HR624 MK2
High Resolution Active Studio Monitor
日本語オーナーズマニュアル
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はじめに
この度はMackie HR624 MK2 スタジオモニターをお求め
頂き、誠にありがとうございました。オリジナルのHR624
スタジオモニターは、当時のフラッグシップモデルである
HR824 の姉妹品として2001 年に発売されましたが、今回、
私達はさらなる精確さと低域のレスポンスの向上を追求
し、現代的なコンポーネントの導入とともにHR624 MK2
を設計しました。
•
•
アンプは、スピーカーによって最大の音響出力が得ら
れるように、また、過負荷によるスピーカーのダメー
ジの危険性を最小化するように設計されています。
製造過程においてドライバ間に生じ得る許容誤差を補
正するため、アンプ個々のゲインと周波数特性は手動
で微調整されています。45 Hz から20 kHz に渡ってス
ムーズな周波数特性が実現されています。
•
•
アンプの出力とドライバを結ぶケーブルは最小限に留
められています。アンプのダンピングファクターが長
いスピーカーケーブルの抵抗によって損なわれること
はありません。
高品位のための投資...
私達はHR624 のモデルチェンジを決断した際、「すでに
素晴らしいスタジオモニターを、如何にしてさらに優れた
ものにできるか」という点に関して、私達のラウドスピー
カー担当エンジニアとEAW 社のトランデューサー設計
チームに意見を求めました。彼らが最初に気づいたのは、
正面のバッフルをより滑らかなカーブのアルミニウム構造
にすることにより、エッジの回折をさらに抑制して音像を
向上することができるのではないか、ということでした。
また、低域のレスポンスの向上を図り、キャビネットの容
量はわずかに増大されました。この新たなキャビネットに
合わせ、アンプリファイアも細かく調整されました。けれ
ども、アンプリファイアの設計自体は基本的に以前と変わ
りません。オリジナルモデルと非常に近い特性を持つもの
となっています。すでにオリジナルのHR624 をお持ちの方
は、サウンドについて新たに時間を費やす必要はありませ
ん。MK2においてもオリジナルと同じ透明性、極度にフラッ
トな周波数特性、広いステレオ音像が得られます。
両ドライバからの出力の音響的な和は電気的また物理
的に最適化されています。増幅特性は単一で位相差も
最小化されています。
一言にすると、複雑に結線されたシステム中のすべての
コンポーネントが、お互いに協調して稼動し、可能な限り
ベストなサウンドを実現するように設計されている、と言
えるでしょう。
トランデューサー...
本モニターは、高精度で歪みの少ない6.7 インチのウー
ファーと、1 インチのフェロフルイド(磁性流体)冷却方
式チタニウム製ドームツイーターを前面に、6 インチ×9
インチの楕円フラットピストンパッシブラジエーターを後
面に搭載しています。
高級ピアノの黒のような上品な光沢に仕上げられた外装
は、このスタジオモニターが比類のないものであることを
象徴しています。見た目にも、勿論サウンド的にも、厳し
い批評家をうならせる出来映えであると自負しています。
高域ドライバは、大きく、音響的に無共振のダイカスト
アルミニウム製エクスポネンシャルウェーブガイドにマウ
ントされており、コントロールされた高域音を広範囲に拡
散します。独自に設計されたパッシブラジエーターは45Hz
という低さまで、スムーズな低域レスポンスを実現してい
ます。45Hz というのは、このサイズのキャビネットとして
は驚くべき性能です!最低域のサウンドの大部分がこのラ
ジエーターによって生み出され、この音域でのコーンの動
きが最小限に抑えられているため、ウーファーの歪みは全
くと言うほど生じません。
どのような作業環境にも十分に適応できるように音を微調
整するユニークなコントロールが与えられたHR624 MK2 ス
タジオモニターは、とてつもなく精確で汎用性の高いものと
なりました。きっとお気に召して頂けるでしょう!
このモニターの長所は?
HR624 MK2 スタジオモニターは、高解像度の2 ウェイ、
バイアンプのアクティブモニターです。6 次オーダーのバ
ターワース(Butterworth)システムを採用し、充
分な質量を持たせた後面放射型パッシブラジエー
ターを内蔵しています。アクティブクロスオー
バー、パワーアンプ、ドライバを単一キャビネッ
トに統合的に組みこむ手法にはたくさんの利点が
あり、私達は HR624 MK2 の設計に際し、そうし
た利点をフルに注入しました。
パッシブラ ジエーター
パワーアンプ/
クロスオーバーアッセンブリ
•
高域ドライバと低域ドライバが、それぞれ最
も再生を得意とする周波数帯域のみを担当す
るように、クロスオーバーポイントが適切に
設定されています。
図1:HR624 MK2、サイドの断面図
ꢁ
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1. ミキサー、プリアンプ、その他のソースからのライ
キャビネット...
ンレベルの信号を、SIGNAL INPUT [1](1 ⁄ 4 インチの
キャビネットはピアノのような黒い光沢のMDF ウッド
材で組み立てられています。内部の支柱が、筐体の強度と
剛性(硬さ)をさらに増大しています。オープンセル構造
の断熱フォーム材が筐体の内側を埋めており、これが内部
の反響を吸収して、定在波の発生を抑えます。キャビネッ
トの底面にはマウントに用いる部品が埋め込まれていま
す。OmniMount 社のWB-60 ブラケットを使用して、壁掛
け設置が可能です。
PHONE、XLR、またはRCA 端子)に接続します。
2. 同梱のAC 電源コードをモニター後面のIEC ソケット[7]
に接続します。もう一方の端は、電圧切り替えスイッチ
[11] の設定に適した電圧を供給するAC コンセントに接
続してください。
3. 後面パネルのPOWER MODE [6] スイッチをON にしてく
ださい。前面パネルの電源スイッチ[9] は押し込まれて
いないので、パワーアンプはスタンバイモードとなりま
す。
パワーアンプ...
