DIGITAL
PIANO
J-1000
取扱説明書
このたびは、ヤマハ・デジタルピアノJ-1000を
お買い求めいただきまして、まことにありがとうございました。
J-1000の機能を十分に生かして演奏をお楽しみいただくために、
この「取扱説明書」をご活用ください。
お読みになったあとは、いつでもご覧になれるところに大切に
保管してくださいますよう、お願い申し上げます。
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他の機器と接続する場合は、すべての機器の電源を切った
上で行う。また、電源を入れたり切ったりする前に、必ず機器
のボリュームを最小(0)にする。
本体を壁につけない。
換気が十分でないと、本体内部に熱がこもり、火災が発生す
るおそれがあります。
感電または機器の損傷のおそれがあります。
大きな音量で長時間ヘッドフォンを使用しない。
聴覚障害の原因になります。
直射日光のあたる場所(日中の車内など)やストーブの近く
など極端に温度が高くなるところ、逆に温度が極端に低いと
ころ、またほこりや振動の多いところで使用しない。
本体のパネルが変形したり内部の部品が故障したりする原
因になります。
不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしかね
ます。
長時間使用しないときは、必ず電源を切りましょう。
テレビやラジオ、スピーカーなど他の電気製品の近くで使用
しない。
デジタル回路を多用しているため、テレビやラジオなどに雑
音が生じる場合があります。
不安定な場所に置かない。
機器が転倒して故障したり、お客様がけがをしたりする原因
になります。
本体を移動するときは、必ず電源コードなどの接続ケーブル
をすべて外した上で行う。
コードをいためたり、お客様が転倒したりするおそれがあり
ます。
本体を手入れするときは、ベンジンやシンナー、洗剤、化学ぞ
うきんなどは絶対に使用しない。また、本体上にビニール製
品やプラスチック製品などを置かない。
音楽を楽しむエチケット
本体のパネルや鍵盤が変色/変質する原因になります。お手
入れは、柔らかい布で乾拭きしてください。
楽しい音楽も時と場所によっては、大変気にな
るものです。隣近所への配慮を充分にしましょ
う。静かな夜間には小さな音でもよく通り、特
音のエチケット
本体の上に乗ったり重いものをのせたりしない。また、ボタン
やスイッチ、入出力端子などに無理な力を加えない。
本体が破損する原因になります。
に低音は床や壁などを伝わりやすく、思わぬと
これは日本電子機
械工業会「音のエ
ころに迷惑をかけてしまうことがあります。適
チケット」キャン
ペーンのマークで
当な音量を心がけ、窓を閉めたり、ヘッドフォ
す。
ンをご使用になるのもひとつの方法です。ヘッ
付属のスタンド以外は使用しない。また、組み立てには必ず
付属の指定サイズのネジを使用する。
本体が転倒し破損したり、内部の部品を傷つけたりする原因
になります。
ドフォンをご使用になる場合には、耳をあまり
刺激しないよう適度な音量でお楽しみ下さい。
*この製品は、電気用品取締法に定める技術基準に適合しています。
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特長
◆AW M 音源により、リアルで高品位な表現が可能です。
◆最大28音の同時発音により、幅広い演奏表現が可能です。
◆ピアノのアクション機構解析から生まれた自然なタッチ感覚のAE鍵盤を採用しました。
◆デュアル機能により、2つの音色を重ねて演奏することができます。
◆メトロノームを装備しており、レッスンなどで有効にお使いいただけます。
◆自分の演奏を録音したり、再生させることができます。
◆デジタル楽器の統一規格であるM IDI端子を装備しており、演奏表現の可能性がいっそう拡がり
ます。
目的のページの見つけかた
必要な情報を手早く見つける方法はいくつかあります。
◆巻頭の「目次」を使う。
最も一般的な方法です。
◆「はじめに」の中の「各部の名称とはたらき」(4、5ページ)を参考にする。
ボタンなどの働きがわからなくなったときに、有効な方法です。
パネルのイラストから、関連ページがすぐに捜し出せます。
表記上のきまり
この取扱説明書では、表記に次のような記号を使います。
:補足説明です。
補足
:本書の手順の説明のイラストで、ランプの点灯、点滅、消灯は、それ
ぞれこのように表します。
点灯
点滅 消灯
付属品(お確かめください)
●ヘッドフォンHPE-3
●高低自在椅子BC-25
●取扱説明書(本書)
●保証書
●ご愛用者カード
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目次
「はじめに」では、ヤマハ・デジタルピアノの特長や、お使いになる上
でのご注意、読みたいページの見つけかた、各部の名称とはたらき
などについて説明します。
は
じ
め
に
ヤマハ・デジタルピアノを最初にお使いになる前に、必ずお読みくだ
さい。
ご使用前の準備 ………………………………… 2
音を出す準備 …………………………………… 3
各部の名称とはたらき ………………………… 4
「基本編」では、基本的な音色選択をはじめ、ペダル効果や、演奏を
盛り上げるさまざまな効果について説明します。
さあ!弾いてみましょう ……………………… 6
デモ演奏を聴いてみましょう ………………… 7
ペダル効果 ……………………………………… 8
デュアル機能 …………………………………… 8
メトロノーム機能 …………………………… 10
基
本
編
「応用編」では、自分の演奏を録音できるレコーダーなどの発展的な
機能や、他の機器との接続方法、そしてM IDI機能について説明しま
す。
録音 …………………………………………… 12
再生 …………………………………………… 14
トランスポーズ(移調)機能 ………………… 15
ピッチコントロール機能 …………………… 16
他の機器と接続する ………………………… 17
M IDIとは ……………………………………… 18
M IDI機能の設定 ……………………………… 19
M IDIデータフォーマット …………………… 21
M IDIインプリメンテーションチャート …… 23
応
用
編
「資料」では、ヤマハ・デジタルピアノの組み立てかたなど、お使いに
なる上で役に立つ資料をまとめてあります。
資
料
編
組み立てかた ………………………………… 24
故障かな?と思ったら ……………………… 26
仕様 …………………………………………… 26
オプション(別売品)のご紹介 ……………… 27
保証とアフターサービス ‥‥‥‥‥ 裏表紙
