれも
正しい向きにしか接続できないようになっています。「図 5-28 フロッピーディスク・デー
タ・ケーブルと電源ケーブルを差し込む」を参照してください。
図 5-28 フロッピーディスク・データ・ケーブルと電源ケーブルを差し込む
第 5 章
109
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
着脱可能な記憶装置
8. 「図 5-29 ブラケットねじを締める」の 2 つのフロッピーディスク・ドライブ・ブラケット
ねじを締めます。ねじは、6 インチ・ポンドのトルクで締めてください。
図 5-29 ブラケットねじを締める
9. フロッピーディスク・データ・ケーブルと電源ケーブルがフロッピーディスク・ドライブ・
ベイの背面カバーの上端から出てくるように、ケーブルの位置を決めてください。フロッピ
ーディスク・ドライブ・ベイの背面カバーの端は、ケーブルが切れないように丸くなってい
ます。「図 5-30 フロッピーディスク・ドライブ・ベイの背面カバーを元に戻す」を参照し
てください。次に、T-15 トルクスねじを使って、フロッピーディスク・ドライブ・ベイの背
面カバーを固定します。このとき、ねじは 6 インチ・ポンドのトルクで締めてください。背
面カバーを戻すとき、データ・ケーブル上のフェライト・ビーズがフロッピーディスク・ド
ライブ・ベイの背面カバーの中に収まるようにしてください。
図 5-30 フロッピーディスク・ドライブ・ベイの背面カバーを元に戻す
10. プラスチック製のフロッピーディスク・ドライブ・ブランクをワークステーションの前面パ
110
第 5 章
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
着脱可能な記憶装置
ネルから取り外します。
11. システム・ユニットの前面パネル、左側パネルを元に戻して、フロッピーディスク・ドライ
ブの取付けを完了してください。前面パネルと左側パネルの閉じ方は、本章の「システム・
ユニットの前面パネルの閉じ方」と「システム・ユニットの左側パネルの閉じ方」を参照し
てください。また、すべてのケーブルを確実にシステム・ユニットの中に入れ、ケーブルが
外にぶらさがらないようにしてください。こうすることで、ケーブルを損傷から守ります。
12. システムがフロッピーディスク・ドライブを認識することを確認してください。「3.5 イン
チ・フロッピーディスク・ドライブの使用方法」の章の「フロッピーディスク・ドライブの
構成確認」を参照してください。
フロッピーディスクの取外し
本項では、システム・ユニットからフロッピーディスク・ドライブを取り外す方法を説明しま
す。
警告
システム・ユニットの電源を切り、電源コードをコンセントから抜いてからフロッピーデ
ィスク・ドライブを取り外してください。
注意
フロッピーディスク・ドライブは、機械的衝撃および静電気によるショックを受けやすい
ため、フロッピーディスク・ドライブを取り扱う際は、必ずフロッピーディスク・ドライ
ブ・キットに付属の静電防止用バンドを装着してください。フロッピーディスク・ドライ
ブは常に注意して取り扱ってください。
1.「システム・ユニットの前面パネルの開け方」と「システム・ユニットの左側パネルの開け
方」を参照し、各パネルを開けてください。前面パネルは、システム・ユニット・シャシー
からフロッピーディスク・ドライブを取り外すために、また左側パネルは、フロッピーディ
スク・ドライブのデータ・コネクターと電源コネクターを扱うために開く必要があります。
2. T-15 トルクスねじ(「図 5-31 フロッピーディスク・ドライブ・ベイの背面カバーを取り外
す」参照)を外し、フロッピーディスク・ドライブ・ベイの背面カバーを取り外します。フロ
ッピーディスク・ドライブ・ベイの背面カバーは、システム・ユニット内の着脱可能なメデ
ィア・シャシーの裏側にあります。カバー・ハンドルを押して、カバー・ハンドルを着脱可
能なメディア・シャシーから約 2.5 cm 押し出します。次にカバー・ハンドルを手前に引っ張
ります。フロッピーディスク・データ・ケーブルと電源ケーブルをコネクターから取り外し
ます。
第 5 章
111
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
着脱可能な記憶装置
図 5-31 フロッピーディスク・ドライブ・ベイの背面カバーを取り外す
3. システム・ユニットを半回転させ、ユニットの前面(「図 5-32 前面パネルを外した状態のシ
ステム・ユニットの前面」参照)が手前に向くようにします。
図 5-32 前面パネルを外した状態のシステム・ユニットの前面
4. フロッピーディスクのブラケットねじ(T-15 トルクスねじ)を 2 つとも外し、「図 5-33 フロ
ッピーディスク・ドライブを取り外す」のようにフロッピーディスク・ドライブをシャシ
ー・アセンブリーから取り外します。次に「図 5-33 フロッピーディスク・ドライブを取り
外す」の 4 つのフロッピーディスク・マウントねじ(T-10 トルクスねじ)を取り外し、フロッ
ピーディスク・ドライブをブラケットから取り外します。これでフロッピーディスク・ドラ
イブ・ブランクをフロッピーディスク・ドライブ・ブラケットに取り付ける用意ができまし
た。
112
第 5 章
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
着脱可能な記憶装置
図 5-33 フロッピーディスク・ドライブを取り外す
5. フロッピーディスク・ブランクをフロッピーディスク・ブラケットに取り付けます。4 つの
フロッピーディスク用取付けねじ(T-10 トルクスねじ)をブラケットに差し込み、6 インチ・ポ
ンドのトルクでねじを締めます。「図 5-34 フロッピーディスク・ブランクとブラケットの
取付け」を参照してください。
第 5 章
113
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
着脱可能な記憶装置
図 5-34 フロッピーディスク・ブランクとブラケットの取付け
6. フロッピーディスク・ブランクをシステム・ユニット・シャシーのフロッピーディスク・ブ
ラケットに差し込みます。「図 5-34 フロッピーディスク・ブランクとブラケットの取付け」
を参照してください。
7. 2 つのフロッピーディスク・ブラケットねじ(「図 5-35 ブラケットねじを締める」参照)を締
めます。ねじは、6 インチ・ポンドのトルクで締めてください。
114
第 5 章
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
着脱可能な記憶装置
図 5-35 ブラケットねじを締める
8. フロッピーディスク・データ・ケーブルと電源ケーブルが、フロッピーディスク・ドライ
ブ・ベイの背面カバーの上端から出てくるように、ケーブルの位置を決めてください。フロ
ッピーディスク・ドライブ・ベイの背面カバーの端は、ケーブルが切れないように丸くなっ
ています。「図 5-36 フロッピーディスク・ドライブ・ベイの背面カバーを元に戻す」を参
照してください。背面カバーを正しい位置に合わせ、T-15 トルクスねじを使って 6 インチ・
ポンドのトルクでねじを締めます。
図 5-36 フロッピーディスク・ドライブ・ベイの背面カバーを元に戻す
9. プラスチック製のフロッピーディスク・ドライブ・ブランクをワークステーションの前面パ
ネルに戻します。
10. システム・ユニットの前面パネル、左側パネルを元に戻して、フロッピーディスク・ドライ
ブの取付けを完了してください。前面パネルと左側パネルの閉じ方は、本章の「システム・
ユニットの前面パネルの閉じ方」と「システム・ユニットの左側パネルの閉じ方」を参照し
てください。また、すべてのケーブルを確実にシステム・ユニットの中に入れ、ケーブルが
第 5 章
115
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
着脱可能な記憶装置
外にぶらさがらないようにしてください。こうすることで、ケーブルを損傷から守ります。
116
第 5 章
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
ハードディスク・ドライブ
ハードディスク・ドライブ
本項では、ワークステーションへのハード・ドライブの取付けおよび取外し方法を説明します。
はじめに、ハードディスク・ドライブの取付け方法について説明し、次にハード・ディスク・
ドライブの取外し方法を説明します。また最後に、取り付け後のハードディスクの構成方法に
ついても説明します。
お使いのワークステーションには 2 台の内蔵ハードディスク・ドライブを取り付けることがで
きます。内蔵ハードディスク・ドライブは Ultra2 Wide Low-Voltage Differential SCSI バスに接続
されます。ご購入時に付属しているハードディスク・ドライブは、Ultra2 Wide Low-Voltage
Differential SCSI バスの SCSI ID 6 に設定されています。内蔵ハードディスク・ドライブを追加
する場合、追加するハードディスク・ドライブは Ultra2 Wide Low-Voltage Differential SCSI バス
の SCSI ID 5 に設定されます。2 つのハードディスク・ドライブ用スロットの SCSI ID 番号は 5
および 6 で、前もってハードディスク・ドライブ用に確保されています。SCSI ID 6 はシステ
ム・ディスク用です。また、これらの SCSI ID 番号を変更することはできません。
注意
ハードディスク・ドライブは、機械的衝撃および静電気によるショックを受けやすいため、
ハードディスク・ドライブを取り扱う際は、必ずフロッピーディスク・ドライブ・キット
に付属の静電防止用バンドを装着してください。ハードディスク・ドライブは常に注意し
て取り扱ってください。
第 5 章
117
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
ハードディスク・ドライブ
ハードディスク・ドライブの取付け
本項では、ハードディスク・ドライブの取付け方法を説明します。ハードディスク・ドライブ
を装着するスロットには、前もって SCSI ID 5 が割り当てられています。内蔵ハードディス
ク・ドライブのアドレスは、スロットによって決定されます。ハードディスク・ドライブの取
付けにケーブルは必要ありません。ハードディスク・ドライブを取り付ける際には、必ずワー
クステーションの電源を切ってください。
注記
ハードディスク・ドライブを追加する場合、ハードディスク・ドライブを取り付けてから
追加したドライブ上にファイル・システムを作成する必要があります。この作業はハード
ディスク・ドライブを取り付けた後に行います。
ハードディスク・ドライブを取り付け、追加したドライブ上にファイル・システムを作成
するには、本章の「SAM を使ってハードディスク・ドライブをファイルシステムとして追
加する」の手順を行ってください。
1.「システム・ユニットの前面パネルの開け方」の項の手順に従って、システムの前面パネル
を開けます。システム・ユニットに向かって右下の隅に、ハードディスク・ドライブ用のス
ロットが 2 本あります。ここでは右側のスロットを使用します。「図 5-37 ハードディス
ク・ドライブ用スロット」を参照してください。
図 5-37 ハードディスク・ドライブ用スロット
2. 「図 5-38 ハードディスク・ドライブ・ブラケットの取外し」に示したように、プラスティ
ック製の固定フックを上にあげ、固定レバーを手前に引いてハードディスク・ドライブ用ス
ロットを開けます。固定レバーを手前に引くと、ハードディスク・ドライブ・ブラケットが
スロットから外れます。
118
第 5 章
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
ハードディスク・ドライブ
図 5-38 ハードディスク・ドライブ・ブラケットの取外し
3. ハードディスク・ドライブ・ブラケットにハードディスク・ドライブを取り付けます。取付
けには取付け用ブラケットに付属の T-15 トルクスねじを 4 本使います。「図 5-38 ハードデ
ィスク・ドライブ・ブラケットの取外し」を参照してください。
4. T-15 トルクス・ハードディスク取付け用ねじを取り付け用絶縁ゴムに通しハードディスク・
ドライブ側面のねじ穴に差し込みます。「図 5-39 ハードディスク・ドライブの挿入」を参
照してください。ねじは 6 インチ・ポンドのトルクで締めてください。また、ハードディス
ク・ドライブ側面の T-15 トルクスねじを締めるには、T-15 トルクス・ドライバーを使用し
てください。T-15 トルクス・ドライバーは、ハードディスク・ドライブ用ブラケット側面の
ねじ穴からねじをしっかりと締めることができる長さになっています。
第 5 章
119
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
ハードディスク・ドライブ
図 5-39 ハードディスク・ドライブの挿入
5. 上記で組み立てたアセンブリーをハードディスク・ドライブ用スロットに差し込み、固定レ
バーを使って内側に押込みます。ハードディスク・ドライブ用ブラケットがシステム・ユニ
ットと平面になり、レバーがカチッと音がして閉まるまで押し込みます。本章の「システ
ム・ユニットの前面パネルの閉じ方」の項で説明した手順で前面パネルを元に戻します。
120
第 5 章
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
ハードディスク・ドライブ
ハードディスク・ドライブの取外し
本項では、ハードディスク・ドライブの取外し方法を説明します。ハードディスク・ドライブ
の取外しに必要なケーブルはありません。ドライブを取り外す際には、必ずワークステーショ
ンの電源を切ってください。
注記
ファイル・システムがマウントされたハードディスク・ドライブを取り外す場合は、ファ
イル・システムのマウントを解除する必要があります。この作業は装置を取り外す前に行
ってください。
ハードディスク・ドライブ上のファイル・システムのマウントを解除するには、本章の
「SAM を使ってハードディスク・ドライブのファイルシステムとしての認識を解除する」
の手順に従ってください。
1.「システム・ユニットの前面パネルの開け方」の項の手順に従って、システムの前面パネル
を開けます。システム・ユニットに向かって右下の隅に、ハードディスク・ドライブ用のス
ロットが 2 本あります。ここでは右側のスロットを使用します。「図 5-40 ハードディス
ク・ドライブ用スロット」を参照してください。
図 5-40 ハードディスク・ドライブ用スロット
2. 「図 5-41 ハードディスク・ドライブの取外し」に示したように、プラスティック製の固定
フックを上にあげ、固定レバーを手前に引いてハードディスク・ドライブ用スロットを開け
ます。固定レバーを手前に引くと、ハードディスク・ドライブ用ブラケットがスロットから
外れます。ハードディスク・ドライブを取り外す際には、固定レバーとハードディスク・ド
ライブ用ブラケットをともにしっかりと手で固定しハードディスク・ドライブを落とさない
ようにしてください。
第 5 章
121
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
ハードディスク・ドライブ
図 5-41 ハードディスク・ドライブの取外し
3. ハードディスク・ドライブとブラケットを留めている 4 本の T-15 トルクスねじを取り外しま
す。「図 5-42 ブラケットからハードディスク・ドライブを取り外す」を参照してください。
ハードディスク・ドライブを取付け用ブラケットから取り外す際には、損傷を与えないよう
注意してください。また、ハードディスク・ドライブ側面の T-15 トルクスねじを外すには、
T-15 トルクス・ドライバーを使用してください。T-15 トルクス・ドライバーは、ハードディ
スク・ドライブ用ブラケット側面のねじ穴から十分作業できる長さがあります。
122
第 5 章
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
ハードディスク・ドライブ
図 5-42 ブラケットからハードディスク・ドライブを取り外す
4. 4 本の取付け用ねじをハードディスク・ドライブ用ブラケット上の保管用のねじ穴に戻し、
次に使用するまで保管しておきます。取付け用ブラケットをハードディスク・ドライブ用ス
ロットにはめ、固定レバーを使って内側に押込みます。ハードディスク・ドライブ用ブラケ
ットの前面がシステム・ユニットと平面になり、固定レバーがカチッと音がして閉まるまで
押込みます。「図 5-43 ハードディスク・ドライブ用ブラケットを元に戻す」を参照してく
ださい。本章の「システム・ユニットの前面パネルの閉じ方」の項で説明した手順に従い前
面パネルを元に戻します。
第 5 章
123
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
ハードディスク・ドライブ
図 5-43 ハードディスク・ドライブ用ブラケットを元に戻す
124
第 5 章
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
ハードディスク・ドライブ
ファイルシステムとしてハードディスク・ドライブを構成す
る
本項では、SAM を使ってハードディスク・ドライブをファイルシステムとしてシステムに追加
する方法、またシステムからハードディスク・ドライブを削除する方法について説明します。
ハードディスク・ドライブの構成については、『システムとワークグループの使用』を参照して
ください。
本章で説明されている作業を行うには、ログイン時に root としてログインしている必要があり
ます。root としてログインできない場合は、システム管理者にお問い合わせください。
SAM を使ってハードディスク・ドライブをファイルシステムとして追
加する
SAM を使ってハードディスク・ドライブをファイルシステムとして追加するには、以下の手順
に従ってください。
1. root としてログインします。
2. マウス・ポインタをツール用アイコン[アプリケーションマネージャ]へ移動し、マウスの左
ボタンをクリックします。または、端末ウィンドウのコマンド・プロンプトで sam を実行し
て手順 5 へ進むこともできます。
3. [アプリケーションマネージャ] ウィンドウの [システム管理] アイコンをダブルクリックしま
す。
4. [アプリケーションマネージャ - システム管理] ウィンドウの [Sam] アイコンをダブルクリッ
クします。root でログインしている場合、[System Application Manager (SAM)]が画面に表示さ
第 5 章
125
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
ハードディスク・ドライブ
れます。
5. [Disk and File System] アイコンをダブルクリックします。
6. [Disk Devices] アイコンをダブルクリックします。
以下の画面メッセージが表示されます。
Scanning the system’s hardware...