4. 信号ソース(テープデッキ、CD、デジタルオーディオ
ワークステーションなど)を再生します。ミキサーまた
はプリアンプのマスターボリュームは下げておいてくだ
さい。
低周波アンプの最大出力はクリップ前で連続100 ワット
となっています。高周波アンプの最大出力はクリップ前で
連続40 ワットとなっています。
5. HR624 MK2 の前面にある電源スイッチ[9] を押し込んで
ください。スイッチを囲むリング[10] が点灯します。
6. モニター後面のINPUT SENSITIVITY [2] コントロールを、
時計回り方向に最大(NORMAL の位置)までゆっくりと
持ち上げてください。
クイックスタート
ご 購 入 頂 い た Mackie Designs HR624
MK2 高解像度スタジオモニターをすぐ
にでも試したい、と待ちきれない思い
でいらっしゃるとお察しします。けれ
どもご使用になる前に、どうかこのペー
ジだけは「今」お読みください。残り
のページは、少し落ち着かれてからで
も結構です。
7. ミキサーのマスターボリュームを、心地よく感じられる
リスニングレベルに調整し、HR624 MK2 の絹のように
滑らかな高域と、信頼感があって堂々とした低域を、ま
ずはじっくりお楽しみください。そして、このマニュア
ルの先へとお進みください。
低音域レスポンスとコントロール
ルームに関する重要なノート
キャビネット底面にある電圧セレクタ
スイッチ[11] が、お住まいの地域の
AC コンセントに適した設定にセット
されていることをご確認ください。
お買い求めのHR624 MK2 は、低音再
生に最適化された室内においては、そ
の低音域レスポンスを存分に発揮する
でしょう。けれども一般的には、部屋
の形状や容積、音響上の処置など、様々
な要素がHR624 MK2 の低音域能力を妨げる原因となり得
ます。
各HR624 MK2 のキャビネットには、それぞれのパワー
アンプが組み込まれています。スピーカーキャビネット
につき、2 つのアンプです。1 つは高域ツイーター用、も
う1 つは低域ウーファー用となっています。初回、スタジ
オモニターの電源を入れる前に、まずキャビネット後面の
INPUT SENSITIVITY [2] を下げて(左に回し切って)くださ
い。そして前面の電源スイッチ [9] をスタンバイに(押し
込まれていない状態)にセットしてください。大きな信号
ソースをモニターに繋いでしまった場合も、びっくり仰天
せずに済みます。
責任回避や言い訳をしているわけではありません。こ
れは単に古典的な物理の法則です。しかしながら、HR624
MK2 にはこれを補正するためのいくつかのコントロールが
用意されています。設置ルームに合わせてスピーカーの周
波数特性を最適化するのに役立つでしょう。以下の事項を
参考にしてください。
HR624 MK2 のキャビネット後面では、さまざまな設定
が可能です。それぞれのコントロールに関しては、本体に
もグラフィカルな説明が付けられています(機能の詳しい
説明はこのマニュアルに記されています)。ここではそれ
らのコントロールを工場出荷の状態のままにしておきま
ACOUSTIC SPACE スイッチの設定
HR624 MK2 を部屋の隅に、または壁面に密着して設置
すると低域の特性は変化します。状況に応じてACOUSTIC
SPACE [3] スイッチを設定し、低域がぼやけたり、あるい
は強調されすぎたりするのを防いでください。
しょう(ACOUSTIC SPACE
=
WHOLE
、
LOW FREQ
=
49Hz、
HIGH FREQ )。ただし、POWER MODE [6] スイッチは確
=
0
実にSTANDBY ポジションに設定してください。
4
HR6ꢀ4 MKꢀ
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CONSOLE
SPEAKERS AWAY
FROM WALLS
SPEAKERS IN CORNERS
A
SPEAKERS AGAINST WALL
B
C
ACOUSTIC SPACE APPLICATIONS
10kHz
LOW CUT
0dB
+2dB
0dB
2dB
–
3dB
0dB
2dB
–
4dB
–
–
49Hz
80Hz
20
100Hz
LOW FREQ
ACOUSTIC SPACE
HIGH FREQ
DESIGNED BY MACKOIDS IN WOODINVILLE, WA, USA • MANUFACTURED IN CHINA • FABRIQUE EN CHINE • COPYRIGHT ©2007
"MACKIE", "FR SERIES" AND THE RUNNING MAN FIGURE ARE TRADEMARKS OF LOUD TECHNOLOGIES, INC. • PATENT PENDING
THE THX LOGO AND PM3 ARE TRADEMARKS OF THX LTD. WHICH MAY BE REGISTERED IN SOME JURISDICTIONS.
ALL RIGHTS REVERVED
WARNING: TO REDUCE THE RISK OF FIRE OR ELECTRIC SHOCK, DO NOT
EXPOSE THIS EQUIPMENT TO RAIN OR MOISTURE. DO NOT REMCOVER.
OF ELECK
DO N
NO USER SERVICEABLE PARTS INSIDE. REFER SERVICING RSONNEL.
AVIS: RISQUE DE CHOC ELECTRIQUE — NE PAS
Thies we FCC Rules. Operation is subject to the followins:
(1) Tay not cinterference, and
(2) This e must accept erference received, including interference that may cause d operation.
QUARTER
A
WHOLE (NORMAL)
C
–
10dB
+
2dB STANDBY
OFF
NORMAL
80Hz
LOW CUT
49Hz
(NORMAL)
–2dB
0
ON
B
(NORMAL)
AUTO
ON
HALF
INPUT
SENSITIVITY
ACOUSTIC
SPACE
LOW
FREQ FILTER
HIGH
FREQ FILTER
POWER
MODE
SERIAL NUMBER
MANUFACTURING DATE
™
INTERNAL BI•AMPLIFICATION
100W L.F. 40W H.F.
/
R
LISTED COMMERCIAL
AUDIO EQUIPMENT 65HJ
ROHS
SIGNAL INPUTS BAL/UNBAL
MAINS INPUT
~
120VAC/
220-240VAC
50-60 Hz 130W
PHONE
XLR
RCA
~
キャビネットの底面
お住まいの地域の電源が120
VAC の場合、電圧セレクタス
イッチを“120”に、220-240
VAC の場合、“240”に設定
してください。
ꢂ
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色々な設定を試しましょう!
音響的に見ると、個々の部屋は多くの面で異なります。
設置
HR624 MK2 は、垂直に立ててお使い頂くように設計さ
れています。スピーカーを水平に(寝かせて)設置する必
要がある場合は、ウーファーが内向きになるように、つま
り左右のウーファーが近くなるように設置してください。
こうすることで左右総和の低域出力と全体の音像が良好に
なります。
後面パネルのスイッチ類に関する設定方法をお読みに
なった上で設定が行われた場合でも、ご自身の環境には少
し異なる調整がフィットするかもしれません。他の設定も
お試しください。
また、設置に関しても「ここが一番」と思われる場所だ
けでなく、他の場所も試してみてください。嬉しい驚きが
あるかもしれません。
キャビネット底面に用意されたマウント用デバイスによ
り、HR624 MK2 を壁掛け設置することが可能です。この
場合、OmniMount 社のWB-60 ブラケットをご使用くださ
い。カバーすべき空間に合わせ、スピーカーの向きを上下
左右に幅広く調整することが可能です。詳細に関しては
OmniMount 社のウエブサイトをご覧ください。
オープンマインドで部屋の音響や
低域特性の改善に努めましょう!