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ご使用前の準備
アジャスターの調節
は
じ
め
に
設置場所が決まりましたら、ペダルの下のアジャスター
を回して、ペダル部を床面に固定させてください。
アジャスターが固定されていないと、ペダルを踏んだと
きにぐらつきが生じます。
(必ず行ってください)
キーカバー兼譜面立ての扱いかた
開けるとき
①
①キーカバー兼譜面立てを、止まるまでゆっくり起こし
ます。
②譜面止めレールを、止まるまで下に開きます。
閉めるとき
①譜面止めレールを、止まるまで上に閉じます。
②キーカバー兼譜面立てを、止まるまでゆっくり戻しま
す。
②
・キーカバー兼譜面立ては、中間位置で使用または放置しないでください。
・キーカバー兼譜面立てを倒すときは、途中で手を離さないでください。
2
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音を出す準備
電源コードを接続する
家庭用(AC100V)コンセントに、電源プラグを差し込み
ます。
は
じ
め
に
電源を入れる
電源(POW ER)スイッチを押して電源を入れます。
POWER
「 電源ランプが点灯します。
・もう一度電源(POW ER)スイッチを押すと電源が切れ
ます。「電源ランプが消灯します。
電源ランプ
音量を調節する
ボリューム(M ASTER VOLUM E)を中程まで上げておき
ます。あとは、ヤマハ・デジタルピアノを実際にお使いい
ただきながら、調節します。
MASTER VOLUME
MIN
MAX
3
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各部の名称とはたらき
は
じ
め
に
③
TEMPO
120
④
⑥
RECORDER
⑧
⑦
METRONOME
PLAY
REC
DEMO
32
280
MASTER VOLUME
HARPSI-
CHORD
MIDI /
TRANSPOSE
PIANO
E. PIANO 1 E. PIANO 2
ORGAN
MIN
MAX
⑨
②
⑤
RECORDER
TEMPO
120
METRONOME
PIANO
PLAY
REC
DEMO
32
280
MASTER VOLUME
HARPSI-
CHORD
MIDI
/
E. PIANO1 E. PIANO2
ORGAN
TRANSPOSE
MIN
MAX
POWER
ꢀ
ꢀ
ꢀ
①
⑩
A -1
F 2
F 3
A-1 B-1 C0
C1
C2
C3
B3 C4
⑪
⑫
⑬
⑭
デュアルで左側の音色を
1オクターブ上げる鍵盤
→9ページ
4
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矢印(→)のページに詳しく説明してあります。
①電源スイッチ [P O W ER ] →3 ページ
電源をオン/オフするスイッチです。このスイッチを押すと電
源が入り、もう一度押すと切れます。
は
じ
め
に
②ボリューム [M A S TER V O LU M E] →3 ページ
音量を調節するためのスライダーです。
③テンポスライダー [TEM P O ] →1 1 、1 4 ページ
テンポを調節するためのスライダーです。
④メトロノームボタン [M ETR O N O M E]
→1 0 ページ
このボタンを押してランプを点灯させると、メトロノーム音が
加わります。
ソフトペダル
(ソステヌートペダル)
ダンパーペダル
⑤音色ボタン →6 ページ
→8ページ
演奏に使う音色を選ぶことができます。
同時に2つのボタンを押すことで、2つの音色を重ねて演奏す
ることもできます。(デュアル機能 →8ページ)
⑥プレイボタン [P LA Y ] →1 4 ページ
再生するときに押すボタンです。
⑦レコードボタン [R EC ] →1 2 ページ
録音するときに押すボタンです。
⑧デモボタン [D EM O ] →7 ページ
デモ演奏を聴くときに押すボタンです。
⑨
⑩
M ID I/トランスポーズボタン [M ID ITR A N S P O S E]
→1 5 、1 9 、2 0 ページ
M ID(I ミディ)機能の設定をするときや、トランスポーズ(移
調)の設定をするときに使用します。
DIGITAL PIANO J-1000
ヘッドフォン端子[P H O N ES ](底面[鍵盤の下]にあります)
ヘッドフォンを接続する端子です。ヘッドフォンを接続する
と、本体のスピーカーからは音が出なくなりますから、夜間で
も周りに迷惑をかけることがありません。
2つのヘッドフォンを接続することができますので、お子様の
レッスンをもう一人の方が確認したり、アンサンブルも可能で
す。耳をあまり刺激しないように、適度な音量でご使用くださ
い。
C5
C6
C7
⑪電源ランプ →3 ページ
電源を入れると点灯し、切ると消灯します。
⑫ピッチコントロール用鍵盤 →1 6 ページ
デュアルで右側の音色を
1オクターブ上げる鍵盤
→9ページ
ピッチ(音程)の設定で使用する鍵盤です。
⑬トランスポーズ用鍵盤 →1 5 ページ
トランスポーズ(移調)の設定で使用する鍵盤です。
⑭バランス用鍵盤 →9 ページ
デュアル機能での音量バランスを設定するときに使用する鍵盤
です。
リアパネルの説明は1 7 、1 8 ページをご覧ください。
5
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さあ!弾いてみましょう
音色の指定
演奏したい音色のボタンを押します。
HARPSI-
CHORD
PIANO
E. PIANO 1 E. PIANO 2
ORGAN
「 ランプが点灯します。
・下記の音色一覧表を参考にしてください。
音量調節
ボリューム(M ASTER VOLUM E)で音量を調節します。
MASTER VOLUME
MIN
MAX
大きくなる
基
本
編
演奏
いろいろな音色に切り換えて、弾いてみましょう。
音色一覧表
音 色
ピアノ(PIANO)
音のイメージ
ダイナミックで豊かな響きのグランドピアノの音色です。
エレクトリックピアノ1 (E.PIANO 1) ストリングス風の温かい音色とハープ風の固めの音をミックスした音です。
ドビュッシーなど、夢のある曲にお勧めです。
エレクトリックピアノ2 (E.PIANO 2) 固めのクリアなエレクトリックピアノの音色です。
ハープシコード (HARPSICHORD)
オルガン(ORGAN)
バロック音楽などでよく使われる、ピアノの原形ともいわれる鍵盤楽器ハー
プシコードの音色です。チェンバロともいいます。
パイプオルガンの音色です。
6
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デモ演奏を聴いてみましょう