[Disk and File Systems] ウィンドウが開き、システムに取り付けた装置の一覧が表示されます。
表示されたデバイスの一覧からファイルシステムとして構成するハードディスク・ドライブ
を選択し、強調表示します。
7. [Actions] メニューの [Add] をクリックします。ここでは、例として[Not Using the Logical
Volume Manager] を選択しますが、実際は、[Actions] メニューから任意の項目を選択してく
ださい。
8. [Add Disk without LVM] ウィンドウの [Mount Directory] フィールドに、マウント先にするデ
ィレクトリ名を入力します。(例、/disk1)
9. [Add Disk without LVM] ウィンドウの [OK] ボタンをクリックします。新しくファイルシス
テムが作成され、ハードディスク・ドライブがマウントされるまでしばらくお待ちください。
[Add Disk without LVM] ウィンドウが閉じられ、[Disk and File Systems] ウィンドウの Use 欄
に HFS が表示されると、ハードディスク・ドライブ のマウントが完了します。
126
第 5 章
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
ハードディスク・ドライブ
SAM を使ってハードディスク・ドライブのファイルシステムとしての
認識を解除する
SAM を使用して、ハードディスク・ドライブのファイルシステムとしての認識を解除するには、
以下の手順に従ってください。
1. root としてログインします。
2. マウス・ポインタをツール用アイコン[アプリケーションマネージャ]へ移動し、マウスの左
ボタンをクリックします。または、端末ウィンドウのコマンド・プロンプトで sam を実行し
て手順 5 に進むこともできます。
3. [アプリケーションマネージャ] ウィンドウの [システム管理] アイコンをダブルクリックしま
す。
4. [アプリケーションマネージャ - システム管理] ウィンドウの [Sam] アイコンをダブルクリッ
クします。root でログインしている場合、[System Application Manager (SAM)] が画面に表示
されます。
第 5 章
127
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
ハードディスク・ドライブ
5. [Disk and File System] アイコンをダブルクリックします。
6. [Disk Devices] アイコンをダブルクリックします。
以下の画面メッセージが表示されます。
Scanning the system’s hardware...
[Disk and File Systems] ウィンドウが開き、システムに取り付けられている装置の一覧が表示
されます。表示されたデバイスのリストから削除(マウントを解除)するハードディスク・ドラ
イブを選択し、強調表示します。
7. [Actions] メニューの [Remove] をクリックします。次に表示されたウィンドウ中の [Yes] ボ
タンをクリックすると、システム・ユニットから削除しようとしているハードディスク・ド
ライブ上のファイルシステムのマウントが解除されます。ファイルシステムのマウントが解
除されるまでしばらくかかります。[Add Disk without LVM]ウィンドウの Use 欄に Unused が
表示されると、マウントの解除が完了します。
128
第 5 章
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
メモリ・カード
メモリ・カード
本項では、メモリ(DIMM カード)の取付けおよび取外し方法について説明します。本節の作業
を引き続き行う前に、必ず以下の注意事項に目を通してください。
・「ブート・コンソール・インタフェース」の章で説明されている手順に従い、ワークステー
ションの現在のメモリ構成を確認してください。この作業は、DIMM メモリをワークステー
ションに追加する前に行ってください。
・「追加メモリの取付け」の項にある手順を読んでから DIMM カードを取付けてください。
・必ず説明した順序で DIMM メモリを挿入してください。「図 5-45 メモリ・カードのスロッ
ト番号および取付けの順序」を参照してください。
・コネクタに DIMM メモリを挿入する際には差し込むメモリの方向が正しいかどうか確認して
ください。コネクタはメモリを逆向きに挿入できないように設計されています。「図 5-46
メモリ・カードの取付け」を参照してください。
・DIMM メモリの取付けが終了したら、ブート・コンソール・インタフェースを使って追加し
た DIMM メモリがワークステーションによって認識されていることを確認してください。こ
の作業は、SAM を使って行うこともできます。SAM を使用する場合、手順は以下のとおり
です。[Performance Monitor]アイコン、[System Properties]アイコンを順に選択し、表示された
ウィンドウで[Memory]と書かれたタブを選びます。
追加メモリの取付け
ワークステーションへメモリ(DIMM カード)を追加するには以下の手順を行います。
注記
「図 5-44 電源ユニット位置の固定解除」に示したように、システム・ユニットの前面パ
ネルを参考にしながらシステムを右側面を下にして置きます。システム・ユニットを横に
する際には、柔らかく平らなものの上に置きシステム・ユニットの外部に損傷を与えない
ようにしてください。
1. 本章の「システム・ユニットの左側パネルの開け方」の項で説明した手順に従ってシステ
ム・ユニットの左側パネルを開きます。
2. 本章の「電源ユニットの位置を上方に固定する」の項で説明した手順に従ってシステム・ユ
ニットの電源ユニット位置の固定を解除します。
第 5 章
129
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
メモリ・カード
図 5-44 電源ユニット位置の固定解除
3. 「図 5-45 メモリ・カードのスロット番号および取付けの順序」で示したように、正面から
見える位置にメモリ用スロットを置きます。「図 5-45 メモリ・カードのスロット番号およ
び取付けの順序」には、DIMM カードをロードする順序も示されています。DIMM カードを
取り付ける場合には、必ずこの順序を守ってください。ただし、スロットに取り付ける
DIMM カードのサイズはそれぞれ異なっていても構いません。例えば、128M バイトのカー
ドを取り付けてから 256M バイトのカードを取り付け、さらに 256M バイトのカードと 128M
バイトのカードを順に取り付けることもできます。B クラスおよび C クラス・ワークステー
ションでは、128M バイトおよび 256M バイトの DIMM カードのみ使用できます。
4. 本章の「ハードディスク・ドライブ用ファンを取り外す」の項で説明した手順に従ってハー
ドディスク・ドライブ用ファンを取り外します。次に、「図 5-45 メモリ・カードのスロッ
ト番号および取付けの順序」に示した順序で DIMM カードをスロットに差し込みます。
130
第 5 章
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
メモリ・カード
図 5-45 メモリ・カードのスロット番号および取付けの順序
注記
メモリを取り付ける際には、DIMM カードの下端にある溝を DIMM コネクタ内の仕切り部
分に合わせます。「図 5-46 メモリ・カードの取付け」を参照してください。DIMM コネ
クタは、カードを逆向きに取り付けることができないように設計されています。
5. DIMM コネクタの両側にある取出しタブを下に押します。「図 5-46 メモリ・カードの取付
け」を参照してください。これにより、DIMM カードを挿入するコネクタが開きます。
第 5 章
131
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
メモリ・カード
図 5-46 メモリ・カードの取付け
6. DIMM カードをコネクタのガイドに沿って上からまっすぐ差し込みます。DIMM カードの下
端の溝と DIMM コネクタ内の仕切り部分がきちんと合っているか確かめてください。「図 5-
46 メモリ・カードの取付け」を参照してください。
7. DIMM カードを均等にしっかりと押し、確実に差し込んでください。次に、本章の「ハード
ディスク・ドライブ用ファンを元の位置に戻す」の項で説明した手順に従ってハードディス
ク・ドライブ用ファンを元に戻します。
8. 本章の「電源ユニット位置の固定を解除してシステム・ユニットを閉じる」の項で説明した
手順に従って左側パネルを元に戻します。電源コードをコンセントに差し込みます。
9. 第 6 章「ブート・コンソール・インタフェース」の「現在のメモリ構成の表示」の項で説明
された手順を行い取付けが正しく行われたか確認してください。
上記の手順が完了すると、DIMM カードは正しくロードされています。
132
第 5 章
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
メモリ・カード
メモリの取外し
システム・ユニットからメモリ(DIMM カード)を取り外すには次の手順を行います。
注記
「図 5-47 電源ユニットの位置を上方に固定」に示したように、システム・ユニットの前
面パネルを参考にしながら右側面を下にしてシステムを置きます。システム・ユニットを
横にする際には、柔らかく平らなものの上に置きシステム・ユニットの外部に損傷を与え
ないようにしてください。
1. 本章の「システム・ユニットの左側パネルの開け方」の項で説明した手順に従ってシステ
ム・ユニットの左側パネルを開きます。
2. 本章の「電源ユニットの位置を上方に固定する」の項で説明した手順に従ってシステム・ユ
ニットの電源ユニットの位置を上方に固定します。
図 5-47 電源ユニットの位置を上方に固定
3. ハードディスク・ドライブ・シャシーからファンを取り外します。本章の「ハードディス
ク・ドライブ用ファンを取り外す」の項を参照してください。
4. DIMM コネクタの両側にある取出しタブを下に押します。「図 5-48 メモリ・カードの取外
し」を参照してください。DIMM カードが持ち上がり簡単に取り出すことができるようにな
ります。
第 5 章
133
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
メモリ・カード
図 5-48 メモリ・カードの取外し
5. DIMM カードの外側の端を持ち、均等に引き上げて取り外します。「図 5-48 メモリ・カー
ドの取外し」を参照してください。
6. 残りの DIMM カードを正しい順序で取り付けます。「図 5-45 メモリ・カードのスロット番
号および取付けの順序」を参照してください。
7. 本章の「ハードディスク・ドライブ用ファンを元の位置に戻す」の項で説明した手順でハー
ドディスク・ドライブ用ファンを元に戻します。
8. 本章の「電源ユニット位置の固定を解除してシステム・ユニットを閉じる」の項で説明した
手順に従って左側パネルを元に戻します。電源コードをコンセントに差し込みます。
9. 第 6 章「ブート・コンソール・インタフェース」の手順に従って、取外しが正しく行われた
かどうか確認してください。また、この作業は SAM を使って行うこともできます。その場合
の手順は以下のとおりです。[Performance Monitor]アイコン、[System Properties]アイコンを順
に選択して、表示されるウィンドウで[Memory]と書かれたタブを選びます。
134
第 5 章
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
モニター機種の変更
モニター機種の変更
工場出荷時のシステムは、特定の解像度および周波数のモニターを使用するように設定されて
います。ワークステーションのモニターを別の機種のモニターに取替える場合は、新しいモニ
ターに合わせてワークステーションを再設定する必要があります。
新しいモニター機種に合わせてワークステーションを構成するには 3 通りの方法があります。
これらの方法については以下の項で説明します。
電源投入時のモニター機種の設定
お使いのワークステーションのモニターを別の機種と取替え、まだワークステーションのグラ
フィックス・パラメータをブート・コンソール・インタフェースを使って再設定していない場
合でも、システムを再ブートする際に新しいモニター機種を設定することができます。
モニター機種を設定するには、次の手順を行います。
1. ブート・プロセス中にキーボードの Num Lock ランプが点灯したら[Tab]キーを押し、モニタ
ーの自動選択プロセスを起動します。新しいモニター機種を尋ねるメッセージが表示されま
す。15 分以上待ってもモニター機種が表示されない場合は、本章の「モニターに関するトラ
ブルシューティング」の項を参照してください。
2. 画面に表示されたリストからモニター機種を選択し、[Enter]を押します。第 1 章「システム
の概要」の「モニター」の項のリストにお使いのモニターがない場合は、通常モニター機種
の 12 を選んでください。
3. システムが選択した機種を確認するメッセージを表示します。選択したモニター機種が正し
ければ、[Y]を押して、選択を確認してください。モニター機種が選択されないと、モニター
機種が選択されるまでシステムは使用可能な全モニター機種を繰り返し表示します。第 6 章
の「モニター機種の表示と設定」の項を参照してください。
ブート・コンソール・インタフェースを使ったモニター機種
の設定
モニター機種を取り替える前にワークステーションのグラフィックス・パラメータを変更する
には、第 6 章の「モニター機種の表示と設定」の項を参照してください。
SAM を使ってモニター機種を設定する
この方法でモニター機種を設定するには、HP CDE インタフェースを使用していることが前提
となります。前の項で述べた方法で既にモニター機種を設定しているか、システムの中に HP
CDE インタフェースを使って起動するインスタント・イグニッション・システムが入っていれ
ば問題ありません。
第 5 章
135
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
モニター機種の変更
SAM(System Administration Manager) を使ってモニター機種を設定するには、以下の手順に従っ
てください。
1. root としてログインします。
2. マウス・ポインタをツール用アイコン[アプリケーションマネージャ]へ移動し、マウスの左
ボタンをクリックします。または、端末ウィンドウのコマンド・プロンプトで sam を実行し
て手順 5 へ進むこともできます。
3. [アプリケーションマネージャ] ウィンドウの [システム管理] アイコンをダブルクリックしま
す。
4. [アプリケーションマネージャ - システム管理] ウィンドウの中の [Sam] アイコンをダブルク
リックします。root でログインしている場合、[System Application Manager (SAM)] が画面に
表示されます。
5. [Display] アイコンをダブルクリックします。
136
第 5 章
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
モニター機種の変更
6. [Display] ウィンドウの [Monitor Configuration] アイコンをダブルクリックします。
[Monitor Configuration] ウィンドウには、システム・ユニットの I/O カード・スロットに対応
するグラフィック・カードのモニターのアイコンが表示されます
7. [Monitor Configuration] ウィンドウの中から、設定対象となる機種のモニター・アイコンをク
リックします。
8. [Action] メニューから [Modify Monitor Type] を選択します。ウィンドウが表示され、モニタ
ー機種の選択項目が表示されます。以下のようなモニター機種のエントリーが表示されます。
Entry Width Height Hz Font Description 1 1280 1024 75 10x20 PCI
9. [Modify Monitor] ウィンドウのリストからエントリーを選択します。このウィンドウで、
[Make monitor type ’n’the default] というラベルのチェックボックスを選択します。(n は、選
択したエントリーの数を表します。)モニター機種の選択が終わったら、[Modify Monitor] ウィ
ンドウの [OK] ボタンを選択してください。モニター機種の選択を確認するポップアップ・
ウィンドウが表示されます。このウィンドウの [Yes] ボタンを押下します。これにより、モ
ニターがリセットされます。現在表示されているウィンドウが見えなくなるかもしれません。
このモニター機種の変更が構成に反映されるまで、約 15 秒間お待ちください。[OK] ボタン
を押して、変更内容を構成してください。これでモニター機種の設定の手順が終了します。
この変更は、設定の変更後すぐに有効になります。
10. モニター・ケーブルを選択したグラフィック・カードに接続すると画面の内容が表示されま
す。これでモニター機種の設定は完了します。
モニターに関するトラブルシューティング
グラフィックス装置の表示に異常が発生したような場合は、次の手順に従って外付け端末をコ
ンソールとして使用できるように設定します。
手順は以下のとおりです。
1. システムの電源を切ります。
2. システム背面パネルのコネクタからワークステーションのキーボードを外します。
3. システム背面パネルのシリアル 1 コネクタ(左のシリアル・コネクタ)にシリアル端末エミュ
レータを接続します。
4. システムの電源を入れます。シリアル 1 ポートに接続された端末が、コンソールとして使用
されるようになります。両端が 9 ピンのシリアル・ケーブル(HP F1044-80002)を使用すると、
第 5 章
137
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ワークステーションのハードウェア構成の変更方法
モニター機種の変更
HP OminiBook のシリアル・ポートをワークステーションに接続することができます。
5. ブート・コンソール・インタフェースを使ってモニター機種とパスを設定します。設定方法
の詳細は、本書の「ブート・コンソール・インタフェース」の章を参照してください。
138
第 5 章
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第 6 章 ブート・コンソール・インタフェース
本章では、ブート・コンソール・インタフェースの各機能や使用方法について説明します。
本章では、以下の項目について説明します。
・ブート・コンソール・インタフェースの機能
・ブート・コンソール・インタフェースの使用
・ワークステーションのブート
・ブート可能な媒体の検索
・ワークステーションのリセット
・システム・パスの表示と設定
・モニター機種の表示と設定
・外付け端末をコンソールとして使用する方法
・現在のメモリ構成の表示
・システム I/O ステータスの表示
・Auto Boot フラグおよび Auto Search フラグの設定
・保護モードの表示と設定
・高速ブート・モードの表示と設定
・LAN ステーション・アドレスの表示
・システム情報の表示
第 6 章
139
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ブート・コンソール・インタフェース
ブート・コンソール・インタフェースの機能
ブート・コンソール・インタフェースの機能
オペレーティング・システムをブートする前に、ワークステーションのハードウェアへ直接ア
クセスすることが必要な場合があります。B クラスおよび C クラス・ワークステーションは、
このようなやりとりを可能にするためのメニュー形式のインタフェースである、ブート・コン
ソール・インタフェースを備えています。OS が使用できない場合でも、このインタフェースを
使って、特別な作業の実行、情報の表示、システム・パラメータの設定が行えます。
ブート・コンソール・インタフェースで実行できる作業を下記に示します。
・ワークステーションのブート
・ブート可能な媒体の検索
・ワークステーションのリセット
・システム・パスの表示と設定
・モニター機種の表示と設定
・現在のメモリ構成の表示
・PCI スロットのステータスの表示
・Auto Boot フラグ、Auto Search フラグおよび Auto Start フラグの設定
・高速ブート・モードの設定
・LAN 情報の表示
・システム情報の表示
次ページ以降にブート・コンソール・メニューを示します。ここには、実行可能な作業や使用
可能な情報が記されています。
コマンドのショートカットはすべて大文字で示されます。
ヘルプ機能はすべてのメニューやコマンドで使用できます。この場合、help、he または?の後に、
ヘルプ情報を表示するメニューやコマンドを入力します。
メニューは以下のとおりです。
------ Main Menu --------------------------------------
Command
Description
-----------
-----------
BOot [PRI|ALT|<path>]
Boot from specified path
PAth [PRI|ALT|CON|KEY|[<path>] Display or modify a path
SEArch [DIsplay|IPL] [<path>] Search for boot devices
COnfiguration [<command>]
INformation [<command>]
SERvice [<command>]
Access Configuration menu/commands
Access Information menu/commands
Access Service menu/commands
140
第 6 章
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ブート・コンソール・インタフェース
ブート・コンソール・インタフェースの機能
DIsplay
Redisplay the current menu
HElp [<menu>|<commands>]
Display help for menu or
command
RESET
Restart the system
-----
Main Menu: Enter command >
------ Configuration Menu -----------------------------
Command
-------
Description
-----------
AUto [BOot|SEArch] [ON|OFF]
BootID [<proc>] [<boot ID>]
boot ID
Display or set specified auto flag
Display or modify processor
BootINfo
Display boot-related information
Seconds allowed for boot attempt
Config/deconfig processor
BootTimer [0 - 200]
CPUconfig [<proc>] [ON|OFF]
DEfault
Set the system to predefined values
Display or set boot tests execution
Display or set LAN Configuration
Change the current monitor
FastBoot [ON|OFF]
LanConfig
MOnitor [LIST|<path> <type>]
type
PAth [PRI|ALT|CON|KEY] [<path>] Display or modify a path
SEArch [DIsplay|IPL] [<path>]
SECure [ON|OFF]
Search for boot devices
Set/show security mode
TIme [c:y:m:d:h:m:s]
PreviousPower [ON|OFF]
Read or set real time clock in GMT
Set previous power state
BOot [<menu>|<command>]
Boot from specified path
Redisplay the current menu
Display help for menu or
DIsplay
HElp [<menu>|<command>]
command
RESET
MAin
Restart the system
Return to Main Menu
-----
Configuration Menu: Enter command >
------ Information Menu -------------------------------