新しいモニタースピーカーのセットを買った後、ベース
トラップや部屋の改装にさらにお金が必要だ、という話に
なって喜ぶような人はいません。しかし、単なる事実です
が、事務所向きあるいは住居向きの構造を持つ「標準的な」
部屋、つまり四角い部屋では、何らかの改造なしに最適状
態での低音再現が可能であるケースは滅多にありません。
THX ™、pm3 ™適合証について
20 年近く前、ジョージ・ルーカスは、良い音を求める彼
の情熱を、現在ではそれを実現するための手段として世界
中で最も普及し、また信頼されているソリューションに注
ぎました。その規格はTHX と名付けられ、今日に至って
は、何十万ものホームシアターユーザーや、3000 箇所以上
にのぼるTHX 適合映画館がこの技術の恩恵を享受してお
り、THX の名前はまさに「神話」というにふさわしいもの
となっています(THX はTomlinson Holman にちなんでい
ます。彼は、80 年代初期Lucasfilm Ltd. ™において研究お
よび技術担当重役として働いていた頃、このTHX サウン
ドシステムを開発しました)。何百万人もの映画ファンや
ホームシアターファンにとって「プレミアムな音」という
話題なら、「クオリティ」が意味するのはTHX 以外の何も
のでもない、というほどです。
幸い、新しいコントロールルームを作るにまで至らずと
も、その替わりになる解決法がいくつかあり、その多くが
このマニュアルでカバーされています。
賢者の豆知識
• 機材の電源を落とす場合、まず最初にHR624 MK2 をオ
フにします。上流の機器をオフにしたときに出る「バチ
ン」というノイズがスピーカーから発生するのを防ぎま
しょう。電源を入れる場合には、モニターを最後にオン
にしましょう。
• 梱包箱は、残しておいてください!いつか必要になるか
もしれません。そんな時、新しい梱包箱を買うためにお
金を費やさずにすみます。
現在、新しい地平が開けてきています。それは何百もの
小さな、しかしプロフェッショナルなマルチチャンネル制
作現場によって成立する地平です。そこでは、差別化、熟
達した技術やマーケティングサポート、そして真のマルチ
チャンネル規格などの必要性が、競争の日々の現実となり
つつあります。ここでもまた、THX は並外れたソリューショ
ンを用意しています。そしてそれは、THX pm3 規格と呼ば
れています。
• 領収証は、安全な場所に保管してください。
• すべてのHR624 MK2 のシリアルナンバーを次頁に設け
られたスペースにお控えください。お買い求めになった
日付、場所も書き留めておいてください。
ノート:Mackie のロゴを90º 回転することが
できます。これにより、スピーカーを横向き
に設置する場合、正しい方向の目安になりま
す。Mackie のエンブレムを優しく引き出し、
回転してから元の位置に戻してください。
6
HR6ꢀ4 MKꢀ
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マルチチャンネルの素材をミックスし、またはモニター
するためのすべての設備は、pm3 を扱う能力を備えている
べきです。THX pm3 規格は DVD マスタリング、スウィー
トニング(オーバーダビング)、ミキシングに理想的で、
また、放送、音楽、あるいはマルチメディアに関する業務
設備にとっても完璧です。
目 次
HR624 MK2 のTHX pm3 適合証
私達がHR624 MK2 をTHX pm3 規格適合審査に申し込ん
だ時、このモニターは設計変更無しで一発合格しました!
ご自身のスタジオにTHX 適合証が欲しい方、または
THX 規格準拠を維持するのに必死になっていらっしゃる方
は、HR624 MK2 をお使い戴ければ、100%の適合が保証さ
れたようなものです!
• 保険請求やテクニカルサポート、返品などに備えて、以下の欄にスタジオ
モニターのシリアルナンバー(複数台お持ちの方はすべて)をお控えくだ
さい。
モニター3
モニター1
モニター2
ご購入店:___________________________________ ご購入日:_____________
Part No. 0022103-92 Rev. B Japanese 2007/05
©2007 LOUD Technologies Inc. All Rights Reserved. Printed in China.
ꢃ
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リアパネルの詳細
モニターするシグナルの接続は後面パネルで行います。
また、ここでは、設置環境に合わせてスピーカーの周波数
特性の調整を行うこともできます。
2. INPUT SENSITIVITY
10dB
–
THX での使用の場合、リアパネルのス
イッチとコントロールは、この章の各
図に記されたTHX ポジションに設定し
てください。
OFF
NORMAL
INPUT
SENSITIVITY
THX = NORMAL
1. SIGNAL INPUTS
HR624 MK2 は、入力コネクタにおいてラインレベルの
信号入力端子に接続されたコネクタは筐体の後面から水
平方向に出るのではなく、下の方に向かって出る形になり
ます。この「フラッシュマウント」接続方式のおかげで、
必要な場合にはモニターを壁面の直前に設置することが可
能です。
信号を受信すると想定しています。
• リファレンスのセンシティビティー(感度)は、INPUT
SENSITIVITY つまみがNORMAL の位置(フルオープン)
にセットされた状態で、–7. 5 dBu = 100 dB SPL@ 1 mとなっ
ています。
• 利便性のため、XLR メス、TRS メス(バランス)、そし
てRCA メス(アンバランス)、以上3 つのインプットコ
ネクタが用意されています。
•
HR624 MK2 は、INPUT SENSITIVITY
ションにある場合、+4 dBu のシグナルで動作するように
が
NORMAL のポジ
設計されています。
• ジャックには、複数のソースを同時に接続しないでくだ
• レベルの調整方法については、4 ページ「クイックスター
さい(どれか一つだけに接続してください)。
ト」の章をご覧ください。
• アンバランスTS(チップスリーブ)ケーブルにもTRS
ジャックで対応できます。ケーブルの端がTS プラグ(ギ
ター用ケーブルのプラグの形状)となっていることを確
認してください。TRS プラグ(ヘッドフォンコードなど
のプラグの形状)となっている場合には、リングがスリー
ブに接続され、プラグが完全にジャックに挿入されるこ
とを確認してください。
3. ACOUSTIC SPACE
QUARTER
A
WHOLE (NORMAL)
C
B
•
XLR とTRS の各入力コネクタは、バランス、アンバラ
ンス両方の信号に対応しています。コネクタは以下のよ
うに配線されています(AES/IEC 規格に準拠):
HALF
ACOUSTIC
SPACE
XLR
TRS
RCA
THX = WHOLE (NORMAL)
ホット(+)
ピン2
チップ
リング
チップ
—
この3 段スイッチはモニターの低域レスポンスを調整す
るものです。設置状況による影響を補正することを目的と
しています。リアパネルの概略図は5 ページに掲載してい
ます。
コールド(−)
ピン3
シールド(グラウンド) ピン1
シールド シールド
•
HR624 MK2 モニターが壁面に近接して設置されてい
る場合(すなわち1/2 スペース=HALF)、ACOUSTIC
SPACE スイッチはB のポジションにセットしてくださ
い。シェルビングフィルターが起動して低域を2 dB 減
らし、1/2 スペース設置による影響を補正します。
• プリアンプ出力の無いホームレシーバーでも、スピー
カーレベル/ ラインレベル信号変換アッテネーターを使
えば、HR624 MK2 をモニターとして使用することが可
能です(詳しい説明は13 ページをご覧ください)。
• モニターが部屋の隅に設置されている場合(すなわち1/4
スペース=QUARTER)、低域の出力は1/2 スペースの場
合のほぼ2 倍になります。ACOUSTIC SPACE スイッチを
A のポジションにセットすると、低域出力が4 dB 減少し、