ヤマハ・デジタルピアノには、デモ演奏が各音色について1曲ずつ内蔵されており、いつでも自由
に聴くことができます。
デモ演奏の選曲状態に入る
DEMO
デモ(DEM O)ボタンを押します。
「 音色ボタンのランプが順に点滅し、デモ演奏の選曲待
ち状態になります。
曲をスタートさせる
デモ演奏を聴きたい音色ボタンを押します。
「 押したボタンのランプが点滅し、その音色に応じたデモ演奏がスタートします。その後、ス
トップさせるまで音色ボタンの順番に連続演奏されます。
HARPSI-
PIANO
E. PIANO 1 E. PIANO 2
CHORD
ORGAN
基
本
編
・デモ演奏中、別の音色ボタンを押すと、そのデモ曲に切り換わります。
・デモ演奏中の音色ボタンをもう一度押すと、デモ演奏はストップして再び選曲待ちの状態に戻
ります。
音量調節
ボリューム(M ASTER VOLUM E)で音量を調節します。
MASTER VOLUME
MIN
MAX
大きくなる
デモ演奏状態から抜ける
デモボタンを押します。
「 デモ演奏状態から抜け、通常の状態に戻ります。
補足
・デモ演奏のテンポは変更できません。
デモ曲一覧表
音 色
曲名
作曲者
モーツァルト
ピアノ(PIANO)
ピアノソナタK.V.331第3楽章「トルコ行進曲」
「なき王女のためのパヴァーヌ」
エレクトリックピアノ1
(E.PIANO 1)
ラベル
エレクトリックピアノ2
(E.PIANO 2)
オリジナル
―
ハープシコード
(HARPSICHORD)
「調子のよい鍛冶屋」
「結婚行進曲」
ヘンデル
メンデルスゾーン
オルガン(ORGAN)
7
補足
・デモ演奏は、1曲すべてでなく部分的に抜粋しているものもあります。
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ペダル効果
ヤマハ・デジタルピアノのスタンド部分には2つのペダル
がついています。左側のソフトペダルは切り換えて、ソ
ステヌートペダルにすることもできます。各ペダルの効
果をうまく使い分けましょう。
ソフトペダル
(ソステヌートペダル)
ダンパーペダル
ダンパーペダル
アコースティックピアノを演奏する際に最もよく使うペダルです。
ペダルを踏むと、すべての音に余韻がかかります。
ソフト/ソステヌートの選択
M IDI/トランスポーズ(M IDI/TRANSPOSE)ボタンを押し
MIDI /
TRANSPOSE
ながら、ソフトペダルを踏むと、ソステヌートペダルに
なります。もう一度同じ操作をすると、ソフトペダルに
戻ります。
基
本
編
ソフトペダル
音量がわずかに下がると同時に、音の響きが柔らかくなります。
音の響きを柔らかくしたいところで使うと効果的です。
ソステヌートペダル
ペダルを踏んだときに押さえていた鍵盤の音だけに余韻が付きます(ソステヌート効果)。ペダル
を踏んだ後に弾いた音には、余韻は付きません。
低音部の音だけを響かせながら、右手でメロディを弾くときなどに使用します。
ソステヌート効果は、ドビュッシーの「月の光」などに使われています。
・ソフト/ソステヌートの選択は電源をオフにするまで記憶され、電源オン時にはソフトペダル
補足
に戻ります。
デュアル機能
2つの音色を選んで、重ねて演奏することができます。
デュアル状態に入る
HARPSI-
組み合わせたい2つの音色ボタンを同時に押します。
CHORD
ORGAN
「 ランプが点灯します。
8
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デュアル機能
音量バランスの設定
組み合わせた2つの音色ボタンを押しながら、C2~C4の鍵盤を押すことで、2つの音色の音量バ
ランスを設定できます。
HARPSI-
CHORD
ORGAN
A-1
C0
C1
C2
C3
C4
C5
C6
C7
基
本
編
小
大 右側のボタンの音色
小
同
一
音
量
左側のボタンの音色 大
片方を1 オクターブ上げる設定
組み合わせた2つの音色ボタンを押しながら、
C 5の鍵盤を押すと … 右側に配置されているボタンの音色が、1オクターブ上がります。
C 1の鍵盤を押すと … 左側に配置されているボタンの音色が、1オクターブ上がります。
・いずれの場合も、もう一度同じ操作をすると、元の音程に戻ります。
・設定した音量バランスとオクターブの切り換えは、電源をオフにするまで記憶されます。
HARPSI-
CHORD
ORGAN
A-1
C0
C1
C2
C3
C4
C5
C6
C7
右側のボタンの音色が
1オクターブ上がる
左側のボタンの音色が1オクターブ上がる
補足
・設定は電源をオフにするまで記憶されます。
・オクターブの切り換えは、音色の組み合わせごとに設定できます。電源オン時には、すべて同
一オクターブになっています。
9
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デュアル機能
補足
・音量バランスの設定は、音色の組み合わせごとに設定できます。電源オン時には、下表の鍵盤
を押して設定したバランスになっています。
ハープシ
コード
エレクトリック エレクトリック
オルガン
E2
ピアノ2
ピアノ1
ピアノ
C3
C3
C3
C3
C3
エレクトリック
ピアノ1
F2
C3
エレクトリック
ピアノ2
E2
C2: 左側音色最大音量/右側音色最小音量
ハープシ
コード
…
C3: 同一音量
G2
…
C4: 左側音色最小音量/右側音色最大音量
基
本
編
メトロノーム機能
正確なテンポで演奏したいときは、ヤマハ・デジタルピアノのメトロノームをお使いください。
メトロノームをスタートさせる
メトロノーム(M ETRONOM E)ボタンを押します。
METRONOME
「 メトロノームボタンのランプが点灯し、メトロノーム
がスタートします。
・録音した曲の再生中に押すと、再生のタイミングに合
わせて、メトロノームが鳴ります。
メトロノームの音量調節
メトロノームボタンを押しながら、テンポ(TEM PO)スライダーを動かすことで、メトロノームの
音量を調節できます。
最
小
標
準
最
大
TEMPO
120
METRONOME
32
280
拍子の設定
メトロノームボタンを押しながら、音色ボタンを押すことで、メトロノームの拍子を設定できま
す。音色ボタンには、次のように拍子が割り当てられています。
アクセント
2拍子
3拍子
4拍子
6拍子
なし
HARPSI-
CHORD
METRONOME
PIANO
E. PIANO 1 E. PIANO 2
ORGAN
10
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メトロノーム機能
テンポの調節
テンポスライダーを動かすことで、メトロノームの速さ