Command
-------
Description
-----------
ALL
Display all system information
Display boot-related information
Display cache information
BootINfo
CAche
第 6 章
141
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ブート・コンソール・インタフェース
ブート・コンソール・インタフェースの機能
ChipRevisions
COprocessor
FwrVersion
IO
Display revisions of VLSI and firmware
Display coprocessor information
Display firmware version
Display I/O interface information
Display built-in system LAN address
Display memory information
LanAddress
MEmory
PRocessor
WArnings
Display processor information
Display selftest warning messages
BOot [PRI|ALT|<path>]
Boot from specified path
Redisplay the current menu
Display help for menu or command
Restart the system
DIsplay
HElp [<menu>|<command>]
RESET
MAin
Return to Main Menu
------
Information Menu: Enter command >
------ Service Menu -----------------------------------
Command
-------
Description
-----------
ChassisCodes [<proc>|ON|OFF]
codes
Display/enable/disable chassis
CLEARPIM
Clear (zero) the contents of PIM
Read EEPROM locations
EepromRead [<addr>] {<len>}
MemRead <addr> [<len>] [<type>] Read memory locations
PCIDelay [<value>]
PDT [CLEAR]
Display or set PCI delay value
Display or clear
the Page Deallocation Table
Display PIM information
Display or change scrolling ability
PIM [<proc> [HPMC|LPMC|TOC]]
ScRoll [ON|OFF]
BOot [PRI|ALT|<path>]
Boot from specified path
Redisplay the current menu
Display help for menu or
DIsplay
HElp [<menu>|<command>]
command
RESET
Restart the system
Return to Main Menu
MAin
-----
Service Menu: Enter command >
142
第 6 章
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ブート・コンソール・インタフェース
ブート・コンソール・インタフェースの起動
ブート・コンソール・インタフェースの起動
システム・ユニットがクラッシュしたか、または何らかの理由でシステムの電源が切れている
場合は、電源スイッチを押し手順 3 に進んでください。その他の場合は、以下の手順に従って
ブート・コンソール・インタフェースを起動します。
注記
この手順は必ずシステム管理者または root ログの資格を持つスーパー・ユーザーが行って
ください。
1. ワークステーション上のすべてのファイルおよびアプリケーションを終了します。
2. システム・ユニットの前面パネルにある電源スイッチを押します。
注記
お使いのワークステーションの電源を切る際に、HP-UX オペレーティング・システムをシ
ャットダウンするため、ワークステーション上で root としてログインし shutdown -q コマン
ドを実行する必要はありません。電源スイッチをオフにすると、ワークステーションは自
動的にオペレーティング・システムをシャットダウンした後電源を切ります。
システムの電源ケーブルは抜かないでください。ケーブルを抜くと、システム・ユニットへ
の電源供給が中断されます。
オペレーティング・システムが正しくシャットダウンされると、以下のメッセージが表示さ
れます。
Shutdown complete
3. システムが完全にシャットダウンされたら、ワークステーションの電源を入れます。auto
boot をオフにした場合、ブート・コンソールの[Main Menu]で、ブート・シーケンスは自動的
に停止します。
auto boot をオンにした場合、以下のメッセージが表示されます。
Processor is starting auto boot process. To discontinue, press any key within 10 seconds.
auto boot と auto search を両方ともオンにすると、以下のメッセージが表示されます。
Processor is booting from first available de- vice. To discontinue, press any key within 10 seconds.
注記
省電力型モニターをお使いの場合は、上記のメッセージが表示されてから 10 秒以内にキー
を押してください。
4. 任意のキーを押します。以下のメッセージが表示されます。
Boot terminated
ブート・コンソールの[Main Menu]が表示されます。
第 6 章
143
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ブート・コンソール・インタフェース
ワークステーションのブート
ワークステーションのブート
通常、ワークステーションを起動するときは、電源を入れ、HP-UX が自動的にブートするのを
待ちます。ただし、このような順序でワークステーションを起動しない場合もあります。
例えば、通常のブート装置とは別の装置にあるオペレーティング・システムからワークステー
ションを起動する場合がこれにあたります。また、正常なオペレーティング・システムのカー
ネル、またはカーネルが入っているディスクが破壊されたり使用不能となったため、別のディ
スクや CD ドライブのような別の装置からブートする場合も、これにあてはまります。
下記に考えられるブートの状況と例を示します。
・ブートする装置が明らかで、そこにブート可能な OS がある場合は、前述の「ブート・コン
ソール・インタフェースの使用」に示した手順を行い、プロンプトで以下のように入力しま
す。
Main Menu: Enter command > boot device
上記で device には、装置に対するハードウェア・パスをニーモニック表記法で指定します。
例えば、ハードウェア・パス"sescsi.1.0"にある DDS フォーマット・テープ・ドライブ上の OS
からワークステーションをブートする場合は、プロンプトで以下のように入力し[Enter]を押
します。
Main Menu: Enter command > boot scsi.1.0
・ブートする装置が明らかでない場合は、プロンプトで以下のように入力し[Enter]を押します。
Main Menu: Enter command > search
以下のようなメッセージが表示されます。
Path Number Device Path Device Type ----------- ---------------- ----------- P0 IDE TEAC CD-532E-B
P1 FWSCSI.6.0 SEAGATE ST39102LC
プロンプトで以下のように入力し[Enter]を押します。
Main Menu: Enter command > boot P1
指定した装置(P1)上の OS がワークステーションのブートに使用されます「( ブート可能な媒体
の検索」の項参照)。
・ワークステーションをブートする前に、初期システム・ローダ(ISL)にアクセスする場合は、
前述の「ブート・コンソール・インタフェースの使用」に示した手順を行い、プロンプトで
以下のように入力します。
Main Menu: Enter command > boot device
以下のプロンプトが表示されます。
Interact with ISL (Y,N,Q)>
y と入力すると、指定した装置から ISL がロードされます。しばらくすると、以下のプロンプ
トが表示されます。
ISL>
144
第 6 章
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ブート・コンソール・インタフェース
ワークステーションのブート
ISL は、実際に OS のロードを制御するプログラムです。ISL を使用すれば、HP-UX OS の別
のバージョンを選択してロードすることができます。ISL をロードしない場合は、n と入力し
ます。
例えば、お使いのルート・ディスク(fwscsi.6.0)上の通常のカーネル(/stand/vmunix)が破壊され
た場合や、バックアップ・カーネル(stand/vmunix.prev)からワークステーションをブートする
場合、ISL>プロンプトで以下のように入力し[Enter]を押します。
ISL> hpux /stand/vmunix.prev
・ブートが可能な OS がファイル・システム上のどの媒体にあるのかが不明の場合は、search
ipl コマンドを使って検索できます。次の「ブート可能な媒体の検索」の項を参照してくださ
い。
第 6 章
145
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ブート・コンソール・インタフェース
ブート可能な媒体の検索
ブート可能な媒体の検索
ブート可能な媒体をもつ装置の一覧を表示するには、前述の「ブート・コンソール・インタフ
ェースの使用」に示した手順を行い、プロンプトで以下のように入力し[Enter]を押します。
Main Menu: Enter command> search ipl
search コマンドはすべてのバスを検索します。検索結果が 1 画面に収まらない場合もあります。
テキスト端末を使用している場合は、以下のキー操作で端末のキーボードから検索の進行を制
御できます。
Ctrl S
検索を一時停止します。
Ctrl Q
検索を続けます。
その他のキー
検索を中止します。
検索の進行を制御するキー操作は、ビットマップ・ディスプレイでは実行できません。ただし、
ビットマップ・ディスプレイでは 40 行以上のテキストを表示できるので、このような操作はま
ず必要ありません。
ブート可能な媒体を持つ装置を 1 種類だけ検索するには、前述の「ブート・コンソール・イン
タフェースの使用」に示した手順を行い、プロンプトで以下のように入力し[Enter]を押します。
Main Menu: Enter command> search ipl device_type
上記で device_type には、以下の 1 つを指定します。
fwscsi
内蔵 Ultra2 Wide LVD SCSI バスの場合
scsi
内蔵 Fast Narrow Single-Ended SCSI バスの場合
lan
内蔵 LAN に接続している場合
pcin
オプションの SCSI インタフェースをスロット番号 n に接続している場合
ide
内蔵 IDE バスの場合
146
第 6 章
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ブート・コンソール・インタフェース
ワークステーションのリセット
ワークステーションのリセット
ワークステーションを定義済みの値にリセットするには、前述の「ブート・コンソール・イン
タフェースの使用」に示した手順を行い、プロンプトで以下のように入力し[Enter]を押します。
Main Menu: Enter command> co
[Configuration Menu]が表示された後、プロンプトで以下のように入力し[Enter]を押します。
Configuration Menu: Enter command> default
[Configuration Menu]が再び表示された後、プロンプトで以下のように入力し[Enter]を押します。
Configuration Menu: Enter command> reset
第 6 章
147
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ブート・コンソール・インタフェース
システム・パスの表示と設定
システム・パスの表示と設定
システム・パスとは、ワークステーションの入出力システムに接続されている装置のハードウ
ェア・アドレスのことです。path コマンドを実行すると、システム・パスを「表 6-1 」に示す
パス・タイプに設定できます。
path コマンドは、ワークステーションの入出力バスに接続されている特定の装置のハードウェ
ア・アドレスの設定と表示を行います。
表 6-1 システム・パス
パス・タイプ
装置
primary または pri
ワークステーションのデフォルトのブート装置(通常は、ルー
ト・ディスク)
alternate または alt
ワークステーションの代替ブート装置(通常は、DDS フォー
マット・テープ・ドライブ)
console または con
keyboard または key
ワークステーションの 1 次表示装置
ワークステーションの 1 次 ASCII テキスト入力装置
システム・パスの現在の設定を表示するには、プロンプトで以下のように入力し[Enter]を押し
ます。
Main Menu: Enter command> path
ニーモニック表記法でパスを表示すると、「表 6-2 」のようになります。
表 6-2 ブート・パスのニーモニック表記法
入出力タイプ
内蔵 LVD SCSI
内蔵 NSE SCSI
内蔵 LAN
表記形式
fwscsi.scsi_address.logical_unit_number
scsi.scsi_address.logical_unit_number
lan.server_address.init_timeout.io_timeout
ide
内蔵 IDE
特定のシステム・パスについての現在の設定を表示するには、前述の「ブート・コンソール・
インタフェースの使用」に示した手順を行い、プロンプトで以下のように入力し[Enter]を押し
148
第 6 章
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ブート・コンソール・インタフェース
システム・パスの表示と設定
ます。
Main Menu: Enter command> path path_type
上記で path_type には、「表 6-1 」にあるパス・タイプの 1 つを指定します。
例えば、1 次ブート装置のシステム・パスを調べるには、前述の「ブート・コンソール・イン
タフェースの使用」に示した手順を行い、プロンプトで以下のように入力し[Enter]を押します。
Main Menu: Enter command> path primary
システム・パスに新しい値を設定するには、前述の「ブート・コンソール・インタフェースの
使用」に示した手順を行い、プロンプトで以下のように入力し[Enter]を押します。
Main Menu: Enter command> path path_type path
上記で path_type には、「表 6-1 」にあるパス・タイプの 1 つを指定し、path にはニーモニッ
ク表記法(「表 6-2 」を参照)でシステム・パスを指定します。例えば、SCSI ディスクへのブー
ト・パスに ID6.0 を設定する場合は、前述の「ブート・コンソール・インタフェースの使用」
に示した手順を行い、プロンプトで以下のように入力し[Enter]を押します。
Main Menu: Enter command> path pri scsi.6.0
第 6 章
149
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ブート・コンソール・インタフェース
モニター機種の表示と設定
モニター機種の表示と設定
工場出荷時のシステムは、特定の解像度および周波数のモニターを使用するように設定されて
います。ワークステーションのモニターを別の機種のモニターに取替える場合は、新しいモニ
ターに合わせてワークステーションを再設定する必要があります。
monitor コマンド
monitor コマンドを使って、ワークステーションのグラフィックス構成を変更できます。この
コマンドはブート・コンソール・インタフェースの[Configuration Menu]にあります。
注記
monitor コマンドを使用すると、モニターを交換する前にワークステーションのグラフィ
ックス構成を変更できます。モニター交換後の構成の変更方法については、第 5 章の「モ
ニター機種の変更」を参照してください。
現在のグラフィックス情報とコンソール情報を表示するには、プロンプトで以下のコマンドを
入力し[Enter]を押します。
Main Menu: Enter command> configuration
Configuration Menu: Enter command> monitor
グラフィックス構成を設定するには、以下のコマンドを入力します。
monitor graphics_path type 上記で graphics_path は以下のいずれかです。
graphics(1)
スロット 1 に装着されているグラフィックス・アダプタ
graphics(2)
スロット 2 に装着されているグラフィックス・アダプタ(1 次スロット)
graphics(3)
スロット 3 に装着されているグラフィックス・アダプタ
graphics(4)
スロット 4 に装着されているグラフィックス・アダプタ(2 次スロット)
graphics(5)
スロット 5 に装着されているグラフィックス・アダプタ
graphics(6)
スロット 6 に装着されているグラフィックス・アダプタ
また、type はモニター機種です。モニター機種の一覧は次の「モニター機種の表示と設定」の
項を参照してください。例えば、オプション・スロット 2 に装着された HP Visualize-EG
150
第 6 章
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ブート・コンソール・インタフェース
モニター機種の表示と設定
graphics card (A4977A)は、graphics(2)になります。graphics_path には graphics(1)から
graphics(6)までを使用できます。ただし、ワークステーションのグラフィック・カード用の
I/O スロットにはスロット 2 およびスロット 4 のご使用をお勧めします。スロット 2 は 1 次グラ
フィック・カード・スロットで、スロット 4 が 2 次グラフィック・カード・スロットです。
現在のモニター構成の表示
システムの現在のモニター構成をブート・コンソール・インタフェースの[Configuration Menu]
から表示するには、前述の「ブート・コンソール・インタフェースの使用」に示した手順を行
います。ブート・コンソール・インタフェースの[Main Menu]で、以下のように入力し[Enter]を
押します。
Main Menu: Enter command> configuration
これにより[Configuration Menu]が表示されます。プロンプトで以下のコマンドを入力し[Enter]
を押します。
Configuration Menu: Enter command> monitor
以下に示すとおり、お使いのワークステーションに現在構成されているグラフィックス・アダ
プタとモニター機種の一覧が表示されます。
MONITOR INFORMATION
Path Slot Head HPA Resolution Freq Type Class ---------- --- --- ------- ---------- ---- --- ---
GRAPHICS(2) 2 1 fffa000000 1280x1024 75Hz 1 PCI Configuration Menu: Enter command>
上記の例では、グラフィックス・アダプタ GRAPHICS(2)(スロット 2 に装着)のみが構成されて
います。GRAPHICS(2)のモニター機種はタイプ 1、つまり解像度 1280×1024、周波数 75 Hz の
モニターに設定されています。
モニター機種の設定
グラフィックス・アダプタのモニター機種を設定するには、プロンプトで以下のように入力し
[Enter]を押します。
Configuration Menu: Enter command> monitor graphics(n) tt
上記で、n はグラフィックス・アダプタの番号、tt はモニター機種です。お使いのグラフィッ
ク・カードで使用されサポートされているモニターのリストを表示するには、プロンプトで以
下のコマンドを入力し[Enter]を押します。
Configuration Menu: Enter command> monitor list
有効なモニター機種のリストが以下のように表示されます。
MONITOR INFORMATION
第 6 章
151
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ブート・コンソール・インタフェース
モニター機種の表示と設定
Path
Slot Head Type
Size
Freq Class
----
---- ---- ---- --------- ---- -----
GRAPHICS(2)
GRAPHICS(2)
GRAPHICS(2)
GRAPHICS(2)
Greyscale
2
2
2
2
1
1
1
1
1
2
3
4
1280x1024 75Hz PCI
1280x1024 75Hz PCI, Double buffered
1280x1024 75Hz PCI, Greyscale
1280x1024 75Hz PCI, Double buffered,
GRAPHICS(2)
GRAPHICS(2)
GRAPHICS(2)
GRAPHICS(2)
GRAPHICS(2)
GRAPHICS(2)
GRAPHICS(2)
GRAPHICS(2)
GRAPHICS(2)
GRAPHICS(2)
GRAPHICS(2)
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
5
6
1280x768 75Hz PCI
800x600 75Hz PCI
7
640x480 75Hz PCI
8
1600x1200 75Hz PCI
9
1600x1200 75Hz PCI, Greyscale
1200x1600 75Hz PCI
10
11
12
13
14
15
1200x1600 75Hz PCI, Greyscale
1280x1024 72Hz
1280x1024 72Hz Double buffered
640x480 60Hz
---------- user defined -----------
Configuration Menu: Enter command>
GRAPHICS(2)のモニター機種をモニター・タイプ 1 に設定するには、コマンド・プロンプトで
以下のように入力し[Enter]を押します。
Configuration Menu: Enter command> monitor graphics(2) 1
これにより、設定はシステムの次回再ブートまたはリセット時に有効となります。
MONITOR INFORMATION
Path
---------- --- --- ------- ---------- ---- --- ---
GRAPHICS(2) fffa000000 1280x1024 75Hz PCI
Slot Head HPA
Resolution Freq Type Class
2
1
1
Configuration Menu: Enter command>
ブート・コンソールに、新たに選択したモニターはシステムの次回再ブート時に有効となりま
す、というメッセージが表示されます。また、ブート・コンソールには、新しいモニターに関
する情報も表示されます。
モニター機種をグラフィックス装置の一覧にない番号に変更しようとすると、以下のような警
告メッセージが表示されます。
Value of monitor type n out of range (n - nn)
また、空きスロットのモニター機種を変更しようとすると、以下の警告メッセージが表示され
ます。
No such graphics card.