1/4 スペース設置による影響を補正します。
•
HR624 MK2 が壁面や隅から離され、周囲に何も無い
状態で設置されている場合(全スペース=WHOLE)、
ACOUSTIC SPACE スイッチは
にセットしてください。
C
のポジション(NORMAL)
ꢄ
HR6ꢀ4 MKꢀ
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低域成分を除去すると、全体の出力レベルを幾分か上げ
ることができます。低域の情報量はアンプ出力全体の中で
最も大きな部分を占めています。従って、低域の内容を制
限することにより、幾分か中域のレベルを上げることがで
きます。クライアントが「ラウドな」ミックスを強く望ん
でいる場合など、この事実が使えるワザとなるでしょう。
4. LOW FREQ FILTER
80Hz
49Hz
(NORMAL)
LOW CUT
LOW
FREQ FILTER
5. HIGH FREQ FILTER
THX = 80Hz
LOW FREQ FILTER スイッチの設定により、レスポンス
カーブに低域のロールオフが挿入されます。
+
2dB
–2dB
0
(NORMAL)
• ミックス時に判断がしずらいと感じる場合、HR624 MK2
の低域出力が原因かもしれません。
HIGH
FREQ FILTER
•
•
THX での使用の場合、このスイッチは80Hz にセットし
てください。
THX = 0 dB
THX 以外の場合において、サブウーファーで低域出力を
補強していない場合には、49Hz (NORMAL) ポジション
を選択してください。
HIGH FREQ FILTER スイッチは、10 kHz 以上の高域のレ
スポンス全体を±2 dB 調整するためのものです。以下のよ
うな場合を除いて、スイッチは0 (NORMAL) の位置にセッ
トしてください:
•
LOW FREQ FILTER スイッチは、ミックスの低域成分に大
きく影響します。設定の逆作用も生じることにご注意く
ださい。モニタリング環境側で重低域を取り除いた場合、
実際の最終ミックスでは結果的に重低域が上がってしま
う可能性があります。
• スピーカーの出音を微妙に明るくしたり暗くしたりした
い場合
•
2 段積のMarshall アンプのすぐ前でガンガン演奏するよ
うなギグが幾晩も続いてしまい、一時的に聴覚が疲労し
てしまっているような場合
• 小さめのラウドスピーカー、特に低域の再現性に制限の
あるもの(よく見かける、ある種の2 ウェイニアフィー
ルドモニターなど)をシミュレートするのに、LOW
FREQ FILTER スイッチの80Hz ポジションを利用するこ
とができます。小さなスピーカーがミックスの最終出口
であることが想定されるときや、ラジオなどではどう聴
こえるかをちょっと試したいときなど、この設定が役立
つでしょう。
• ブライトな面やダークな面において集中的にミックスす
る場合
ミックスをどこか他の場所で聴いた場合に、いつも重く
暗く聴こえてしまうような場合、普段のモニター環境での
スピーカーが明るく鳴りすぎていることが考えられます。
高域のエネルギーをほんの少し落とすことでこの問題を回
避できることが多いようです。スイッチを–2 dBのポジショ
ンにセットし、モニターの高域出力を減らした状態でミッ
クス作業を進めてみてください。
10dB
–
QUARTER
A
WHOLE (NORMAL)
C
+
2dB STANDBY
OFF
NORMAL
80Hz
LOW CUT
49Hz
(NORMAL)
–2dB
0
ON
B
(NORMAL)
AUTO
ON
HALF
INPUT
SENSITIVITY
ACOUSTIC
SPACE
LOW
FREQ FILTER
HIGH
FREQ FILTER
POWER
MODE
SERIAL NUMBER
MANUFACTURING DATE
™
INTERNAL BI•AMPLIFICATION
100W L.F. / 40W H.F.
R
LISTED COMMERCIAL
AUDIO EQUIPMENT 65HJ
ROHS
SIGNAL INPUTS BAL/UNBAL
MAINS INPUT
~
120VAC/
220-240VAC
50-60 Hz 130W
PHONE
XLR
RCA
~
ꢅ
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逆に、作成したミックスが他の場所において常にブライ
サウンドレベルメーターを活用しましょう。まず、どの
トに思われる場合、モニター時にハイフリーケンシーのパ レベルでミックスするのかを決めます。そしてそのレベル
ワーを追加しましょう。満足する高音域が得られ、結果的 をキープするためにメーターをお使いください。あなたの
に高周波成分の少なめのミックスとなるでしょう。
耳にも優しい、より良いミックスとなるでしょう。
ミックス時に使用するモニターの音色特
性は、そのミックスが他の機器で再生さ
6. POWER MODE
れたときの聴こえ方に影響します。モニ
ターはミックスに対して鏡像効果をもた
らす、という点にご注意ください。モニ
STANDBY
ON
タースピーカーがミックスを「ラウド」に再生している場
合、テープに落とされたミックスにはその「ラウド」な部
分が不足しているということになるでしょう。
AUTO
ON
POWER
MODE
アンプをオンやオフにしたり、オートマチックモードに
するための3 段スイッチです。HR624 MK2 をお望みの動
作状態にセットしてください。前面パネルに位置する電源
スイッチ[9] についての説明もご参照ください。
まずは、レスポンスに関わるスイッチ類を工場出荷時の
推奨値(「クイックスタート」の章をご覧ください)にセッ
トした状態で、ミックスを始めてみてください。ある程度
のリスニング期間を経て、ミックスに明らかな傾向が認め
られる場合、上に述べたような調整が役立つでしょう。
•
STANDBY ポジションでは、パワーアンプはスタンバイ
のモードになり、サウンドは出力されません。低レベル
の回路は動作していますが、その消費電力は最小限(12
ワット)です。
大音量でミックスをしたい気持ちは分かりますが、最終
ミックスを期待通りのサウンドで鳴らすには、少なくとも
ミックス時の音量で再生しなければならないということを
ご記憶ください。奇妙に思われるかもしれませんが、一般
的には、低いレベルでミックスをした方が大音量での再生
においても良い結果をもたらします。
• スイッチをON のポジションに切り替えると、パワーア
ンプがオンになって通常動作となります(前面パネルの
電源スイッチ[9] が押し込まれている必要があります)。
• スイッチをAUTO ON ポジションにセットした場合、入
力信号の有無によってアンプがオンになったりオフに
なったりします。–74 dBu 以上の入力信号があると、自
動的にオンになります。入力の無い状態が8 分以上続く
と、自動的にオフとなります。前面パネルのスイッチを
囲むリング[10] が、アンプのオンオフ状態を示します。
7. MAINS INPUT
電源コードをこのIEC ソケットに接続します。コードの
もう一方はAC 電源コンセントに繋いでください。
QUARTER SPACE
CONSOLE
HALF SPACE
CONSOLE
WHOLE SPACE
CONSOLE
SPEAKERS AWAY
FROM WALLS
SPEAKERS IN CORNERS
A
SPEAKERS AGAINST WALL
B
C
ACOUSTIC SPACE APPLICATIONS
10kHz
LOW CUT
0dB
+2dB
0dB
0dB
–
2dB
3dB
–
4
dB
–
2dB
–
49Hz
80Hz
20
100Hz
LOW FREQ
ACOUSTIC SPACE
MANUFACTURED IN CHINA
HIGH FREQ
DESIGNED BY MACKOIDS IN WOODINVILLE, WA, USA
•
•
FABRIQUE EN CHINE
•
COPYRIGHT ©2007
PATENT PENDING
"MACKIE", "FR SERIES" AND THE RUNNING MAN FIGURE ARE TRADEMARKS OF LOUD TECHNOLOGIES, INC.