(1分間の拍数)を32~280の範囲で調節できます。
TEMPO
120
32
280
メトロノームを止める
メトロノームボタンを押します。
「 メトロノームボタンのランプが消灯して、メトロノー
ムが止まります。
METRONOME
補足
・録音した曲を再生させながらメトロノームを鳴らしているとき、レコーダーのプレイ(PLAY)
ボタンを押して再生をストップさせると、メトロノームも止まります。
基
本
編
・電源オン時には、メトロノームの音量は標準、拍子は「アクセントなし」になっています。
・メトロノームボタンを押しながら鍵盤を押すことで、テンポを下記のように正確に設定するこ
とができます。
34
40 44
50 54 58
64 68
74 78 82
88 92
98 102 106
112 116
122 126 130
136 140
146 150 154
160 168
180 188 196
208 216
232 248 264
32 36 38 42 46 48 52 56 60 62 66 70 72 76 80 84 86 90 94 96 100 104 108 110 114 118 120 124 128 132 134 138 142 144 148 152 156 158 164 172 176 184 192 200 204 212 220 224 240 256 272280
A-1 C0
C1
C2
C3
C4
C5
C6
C7
中央のド
鍵盤 速さ 鍵盤 速さ 鍵盤 速さ 鍵盤 速さ 鍵盤 速さ 鍵盤 速さ 鍵盤 速さ 鍵盤 速さ
A -1 32 A 0
56 A 1
80 A 2
104 A 3
128 A 4
152 A 5
192 A 6
256
ꢀ
ꢀ
ꢀ
ꢀ
ꢀ
ꢀ
ꢀ
ꢀ
A -1 34 A 0
B -1 36 B 0
58 A 1
82 A 2 106 A 3 130 A 4 154 A 5 196 A 6 264
60 B 1
62 C 2
84 B 2
108 B 3
132 B 4
156 B 5
200 B 6
204 C 7
272
280
C 0
38 C 1
86 C 3
110 C 4
134 C 5
158 C 6
ꢀ
ꢀ
ꢀ
ꢀ
ꢀ
ꢀ
ꢀ
C 0
40 C 1
64 C 2
88 C 3 112 C 4 136 C 5 160 C 6 208
D 0
42 D 1
66 D 2
90 D 3
114 D 4
138 D 5
164 D 6
212
ꢀ
ꢀ
ꢀ
ꢀ
ꢀ
ꢀ
ꢀ
D 0
44 D 1
68 D 2
92 D 3 116 D 4 140 D 5 168 D 6 216
E 0
F 0
46 E 1
48 F 1
70 E 2
72 F 2
94 E 3
118 E 4
142 E 5
172 E 6
220
224
96 F 3
120 F 4
144 F 5
176 F 6
ꢀ
ꢀ
ꢀ
ꢀ
ꢀ
ꢀ
ꢀ
F 0
50 F 1
74 F 2
98 F 3 122 F 4 146 F 5 180 F 6 232
G 0
52 G 1
76 G 2 100 G 3 124 G 4 148 G 5 184 G 6 240
ꢀ
ꢀ
ꢀ
ꢀ
ꢀ
ꢀ
ꢀ
G 0
54 G 1
78 G 2 102 G 3 126 G 4 150 G 5 188 G 6 248
11
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録音
ヤマハ・デジタルピアノにはレコーダーがあり、自分の演奏を1曲録音することができます。
音色を選ぶ
録音したい音色のボタンを押します。
・録音中に音色を切り換えると、その操作も記録され、再生時に同じタイミングで音色が切り換
わります。
録音待機状態にする
レコード(REC)ボタンを押します。
RECORDER
PLAY
REC
「 レコードボタンのランプが赤色に点灯し、録音待機状
態になります。
赤色に点灯
・録音を中止するときは、もう一度レコードボタンを押
します。
メトロノームを鳴らす場合
メトロノームボタンを押します。
・メトロノームのテンポや音量を調節したり、拍子を設定することができます(10ページ参照)。
・メトロノームの音は録音されません。
録音を始める
演奏を始めます。
「 鍵盤を押した時点から録音が始まります。
・曲のはじめに何拍かの無演奏部分が必要なときは、プレイ(PLAY)ボタンを押します。録音が
始まりますので、必要な拍数だけ待ってから演奏を始めます。
応
用
編
録音を終わる
レコードボタンまたはプレイボタンを押します。
「 レコードボタンのランプは消灯し、再生待機状態にな
RECORDER
PLAY
REC
ります。
消灯
補足
・録音は音符やペダル操作だけでなく、デュアル音色の組み合わせなど次ページの表の内容が記
録されます。演奏を始めるまで(手順3以前)に操作した音色選択などの情報は、その曲の初期
値として記録されます。初期値は、あとで変更できます(次ページ参照)。
・最大約1,300音符記録できますが、機能をたくさん使うと減ります。
また、録音の途中でも記憶残容量がなくなると、レコードボタンのランプが点滅し、録音が終
了します(終了した時点までの演奏は記録されます)。
・録音した曲は、電源をオフにするまで記憶されます。電源をオフにすると消えてしまいます
が、ヤマハ・デジタルピアノにディスクオーケストラユニット DOU-10などを接続して演奏
データを送信すると、曲を保存することができます(20ページ参照)。
12
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記録内容について
録音後の
データ
初期値
録音中
操作
初期値変更
押鍵情報
×
○
○
○
○
○
×
○
○
○
○
○
○
○
○
×
×
○
○
○
○
○
×
○
押鍵
音色
音色ボタン
デュアル音色
音色ボタン+音色ボタン
音色ボタン+音色ボタン+鍵盤C2~C4 / C1,C5
ダンパーペダル
デュアルバランス/オクターブの切り換え
ダンパーペダル
ソフトペダル
ソフトペダル
ソステヌートペダル
テンポ
ソステヌートペダル(ソフトペダルから切り換え時)
テンポスライダー
初期値の変更
録音が終わったあとで、録音した曲の初期値を変更することができます。変更できる内容は、上
表をご覧ください。
①レコードボタンを押します。
「 レコードボタンのランプが赤色に点灯して、録音待機状態になります。
②パネルを操作して初期値を変更します。
③レコードボタンを押します。
・誤ってプレイボタンや鍵盤を押さないでください。プレイボタンや鍵盤を押すと録音が開始さ
れてしまい、録音済みの曲が消えてしまいます。
「 レコードボタンのランプが消灯します。
応
用
編
・たとえば、録音したピアノの音色をエレクトリックピアノ1に変更したいときは、レコードボ