152
第 6 章
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ブート・コンソール・インタフェース
モニター機種の表示と設定
SAM を使ったモニター機種の設定
System Administration Manager (SAM)を使えば、システム・ユニットに HP-UX 10.20 または 11.0
オペレーティング・システムがインストールされ、かつ実行中の状態であっても、モニター機
種の変更が可能です。ここでは、SAM を使ったモニター機種の設定方法について簡単に説明し
ます。SAM を実行するには root としてログインする必要があります。
SAM を使ってモニター機種を設定するには以下の手順を行います。
1. root としてログインします。
2. マウス・ポインタをツール用アイコン[アプリケーションマネージャ]へ移動し、マウスの左
ボタンをクリックします。または、端末ウィンドウのコマンド・プロンプトで sam を実行し
て手順 5 へ進むこともできます。
3. [アプリケーションマネージャ]ウィンドウの中の[システム管理]アイコンをダブルクリックし
ます。
4. [アプリケーションマネージャ - システム管理]ウィンドウの中の [Sam] アイコンをダブルク
リックします。root でログインしている場合、[System Application Manager (SAM)] が画面に
表示されます。
第 6 章
153
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ブート・コンソール・インタフェース
モニター機種の表示と設定
5. [Display]アイコンをダブルクリックします。
6. [Display]ウィンドウの[Monitor Configuration]アイコンをダブルクリックします。
[Monitor Configuration]ウィンドウに、1 つまたは複数のモニターのアイコンが表示されます。
各アイコンはシステム・ユニットの I/O カード・スロットに装着されたグラフィック・カー
ドと対応しています。
7. [Monitor Configuration]ウィンドウで機種を設定するモニターのアイコンをクリックします。
8. [Actions]メニューから[Modify Monitor Type]を選択します。モニター機種の選択リストが表示
されます。以下にモニター機種のリストの例を示します
Entry Width Height Hz Font Description 1 1280 1024 75 10x20 PCI
9. [Modify Monitor]ウィンドウのリストからエントリを選択します。同じウィンドウで“Make
monitor type‘n’the default”と表示されたチェック・ボックスを選びます。‘n’には選択し
たエントリの番号が表示されます。モニター機種の選択を終了するには、[Modify Monitor]ウ
ィンドウの[OK]ボタンをクリックします。ポップアップ・ウィンドウが表示され、モニター
機種の選択が確認されます。ポップアップ・ウィンドウの[Yes]ボタンを押すと、モニターが
リセットされ、開いていたウィンドウが閉じられます。モニター機種の変更後、約 15 秒で設
定内容が構成されます。[OK]ボタンを押すと、モニター機種の設定が完了します。すぐに変
更は有効となります。
10. 選択したグラフィックス・カードにモニター・ケーブルを接続すると、元の画面が表示され
ます。これで、モニター機種の選択が終了します。
154
第 6 章
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ブート・コンソール・インタフェース
モニター機種の表示と設定
電源投入時のモニター機種の設定
お使いのワークステーションのモニターを別の機種と取替える場合、ワークステーションのフ
ァームウェアに変更内容を反映させる必要があります。これは、以下の方法で行います。シス
テムを再ブートし、モニターの自動選択プロセスかブート・コンソール・インタフェースの
monitor コマンドのいずれかを使います。
monitor コマンドの詳細は、本章の「モニター機種の設定」を参照してください。モニターの
自動選択プロセスについては、本項で詳細を説明します。
システムを再ブートするため一度電源を切り、ハードディスク・ドライブの回転が止まるまで
しばらく待ちます。次に、ワークステーションの電源を入れ Num Lock ランプが点灯するのを
確認します。
注記
ワークステーションの電源を入れてから Num Lock ランプが点灯するまで、少し時間がかか
ります(約 40 秒)。
ブート・シーケンスの終了間際に Num Lock ランプが点灯したら、2 秒間待ってから[Tab]キー
を押し、モニターの自動選択プロセスを起動します。2 秒以上待って画面に何も表示されない
場合、本章の「モニターに関するトラブルシューティング」の項を参照してください。画面上
に以下のような内容のメッセージが表示されモニター機種も正しい場合には、[Enter]を押して
モニター機種を選択します。
Path
Class
---------- ---- ---- ---- ------------ ---- -----
GRAPHICS(2) nnnnxnnnn nnHz PCI
Slot Head Type
Size
Freq
2
1
n
Press [Return] to select this monitor type
(type n of n types).
表示されたモニター機種を選択しない場合は、モニター機種が選択されるまでシステムは使用
可能な全モニター機種を一度に 1 つずつ巡回します。
モニター機種が選択されると、システムが選択した機種を確認するメッセージを表示します。
[Y]を押して、選択したモニター機種を保存します。
[Y]以外のキーを押すと、以下のメッセージが表示されます。
Monitor type not saved.
この場合、新しいモニター機種が有効になりますが、保存されません。したがって、次回シス
テムを再ブートすると、元のモニター機種が使用されます。
さらに、以下のメッセージが表示されます。
第 6 章
155
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ブート・コンソール・インタフェース
モニター機種の表示と設定
To select a new Graphics Monitor Type press the <TAB> key now,
otherwise EXIT by entering any other key (or will time out in 15
seconds)...
モニター選択プロセスを再起動する場合は、[Tab]キーを押してください。
モニターに関するトラブルシューティング
グラフィックス装置の表示に異常が発生した場合は、以下の手順に従って外付け端末をコンソ
ールとして使用できるように設定します。
手順は以下のとおりです。
1. システムの電源を切ります。
2. システム背面パネルのコネクタからワークステーションのキーボードを外します。
3. システム背面パネルのシリアル 1 コネクタ(左のシリアル・コネクタ)にシリアル端末エミュ
レータを接続します。端末を以下のように設定します。9600 ボー、ストップ・ビットなし、
パリティなし、8 ビット。
4. システムの電源を入れます。シリアル 1 ポートに接続された端末が、コンソールとして使用
されるようになります。両端が 9 ピンのシリアル・ケーブル(HP F1044-80002)を使えば HP
OminiBook のシリアル・ポートをワークステーションに接続できます。
5. ブート・コンソール・インタフェースを使ってモニター機種とパスを設定します。設定方法
の詳細は、「SAM を使ったモニター機種の設定」の項を参照してください。
156
第 6 章
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ブート・コンソール・インタフェース
外付け端末をコンソールとして使用する方法
外付け端末をコンソールとして使用する方法
使用しているグラフィックス装置の表示に異常が発生した場合は、以下の手順に従って外付け
端末をコンソールとして使用します。これにより、グラフィックス・コンソールの設定が可能
になります。
1. システムの電源を切ります。
2. システム背面パネルのコネクタから、USB キーボードを抜きます。
3. システム背面パネルのシリアル 1 コネクタにシリアル端末を接続します。端末を以下のよう
に設定します。9600 ボー、ストップ・ビットなし、パリティなし、8 ビット。
4. システムの電源を入れます。
シリアル 1 ポートに接続された端末が、コンソールとして使用されるようになります。
第 6 章
157
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ブート・コンソール・インタフェース
現在のメモリ構成の表示
現在のメモリ構成の表示
memory コマンドを使用した場合の画面出力例を次ページに示します。メモリの取付けと構成
が正しく行われた場合のメモリ構成の出力例です。
ブート・コンソール・インタフェースの[Information Menu]から、お使いのシステムの現在のメ
モリ構成を表示するには、前述の「ブート・コンソール・インタフェースの使用」に示した手
順を行います。ブート・コンソール・インタフェースの[Main Menu]が表示された後、以下のよ
うに入力し[Enter]を押します。
Main Menu: Enter command> information
これにより[Information Menu]が表示されます。プロンプトで以下のように入力し[Enter]を押し
ます。
Information Menu: Enter command> memory
画面には、お使いのワークステーションに現在インストールされているメモリ DIMM のステー
タスと構成情報が表示されます。「メモリ情報の例」の項を参照してください。
メモリ情報の例
次のリストは、メモリ・モジュールが適切にインストール、構成されている場合のメモリ情報
の例です。
MEMORY INFORMATION
MEMORY STATUS TABLE
Slot
Size
------
256MB
256MB
128MB
Status
----
-------------
Active
0
1
2
Active
Active
TOTAL MEMORY = 640MB
MEMORY FAULT TABLE
Slot
----
Size
Status
------
-------------
158
第 6 章
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ブート・コンソール・インタフェース
現在のメモリ構成の表示
Active, Installed Memory
Deallocated Pages
: 640MB of SDRAM
: 0 Pages
-----------
: 640MB
Available Memory
Good Memory Required by OS
:
0 (Not Initialized)
Memory
HVERSION SVERSION
-------- ----------
0x0860
0x0900
第 6 章
159
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ブート・コンソール・インタフェース
システム I/O ステータスの表示
システム I/O ステータスの表示
io コマンドを使用して、内蔵の入出力装置とオプション・スロットに装着されているオプショ
ンの入出力装置をすべて特定することができます。このコマンドは、[Information Menu]にあり
ます。
ブート・コンソール・インタフェースの[Information Menu]で IO コマンドを使用するには、プロ
ンプトで以下のコマンドを入力し[Enter]を押します。
Information Menu: Enter command> io
内蔵およびオプションの入出力装置に関する情報が表示されます。
I/O MODULE INFORMATION
IODC
IODC
Path
Dep
Decimal
-------
10/0/12/0
Type
Location HVER SVER Vers
-------- ---- ---- ----
built-in 0060 a200 0x02
----
---
----
LAN
Ethernet
0x00
AUDIO
IDE
10/0/13/0
10/0/14/0
Audio
IDE
built-in
built-in 0060 a300 0x00
0x00
SUPERIO MISC 10/0/14/0
Bridge Device built-in
FLOPPY
SERIAL_1
0x00
10/0/14/1/0 Floppy Disk built-in
10/0/14/1/1 RS232 port
10/0/14/1/2 RS232 port
built-in 0060 8c00 0x01
built-in 0060 8c00 0x01
SERIAL_2
0x00
PARALLEL
USB
10/0/14/1/3 Parallel port built-in
10/0/14/2
10/0/15/0
10/0/15/1
USB
built-in 0060 a900 0x95
built-in 0060 a300 0x00
built-in 0060 a300 0x00
0x00
SCSI
SCSI
0x00
FWSCSI
0x00
SCSI
GRAPHICS(2) 10/6/2/0
0x00
Display
slot 2
0070 8500 0x01
Main Menu: Enter command >
160
第 6 章
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ブート・コンソール・インタフェース
auto boot フラグおよび auto search フラグの設定
auto boot フラグおよび auto search フラグの設定
auto boot(オートブート・フラグ)および auto search(オートサーチ・フラグ)は変数で、ワ
ークステーションの不揮発性メモリに保存されています(不揮発性メモリ内のデータは、電源を
オフにしても失われません)。これらのフラグに新しい値を設定した場合は、ワークステーショ
ンを次回ブートしたときに変更内容が反映されます。
auto boot フラグを使用する設定にした場合、ワークステーションの電源がオンにされると常
に OS をブートします。
auto boot がオンの場合、ワークステーションの電源を入れると自動的にオペレーティング・
システムをブートします。オフの場合、ブート・コンソール・インタフェースのブート管理モ
ードに入ります。
auto search は自動ブートの際、ワークステーションがブート装置を検索する方法を決定し
ます。auto search をオンにすると、1 次ブート装置が使用不可能な場合、他のブート装置を
検索します。オフにすると、1 次ブート装置が使用不可能な場合、ブート管理モードに入りま
す。
auto boot および auto search の設定内容を調べるには、プロンプトで以下のように入力
し[Enter]を押します。
Configuration Menu: Enter command> auto
auto boot および auto search の設定を変更するには、プロンプトで以下のように入力し
[Enter]を押します。
Configuration Menu: Enter command> auto boot state
または
Configuration Menu: Enter command> auto search state
state には、on または off のどちらかを指定します。
auto search コマンドは、以下の順に装置を検索します。
1 次ブート・パス(ユーザーによる設定可能)
代替ブート・パス(ユーザーによる設定可能)
Low-voltage differential SCSI (内蔵)
PCI 1 から PCI 6 (プラグイン・インタフェース・カード)
Narrow single-ended SCSI (内蔵)
LAN (内蔵)
第 6 章
161
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ブート・コンソール・インタフェース
保護モードの表示と設定
保護モードの表示と設定
secure フラグは不揮発性メモリに保存される変数です(不揮発性メモリ内のデータは、電源を
オフにしても失われません)。このフラグを新しい値に設定した場合は、ワークステーションを
次回ブートしたときに変更内容が反映されます。
secure フラグをオンに設定すると、オートブートとオートサーチが有効になります。これら
を中止することはできません。また、システムはデフォルトのブート・パスからブートし、ユ
ーザーが変更することはできません。
secure コマンドは必ずブート・コンソール・インタフェース内から実行してください。ブー
ト・コンソール・インタフェースの使用方法については、本章の「ブート・コンソール・イン
タフェースの使用」の手順に従ってください。[Main Menu]が表示されたら、プロンプトで以下
のコマンドを入力し[Enter]を押します
Main Menu: Enter command > configuration
[Configuration Menu]からは、secure コマンドの実行や本項で後述する作業が行えます。
secure フラグの現在の値を表示するには、プロンプトで以下のコマンドを入力し[Enter]を押
します。
Configuration Menu: Enter command > secure
secure フラグをオンに設定するには、プロンプトで以下のコマンドを入力し[Enter]を押しま
す。
Configuration Menu: Enter command > secure on
secure フラグをオフに設定するには、ブート・ディスクを切り離しブートアップ・シーケン
スを中断させます。これにより、ブート・コンソール・インタフェースが起動されます。次に、
プロンプトで以下のコマンドを入力し[Enter]を押します。
Configuration Menu: Enter command > secure off
162
第 6 章
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ブート・コンソール・インタフェース
高速ブート・モードの表示と設定
高速ブート・モードの表示と設定
fastboot(高速ブート・モード)を使用可能にする(オンに設定する)と、ワークステーションは
パワーオン・セルフテスト中にクイック・チェックによりメモリをチェックし、また入出力イ
ンタフェースのテストを省略するので、ブートを短時間で完了することができます。高速ブー
ト・モードは、デフォルトでは使用可能(オン)に設定されています。高速ブート・モードは、ブ
ート・コンソール・インタフェースの[Configuration Menu]から設定できます。
fastboot を使用不可能にする(オフに設定する)と、パワーオン・セルフテスト時のメモリ・
チェックがより綿密になり、また入出力インタフェースのテストも行われるため、ブートに時
間がかかります。
ワークステーションのブート時にエラーが発生した場合は、fastboot を off に設定してシス
テムを再ブートしてください。メモリのチェックが綿密に行われるため、エラーの状況が明ら
かなる可能性があります。
高速ブート・モードのステータスを表示するには、プロンプトで以下のように入力し[Enter]を
押します。
Configuration Menu: Enter command> fastboot
fastboot を使用不可能にするには、プロンプトで以下のように入力し[Enter]を押します。
Configuration Menu: Enter command> fastboot off
fastboot を使用可能にするには、プロンプトで以下のように入力し[Enter]を押します。
Configuration Menu: Enter command> fastboot on
第 6 章
163
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ブート・コンソール・インタフェース
LAN ステーション・アドレスの表示
LAN ステーション・アドレスの表示
他のユーザーに自分のワークステーションの LAN ステーション・アドレスを知らせることが必
要になる場合があります。例えば、ワークステーションをクラスタに追加する際には、クラス
タ管理者に、ワークステーションの LAN ステーション・アドレスを知らせる必要があります。
LAN ステーション・アドレスの決定には、ブート・コンソール・インタフェースの[Information
Menu]を使うことができます。
ワークステーションの LAN ステーション・アドレスとは、ワークステーションの LAN 接続を
リンク層(ハードウェア・レベル)で識別するラベルです。
ワークステーションの LAN ステーション・アドレスを表示するには、プロンプトで以下のよう
に入力し[Enter]を押します。
Information Menu: Enter command> lanaddress
LAN ステーション・アドレスが、以下のように 12 桁の 16 進数で表示されます。
LAN Station Address: 001083-000429
このアドレスは、システムの内蔵 LAN 用アドレスです。
164
第 6 章
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ブート・コンソール・インタフェース
システム情報の表示
システム情報の表示
all コマンドでは、システムのプロセッサーのリビジョンと処理速度、キャッシュサイズ、メ