•
THE THX LOGO AND PM3 ARE TRADEMARKS OF THX LTD. WHICH MAY BE REGISTERED IN SOME JURISDICTIONS.
ALL RIGHTS REVERVED
WARNING: TO REDUCE THE RISK OF FIRE OR ELECTRIC SHOCK, DO NOT
EXPOSE THIS EQUIPMENT TO RAIN OR MOISTURE. DO NOT REMOVE COVER.
NO USER SERVICEABLE PARTS INSIDE. REFER SERVICING TO QUALIFIED PERSONNEL.
RISK OF ELECTRIC SHOCK
DO NOT OPEN
AVIS: RISQUE DE CHOC ELECTRIQUE
—
NE PAS OUVRIR
This device complies with part 15 of the FCC Rules. Operation is subject to the following two conditions:
(1) This device may not cause harmful interference, and
(2) This device must accept any interference received, including interference that may cause undesired operation.
–
10dB
QUARTER
A
WHOLE (NORMAL)
C
+
2dB STANDBY
OFF
NORMAL
80Hz
LOW CUT
49Hz
(NORMAL)
–2dB
0
ON
B
(NORMAL)
AUTO
ON
HALF
INPUT
SENSITIVITY
ACOUSTIC
SPACE
LOW
FREQ FILTER
HIGH
FREQ FILTER
POWER
MODE
SERIAL NUMBER
MANUFACTURING DATE
™
L BI•AMPLIFICATION
0W L.F. 40W H.F.
/
R
LISTED COMMERCIAL
AUDIO EQUIPMENT 65HJ
ROHS
SIGNAL INPUTS BAL/UNBAL
MAINS INPUT
~
120VAC/
220-240VAC
50-60 Hz 130W
PHONE
XLR
RCA
~
10
HR6ꢀ4 MKꢀ
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• シンプルなポートやダクトは、構造上、それらを通る気
流の速度が音速の5%を超えない範囲に納まり、大きな
信号レベルのときに通気口がヒューヒューと呼吸のよう
な音をたてないよう、充分な面積を取る必要があります。
•
POWER MODE [6] スイッチをON にして(フロントパネ
ルの電源スイッチ[9] が押し込まれている場合)AC 電源
を供給し始めると、電源と内部の回路とが安定するまで
の間、ミュート回路が動作します。およそ4 秒後、ミュー
トは解除され、HR624 MK2 は通常動作を開始します。
• この「充分な面積」という必要性により、ポートの場合
には設計上の課題が生じます。ポートがうまく納まるよ
うな充分なスペースをエンクロージャーに確保しなけれ
ばなりません。
8. パッシブラジエーター
スピーカーを筐体にマウントした場合、コーンの後部か
ら放射されるエネルギーの扱い方には、二通りの方法があ
ります。すなわち、スピーカーシステムの低域パフォーマ
ンスを強めるためにそのエネルギーを利用する(ベースリ
フレックスシステム)か、吸収してしまう(アコースティッ
クサスペンションシステム)か、のどちらかです。
パッシブラジエーターは、一般的なスピーカーシステム
に見られるポートにとって替わるものです。シンプルな
ポートよりも優れたいくつかの点があります:
• パッシブラジエーターの第一の利点ですが、シンプルな
ポートやダクトに比較して、低域再生に歪みが少なく、
より大きな音圧(SPL、サウンドプレッシャーレベル)
を稼ぐことができます。
• ベースリフレックスシステムは、後方放射を使って低域
レスポンスを拡張します。多くのシステムは、キャビネッ
トの前部または後部に穴(ポート)を備え、後方放射の
音波をそこから放出する仕組みになっています。穴に
チューブ(ダクト)が備わっている場合もあります。穴
の大きさとキャビネットの容積とが、ウーファーの特性
と相まって、低域を増強する仕組みです。こういったシ
ステムには、設計において想定された–3 dB の周波数に
至るまで良好な低域レスポンスが得られる、という特長
があります。その下の帯域では、周波数特性はオクター
ブにつき24 dB あるいはそれ以上のカーブで落ちます。
•
HR624 MK2 では、独自の設計によるパッシブラジエー
ターのフラットなダイアフラムが、放射表面に例外的な
剛性を実現しています。
• 楕円形をしたパッシブラジエーターは、エンクロー
ジャーの後面で利用可能な部分のほとんど全体を覆う面
積を持っており、ポートを使う場合よりも大きな体積の
空気を動かすことが可能です。
HR624 MK2 はベースリフレックス6 次オーダーシステ
ムを採用しています。ポートや通気口の代わりにパッシブ
ラジエーターを装備しています。これは充分な質量を持つ
平面ピストンであり、エンクロージャー内部に閉じ込めら
れた空気の圧力によって動きます。キャビネットのリアパ
ネルの内側、パワーアンプアッセンブリーの裏に装着され
ているのでパッシブラジエーターを見ることができませ
ん。
パッシブラ ジエーター
11
Owner’s Manual
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フロントパネルの詳細
9. 電源スイッチ
前面のパネルでHR624 MK2 をオンオフする場合には、
このスイッチをお使いください。リアパネルのPOWER
MODE [6] スイッチの設定により、機能は以下のように異
なります:
• リアパネルのPOWER MODEスイッチがSTANDBYにセッ
トされている場合、前面の電源スイッチ[9] は無効とな
ります。スイッチを囲むリング[10] は常に消灯となりま
す。
STANDBY
ON
AUTO
ON
POWER
MODE
•
POWER MODE スイッチがON にセットされている場合、
前面の電源スイッチによってHR624 MK2 をオンにし
たりSTANDBY モードに戻したりすることができます。
HR624 MK2 の状態はリングに示されます。
•
POWER MODE スイッチがAUTO ON の位置にあるとき、
前面の電源スイッチは、信号入力がない場合にもHR624
MK2 をオンにしますが、そのまま無入力の状態が2 分
間続くとオートオフ機能が作動し、アンプはスタンバイ
モードに移行します。この時、スイッチを囲むリングも
消灯します。
10. リング(インジケーター)
電源スイッチを囲むリングは、パワーアンプがオンとな
ると点灯し、パワーアンプがスタンバイモードもしくはオ
フになると消灯します。また、オーバーロード保護回路が
作動すると、このリングが赤く点灯し、インジケーターの
役割を果たします。
• オーバーロードのインジケーターがたまに点滅する場
合、入力の瞬間的ピークはアンプのドライブ許容限界に
達しつつあります。これは問題ではありませんが、サウ
ンドの歪みが認識される場合があります。
オーバーロード保護
• ある程度頻繁にオーバーロードインジケーター[10] が明
滅するような場合、ミキサーまたは他のソースからの信
号レベルを下げてください。