タンを押して録音待機状態にし、次にエレクトリックピアノ1の音色ボタンを押し、再びレコー
ドボタンを押します。これで音色がエレクトリックピアノ1に変更されます。
録音した曲の削除
①レコードボタンを押して録音待機状態にします。
②プレイボタンを2回押します(プレイボタンを押して録音を開始し、何もしないでもう一度プレ
イボタンを押して録音を終了させます)。
13
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再生
録音した曲を再生させてみましょう。
再生を始める
プレイ(PLAY)ボタンを押します。
RECORDER
PLAY
REC
「 再生が始まります。
・再生音に合わせて、演奏することができます。
音量を調節する
ボリュームで音量を調節します。
再生を終わる
もう一度プレイボタンを押します。
RECORDER
PLAY
REC
・曲の最後まで再生させたときは、プレイボタンを押さ
なくても再生が終わります。
テンポを変える
再生中にテンポスライダーを動かすことで、テンポを変
更することができます。
TEMPO
120
32
280
・メトロノームボタンを押しながら鍵盤を押すことで、
テンポを正確に変更することもできます(11ページ参
照)。
応
用
編
曲の早送り
再生中にM IDI/トランスポーズボタンを押しながらレコー
ドボタンを押すことで、早送りができます。
「 早送り音が聴こえます。
MIDI/
TRANSPOSE
REC
・操作をやめたところから、通常の再生音に戻ります。
補足
・再生データはM IDIOUT端子からは出力されません。
14
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トランスポーズ(移調)機能
押さえる鍵盤を変えずに、歌う人の声や他の楽器の高さに、キー(調)を合わせることができま
す。(つまり、弾く鍵盤の位置と発音される音の高さをずらすことができます。)
ꢀ
たとえば、+5半音ずらす(完全4度上げる)と、下の楽譜Aを弾くと、楽譜Bのように鳴ります。
・-6~+6半音の範囲でずらすことができます。「ド」の音なら低い方に最大で「ファ 」(半オクター
ꢀ
ブ下)まで、高い方も最大で「ファ 」(半オクターブ上)までずらすことができます。
A
B
→
移調量の設定
ꢀ
ꢀ
M IDI/トランスポーズボタンを押しながら、F 2~F 3の鍵盤を押すことで、移調量を設定できま
す。
ꢀ
C 3の鍵盤 … 標準状態(0)です。
F 2の鍵盤 … -6半音に設定されます。
↑
↓
ꢀ
F 3の鍵盤 … +6半音に設定されます。
MIDI/
TRANSPOSE
A-1
C0
C1
C2
C3
C4
C5
C6
C7
応
用
編
ꢀ
ꢀ
F 2
F 3
-6 -4 -2
-5 -3 -1
+1 +3
+6
移調量
0
+2 +4 +5
補足
・設定は電源をオフにするまで記憶され、電源オン時には標準状態(0)に戻ります。
・移調によって、A-1より低くなった音は1オクターブ上の音で、C7より高くなった音は1オク
ターブ下の音で鳴ります。
15
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ピッチコントロール機能
合奏のときなどに、音程(ピッチ)を正確に合わせるための機能です。他の楽器と微妙に音程が異
なる場合は、この機能を使って音の高さを合わせます。
・約-50セント~約+50セントの範囲で、約1.6セントきざみの設定ができます(100セント=半
音)。
音程を上げる
①A-1とB-1の鍵盤(左端の白鍵2つ)を同時に押しながら、
②C3~B3のいずれかの鍵盤を押します。1回押すごとに1きざみずつ音程が上がります。音を聴
きながらこきざみに音程を上げて、他の楽器と合わせてください。
A-1
B-1
C0
C1
C2
C3
B3C4
C5
C6
C7
いずれかの鍵盤を押す
音程を下げる
ꢀ
①A-1とA -1の鍵盤(左端の白鍵と黒鍵)を同時に押しながら、
②C3~B3のいずれかの鍵盤を押します。1回押すごとに1きざみずつ音程が下がります。音を聴
きながらこきざみに音程を下げて、他の楽器と合わせてください。
A-1
ꢀ
A -1
C0
C1
C2
C3
B3C4
C5
C6
C7
応
用
編
いずれかの鍵盤を押す
標準状態に戻すとき
ꢀ
①A-1とA -1とB-1の鍵盤(左端の白鍵2つと黒鍵1つ)を同時に押しながら、
②C3~B3のいずれかの鍵盤を押します。
ꢀ
A -1
B-1
A-1
C0
C1
C2
C3
B3C4
C5
C6
C7
いずれかの鍵盤を押す
・設定は電源をオフにするまで記憶され、電源オン時には、標準状態(A3=440Hz)に戻りま
す。
補足
・M IDIのローカルコントロールがオフ(19ページ参照)のときは、ピッチコントロールの設定は
できません。。
16
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他の機器と接続する
リアパネルの付属端子を使って、各機器と接続できます。なお、M IDI端子については次ページを
ご覧ください。
A U X 出力端子を使う
オーディオ接続コードを使って図のように接続すると、ステレオなどからより大きな音を出した
り、演奏を録音できます。
ステレオに接続したときは、ヤマハ・デジタルピアノのボリューム(M ASTER VOLUM E)を半分く
らいにして、ステレオのボリュームで音量調節してください。
ヤマハ・デジタルピアノ
ステレオ
AUX IN
AUX OUT
L/L+R
R
L
R
ピン→フォーン
変換プラグ
AUX OUT
または
ピンプラグ
フォーンプラグ
(標準)
AUX IN
ピンプラグ
オーディオ接続コード
A U X 入力端子を使う
オーディオ接続コードを使って図のように接続すると、DOU-10など他の楽器や機器の音をヤマ
ハ・デジタルピアノのスピーカーから出すことができます。
応
用
編
ヤマハ・デジタルピアノ
R
AUX IN
AUX OUT
L/L+R
L
R
フォーンプラグ
(標準)
AUX IN
OUTPUT
フォーンプラグ
(標準)
ディスクオーケストラ
ユニット D O U -10
オーディオ接続コード
補足
・AUX入力端子から入力した外部機器の音も、ヤマハ・デジタルピアノの音といっしょに本体ス
ピーカーとAUX出力端子から出力されますが、ヤマハ・デジタルピアノの音量調節は効きませ
ん。
・AUX出力端子から出力した音を、AUX入力端子に戻さないでください。
・オーディオ接続コードおよび変換プラグは、抵抗のないものをお使いください。
17
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M ID Iとは