モリ・サイズ、フラグの設定状況およびブート・パスとコンソール・パスを表示できます。シ
ステム情報を表示するには、プロンプトで以下のように入力し[Enter]を押します。
Information Menu: Enter command> all
このシステム情報は、必要に応じてページ毎に表示できます。ただし、ScRoll コマンドでス
クロールが使用不能になっている場合を除きます。
第 6 章
165
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166
第 6 章
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第 7 章 トラブルシューティング
本章では、問題が発生したときにシステムのどこに問題があるのかを判別する上で役立つ情報
について説明します。本章に記載されていない問題が発生した場合や、問題が解決しない場合
は、当社サービス担当にお問い合わせください。
迅速なサービスを保証するため、必ず事前にお使いのシステムのモデル番号とシリアル番号を
ご確認ください。これらの番号は、問題の解決をサービス・エンジニアに依頼する場合に必ず
必要となります。
本章の説明は、ご使用のワークステーションが HP-UX 10.20 または 11.0 オペレーティング・
システム上で動作し、HP CDE インタフェースを使用していることを前提としています。HP
CDE インタフェースをお使いの場合、システム検査テストは、HP CDE 端末ウィンドウのコマ
ンド行プロンプトから実行してください。
本章では、以下の項目について説明します。
・一般的な問題とその解決方法
・ブート障害への対処方法
・メモリ障害
・LCD 情報の解釈
・システム検査テストの実行方法
注記
本章で説明した作業を行うには、root としてログインする必要があります。root として
ログインできない場合は、システム管理者にお問い合わせください。
第 7 章
167
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トラブルシューティング
一般的な問題とその解決方法
一般的な問題とその解決方法
本項の表は、B クラスおよび C クラス・ワークステーションで発生する可能性がある一般的な
問題を示しています。また、問題の解決に役立つ情報を併せて示します。
表 7-1 システムの電源投入に関する問題
問題
解決方法
LCD 画面が点灯しない。 すべての交流電源ケーブルがシステムに確実に接続されてい
るか確認してください。
電源プラグが使用可能な交流コンセントに差し込まれている
か確認してください。
電源がオンにセットされているか確認してください。
LCD 画面は点灯している システム・ユニット内で LCD のコントロール・ケーブルが正
が、画面に何も表示され
ない。
しく接続されているか確認してください。
LCD にメッセージが表示 本章で後述する「LCD 情報の解釈」を参照してください。
される。
問題が解決されない場合は、システム管理者に連絡するか、当社サービス担当にお問い合
わせください。
168
第 7 章
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トラブルシューティング
一般的な問題とその解決方法
表 7-2 オペレーティング・システムのロードおよびブートに関する問題
問題
解決方法
LCD 画面が点灯し、画面 すべての SCSI 装置に正しい SCSI ID が設定されているか確認
上にテキストが表示され してください(デフォルトの SCSI ID については、付録 C を参
るが、2 分間経過してもシ 照してください)。
ステムが稼働している徴
SCSI 装置のケーブルがすべて正しく配線されているか確認し
候が見られない。
てください。SCSI バスにターミネーターが正しく接続されて
いるか確認してください(SCSI 装置の配線およびターミネー
ターの接続については、第 4 章を参照してください)。
ブート中にシステムが停
止する、またはハングす
る。
本章で後述する「ブート障害への対処方法」を参照してくだ
さい。
LCD パネルに DIMM エラーが表示されている場合は、本章で
後述する「メモリ障害」を参照してください。
問題が解決されない場合は、システム管理者に連絡するか、当社サービス担当にお問い合
わせください。
表 7-3 802.3 ネットワークに関する問題
問題
解決方法
ネットワーク上の他のシ
ステムに到達できない。
ネットワークに依存して
いるアプリケーションが
実行できない。
システム・ユニットの背面にあるネットワーク・コネクタを
チェックしてください。ケーブルがコネクタに確実に接続さ
れているか確認してください。LED リンクのランプが点灯し、
LED 稼働ランプが点灯または点滅しているか確かめてくださ
い。
問題が解決されない場合は、システム管理者に連絡するか、当社サービス担当にお問い合
わせください。
第 7 章
169
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トラブルシューティング
一般的な問題とその解決方法
表 7-4 ハードディスク・ドライブの使用に関する問題
問題
解決方法
ハードディスク・ドライ
ブがアクセス不能か、ま
たは応答しない。
すべての SCSI 装置が適切な SCSI ID に設定されているか確認
してください。(デフォルトの SCSI ID の設定については第 4
章を参照してください)。
SCSI 装置のケーブルがすべて正しく配線されているか確認し
てください。また、SCSI バスにターミネーターが正しく接続
されているかも確認してください(SCSI 装置の配線およびタ
ーミネーターの接続については、第 4 章を参照してください)。
もう一度ディスク・トレイを開閉してください。
本章で後述する「ブート障害への対処方法」を参照してくだ
さい。
ディスク・ドライブが外付けの場合、ディスク・ドライブの
電源がオンにセットされているか確認してください。
問題が解決されない場合は、システム管理者に連絡するか、当社サービス担当にお問い合
わせください。
表 7-5 CD ドライブの使用に関する問題
問題
解決方法
CD ドライブがコマンド
("mount"や swinstall
など)に応答しない。
コマンドを再入力し、コマンドを正しく入力しているか確認
してください。
本章で後述する「システム検査テストの実行方法」の項を参
照して、CD ドライブが正しく機能しているか確認してくだ
さい。
電源およびデータ・ケーブルが接続されているか確認してく
ださい。
問題が解決されない場合は、システム管理者に連絡するか、当社サービス担当にお問い合
わせください。
170
第 7 章
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トラブルシューティング
一般的な問題とその解決方法
表 7-6 フロッピーディスク・ドライブの使用に関する問題
問題
解決方法
フロッピーディスク・ド
ライブがコマンドに応答
しない。
コマンドを再入力し、コマンドを正しく入力しているか確認
してください。
デバイス・ファイル名を指定するコマンドで、デバイス・フ
ァイル名が以下のように指定されているか確認してください。
/dev/floppy/c0t1d0
フロッピーディスクにデータをコピーする場合は、書込み保
護タブが書込みの位置に設定されていることを確認してくだ
さい。
本章で後述する「システム検査テストの実行方法」の項の指
示に従って、フロッピーディスク・ドライブが正しく機能し
ているか確認してください。
電源ケーブル、データ・ケーブルなどが接続されているか確
認してください。
問題が解決されない場合は、システム管理者に連絡するか、当社サービス担当にお問い合
わせください。
第 7 章
171
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トラブルシューティング
ブート障害への対処方法
ブート障害への対処方法
通常のブート装置(一般的にはディスク)が正常に動作しない場合は、手動で他のディスク(また
は他のブート装置)を選択して、再ブートを行う必要があります。ここで説明する手順は、スー
パー・ユーザー(root)でなければ行えません。
手動で他のブート装置を選択する場合は、以下の手順で行ってください。
注記
ブート障害は主に、Ultra2 Wide Low-Voltage Differential SCSI ターミネーターおよび Fast
Narrow Single-Ended SCSI ターミネーターがシステム・ユニットの背面にあるコネクタへ接
続されていないことが原因となっています。これらのターミネーターはお買い求めのシス
テム・ユニットに付属しています。
1. 本書の第 6 章「ブート・コンソール・インタフェースの使用」の手順を行います。
注記
ワークステーションは自動的に OS をシャットダウンした後、電源を切ります。
2. ‘‘Main Menu’’プロンプトで以下のコマンドを入力し[Enter]を押します。
Main Menu: Enter command > search ipl
コマンドを実行すると、ワークステーションはブート可能な装置を検索します。
3. ブート可能な装置の一覧が表示されます。一覧の中のいずれかの装置でブートするには、プ
ロンプトで以下のコマンドを入力し[Enter]を押します。
Main Menu: Enter command > boot device
上記で device は装置へのハードウェア・パスで、FWSCSI.5.0 などのニーモニック表記形
式で指定します。
4. 以下に示す質問に“N”と答えます。INTERACT WITH IPL (Y,N,Q)?
5. 上記の手順を行ってもブートできない場合は、ファイル・システムまたはハードウェアに問
題があります。ファイル・システムに問題があると思われる場合は、『HP-UX 11.0 ユーザー
ズ・ガイド』を参照してファイル・システムの障害の対処方法を調べてください。ハードウ
ェアに問題があると思われる場合は、引続き本章をお読みください。
172
第 7 章
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トラブルシューティング
メモリ障害
メモリ障害
メモリ障害が生じると、システム・ユニットの前面パネル上の LCD パネルに DIMM エラーと
して表示されます。システムのブート・コンソール・ユーザーインタフェースは起動されませ
ん。
メモリ障害を解決するには、第 5 章「コンピュータのハードウェア構成の変更方法」の「追加
メモリの取付け」の項で説明された手順を行います。問題が解決されない場合は、システム管
理者に連絡するか、当社サービス担当にお問い合わせください。
第 7 章
173
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トラブルシューティング
LCD 情報の解釈
LCD 情報の解釈
ファームウェア/OS の処理コードは LCD パネルに表示されます。シャシー・コードは、下記
に示したニーモニック表記とそれに続く 4 桁の 16 進数で表され、実行中のモジュールを示して
います。ニーモニックとその意味は以下のとおりです。
FLT
ハードウェアのエラーを検出しました。
TST
ハードウェアをテストしています。
INI
ハードウェアを初期化しています。
SHU
システムをシャットダウンしています。
WRN
不適切か異常な動作状況が生じています。
RUN
オペレーティング・システムの実行中です。
一般的に、LCD パネルには以下の形式で表示されます。
MMM
3 文字のニーモニック
CCCC
4 桁の 16 進法コード
FFFFFF
着脱可能装置の説明(6 文字)
DDDDDDDDDDDDDDDD
シャシー・コードの説明
174
第 7 章
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トラブルシューティング
LCD 情報の解釈
ブート中に FLT コードが検出されると、システムは FLT を解釈しメッセージを表示します。例
えば、LCD には以下のようなメッセージが表示されます。
FLT
3 文字のシャシー・コード
30FC
4 桁の 16 進法コード
SYS BD
着脱可能装置の説明(6 文字)
bad sys bd id
シャシー・コードの説明
LCD に表示されるファンに関する障害および警告メッセージ
ここでは、システム・ユニットのファンに障害が発生した場合に LCD に表示される障害および
警告メッセージについて説明します。
「表 7-7 」はファン番号と各名称の一覧です。ファン番号は LCD のシャシー・コードの説明
に使用されます。
表 7-7 ファン番号および名称
ファン番号
ファンの名称
下部システム・ファン(垂直に設置した場合)
上部システム・ファン(垂直に設置した場合)
I/O ファン
2
3
4
5
6
CPU ファン
ハードディスク・ドライブ・ファン
例えば、I/O ファンの障害メッセージは以下のようになります。
WRN D010 SYS BD fan failed: # 4
例えば、CPU ファンの障害メッセージは以下のようになります。
WRN D020 SYS BD fan warning: # 5
「図 7-1 ファンの位置」を参照し、システム・ユニット内の問題のあるファンを確定してくだ
さい。
第 7 章
175
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トラブルシューティング
LCD 情報の解釈
図 7-1 ファンの位置
LCD に障害または警告メッセージが表示された場合には、メッセージを転記し最寄りの HP サ
ポート・センターへご連絡ください。転記された LCD の障害および警告メッセージを参考に、
当社サービス担当者が可能な修理方法を決定します。
176
第 7 章
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トラブルシューティング
モニターに関するトラブルシューティング
モニターに関するトラブルシューティング
グラフィックス装置の表示に異常が発生したような場合は、以下の手順に従って外付け端末を
コンソールとして使用できるように設定します。
手順は以下のとおりです。
1. システムの電源を切ります。
2. システム背面パネルのコネクタからワークステーションのキーボードを外します。
3. システム背面パネルのシリアル 1 コネクタ(左のシリアル・コネクタ)にシリアル端末を接続
します。端末を以下のように設定します。9600 ボー、ストップ・ビットなし、パリティなし、
8 ビット。
4. システムの電源を入れます。シリアル 1 ポートに接続された端末が、コンソールとして使用
されるようになります。両端が 9 ピンのシリアル・ケーブル(HP F1044-80002)を使えば、HP
OmniBook シリアル・ポートをワークステーションへ接続できます。
5. ブート・コンソール・ユーザーインタフェースを使ってモニター機種とパスを設定します。
設定方法の詳細は、本書の「ブート・コンソール・インタフェース」の章を参照してくださ
い。
第 7 章
177
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トラブルシューティング
システム検査テストの実行方法
システム検査テストの実行方法
HP-UX では、サポート・ツール・マネージャ(STM)を含む MESA と呼ばれる診断製品を使用し
てシステムの動作を検証します。STM を使用するには、お使いのワークステーションが HP-UX
10.20 または 11.0 オペレーティング・システム上で動作し、HP-UX Diagnostic/IPR Media がロー
ドされている必要があります。
サポート・ツール・マネージャでは、3 種類のインタフェースが使用できます。つまり、コマ
ンド行インタフェース(cstm コマンドによって実行する)、メニュー方式インタフェース(mstm
コマンドによって実行する)、およびグラフィカル・ユーザーインタフェース(xstm コマンドに
よって実行する)がそれぞれ使用可能です。
上記ユーザー・インタフェースの詳細については、オンライン・マニュアルを参照してくださ
い。オンライン・マニュアルを参照するには、コマンド行プロンプトに以下のいずれかのコマ
ンドを入力し[Enter]押します。
man cstm
man mstm
man xstm
178
第 7 章
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付録A 安全性および規制に関する規約
この付録には、HP Visualize B クラスおよび C クラス・ワークステーションの安全性および規
制に関する以下の規約を記載しています。
この付録には、以下の項目が記載されています。
・本製品が準拠している規格
・電波放射規制
・他社製品における電波放射規制への適合性
・特記事項
・警告および注意
付録A
179
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安全性および規制に関する規約
本製品が準拠している規格
本製品が準拠している規格
180
付録A
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安全性および規制に関する規約
電波放射規制
電波放射規制
HP Visualize B クラスおよび C クラス・ワークステーションは、FCC B 種に準拠しています。
「特別ビデオ構成規約」に記載されているとおり、ビデオ信号出力カードにケーブルが接続され
た場合、本製品は FCC B 種に準拠しなくなります。
FCC B アプリケーション
この装置は、FCC 規則 15 条およびカナダ通信省に準じて B 種のデジタル装置に関する制限の
テストを受け、適合することが確認されています。この制限は、装置が住宅地域で使用された
場合に有害な障害を引き起こさないように適切な保護を加えることを目的としています。本装
置は、無線周波を発生し、これを利用しているため、マニュアルに従わずに設置して使用する
と、無線通信に有害な障害を及ぼすことがあります。また、マニュアルに従って設置しても、
障害をおこさない保証はありません。本装置の電源を切ったり入れたりして本装置が無線やテ
レビの受信に有害な障害を及ぼしていると確認できた場合は、次の方法で障害を解消できます。
・受信アンテナの向きや設置場所を変える。
・本装置と受信機の間隔を広げる。
・本装置と受信機の電源を別回路から取る。
・ディーラまたは無線やテレビに詳しい技術者にみてもらう。
HP 社製のシステムは、当社がサポートしているワークステーションに付属してお手元に届く周
辺装置やケーブルを使って検査されています。当社がお勧めしている以外の変更や改造を加え
るとワークステーションに関するお客様の権限が無効になる場合もあります。
本装置をお使いの場合は、以下のことを守ってください。
・有害な電波障害がおこる状態で使用しないでください。
・思わしくない動作の原因となるようなものも含めて、本装置が受信する電波障害は必ずその
許容範囲内に抑えてください。
・FFC の規定に適合するために、本装置のケーブルは必ずシールドされた状態で使用してくだ
さい。
付録A
181
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安全性および規制に関する規約
電波放射規制
EMI クラス A RRL (Korea)
VCCI クラス B ITE (日本)
EMI クラス A (Taiwan)
特別ビデオ構成規約
ビデオ信号出力カードにケーブルが接続された場合、HP Visualize B クラスおよび C クラス・
182
付録A
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安全性および規制に関する規約
電波放射規制
ワークステーションは FCC B 種に準拠した製品ではなくなり、A 種の製品となります。この規
約は、ビデオ信号出力カードのビデオ信号出力コネクタに接続されたケーブルを含むアプリケ
ーションにのみ、適用されます。ビデオ信号出力カードのビデオ信号出力コネクタ以外のコネ
クタに接続されたケーブルを含むアプリケーションについては、規制に関する規約を変更する
必要はありあません。
付録A
183
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安全性および規制に関する規約
他社製品における電波放射規制への適合性
他社製品における電波放射規制への適合性
HP 社のシステムに設置される他社の I/O 装置は、電波放射規制での制限に適合していなければ
なりません。これに適合していない他社の I/O 装置を設置した場合には、そのために生じる責
任と信頼性のすべてを、ユーザーが負わなければなりません。
184
付録A
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安全性および規制に関する規約
特記事項
特記事項
本項には、騒音、レーザー発生源、および LED を対象とした、安全性と規制に関する情報が記
載されています。
騒音
表 A-1 -3.GSGV 計算機の騒音に関する規制
Lpa <70dB
Lpa<70dB
操作者の位置
通常の操作
am Arbeitsplatz
normaler Betrieb
nach DIN 45635 T.19
ISO 7779 による
Laser Safety Statement (U.S.A. Only)
The CD-ROM mass-storage system is certified as a Class 1 laser product under the U.S. Department of
Health and Human Services (DHHS) Radiation Performance Standard according to the Radiation
Control for Health and Safety Act of 1968.