• オーバーロードのインジケーターが頻繁に点滅、あるい
は持続して点灯する場合、シグナルはすでにスピーカー
が許容できる最大ドライブ量を超えています。アンプは
クリップし、オーバーロード保護回路が作動して入力レ
ベルが減じられます。インジケーターがときおり点滅す
るか、まったく点灯しなくなるレベルまで信号ソースの
出力を下げてください。
• オーバーロードインジケーターの点灯は、ドライバの過
熱保護回路がコンプレッサーを作動させていることを意
味します。アンプへの入力レベルは、強制的に下げられ
ます。
• このコンプレッサーはスピーカーの保護を目的とするも
のであり、アクティブとなった場合には、サウンドに強
い影響が現れます。
保護回路
思いがけないダメージからラウドスピーカーを守るた
め、HR624 MK2 には多くの保護メカニズムが組み込まれ
ています。
クライアントが「もっと大きなボリュー
ムで聴きたい」と望み続けると、オーバー
ロードインジケーターはより頻繁に点滅
することになるでしょう。ほとんどのモ
ニターは、必要なパワーの大部分を低域
注意:これらの保護回路は、通常使用の条件下で動作し
ているスピーカーがダメージを受けることのないよう、設
計されているものです。けれども、警告サイン(つまり、オー
バーロードのインジケーターが頻繁に明滅していたり、過
大な歪みが聴こえたりするなど)を無視して使用を続行さ
れた場合、オーバードライブによってHR624 MK2 のスピー
カーが損傷してしまうこともあります。この場合の損傷は
保証の範囲に含まれません。
で消費します。ローエンドを絞り込めば、若干のヘッド
ルームと音量を稼ぐことができます。必要であれば、LOW
FREQ スイッチ[4] を80Hz にセットし、ベースのレスポ
ンスを減少させてください。こうすることで、HR624 MK2
はクライアントも満足できるような音量を供給しつつ、ア
ンプのクリッピングのほとんどを回避することが可能にな
ります。
1ꢀ
HR6ꢀ4 MKꢀ
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過熱保護
あらゆるアンプは熱を発生しますが、HR624 MK2 は電気
クリーニング
キャビネットを包むプラスチックの防護フィルムを剥が
的にも温度的にも効率がよくなるように設計されています。
します。
• 何らかの理由でヒートシンクが熱すぎる状態になった場
合は温度スイッチが作動し、HR624 MK2 はスタンバイ
モードに切り替わります(電源スイッチを囲むリング[10]
が消灯します)。
ノート:プラスチックの防護フィルム
はずっとそのままにしておいても構い
ません。あるいは、外装仕上げを防護
• このような場合は、キャビネット後部での空気の流れが
するため、設置台と接触する面のフィ
妨げられていないかどうかを確認してください。
ルムを剥がさずにおいても構いません。
いずれにせよ、キャビネットの移動や修理のための運搬な
どの際に再び使用できるよう、剥がしたフィルムはきちん
と保管しておきましょう。
• ヒートシンクが安全な温度にまでクールダウンするとス
イッチはリセットされ、通常の動作が回復します。
HR624 MK2 のピアノのような黒い光沢仕上げのキャビ
ネットは非常に美しいと同時に、非常にデリケートです。
光学機器(メガネやCD、DVD など)のクリーニングに用
いるようなグレードの高い、ひっかき傷を与えないクロス
でキャビネットの外装を拭いてください。
磁気シールド
HR624 MK2 スタジオモニターは、大きな磁性体を内蔵
したドライバを搭載していますが、その磁性体は、磁場が
周囲に漏れ拡がってコンピューターのディスプレイやテレ
ビの画面を乱すことのないようにシールドされています。
シールドされていないスピーカーの場合、CRT ディスプレ
イに近く設置すると画面の形や色を歪ませてしまう原因と
なります。ただし、磁気に対して特に敏感なコンピューター
ディスプレイやテレビをお使いの場合は、スピーカーを10
cm ほど遠ざける必要があるかもしれません。
入力信号の結線
HR624 MK2 のSIGNAL INPUT [1] 端子と信号ソースとの
接続には、高品質なシールドケーブルをお使いください。
• フォイルテープでシールドされたケーブル、例えばベル
デン(Belden)社の8451、8461、9501 などがスタジオの
結線によく使われています。
• マイクケーブルも使えます。
• シールドの質が良いほど、外部ノイズ(EMI やRFI など)
の乗る可能性が小さくなります。ケーブルは、AC 電源
コードや電源アダプターを避けるように引きまわしてく
ださい。これらはしばしば、オーディオ信号におけるハ
ムノイズの原因となります。特にコンセントやコードの
束は、ハムノイズの隠れた元凶です!
•
Mackie 社製品販売店で、高品質ケーブルをお求めになれ
ます。
• 例えばホームシアターなどで、ご使用のステレオレシー
バーにプリアンプ出力や他のラインレベルの出力端子が
無い場合、レシーバーのスピーカー出力をHR624 MK2
の入力へと接続する必要があります。
注意:スピーカー出力をHR624 MK2
の入力に直接接続しないでください!
スピーカーレベルはラインレベルより
もはるかに大きいのでHR624 MK2 の
入力回路を損傷する恐れがあります。
このような場合には、スピーカーレベル / ラインレベル
信号変換アッテネーターを、レシーバーのスピーカー出力
とHR624 MK2 の入力との間にはさみ込んでください。アッ
テネーターのご購入については、Mackie 社製品販売店にお
問い合わせ頂くか、またはご自身でもお作りになれます。
1ꢁ
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音質に問題がある...
サービス情報
モニタースピーカーに異常があると思われた場合、修理
を依頼される前にできるだけのチェックを行ってくださ
い。ちょっとしたことが原因で故障ではない場合もありま
す。修理に出さずに済むかもしれません。
• プラグが、インプットジャックに完全に挿入されていま
すか?1/4 インチのTS またはTRS プラグをお使いの場
合、プラグが完全に根元まで入っていることをご確認く
ださい。
• ラウドで歪んでいるような場合、ミキサー側で信号レベ
ルを下げてください。
自明なものも含まれていますが、是非、以下のチェック
リストをご参照ください。
• 可能であれば、プリアンプの段階でヘッドフォンを用い
て信号ソースを確認してください。既に音質に問題があ
る場合、モニターのせいではありません。
• 低域が出過ぎ、あるいは不十分ですか?部屋の中を動き
回って低域レスポンスが変わるかどうかご確認くださ
い。リスニングポジションがたまたま、部屋の中で低域
が強調され過ぎたり、打ち消されたりするポイントに合
致していたということもあり得ます。その場合、モニター
を別の場所に移すか、リスニングポジションを変えてみ
てください。
トラブルシューティング
電源が入らない...
• いつものジョークで失礼します:コードは接続されてい
ますよね?
• 電源コードがしっかりとIEC ソケット[7] に差し込まれ
ていますか?コンセント側もご確認ください。
•
AC コンセントが正常であることを、テスターや電灯な
ノイズ、ハム...
どでお確かめください。
• ミキサーとモニターの間のケーブルをチェックしてみて
ください。また、すべての接続がきちんとしているかど
うかをご確認ください。これらの問題があると、「プチ
プチ」というノイズが入ったり、「ブーン」というハム
やバズが出たりします。
• フロントパネルの電源スイッチ[9] が押し込まれ、リア
パネルのPOWER MODE [6] スイッチがON になっていま
すか?