M IDI (ミディ)とは、「M usical Instrum ent Digital
Interface」の略で、世界の主な楽器メーカー間での話
し合いにより決められた世界統一の規格です。
M IDIはデジタル信号なので、1本のM IDIケーブル上で
演奏情報をはじめいろいろな情報を同時に扱うことが
できます。
M ID Iシステムのセットアップ
M IDIを利用するには、専用のM IDIケーブルを使って正しく
M IDI端子を接続する必要があります。
M ID I端子
ヤマハ・デジタルピアノのM IDI端子には以下の2種類がありま
す。また、他のM IDI楽器には、これ以外にM IDI THRU(ス
ルー)という端子がついていることがあります。
このM IDIを使うことによって、あるM IDI楽器から別
のM IDI楽器を自由自在にコントロールすることができ
ます。
●M ID I IN(イン)
M IDI情報を受け取るための端子です。
M ID Iを使ってできること
●M ID I O U T(アウト)
M IDI情報を出すための端子です。
他のM ID Iキーボードとつなぐ
MIDI
図のようにヤマハ・デジタルピアノのM IDIOUTと、他のM IDI
キーボードまたは音源モジュールのM IDIINをつないで、ヤマ
ハ・デジタルピアノを演奏すると、まったく違う音色によるユ
ニゾンで鳴らすことができます。
IN
OUT
逆に他のM IDIキーボードのM IDIOUTとヤマハ・デジタルピア
ノのM IDIINをつなぐことによって、他のM IDIキーボードから
ヤマハ・デジタルピアノをコントロールすることもできます。
情報を送り出す機器のM IDIOUT(またはTHRU端子)と、情報
を受ける機器のM IDIIN端子を、M IDIケーブルで結線します。
ヤマハ・デジタルピアノ
M IDIキーボードまたは音源モジュール
MIDI IN
M ID Iケーブル
MIDI OUT
電子楽器を扱っている楽器店で購入することができます。
30cm から15m くらいまで、用途に応じていろいろな長さのも
のがあります。
注意: 他のM IDI機器と接続して鳴らす場合は、次ページの方
法でM IDIチャンネルを合わせる必要があります。
注意: M IDI機器は、それぞれ機種ごとに扱えるM IDIデータ
の内容が異なる場合があり、接続しているM IDI機器間
で共通の機能だけコントロールすることができます。
注意: この共通の機能を調べるには、M IDIインプリメンテー
ション・チャート(23ページ参照)を使います。
コンピューターやシーケンサーの音源として使う
コンピューターやシーケンサーの自動演奏の音源として、ヤ
マハ・デジタルピアノを使うことができます。
応
用
編
20ページのマルチティンバー機能を使うことによって、内蔵
されている複数の音色を同時に鳴らすことができます。
コンピューター
またはシーケンサー
ヤマハ・デジタルピアノ
MIDI OUT
MIDI IN
注意: コンピューターを使う場合は、シーケンスソフトと
M IDIインターフェースが必要です。
18
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M ID I機能の設定
M IDIを利用するときには、目的に応じて設定しておかなけれ
ヤマハ・デジタルピアノ
ローカルコントロール・オフ
ばならない項目がいくつかあります。
音源モジュール
MIDI IN
MIDI OUT
M ID Iチャンネルを合わせる
(M ID I送信/受信チャンネルの設定)
M IDI/トランスポーズボタンを押しながら、ピアノ(PIANO)ボ
タンを押すごとに、オン/オフが切り換わります。
「 操作中は、ローカルコントロール=オフでピアノボタン
のランプが点灯、ローカルコントロール=オンで消灯し
ます。
M IDIデータは一部を除いて、1~16のチャンネルを持ってい
ます。
M IDIデータを扱う場合、送信側と受信側でこのM IDIチャンネ
ルを合わせておく必要があります。
送信側からM IDIデータが送られてくると、受信側で設定され
ているチャンネルと一致するものだけを受け付け、異なる
チャンネルのデータは無視するようになっています。
また、特別にオムニ・オン(O M NI O N)という状態がありま
す。これはM IDIチャンネルに関係なく、受信したM IDIデータ
をすべて受け付ける状態です。
・ 電源をオンにしたときは、ローカルコントロール=オンに
設定されます。
M ID Iによる音色ナンバーの変更
(プログラムチェンジ)
M IDIを使って送信側の機器から受信側の機器の音色ナンバー
を切り換えることができます。これをプログラムチェンジと
いいます。
M ID I送信チャンネルの設定
ꢀ
M IDI/トランスポーズボタンを押しながら、C1~D 2の鍵盤を
押すと、図のように送信チャンネルが設定されます。ꢀ
D 2
いろいろなM IDIシステムを組んでいくと、このプログラム
チェンジのデータの送受信ができたほうが便利な場合と、で
きないほうが便利な場合とがあります。
プログラムチェンジをオフにすると、プログラムチェンジの
情報を送受信しなくなります。
2
4
7
9
11
14 16
1
3
5
6
8
10 12 13 15
C2
M IDI/トランスポーズボタンを押しながら、エレクトリックピ
アノ1(E.PIANO 1)ボタンを押すごとに、オン/オフが切り換
わります。
A-1
C0
C1
M ID I受信チャンネルの設定
「 操作中は、プログラムチェンジ=オフでエレクトリック
ピアノ1ボタンのランプが点灯、プログラムチェンジ=
オンで消灯します。
M IDI/トランスポーズボタンを押しながら、C4~E5の鍵盤を
押すと、図のように受信チャンネルが設定されます。
応
用
編
・ 電源をオンにしたときは、プログラムチェンジ=オンに設
定されます。
2
4
7
9
11
14 16
1
3
5
6
8
10 12 13 15
コントロールチェンジについて
C4
C5
E5
C6
C7
OMNI ON
M IDIではペダルやボリュームなど、いろいろなデータの送受
信も行えます。これらはコントロールチェンジとしてまとめ
て扱われます。
・ 電源をオンにしたときは、送信チャンネル=1、受信チャ
ンネル=オムニ・オンに設定されます。
コントロールチェンジをオフにすると、コントロールチェン
ジの情報を送受信しなくなります。
ヤマハ・デジタルピアノの鍵盤と音源
の機能を切り離して使う
M IDI/トランスポーズボタンを押しながら、エレクトリックピ
アノ2(E.PIANO 2)ボタンを押すごとに、オン/オフが切り換
わります。
(ローカルコントロール・オフ)
ヤマハ・デジタルピアノをはじめシンセサイザーなどでも、鍵