This means that the mass-storage system does not produce hazardous laser radiation. Because laser
light emitted inside the mass-storage system is completely confined within protective housings and
external covers, the laser beam cannot escape from the machine during any phase of user operation.
LED
本製品に使用されている LED は「クラス I LED 製品」であり、EN 60825-1 に準拠しています。
付録A
185
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安全性および規制に関する規約
警告および注意
警告および注意
警告
本製品のカバーを取り外すと、鋭利な刃状の部分が露出します。使用者により本製品に装置を
取り付ける場合は、人体に損傷を受けないよう注意してください。
警告
本製品を移動ないし撤去する場合、または、本製品に装置を取り付ける場合は、事前に電源コ
ンセントまたは電源装置から電源プラグを抜いてください。
186
付録A
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用語集
A
ANSI
米国規格協会(American National Standards Institute)。非営利団体である ANSI は、さまざま
な専門委員会で構成されており、米国の工業規格を定めています。ANSI は、LAN 用に
IEEE 規格を採用しています。
AUI (付属ユニット・インタフェース)
トランシーバ・ケーブル。IEEE 802.3 仕様に適合しています。
C
CPU
中央処理装置(CPU)を参照。
CD-RAM
コンパクト・ディスク・ランダムアクセス・メモリ。
CD-RAM ディスク、CD-RAM ドライブを参照。
CD-RAM ディスク
CD-RAM(CD-RW)ディスクは、ステレオ録音に使う音楽用のコンパクト・ディスク(いわゆ
る CD)と同じものですが、音楽ではなくコンピュータのデータの読み書きに使用されます。
CD-RAM ディスクは直径 12 センチで、使用されるのは片面で約 650M の容量のデータを保
存できます。このデータ面には、くぼみと底部が平らな点が連続的にらせん状のトラック
となって付いています。このデータ面は一定の速さで読取られます。
CD-RAM ドライブ
ランダム・アクセスで読み書き可能な大容量記憶装置。メディアとしては取外し可能な
CD-RAM ディスクを使用します。ドライブには、光学的にデータの読み書きをする半導体
レーザーとコントローラが搭載されています。
用語集
187
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用語集
CD-ROM
コンパクト・ディスク読取り専用メモリ。
CD-ROM ディスク、CD-ROM ドライブを参照。
CD-ROM ディスク
CD-ROM ディスクは、ステレオ録音に使う音楽用のコンパクト・ディスク(いわゆる CD)と
同じものですが、音楽ではなくコンピュータのデータが保存されています。CD-ROM ディ
スクは直径 12 センチで、使用されるのは片面で約 650M の容量のデータを保存できます。
このデータ面には、くぼみと底部の平らな点が連続的にらせん状のトラックとなって付い
ています。このデータ面は一定の速さで読取られます。
CD-ROM ドライブ
ランダム・アクセスが可能な読取り専用の大容量記憶装置であり、メディアとしては取外
し可能な CD-ROM ディスクを使用します。ドライブには、光学的にデータを読取る半導体
レーザーとコントローラが搭載されています。
D
DDS フォーマット・テープ・ドライブ
ディジタル・データ・ストレージ(DDS)カセットにデータを保存する装置。
DIMM
デュアル・インライン・メモリ・モジュールを参照。
E
EEPROM
電気的に消去可能な読取り専用メモリ。通常、システムの稼働中に、バイトまたはワード
を個別に消去/再プログラムすることが可能です。EEPROM は、構成情報の保存に使われ、
再ブートおよび AC 電源のない状態でも構成情報を保存することができます。
Ethernet
Digital Equipment Corporation、Intel、Xerox Corporation が共同で開発した LAN です。
Ethernet は IEEE 802.3 ネットワークの基本になっています。
H
188
用語集
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用語集
$HOME
ユーザーのホーム・ディレクトリ名を含む環境変数。ログインしたときには、自動的にこ
のディレクトリに入ります。通常、$HOME は/home/login と表示されます。login にはユー
ザー名が入ります。
ホーム・ディレクトリを参照。
HP CDE
HP Common Desktop Environment を参照。
HP Common Desktop Environment
ユーザーインタフェースの 1 つ。システムの複雑な階層(ハードウェア、オペレーティン
グ・システム、X ウィンドウ・システム)を図形を使用したユーザーインタフェースによっ
て制御するための環境です。これによって、コマンド行プロンプトからコマンドを入力す
るかわりに、図形オブジェクトを直接操作してワークステーションを制御できます。
HP-UX
ヒューレット・パッカード社版 UNIX(R)オペレーティング・システム。
HP-UX クラスター
クラスター・ノード、クラスター・サーバを参照。
I
IP アドレス
インターネット・プロトコル・アドレスを参照。
ISL
イニシャル・システム・ローダを参照。
L
LAN
用語集
189
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用語集
ローカル・エリア・ネットワークを参照。
LAN ステーション・アドレス
ローカル・エリア・ネットワーク・ステーション・アドレスを参照。
P
PID
プロセス識別番号。プロセス ID ともいいます。
プロセス ID を参照。
PIM
プロセッサ内部メモリ。pim コマンドは、ブート・コンソール・インタフェースが特定の
システム障害を発見するのに使います。
プロセッサ内部メモリを参照。
R
RAM
ランダム・アクセス・メモリ。
ROM
読取り専用メモリ。
S
SCSI
スモール・コンピュータ・システム・インタフェースを参照。
SCSI ID
SCSI バスに接続している周辺装置のアドレス。
SPA
ソフト物理アドレス
190
用語集
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用語集
ソフト物理アドレスを参照。
T
TOC
転送制御を参照。
U
Ultra Narrow シングル・エンド型標準 SCSI
標準レシーバとドライバーの付いた 8 ビット幅の SCSI バス。ケーブルの合計長は 3 メー
トルに制限されており、20 Mbyte/秒でデータ転送が可能です。
Ultra2 Wide LVD(Low-Voltage Differential) SCSI、スモール・コンピュータ・システム・イ
ンタフェースを参照。
Ultra2 Wide LVD(Low-Voltage Differential) SCSI
低電力レシーバとドライバーの付いた 16 ビット幅の SCSI バス。ケーブルの合計長は 12
メートルに制限されており、80 Mbyte/秒でデータ転送が可能です。
Ultra Narrow Single-Ended SCSI、スモール・コンピュータ・システム・インタフェースを参
照。
あ
アイコン
オブジェクトを表す小さな図形。例えば、ウィンドウを「アイコン化」することによって、
ワークスペース上にウィンドウが散乱しないようにすることができます。必要なときには
アイコンを元のウィンドウに復元できます。ウィンドウをアイコン化しても、そのウィン
ドウのプロセスの実行は継続されています。
アイコン化
ウィンドウまたはシェルをアイコンに変えること。
アイコンを参照。
アクセス・パーミッション
特定のユーザーまたはグループ・ユーザーだけが、あるファイルの読取り、書込み、実行
をできるように(またはできないように)する設定。
用語集
191
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用語集
ファイル・アクセス・パーミッションを参照。
アクティブ・ウィンドウ
現時点でキーボードからの操作が反映されるウィンドウ。画面上にアクティブ・ウィンド
ウがなければ何も入力できません。アクティブ・ウィンドウになるのは 1 つのウィンドウ
だけです。
イニシャル・システム・ローダ(ISL)
オペレーティング・システムのロードを制御するプログラム。
インスタント・イグニッション
ユーザーがコンピュータの電源を入れると、自動的に立ち上がり、利用できるようになっ
ている状態。インスタント・イグニッション・システムでは、コンピュータにオペレーテ
ィング・システムが工場でプリロードされています。
インストール・サーバ
ネットワークでつながれているサーバで、このサーバからファイルやオペレーティング・
システムをインストールすることができます。
インターネット・プロトコル・アドレス(IP アドレス)
ネットワーク上の特定のワークステーションを識別するための文字列。nnn.nnn.nnn.nnn の
形式で表します。nnn は 0 から 255 の間の十進法の整数を選択します。上位の桁に 0 を選
択することもできます。IP アドレスとも呼ばれます。
ウィンドウ
情報を表示する長方形の画面領域。HP VUE を使用すると、画面に数種のウィンドウを作
成することができます。各ウィンドウ内では別々の環境を実現できます。ウィンドウ内で
は、プログラムを実行したり、テキストを修正したり、図形的なイメージを表示したりす
ることができます。
ワ-クスペース・マネージャを参照。
ウィンドウ・マネージャ
HP CDE のプログラムの 1 つ。ウィンドウのサイズ、配置、ウィンドウ操作を制御します。
押しボタン
現実の押しボタンを模倣した、グラフィックの制御ボタン。マウス・ポインタを押しボタ
ンに合わせて、マウス・ボタンを押すと、アクションが開始されるか、状態が設定されま
す。
オブジェクト
ファイル、ディレクトリ、およびネットワーク上のリンク。ディレクトリ、ファイル、リ
ンク、パス名を参照。
192
用語集
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用語集
オプション
コマンド・オプションを参照。
オペレーティング・システム
ワークステーション上で、いろいろなプログラムの実行を管理するプログラム。例えば、
カーネルとすべての HP-UX コマンドを含む HP-UX システム全体がこれにあたります。
カーネルを参照。
か
下位のディレクトリ
サブディレクトリを参照。
隠しファイル名
ピリオド(.)で始まるファイル名。隠しファイル名は、ls や ll などのリスト出力のコマンド
に -a 追加オプションを指定した場合に限り表示することができます。
カーソル
その時点でアクティブな画面またはウィンドウで、通常点滅しているグラフィック・イメ
ージ。キーボード入力する場合の画面上での現在の位置を示します。また、どのプログラ
ム(HP CDE のターミナル・ウィンドウまたはシェル)がユーザーの入力したコマンドを受付
けるかを示します。
カーネル
オペレーティング・システムの一部で、コンピュータのリソースを管理します。カーネル
がオペレーティング・システム全体を制御します。
環境
コマンドまたはプログラムを実行するための状況。コマンドの実行には、ワークステーシ
ョンの特性、ホーム・ディレクトリ、デフォルト検索パスなどの変数があります。
環境変数を参照。
環境変数
定義したシェル変数 (PATH、TERM、SHELL、EXINIT、HOME など)のセット。コマンド
を実行するときの環境はたは変数を定義します。ワークステーションの特性、ホーム・デ
ィレクトリ、デフォルト検索パスなどの変数があります。
環境を参照。
用語集
193
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用語集
クラスター
ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)によってつながっているワークステーションのグ
ループ。クラスター・ノードのうちファイル・システムを持つワークステーションをクラ
スター・ワークステーションといい、クラスター・クライアントに対するファイル・ワー
クステーションとしての役割を果たします。
クラスター・クライアント、クラスター・ノード、クラスター・サーバを参照。
クラスター・クライアント
ローカルの HP-UX ファイル・システムを持たないクラスター・ノード。クラスター・クラ
イアントが使用するファイル・システムは、クラスター・サーバにあります。
クラスター、クラスター・ノード、クラスター・サーバを参照。
クラスター・サーバ
HP-UX クラスター内のすべてのクラスター・ノードに対し、ネットワークを介して、ファ
イル・アクセス、ログイン・アクセス、ファイル転送、プリントなどのサービスを行うク
ラスター・ノードのこと。
クラスター、クラスター・クライアント、クラスター・ノード、ホストを参照。
クラスター・ノード
ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)によってつながっているワークステーションのグ
ループ(クラスター)の中の各ワークステーション。クラスター・ノードのうち、ファイル・
システムを持つワークステーションをクラスター・サーバといい、クラスター・クライア
ントに対するファイル・サーバとしての役割を果たします。
クラスター、クラスター・ノード、クラスター・サーバを参照。
クリック
マウス・ボタンを押してすぐに放すこと。「クリック」という呼称は、マウス・ボタンを押
したり、放したりするときに出る音に由来します。ドラッグ・アンド・ドロップを参照。
現在のセッション
システムにログインしてから(ログアウトするまで)実行してきた作業とその過程。
セッションを参照。
現在のディレクトリ
現在のワーク・ディレクトリを参照。
現在のワーク・ディレクトリ
相対パス指定の開始点となるディレクトリ、すなわち現在作業を行っているディレクトリ。
ワーク・ディレクトリまたは現在のディレクトリともいいます。
194
用語集
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用語集
構成 (設定)
特性、数字、機能単位での主な特性で定義した、ワークステーションやネットワークの構
成。厳密にいえば、ハードウェアの構成の場合とソフトウェアの構成の場合があります。
コマンド
プログラムや作業を実行するために、プロンプトからシステムに入力する一連の命令。
シェル・コマンドを参照。
コマンド・インタプリタ
通常の入力方式(キーボードからのタイプ入力や、ファイルからの読取り)によって入力され
た文字行を読取って、コマンドまたはプログラムを実行できるように文字行を解釈する通
訳プログラム。HP-UX のコマンド・インタプリタはシェルといいます。
シェルを参照。
コマンド・オプション
コマンド行に与える情報。コマンドに特別な動作をとらせたりモードを実行したいときに
指定します。
デフォルトを参照。
コマンド引数
コマンド行に付け加える情報。コマンド引数には、コマンドを実行する対象(多くは、ファ
イルまたはディレクトリ)を指定します。
コールド・インストール
ネットワーク上のインストール・サーバまたは CD-ROM からインストール・カーネルをブ
ートするプロセス。構成に関するメッセージに応答する必要があります。
コンソール
システムがブートする端末(tty)。コンソールはシステム・メッセージが表示されるモニタ
ーに対応します。システム管理者はこの端末(tty)から他のシステム・ユーザーへメッセー
ジを送ります。
コントロール・キー・シーケンス
コマンドを入力する場合に、そのコマンドの簡略形として使用できるキーの組合わせ。コ
ントロール・キー・シーケンスを使用するときは、[Ctrl]を押しながら他のキーを押します。
さ
最小化ボタン
用語集
195
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用語集
HP CDE のウィンドウ・フレーム上にあるボタン。ウィンドウをアイコンに変えます。
アイコン、アイコン化を参照。
サーバ
デバイスへの入力や出力のためのすべてのアクセスを制御するプログラム。
サブディレクトリ
他のディレクトリの下、つまりパスの下に位置するディレクトリ。サブディレクトリは、
下位のディレクトリともいいます。逆に、サブディレクトリの上にあるディレクトリは、
上位のディレクトリといいます。
上位のディレクトリを参照。
シェル
ユーティリティ・プログラムを実行するために使用する、コマンド行インタプリタ・プロ
グラム。HP-UX シェルには、ボーン・シェル、コーン・シェル、キーシェル、C シェルな
どがあります。シェルは、場合によっては、コマンド・インタプリタとも呼ばれます。
コマンド・インタプリタを参照。
シェル・コマンド
ユーティリティ・プログラムやシェル・スクリプトの実行を、システムに指示する命令。
シェル・スクリプト、ユーティリティ・プログラムを参照。
シェル・スクリプト