• フロントパネルのリング[10] は点灯していますか?消灯
しているなら、コンセントが生きているかをご確認くだ
さい。点灯している場合、以下の「音が出ない...」をご
覧ください。
• アンバランスの出力をHR624 MK2 のバランス入力に接
続する場合は、シールドがソース側のアンバランスのグ
ラウンドに繋がっていること、そして、入力ジャック側
でXLR のピン1 と3(TRS の場合スリーブとリング)に
繋がっていることをご確認ください。
• フロントパネルのリングは点灯しないが、コンセントは
正常である、という場合にはHR624 MK2 の修理が必要
です。モニター内部にお客様ご自身で修理できる部分は
ありません。お手続き等に関しては次頁「修理」の項を
ご参照ください。
• システムにCATV ケーブルが接続されている場合、それ
を抜いてみてください。それでハムが消えるようなら、
CATV の事業者(あるいは代理店)に、正しいケーブル
のグラウンドの取り方についてお尋ねください。
音が出ない...
• フロントパネルのリング[10] は点灯していますか?消灯
している場合、上記「電源が入らない...」の項をお読み
ください。
• 信号ケーブルが、AC コード、電源トランス、その他の
EMI ノイズ発生源(コンセントやケーブルの束も含みま
す!)の近くを通っていないかどうかご確認ください。
これらは、よくハムノイズを生じさせます。
•
INPUT SENSITIVITY [2] コントロールは上げられています
か?
• 調光器など、トライアック機器がモニターと同じAC 回
路に接続されていませんか?調光器は、「ブーン」とい
うノイズを発生します。AC ラインフィルターをお使い
になるか、モニターを別のAC 回路に接続してお使いく
ださい。
• 信号ソースのボリュームは上がっているでしょうか?ミ
キシングコンソール(または、スタジオモニター直前の
何かの機器)からの信号レベルが、サウンドを生じるレ
ベルに達しているかどうかをご確認ください。
• 極端にヒスノイズが多いのは、スピーカーよりも前のど
• ステレオペアの信号に異常がある場合、ペアを入れ替え
てみてください。例えば、左チャンネルが死んでいるよ
うに思われたときには、モニター側で信号ケーブルを左
右入れ替えてみてください。問題が左右逆転するようで
したら、それはモニターのせいではありません。ケーブ
ルが悪いか、ミキサーから信号が来ていない、といった
ことが考えられます。
こかでゲイン設定が不適切なことを示しています。
• 可能なら、信号ソースにヘッドフォンを接続してチェッ
クしてみてください。ヘッドフォンでもノイズが聴こえ
ている場合は、モニターの不調ではありません。
AC 電源をオフにしても
モニターから音が聴こえている...
• 前面パネルのスイッチでモニターをオンオフしてみる
か、AC 電源をオフにする前にモニターへ行く信号をオ
フにしてみてください。
14
HR6ꢀ4 MKꢀ
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修理
日本仕様のモニタースピーカーの修理は、ラウドテクノ
ロジーズ日本支社もしくは提携サービスセンターにて行っ
ています。
モニタースピーカーの修理/ メンテナンスが必要な場合
は、次の手順に従ってください。
1. 前頁のトラブルシューティングの内容をチェックして
下さい。
2. テクニカルサポートに電話をするか、
にメールをして「メンテナンス申込書」を請求してく
ださい。「メンテナンス申込書」に必要事項をご記入
の上、03-5225-6273 へFAX をしてください。折り返
しRA 番号と送付先のサービスセンターが記載された
修理受付票をFAX いたします。RA 番号はサービスセ
ンターへ送付される前に必ず取得してください。
3. オーナーズマニュアルと電源コードは同梱しないでく
ださい。修理には必要がありません。
4. 本体を梱包材とともに製品パッケージに入れて、サー
ビスセンターへ送付してください。Mackie は輸送上の
ダメージを保証することができません。
5. 必ず、RA 番号が記載された修理受付票のコピーを同
梱してください。また送り状の通信欄にも、RA 番号
と商品名、シリアル番号を記載してください。RA 番
号のない修理品は受付することができません。
6. 保証内修理を行う場合には、販売店印とご購入日が明
記された保証書が必ず必要です。詳しくは、保証書に
記載されている保証規定をご参照ください。
ご不明な点がある場合...
にアクセスしてサポートの項目をご覧ください。
までメールをお寄せください。
• テクニカルサポートセンターにお電話ください。
日本語03-5225-6253(月~ 金曜、9am ~ 6pm)
英語1-800-898-3211(月~ 金曜、7am ~ 5pm PST)
1ꢂ
Owner’s Manual
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技術情報
アンプセクション
HR624 MK2 の仕様
エンクロージャー
低域バワーアンプ
定格出力(@1 kHz、1%THD):
定格ロードインピーダンス:
定格THD(1W 〜–1 dB、定格パワー):
スリューレート:
ディストーション(THD、SMPTE IMD、DIM 100):
< 0.035%
SN比
100 ワット
4 Ω
0.1 %
材質と構造:
3/4インチ(19 mm)厚MDF構造
筐体の剛性を高める支柱を内蔵
ピアノのようなブラック仕上げ
15V/µS
高域ドライバからのコントロールされた、かつ広範囲にわ
たる音波拡散を実現するダイカストアルミニウム製エクス
ポネンシャルウェーブガイド、キャビネットの角における
回折を最小化するZero Edge Baffle™
(20Hz-20kHz、unweighted、リファレンス100W/4Ω):
> 101 dB
冷却:
設計:
対流式
Monolithic IC、Class AB、
パラメトリックサーボフィードバック
オープンセル構造の断熱「フォーム材」:音響抑制素材が
内部反射を吸収、遅延音による音の変化を防止
「流し」型の接続コネクタシステム(フラッシュマウン
ト)により、コネクタ部分の突出がなくなり、壁面に密着
してモニターを設置することが可能
高域バワーアンプ
定格出力(@1 kHz、1%THD):
定格ロードインピーダンス:
定格THD(1W〜–1 dB、定格パワー):
スリューレート:
40 ワット
6 Ω
0.1 %
トランデューサー
15V/µS
ディストーション(THD、SMPTE IMD、DIM 100):
< 0.035%
SN比
(20 Hz-20 kHz、unweighted、リファレンス40 W/8Ω):
> 93 dB
低域ドライバ
直径:
感度(2.83V、1 m):
ノミナルインピーダンス:
ボイスコイル直径:
6.7 インチ(170mm)
89 dB SPL
4 Ω
1.25 インチ(32mm)
冷却:
設計:
対流式
Monolithic IC、
Conventional Class AB
パワーハンドリング(ロングターム/プログラム):
50/150 ワット
周波数レンジ::
フレーム:
マグネット:
45 Hz〜6 kHz
ダイカストマグネシウム
フェライト
システムの仕様
シールド方法(完全):
反磁性フェライト
インプットタイプ:
バランスディファレンシャル
(XLR、1/4" TRS)
アンバランス(RCA)
20 kΩバランス
高域ドライバ
感度(2.83V、1m):
ノミナルインピーダンス:
91 dB SPL
6 Ω
インプットインピーダンス:
10 kΩアンバランス
RFI、レベル防護
+20 dBu
パワーハンドリング(ロングターム/プログラム):
20/50 ワット
1.6 kHz〜22 kHz
入力防護:
最大入力レベル:
周波数レンジ:
低域フィルター:
HF イコライザー:
Acoustic Space:
A ポジション:
B ポジション:
C ポジション:
コンプレッサー:
高域/低域のオーバーロードを個別に検知
エンクロージャー配列:
オーバーエクスカーション防護:
80 Hz、2次オーダー、Butterworth
シェルビング±2 dB @ 10 kHz
ダイアフラム/サスペンジョン:
チタニウム(ポリマーサスペンジョン)
ボイスコイル直径:
マグネット:
バッキングマグネット:
1.0 インチ(25.4mm)
ネオジム
反磁性フェライト
–4 dB @ 50 Hz、シェルビング
–2 dB @ 50 Hz、シェルビング
フラット
パッシブラジエーター
6インチ×9インチ(152mm×228mm)、マスローデッド楕
円形フラットピストン(周囲に数種類の厚さのゴム)
6次オーダー
クロスオーバーセクション
2次オーダーハイパスフィルター
ノミナルラインの60%
クロスオーバーのタイプ:
低電圧シャットダウン:
Linkwitz-Riley(改変)、24 dB/オクターブ@ 3 kHz
加熱防護:
ミュート:
アンプのシャットダウン、オートリセット
起動時5秒
信号感度スレッショルド:
ドライバ防護:
–74 dBu(0.155 mV)
LF、HFを個別に検知
コンプレッション(全体的)
16
HR6ꢀ4 MKꢀ
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参考グラフ
アコースティックセクション
HR624 Acoustic Space フィルターレスポンス
+10
フリーフィールド周波数特性: ±1.5 dB、49 Hz〜20 kHz
+9
+8
+7
+6
+5
+4
+3
+2
+1
-0
カットオフフリーケンシー(ロー):
カットオフフリーケンシー(ハイ):
–3 dB @ 45 Hz
–3 dB @ 22 kHz
サウンドプレッシャーレベル@ 1m、
–7.5 dBu(パランスインプットへ):
100 dB SPL @ 1m
115 dB SPL @ 1m
最大ピークSPL(ペア):
dBu
-1
最大短期SPL(軸上)、
1/2スペース80 Hz〜2.5 kHz:
-2
-3
106 dB SPL @ 1m
-4
-5
残留ノイズ
(最大ゲイン、ソース600Ω、バンド幅20 Hz〜20 kHz):
< 8 dB SPL @ 1m
-6
-7
-8
-9
-10
20
50
100
200
500
1k
2k
5k
10k
20k
定格ライン入力電圧とパワー
Hz
電力消費:
スタンバイモード:
アイドリング時:
音楽再生、ラウドミックス:
両チャンネルの負荷抵抗を1%のクリッピングまでドライブ
した場合(LF 86W/4Ω、HF 38W/8Ω):
12 ワット
20 ワット
105 ワット
HR624 High Frequency EQ フィルターレスポンス
+10
+9
+8
+7
+6
+5
+4
+3
+2
+1
-0
255 ワット
米国:
ヨーロッパ:
韓国(ACセレクタ@240 V):
日本(ACセレクタ@120 V):
120 VAC、60 Hz
240 VAC、50 Hz
220 VAC、60 Hz
100 V、50-60 Hz
dBu
-1
-2
定格パワー(UL-6500、CSA-E65-94、EN-60065):
130 ワット
-3
-4
-5
-6
-7
外寸と重量
-8
高さ:
幅:
33.3 cm
21.9 cm
26.2 cm
-9
-10
20
50
100
200
500
1k
2k
5k
10k
20k
Hz
エンクロージャーの奥行き:
奥行き:
内部容量:
31.9 cm
8.2 リットル
10.6 kg
HR624 Low Frequency フィルターレスポンス
+10
+8
重量:
+6
+4
+2
-0
LOUD Technologies社は、新しく改良された材料や部品、製
造過程を取り入れることにより、常に製品をより良いもの
とする努力をしています。そのためこれらの仕様は予告な
しに変更されることがあります。
-2
-4
-6
-8
-10
-12
-14
dBu
-16
-18
-20
-22
-24
-26
-28
-30
-32
-34
-36
-38
-40
20
50
100
200
500
1k
2k
5k
10k
20k
Hz
21.9 cm
31.9 cm
HR624 MK2
の重
量は
10.6 kg
33.3 cm
26.2 cm
1ꢃ
Owner’s Manual
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HR624 MK2 ブロックダイアグラム
+15VDC
POWER
MODE
SWITCH
ON
AUTO
STANDBY
MUTE
ON/OFF
CONTROL
V
ref
MUTE
HIGH = MUTE OFF
LOW = MUTE ON
SIGNAL
SENSE
THERMAL
SWITCH
LOW AC
VOLTS SENSE
POWER RING
(POWER = WHITE
OVERLOAD = RED)
POWER SWITCH
(FRONT PANEL)
HF TRANSDUCER
THERMAL MODELER
HI-FREQUENCY
DRIVER
HF OUT
HI-FREQUENCY
POWER AMPLIFIER
UNBALANCED
LINE
INPUT
HF OUT
HIGH FREQ.
CROSSOVER
+2 dB
0
–2 dB
HI-FREQ
LO-FREQ
2
3
TWEET
1
COMPRESSOR
BALANCED
LINE
INPUTS
SENSITIVITY
SENSITIVE
MUTE
LF TRANSDUCER
THERMAL MODELER
LF OUT
CALLOUS
LO-FREQUENCY
DRIVER
ACOUSTIC
SPACE
LO-FREQUENCY
POWER AMPLIFIER
LOW FREQ
LF OUT
49Hz (NORMAL)
80Hz
WHOLE
HALF
QUARTER
WOOF
OUTER SPACE
MUTE
BASS CONTROL SERVO LOOP
MOTION DETECTOR
FUSE
FUSE
120V ↔ 240V
SENSE
RESISTOR
+
HI VDC
–
+
TOROIDAL POWER
TRANSFORMER
LO VDC
MACKIE
–
HR624 MK2
BLOCK DIAGRAM
(030507)
Mackie ロゴ、HR シリーズ、Zero Edge Baffle、走る人のフィ
ギュアは、LOUD Technologies Inc の商標、または登録商標
です。
THX とpm3 は、ある管轄区において登録されている可
能性のあるTHX Ltd. の商標です。無断転載を禁じます。
Lucasfilm はLucasfilm Ltd. の商標です。
本マニュアルはまた、各々他社に帰属する名称や意匠を
含むことを、ここに記します。
HR624 MK2 のデザインは、以下の特許によって保護さ
れています:DES. 387,351
©2007 LOUD Technologies Inc. All Rights Reserved.
1ꢄ
HR6ꢀ4 MKꢀ
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1ꢅ
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16220 Wood-Red Road NE • Woodinville, WA 98072 • USA
United States and Canada: 800.898.3211
Europe, Asia, Central and South America: 425.487.4333
Middle East and Africa: 31.20.654.4000
E-mail: [email protected]
ラウドテクノロジーズ日本支社
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