盤を弾いて、内蔵されている音源で音を出すのが普通です。
ところが、ローカルコントロールをオフにすると、「鍵盤」と
「音源」が切り離され、鍵盤を弾いてもヤマハ・デジタルピアノ
からは音が出なくなります。一方、演奏情報はM IDIOUT端子
から出力されますので、ヤマハ・デジタルピアノ本体を鳴らさ
ずにM IDIで他の音源をコントロールしたいときに、オフにし
てください。
「 操作中は、コントロールチェンジ=オフでエレクトリッ
クピアノ2ボタンのランプが点灯、コントロールチェン
ジ=オンで消灯します。
・ ヤマハ・デジタルピアノがコントロールチェンジとして扱
える情報は、21ページに詳しくまとめてあります。
・ 電源をオンにしたときは、コントロールチェンジ=オンに
設定されます。
19
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M ID I機能の設定
録音した曲を外部機器に保存する
(録音したデータのバルク送信)
ヤマハ・デジタルピアノをシーケン
サーのマルチ音源として使う
(マルチティンバー機能)
J-1000のレコーダーに録音したデータを、M IDIのバルクデー
タとして送信し、ディスクオーケストラユニットDOU-10や
シーケンサー、M IDIデータファイラーなどに保存したり、も
う一台のJ-1000にデータを移すことができます。
ヤマハ・デジタルピアノに内蔵されている音色を、シーケン
サーやコンピューターのマルチ音源として使うことができま
す。
シーケンサーからパートごとにプログラムチェンジで音色を
指定して鳴らすことによって、オーケストレーションを楽し
むことができます。
・ バルクデータとは、M ID Iでデータの種類を表す用語で
「データのかたまり」といった意味です。
M IDI/トランスポーズボタンを押しながら、プレイ(PLAY)ボ
タンを押します。
マルチティンバー機能をオンにすると、マルチ音源として使
うことができるようになります。
「 M IDIOUTから、バルクデータが送信されます。
シーケンサー
または
M IDIデータファイラー
M IDI/トランスポーズボタンを押しながら、ハープシコード
(HARPSICHORD)ボタンを押すごとに、オン/オフが切り換
わります。
J-1000
DOU-10
など
MIDI OUT
「 操作中は、マルチティンバー機能=オンでハープシコー
ドボタンのランプが点灯、マルチティンバー機能=オフ
で消灯します。
MIDI IN
バルクデータを送信
・ 保存したバルクデータを受信する場合は、データが保存さ
れている機器のM IDIOUTと、J-1000のM IDIINを接続しま
す。保存されている側から送信が行われると、自動的にJ-
1000が受信し、J-1000本体のレコーダーにデータが入り
ます。このあと通常の再生の手順で再生できます。
・ 電源をオンにしたときは、マルチティンバー機能=オフに
設定されます。
低音部を外部音源で鳴らす
シーケンサー
または
M IDIデータファイラー
J-1000
(M ID Iスプリット&レフトローカル・オフ)
DOU-10
など
MIDI OUT
鍵盤を好きな位置で低音部と高音部に分け、低音部の音をヤ
マハ・デジタルピアノでは鳴らないよう(M IDIスプリット&レ
フトローカル・オフ)にする機能です。音源モジュールなどの
M IDI機器を接続すると、低音部は外部音源で、高音部はヤマ
ハ・デジタルピアノの音源で鳴らすことができます。
MIDI IN
バルクデータを受信
保存されている
バルクデータを送信
応
用
編
・ メトロノームがオンのときと、レコーダーの録音/再生中
は、送信も受信もできません。
・ バルクデータの送受信の操作については、保存する機器の
取扱説明書もご覧ください。
① M ID I/トランスポーズボタンを押しながら、オルガン
(ORGAN)ボタンを押すごとに、M IDIスプリット&レフト
ローカル・オフと通常の状態が切り換わります。
「 操作中は、M IDIスプリット&レフトローカル・オフでオ
ルガンボタンのランプが点滅、通常の状態で消灯しま
す。
トランスポーズ(移調)して外部音源を
鳴らす(M ID Iトランスポーズ)
② M IDI/トランスポーズボタンを押したまま、境にしたい鍵
盤を押します。
ヤマハ・デジタルピアノで外部の音源を鳴らす場合に、送信す
るM IDIデータをトランスポーズすることによって、外部音源
の演奏だけ移調させることができます。
「 操作中は、M IDIスプリット&レフトローカル・オフでオ
ルガンボタンのランプが点灯、通常の状態で消灯しま
す。
ꢀ
ꢀ
M IDI/トランスポーズボタンを押しながら、F 5~F 6の鍵盤を
押すと、図のように移調量が設定されます。
ꢀ
・ M IDIスプリット&レフトローカル・オフのときは、低音部
はチャンネル2で送信、高音部は送信チャンネルで送信さ
れます。
ꢀ
F 5
F 6
・ 電源をオンにしたときは、通常の状態に設定されます。
・ 境にした鍵盤は、常に低音部に含まれます。電源をオンに
-6 -4 -2
-5 -3 -1
+1 +3
+6
0
+2 +4 +5
ꢀ
したときは、境の鍵盤はF 2に設定されます。
C6
C7
・ 電源をオンにしたときは、移調量=0(標準の音程)に設定
されます。
20
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M ID Iデータフォーマット
1 . ノートオン/オフ
3 . プログラムチェンジ
[9nH]→[kk]→[vv]
[CnH]→[pp]
9nH =ノートオン/オフ情報(n=チャンネルNo.)
ꢀ
CnH
=
プログラム情報(n=チャンネルNo.)
ꢀ
kk =ノートNo.(送信:15~114=D -1~F 7)
(受信:21~108=A-1~C7)
pp =プログラムNo.
vv =ベロシティ(ノート・オン=01H~7FH、ノート・オフ=0)
pp
音色名
00H
01H
02H
03H
04H
ピアノ
[8nH]→[kk]→[vv]
エレクトリックピアノ1
エレクトリックピアノ2
ハープシコード
オルガン
8nH =ノート・オフ情報(n=チャンネルNo.)
ꢀ
ꢀ
kk =ノートNo.(送信:15~114=D -1~F 7)
(受信:21~108=A-1~C7)
vv =ベロシティ(ノート・オフ=00H~7FH)
4 . システムリアルタイムメッセージ
※ノート・オフの8nHは受信のみ、送信は9nH(vv=00H)で行います。
[rr]
2 . コントロールチェンジ
rr
コントロール
タイミングクロック*1
[BnH]→[cc]→[vv]
F8H
FAH
スタート
BnH=コントロール情報(n=チャンネルNo.)
cc =コントロールNo.