システムがシェル内で解釈して実行することができるコマンドが入ったファイル。
システム管理者
あるサイトについてシステムやネットワークのインストール、アップデート、保守、機密
保護の責任を負う人。
システム・コール
ユーザープログラムからカーネル・プロセスを実行すること。
システム名
インターネット・プロトコル・アドレスを参照。
シャットダウン
システムを、マルチユーザーの状態からシステム管理用の状態にするプロセス。
出力ウィンドウ
コマンドに対するプロセスの応答を表示するウィンドウ。
196
用語集
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用語集
出力装置
ワークステーションからのメッセージを受け取ったり、保存したり、人から認知できるよ
うにするハードウェア装置。ディスクやテープ、コンピュータのモニター、プリンタ、プ
ロッタなどがこれにあたります。
入力装置を参照。
上位のディレクトリ
他のディレクトリを含んでいるディレクトリ。上位のディレクトリに含まれている各ディ
レクトリをサブディレクトリといいます。
サブディレクトリを参照。
スクロール・バー
ウィンドウの右または下にある、縦または横のバー。ウィンドウ内に収まらない情報を、
スクロールしてユーザーが見られるようにするためのインタフェースを提供します。
スタイル・マネージャ
HP CDE のアプリケーションの 1 つ。システムのあらゆるユーザー・インタフェースのカ
スタマイズを行います。例えば、カラー、フォント、キーボード、マウスなどの属性、セ
ッションの開始や終了の動作、他のワークステーションへのアクセスなどをカスタマイズ
できます。
スタンドアロン
クラスターの一部ではないワークステーション。
クラスターを参照。
スーパーユーザー
どのディレクトリにも入ることができ、通常のユーザーにはできないようなファイルやプ
ログラムの変更を行うことが許可されているユーザー。「スーパーユーザーになる」または
「ルートになる」とは、システム管理者としての役割を担うことを意味します。ルートユー
ザーとしてシステムにログインするか、またはコマンド行のプロンプトに対して su(switch
user) と入力すると、システム管理者になることができます。ルートになるにはルートのパ
スワードが必要です。
スモール・コンピュータ・システム・インタフェース(SCSI)
コンピュータに、複数のさまざまな高速周辺装置(例えばディスク・ドライブや CD-ROM
ドライブ、スキャナなど)を単独でまたは組み合わせて接続する際の IEEE 規格。
Ultra2 Wide LVD(Low-Voltage Differential) SCSI、Ultra Narrow Single-Ended (NSE) SCSI を参
照。
スライダ
スクロール・バーを構成する要素の 1 つ。スライダを、スクロール領域に沿ってドラッグ
用語集
197
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用語集
することにより、ウィンドウ内の内容を動かし、それまで見えなかった部分を表示するこ
とができます。
セッション
ログインからログアウトまでの間に行った作業とその結果。ワーク・セッションまたはロ
グイン・セッションともいいます。
現在のセッションを参照。
絶対パス名
ファイルの完全なパス名。絶対パス名には、ルート・ディレクトリ(/)から始まり最後のフ
ァイル名までに至るディレクトリ名をすべて含めて指定します。
ファイル、ファイル名、パス名を参照。
ソフト物理アドレス(SPA)
システム・メモリ内における DIMM カードの位置。
た
ダイアログ・ボックス
ウィンドウから表示される HP CDE のウィンドウの一種。ダイアログ・ボックスでは制御
や設定が行えます。パラメータを設定する場合にも、ダイアログ・ボックスによって双方
向の対話で作業を進めることができます。例えば、ワークスペース・マネージャ上のフロ
ント・パネルでスタイル・マネージャ・ボタンをクリックしてからカラーの項目をクリッ
クすると、ダイアログ・ボックスがオープンします。
タイトル・バー
ウィンドウの一番上とウィンドウの枠との間にある長方形の領域で、ウィンドウ名を表示
します。
ダブルクリック
マウス・ボタンを押してすぐに放す動作(クリック)を、すばやく 2 回繰り返すこと。通常、
ダブルクリックとシングルクリック 2 回を区別するクリックの速度は、ユーザーによる設
定が可能です。
ターミナル・ウィンドウ
HP CDE のウィンドウの 1 つ。ディスプレイ端末を完全にエミュレートします。ターミナ
ル・ウィンドウでは、通常、非クライアント・プログラムを、あたかも端末上で実行して
いるかのように実行することができます。プログラムやオペレーティング・システムのコ
マンドを実行していないときは、ターミナル・ウィンドウは、コマンド行プロンプトを表
示します。
HP 共通デスクトップ環境を参照。
198
用語集
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用語集
中央処理装置(CPU)
ワークステーションの電子部品の 1 つであり、命令を解釈して実行する機能をもつ回路。
コンピュータの「頭脳」。
デイジーチェーン
周辺装置を接続する方法。ある周辺装置から次の周辺装置に、直列形式でバスを通してシ
グナルを渡します。
ディスク
磁気または光学方式でデータの保存ができるように、表面がコーティングされた薄い円盤。
フロッピーディスク、ハードディスク、CD-ROM ディスクを参照。
ディスク付きワークステーション
ハードディスクを持つワークステーション。
ディスケット
フロッピー・ディスクを参照。
ディレクトリ
特別なタイプの格納オブジェクト。HP-UX 階層構造の中でその下にあるオブジェクトにつ
いての情報を持っています。ディレクトリは 1 つのファイルです。そのファイルはファイ
ル名を保存するとともに、ファイルや他のディレクトリにリンクするための情報が入って
います。
ファイルを参照。
デフォルト
コマンドの多くは、1 つまたは複数のオプションを指定できます。オプションを指定しな
いと、コマンドには自動的に既定のオプションが指定されます。このオプションのことを
デフォルトといいます。
コマンド・オプションを参照。
転送制御
転送制御が発生すると、プロセッサの状態はプロセッサ内部メモリ(PIM)に保存され、保留
中の I/O オペレーションは中断されません。
ドライブ
CD-ROM ドライブ、DDS フォーマット・テープ・ドライブ、フロッピーディスク・ドライ
ブ、ハードディスク・ドライブを参照。
用語集
199
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用語集
ドラッグ
単数または複数のマウス・ボタンを押して、押したままの状態でマウスを動かす(画面上の
ポインタで選択した対象物を動かす)こと。これには、画面上の 2 点(マウス・ボタンを押し
た位置およびマウス・ボタンを放す位置)を決める必要があります。例えば、ドラッグはフ
ァイル・コピーをする場合に使用されます。コピーしたいファイルの上でマウス・ボタン
を押し、そのファイルのアイコンをドラッグしながら別のウィンドウに移動して放します。
新しくウィンドウや長方形を作成するときに左上と右下の位置を決める場合にも、ドラッ
グを使用します。
ドロップを参照。
トランシーバ
シグナルをの送受信を行う装置。
ドロップ
マウス・ボタンを押したままマウスを動かして放すこと。アイコンまたは「ドラッグ」し
たオブジェクトを新しい位置に移動させるのに使用する。
ドラッグを参照。
な
名前
ファイル、ディレクトリ、リンクに関連付けられている文字列。名前にはアルファベット
文字を使用できますが、スラッシュ(/)や NULL 文字は使用できません。
パス名を参照。
入力ウィンドウ
シェルのプロンプトが表示されていて、コマンドを入力することができるウィンドウ。
入力装置
システムに情報を与えるために使用する装置。キーボードやマウスなど。
出力装置を参照。
ネットワーク
複数のワークステーションで情報を共有すること。
クラスター、ワークステーションを参照。
ネットワーク・コントローラ
メイン・メモリとネットワークとの間で、ビット単位のデータのやりとりをするインタフ
ェース・カード。ネットワーク・トランシーバと接続されて、シグナル処理、符号化、ネ
200
用語集
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用語集
ットワーク・メディア・アクセスを行います。
ノード
ネットワーク上のコンピュータ。ネットワーク上の各ノードは、権限が正しく設定されて
いれば、ネットワーク上の他のノードのデータ、プログラム、および周辺装置を使用でき
ます。各ノードには主メモリと、独自のディスクまたは他のノードと共有のディスクがあ
ります。
ディスク付きワークステーション、ディスクレス・ワークステーション、ワークステーシ
ョンを参照。
ノード名
クラスター上でワークステーションを識別するために付けられている名前。
クラスター、ノードを参照。
は
バイト
基本となる文字コードの単位で、通常 8 ビットで成り立っています。
パス
ワークステーションの I/O システムに接続されている装置のハードウェア・アドレス。
パス名
スラッシュ(/)で区切られた 0 以上の一連のディレクトリ名に続き、ファイル名で終わりま
す。これにより、ファイルシステム内の開始点から目的のオブジェクトに至るパスを記述
します。パス名は、省略した場合を除いて、ルートもしくは現在のワーク・ディレクトリ
から始まり、目的のオブジェクトに至るまでの全ディレクトリ名を記述し、目的のオブジ
ェクト名で終了します。
名前、オブジェクトを参照。
パスワード
ログイン時に、「パスワード」のプロンプトに対して入力する、アクセスを権限のあるもの
に限るための秘密の文字列。自分のデータを不正に使用されないためにパスワードは秘密
にし、時々変更するようにしてください。
ユーザーアカウントを参照。
バックアップ
動詞:テープやディスクに入った単数または複数のファイルをコピーして、元のファイル
とは別に保存すること。
バックアップ
用語集
201
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用語集
名詞:テープやディスクに入った単数または複数のファイルのコピー。元の場所にデータ
を復元する場合などに使われます。
ハードディスク
薄いプラスチック製のディスクとは異なり、通常アルミニウム製の固定されているディス
ク。
ハードディスク・ドライブ
ハードディスク上に、データを保存する装置。ハードディスクはドライブに固定されてい
る場合があり、その場合は取り外すことはできません。取外すことができる場合でも、保
護用のカバーに覆われているため開ける場合はドライバーを使って開きます。
パーミッション
ファイル・システム上の各オブジェクトに設定されている、一連の権限(読取り、書込み、
実行)。これにより、オブジェクトを使用できるユーザーと実行できる作業を制限します。
引数
対象となるファイル、ディレクトリまたはその他のデータを指定するコマンド行またはソ
ース・コード行の一部分。パラメータ。
ビットマップ
グラフィック・イメージを表現するために使用するデータ・ビットの配列。厳密に言えば、
2 色(白黒)のイメージを表現する深さ 1 ビットのピクスマップ。
ファイル
ディスク上にデータを保存するための基本となる単位。
ディレクトリ、ファイル名を参照。
ファイル・アクセス・パーミッション
特定のファイルまたはディレクトリに与えられるアクセス権。すべてのファイルは、一連
のアクセス・パーミッションを持ちます。これらのパーミッションは、そのファイルに対
して要求された動作(例えば、ファイルのオープンや書込み)をプロセスが実行できるかどう
かを制限するために使用されます。
アクセス・パーミッションを参照。
ファイル・マネージャ
HP CDE のアプリケーションの 1 つ。ファイルやディレクトリを管理したり、ファイルや
ディレクトリを表示する優先順位を設定できます。
ファイル名
特定のファイルに与える名前。
絶対パス名、ファイル、パス名を参照。
202
用語集
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用語集
ファイル・システム
ハードディスク上に階層をもって構成された、ファイルやディレクトリのセット。
ファイル・ワークステーション
記憶領域の制御とハードディスク上のデータ検索を基本機能とするワークステーション。
ファイル・ワークステーションへは複数のワークステーションが LAN 経由で接続して、デ
ータにアクセスできます。
ファームウェア
ROM に記憶されているため、オペレーティング・システムの状態とは無関係にメモリに常
駐している制御用ソフトウェア。システムのブートや入出力装置の初期化、オペレーティ
ング・システムのロードを行います。
不揮発性メモリ
ワークステーションの電源をオフにしても記憶内容を保持しているシステム・メモリ。
ブート
「ブートストラップ」の略。“pulling oneself up by one’s bootstraps (独力でやり遂げる)”とい
う表現に由来します。できるだけ下位のレベルからプロセスを起動します。ワークステー
ションのブート ROM(読取り専用メモリ)にある短いプログラムが、オペレーティング・
システム(またはプログラム)を主メモリにロードする作業をいいます。ディスクレス・ワー
クステーションの場合は、パートナのワークステーションがこの作業を行います。ブート
ROM を参照。
ブート・コンソール・インタフェース
対話型のプログラム。ワークステーションがオペレーティング・システムをブートする前
に、ハードウェアとユーザーのやりとりを可能にします。ブート・コンソール・インタフ
ェースを使用して、特殊な作業、情報の表示、およびある種のシステム・パラメータの設
定を行うことができます。
ブートストラップ・サービス
ブートを参照。
ブート ROM
ROM (読取り専用メモリ)の一種で、オペレーティング・システムのロード、起動、構成の
変更、ブート動作の変更を行います。
プログラム
バイナリ(2 進数)形式または、ソースコード形式で、実行可能な命令コードを組み合わせた
もの。ほとんどの HP-UX コマンドやルーチンはプログラムによって構成されています。
用語集
203
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用語集
プロセッサ内部メモリ
プロセッサの内部メモリにある記憶領域(例えば、EEPROM)。高優先度マシン・チェック
(HPMC)、低優先度マシン・チェック、ソフト・ブート、または TOC の実行時に設定され
ます。プロセッサ内部メモリは、構造化ステート保存エラー・パラメータとハードウェ
ア・バージョン依存領域から構成されています。
プロセス
稼働中のコンピュータ・システムの中で、実行中のプログラム。
プロセス ID
オペレーティング・システムが、すべてのプロセスに個別に指定した識別番号。PID とも
いいます。
PID を参照。
フロッピーディスク
薄く柔らかい円盤型のプラスチック製シートであり、コーティングされた表面にデータが
磁気的に保存されます。フロッピーディスクは、埃、指紋、摩耗からの保護のため丈夫な
プラスチック製のケースに保存されています。フロッピーディスク・ドライブは、ヘッド
(テープレコーダのヘッドと同じようなもの)を使って、フロッピーディスク表面のトラック
上にあるデータの読取り、書込みを行います。
フロッピーディスク・ドライブ
フロッピーディスク上にデータを保存する装置。
プロンプト
システムがユーザーの入力を促すために表示する、メッセージまたはシンボル。
ヘルプ・マネージャ
HP CDE のアプリケーションの 1 つであり、オンライン・ヘルプを提供します。
ポインタ
「マウス・ポインタ」ともいいます。これは、ディスプレイ上のポインタの位置が、マウス
の位置に対応するためです。通常、ポインタの形状は、ホットスポットが指すオブジェク
トにより変化します(これはプログラムからユーザーへの視覚的なフィードバックとして用
いられます)。HP CDE ではワークスペース上のデフォルトのポインタの形は X、ウィンド
ウ内では、単純な矢印か、または 1 つ以上の直線(8 つのウィンドウ・サイズ変更領域のい
ずれかを示す)の付いた矢印です。
ホスト
1 つ以上のサービスを提供するコンピュータ。ローカルまたはリモート(ネットワークでア
クセス可能)。
204
用語集
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用語集
クラスター・サーバを参照。
ホスト名
インターネット・プロトコル・アドレスを参照。
ホーム・ディレクトリ
シェル変数$HOME で指定するディレクトリ。通常はユーザーがログインしたときのディ
レクトリを指します。
ま
マウス・ポインタ
ポインタを参照。
メニューバー
ウィンドウの上または下にある領域で、アプリケーションのプルダウン・メニューまたは
ポップアップ・メニューの項目が入っているところ。
モニター機種
モニター・パス名(graphics (1)から graphics(6))は、解像度やリフレッシュ・レートなど、特
定のモニターの動作と関連があります。モニター機種は、ブート・コンソール・インタフ
ェースで設定します。第 6 章を参照。
や
ユーザー ID
コンピュータがユーザーを識別するための名前。システム管理者がユーザーにユーザー ID
を割り当てます。ログイン時にシステムがログイン・プロンプトを表示したときに、ユー
ザーはユーザー ID を入力します。
ユーザーアカウントを参照。
ユーザーアカウント
システム管理者は、システムを使用する各ユーザーに対してユーザーアカウントを定義し
ます。各ユーザーアカウントには、ユーザーであることを証明する名前(ユーザー ID)とそ
のパスワードが含まれています。その他にもプロジェクト名や組織名が含まれており、シ
ステムを使用できるユーザーを判断したり、各個人や組織が使用できるリソースを決定し
たりする際の参考に使用されます。
用語集
205
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用語集
ユーザー ID、パスワードを参照。
ユーザー名
システムが各ユーザーを識別するための名前。ログイン名ともいいます。ユーザー名の識
別は、メール・システムや他のソフトウェアでの機密保護の際にも行われます。
ユーティリティ
ユーティリティ・プログラムを参照。
ユーティリティ・プログラム
ファイルの印字、ディレクトリの内容の表示などの、実行頻度の高い処理をオペレーティ
ング・システム上で行えるようにするプログラム。
コマンド、シェル・コマンドを参照。
ら
リンク
名詞: 他のオブジェクト名が含まれている特別なオブジェクト。パス名または相対パス名で
リンクを指定すると、システムはそのリンクの内容を指定したパス名に置き換えます。動
詞: 2 つのオブジェクトを関連付けること。1 つのオブジェクトは、もう 1 つの「本当」の
オブジェクトに結合させるための情報のみを含みます。
ルート
スーパーユーザーを参照。
ローカル・エリア・ネットワーク・ステーション・アドレス
ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)で接続されているワークステーションをハードウ
ェア・レベルで識別するためのラベル。各コンピュータには、予めこの 48 ビットの番号が
当社により割り当てられています。この番号は絶対に変更しないでください。
ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)
データ・コミュニケーション・システムの 1 つ。多数の独立した装置間で、相互に通信す
ることができます。システムやクラスターは、ネットワーク・サービス・ソフトウェアを
経由して、データ、ハードウェア、およびソフトウェア資源を共有できます。
ログイン
動詞: システムの使用を開始するときに、システムにログイン名を入力すること。ログイン
は、ユーザーの最初のプロセスを生成します。ユーザー名を参照。
206
用語集
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用語集
ログイン
名詞: セッション。あるいはシステムのユーザーを特定する文字列。
セッション、ユーザーアカウント、ユーザー名を参照。
ログイン・スクリプト
ログインのたびに実行するシェル・プログラム。ログイン・スクリプトには、システムの
ログイン環境を設定します。
ログイン・ディレクトリ
ログインしたときにユーザーが入るディレクトリ。通常はホーム・ディレクトリを指しま
す。
ホーム・ディレクトリを参照。
ログイン・マネージャ
HP CDE の初期起動を制御し、ユーザー名とパスワードを受け入れるプログラム。
わ
ワークステーション
高速処理能力と大容量メモリを備えたグラフィック指向の小型コンピュータ。ワークステ
ーションと呼ぶ場合は通常、キーボード、モニター、システム・ユニットが含まれます。
ノード、ディスク付きワークステーション、ディスクレス・ワークステーションを参照。
ワークスペース
HP CDE プログラムを開始した画面がワークスペースとなります。ターミナル・ウィンド
ウや他の図形オブジェクトの背後に、ワークスペースを隠すことはできますが、ワークス
ペースの後ろには何も置くことはできません。ウィンドウや図形オブジェクトはすべてワ
ークスペースの上に重なったように見えます。
HP 共通デスクトップ環境、ターミナル・ウィンドウを参照。
ワークスペース・マネージャ
HP CDE ワークスペース上で、ウィンドウのサイズ、配置、ウィンドウ操作を制御するプ
ログラム。ワークスペース・マネージャは、特別なウィンドウ・マネージャです。
ウィンドウ・マネージャを参照。
ワーク・ディレクトリ
現在のワーク・ディレクトリを参照。
用語集
207
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用語集
208
用語集
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索引
<記号・数字>
DNS サーバ・ホスト名 36
DNS サーバ IP アドレス 36
doscp 64
802.3 ツイスト・ペア LAN コネクター 24,
28
802.3 ネットワーク
~解決策 169
dosls 64
<E>
~の問題 169
EMI ガスケット 83
EMI 互換性 24
<A>
all 165
<F>
auto search 161
Auto search, 設定 161
Fast Narrow Single-Ended SCSI 24
fwscsi, ipl device type 146
<C>
<H>
CD ドライバーの構成 50
CD ドライブ 22, 41
~の取付け 96
HP VISUALIZE B クラスおよび C クラスの
特徴 18
HP スクロール・マウス, USB 27
HP ハブ, USB 28
解決策 170
取外し 101
<I>
問題 170
I/O カード
CD ドライブ, 操作スイッチ類と特徴 41
CD ドライブ動作の確認 49
CD ドライブの操作 41
CD の挿入と取出し 43
CD の取扱い 40
~の取外し 90
~のスロット番号と機能 89
~の取付け 91
I/O カード・スロット, 背面パネル 24
I/O, システム~ステータスの表示 160
I/O, 標準~ 19
CD のマウントとマウント解除 45
CD メディア 40
ide, ipl device type 146
IEEE 1284, パラレル・コネクター 24
io 160
cpio 64
cstm 178
<D>
索引
209
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ioscan 49, 63, 74
ipl device type
fwscsi 146
ide 146
SCSI 制限
ケーブル 69
SCSI ターミネーター 70
SCSI デバイス ID
lan 146
Ultra2 Wide Low-Voltage Differential 76
Ultra Narrow Single-Ended 75
割当て 74
pcin 146
scsi 146
IP アドレス 35
SCSI バス
~の制限 69
<L>
~の特徴 68
lanaddress 164
Ultra2 Wide Low-Voltage Differential 68
Ultra Narrow Single-Ended 68
lan, ipl device type 146
LAN ステーション・アドレスの表示 164
LAN ステーション ID 35
LCD シンボル 22
構成上の制限 Configuration constraints
70
デバイス ID 74
長さの制限 72, 73
SCSI ポート
LCD 情報 174
LCD ファンの障害と警告 175
<M>
~の接続 77
man 64
secure 162
mediainit 64
mstm 178
set_parms 38
shutdown -q 22
<P>
<T>
pcin, ipl device type 146
tar 64
PCI スロット 20
TOC ボタン 24
<R>
<U>
RS-232C シリアル I/O コネクター 24, 28
Ultra2 Wide Low-Voltage Differential SCSI 19,
24, 29, 71, 74
<S>
Ultra Narrow Single-Ended SCSI 19, 24, 29, 71,
72
SCSI
Ultra2 Wide Low-Voltage Differential 24
Ultra Narrow Single-Ended 24
scsi, ipl device type 146
SCSI ケーブル 69
USB
HP スクロール・マウス 27
HP ハブ 28
キーボード 27
210
索引
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USB コネクター 24, 27
USB ポート 24
ハードディスク・ドライブ 170
フロッピーディスク・ドライブ 171
User インタフェース 18
書き込み保護タブ, フロッピーディスクの~
57
<X>
確認, CD ドライブ 49
xstm 178
<あ>
キーボード, USB~ 27
記憶装置, 着脱可能な~ 22, 96
グラフィックス・オプション 19
グラフィックス・パス・パラメータ 150
ケーブル, SCSI~ 69
イグニッション, インスタント~ 36
イジェクト・ボタン 56
一覧表示, フロッピーディスクのファイルの
~ 61
検索 146
一般的
構成, CD ドライバーの~ 50
~な問題 168
構成, フロッピーディスク・ドライバーの~
解決策 168
55
インスタント・イグニッション 34, 36
インスタント情報 38
インターネット・プロトコル・アドレス 36
高速ブート 163
高速ブート・モード
~の表示 163
インターネット・プロトコル (IP) アドレス
設定 163
35
コネクター
インタフェース, ユーザー・~ 18
液晶ディスプレイ (LCD) 22
802.3 ツイスト・ペア LAN 28
Fast Narrow Single-Ended SCSI 29
LAN (802.3 ツイスト・ペア) 24
RS-232C シリアル I/O 24, 28
液晶ディスプレイ (LCD) 情報 174
オーディオ・コネクター 24, 26
オーディオ関連の電気的仕様 26
オペレーティング・システム 18
オペレーティング・システムの概要 34
Ultra2 Wide Low-Voltage Differential
SCSI 24, 29
Ultra Narrow Single-Ended SCSI 24
USB 24, 27
<か>
オーディオ・~ 24, 26
電源コード・~ 24, 29
パラレル (IEEE 1284)・~ 24, 28
解決策
802.3 ネットワーク 169
CD ドライブ 170
コンソール, 外付け端末をコンソールとして
使用する方法 157
オペレーティング・システムのロードと
ブート 169
コンピュータのブート 144
コンピュータのリセット 147
システムの電源を入れる 168
索引
211
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ターミネーター, SCSI 70
<さ>
端末, 外付け~をコンソールとして使用する
方法 157
サブネットワーク・マスク 35
システム・ユニットの前面パネル 81
システム・ユニットの電源 86
着脱可能な記憶装置 22, 96
データの転送, フロッピーディスク 61
ディスク 49
システム・ユニットの電源ユニット 86
システム・ユニットの背面パネル・コネクタ
デバイス・ファイルの使用 58
電気的仕様, オーディオ関連の 26
電源入力 24
ー 24
システム・ユニットのファン 93
システム液晶ディスプレイ 22
システム検査テストの実行方法 178
システム情報の表示 165
電源コード・コネクター 24
電源スイッチ 22
電源ユニット 86
システム, 電源を入れる 36
電源を入れる 37
システムの概要, オペレーティング・~ 34
電源を入れる, システムの~ 36
解決策 168
周辺装置コンポーネント・インターコネクト
(PCI) スロット 20
問題 168
初期化, フロッピーディスク 60
取扱い, CD-ROM の~ 40
取出し, CD-ROM の~ 44
ドライバー, ディスク・~ 49
仕様, オーディオ関連の電気的~ 26
シリアル・インタフェース・ポート (RS-
232C) 19
シンボル, 液晶ディスプレイの~ 22
時間帯 36
<な>
内部記憶装置 19
自動起動 161
ネットワーク・ゲートウェイ IP アドレス 36
ネットワーク情報サービス・ドメイン名 36
ネットワーク, 標準~ 19
自動起動, 設定 161
情報, システム~の表示 165
スイッチ, 電源~ 22
<は>
スクロール・マウス, HP 27
セーフティー・インターロック
スイッチ 83
ハードウェア・アドレス 148
ハードウェア構成
システム・ユニットの左側パネル 83
ハードディスク・ドライブ
~の取外し 121
リリース・ピン 83
前面パネルの操作スイッチ類 21
操作スイッチ類, 前面パネル 21
挿入, CD-ROM の~ 43
~の取付け 118
解決策 170
<た>
212
索引
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構成 125
ファイルの保存, フロッピーディスクへの~
61
問題 170
ファイルを復元する, フロッピーディスクか
ら~ 61
ハードディスク・ドライブのファン
~を取外す 94
ファン
~を元の位置に戻す 95
背面パネル
CPU 領域 93
I/O カード領域 93
ハードディスク・ドライブ領域 93
フォント・サーバ IP アドレス 36
フォント・サーバ名 36
フロッピーディスク 57, 63, 64
~へのファイルの保存 61
初期化 60
Fast Narrow Single-Ended SCSI 24
I/O カード・スロット 24
Ultra2 Wide LVD SCSI 24
USB ポート 24
シリアル・インタフェース・ポート 24
電源入力 24
ヘッドホン・ジャック 24
マイクロホン・ジャック 24
ライン出力ジャック 24
ライン入力ジャック 24
挿入 58
データの転送 61
取出し 58
ファイルを~からシステムに復元する
背面パネル・コネクター, システムユニット
の~ 24
61
フロッピーディスク・ドライバーの構成 55
フロッピーディスク・ドライブ 22
~の構成確認 63
ハブ, HP USB デバイス 28
パス 148
パス・タイプ
~の取外し 111
一次(primary or pri) 148
キーボードあるいはキー 148
コンソール 148
~の操作 56
~の操作スイッチ類と特徴 56
~の取付け 106
代替(alternate or alt) 148
パスの表示と設定 148
イジェクト・ボタン 56
解決策 171
パネルの操作スイッチ類, 前面~ 21
パラレル・コネクター 24
パラレル・コネクター, IEEE 1284 24
パラレル・ポート (IEEE 1284) 19
パラレル I/O コネクター 28
左側パネル, システム・ユニットの~ 83
ビジー・インジケーター 56
ビジー・インジケーター 56
問題 171
フロッピーディスクの書き込み保護タブ 57
フロッピーディスクのファイルの一覧表示
61
ブート 144
ブート・コンソール・ユーザー・インタフェ
索引
213
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ースの機能 140
メモリ 158
ブート・コンソール・ユーザー・インタフェ
メモリ・カード
ースの使用 143
~の取外し 133
ブート・コンソール・ユーザー・インタフェ
ースのメニュー
~の取付け 129
メモリ・カード (DIMM カード) 129
メモリ構成の表示 158
メモリ情報の例 158
メモリの障害 173
~の構成 141
~の情報 141
サービス 142
メイン 140
メモリ, メイン・~ 19, 32
モニター 18, 33, 150
モニター機種
ブート・パス, ニーモニック記号表記法 148
ブート可能な媒体の検索 146
ブート, コンピュータの~ 144
ブート障害への対処方法 172
~の設定 151
~の表示と設定 150
~の変更 135
ブートとロード, オペレーティング・システ
ムの~
SAM を使って~を設定する 135, 153
解決策 169
問題 169
電源を入れた状態での~の設定 135,
155
ヘッドホン・ジャック 24
ベゼル・ラッチ・ボタン 81
ベゼル・ロック 81
保護モード
ブート・コンソール・ユーザー・インタ
フェースから~を設定する 135
モニター構成の表示 151
モニター, トラブルシューティング 156, 177
~の表示 162
モニターの問題, トラブルシューティング
設定 162
137
ホスト名 36
問題
保全ループ 30
802.3 ネットワーク 169
CD ドライブ 170
本製品について 18
ボタン, TOC~ 24
オペレーティング・システムのロードと
ブート 169
<ま>
システムの電源を入れる 168
マイクロホン・ジャック 24
マウント, CD-ROM 45
ハードディスク・ドライブ 170
フロッピーディスク・ドライブ 171
マウント解除, CD-ROM 47
マスク, サブネットワーク 35
メディア, CD-ROM 40
<や>
ユニバーサル・シリアル・バス (USB) 19
214
索引
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<ら>
ライン出力ジャック 24
ライン入力ジャック 24
リセット 147
ループ, 保全~ 30
ローカル・ドメイン名 36
ロードとブート, オペレーティング・システ
ムの~
解決策 169
問題 169
索引
215
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