FCH ストップ
FEH
アクティブセンシング*2
vv =コントロール値
*1 送信時は96分ごとに1回。外部クロック時の受信は、テンポの96分のタイミング
として受信します。
*2 送信時は約200m secごとに1回。受信時は、400m sec以上受信しないと発音が停止
cc
コントロール 値(vv)
07H
ボリューム(受信のみ)
00H
:-∞
します。
※オーバーラン・フラミングエラーが起こったときは、すべてのチャンネルのダン
パー、ソステヌート、ソフトペダルをオフにし、オールノート・オフにします。
6FH
7FH
:-3dB
:±0dB
0AH
パンポット(受信のみ)
00H~17H :左6
5 . システムエクスクルーシブメッセージ
18H~1FH:左5
20H~27H :左4
28H~2FH:左3
30H~37H :左2
38H~3FH:左1
40H~47H :中央
48H~4FH:スケーリングパン
50H~57H :右1
58H~5FH:右2
60H~67H :右3
68H~6FH:右4
70H~77H :右5
78H~7FH:右6
①ヤマハM ID Iフォーマット
[F0H]→[43H]→[XnH]→[ff]……[F7H]
43H
Xn
ff
:ヤマハID
:サブステータス+チャンネルNo.
:フォーマットNo.
応
用
編
X
0
2
2
ff
機能
7CH
7CH
7DH
パネルデータ受信
パネルデータ・バルクダンプリクエスト
機種IDコード・バルクダンプリクエスト
0BH
エクスプレッション(受信のみ)
00H :-∞
6FH :-3dB
7FH :±0dB
※nはオムニ・オン/オフにかかわらず、受信チャンネルに指定されたチャンネルが有
効です。
パネルデータフォーマット
F0H、43H、0nH、7CH、00H、1BH(n=チャンネルNo.)
53H、4BH、20H、20H
40H
42H
ダンパーペダル00H~3FH:オフ
40H~7FH:オン
43H、4CH、50H、27H、39H、34H
ソステヌートペダル
3xH、3yH
(x,y=バージョンNo.)
00H~3FH:オフ
[パネルデータ]
40H~7FH:オン
[チェックサム(1バイト)]=0-(53H+4BH+20H+……+データエン
43H
78H
79H
7AH
ソフトペダル 00H~3FH:オフ
40H~7FH:オン
ド)
F7H
オールサウンド・オフ(受信のみ)
00H
パネルデータ項目
リセットオールコントローラー(受信のみ)
00H
①音色番号
②デュアル音色
ローカルコントロール(受信のみ)
③デュアルオン/オフ
00H
7FH
:オフ
:オン
④デュアルバランス
⑤0
⑥0
⑦0
⑧0
⑨0
⑩0
7BH
7CH
7DH
オールノート・オフ(受信のみ)
00H
オムニ・オフ/オールノート・オフ(受信のみ)
00H
オムニ・オン/オールノート・オフ(受信のみ)
00H
21
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M ID Iデータフォーマット
⑪ソフト/ソステヌート
⑫スプリットポイント
⑬0
③特殊コントロール
[F0H]→[43H]→[73H]→[38H]→[11H]→[0nH]→[cc]→[vv]→[F7H]
43H
73H
38H
11H
0nH
cc
:ヤマハID
:
⑭テンポ(絶対値 下位バイト)
⑮テンポ(絶対値 上位バイト)
機種ID*1
:
:特殊コントロール
シーケンスデータフォーマット
:コントロールM IDIチェンジ+チャンネルNo.
F0H、43H、73H
:コントロールNo.
:値
38H
06H
02H
(機種ID)
vv
(バルクID)
(バルクNo.)
cc
コントロール
値(vv)
03H、0FH、0AH、02H(データ長)
08H
デュアルバランス
00H :左側音色最大
7FH :右側音色最大
[パネルデータ]
(シーケンスデータ)
[チェックサム(1バイト)]=0-sum(バルクデータ)
F7H
1BH メトロノーム・オン/オフ(受信のみ)
00H :オフ
01H :オン
機種ID コード送信フォーマット
5AH デュアル・オン/オフ 00H :デュアル・オフ
01H :デュアル・オン
F0H、43H、0nH、7DH、00H、10H(n=チャンネルNo.)
53H、4BH、20H、20H
機種ID
(ノーマル)
43H、4CH、50H、27H、39H、34H
02H :デュアル・オン(左側
音色1オクターブ上)
3xH、3yH、20H、20H、20H、20H (x, y=バージョンNo.)
[チェックサム(1バイト)]=0-(53H+4BH+20H+……+20H)
F7H
03H :デュアル・オン(右側
音色1オクターブ上)
5CH
デュアルボイス vv
:デュアルボイス音色
②J-1000 M ID Iフォーマット
[F0H]→[43H]→[73H]→[38H]→[yy]→[F7H]
④アブソリュート・テンポ
43H
73H
38H
yy
:ヤマハID
:
[F0H]→[43H]→[73H]→[38H]→[11H]→[1nH]→[cc]→[dd]→[F7H]
機種ID*1
43H
73H
38H
11H
1nH
:ヤマハID
:
:
:サブステータス
機種ID*1
:
:特殊コントロール
yy
機能
:コントロールM IDIチェンジ
(送信時:n=コントロール・チャンネルNo.)
(受信時:どのチャンネルNo.でもよい)
:アブソリュート・テンポ/L
:アブソリュート・テンポ/H
(テンポ=ddH*128+cc)
02H
03H
13H
14H
15H
61H
62H
7nH
内部クロック
外部クロック
マルチティンバー機能オフ*2
DOC音色マルチティンバー機能オン*2
マルチティンバー機能オン*2
M IDIスタートキャンセル・オン*3
M IDIスタートキャンセル・オフ*3
オールノート・オフ、受信チャンネル=n+1、オムニ・オフ
cc
dd
応
用
編
*1 yy=2, 3, 13, 14, 15, 7nのときは、機種ID(73H、38H)の代わりに、ヤマハ・デジタ
ルピアノ共通ID(73H、01H)を受信した場合も受け付けます。
*2
[13H]、[14H]、[15H]を受信すると、すべてのコントロールチェンジをリセット
します。また[14H]、[15H]を受信したときは、いつも同じ初期設定になるように
音色などもリセットします。
*3
[61H]を受信すると、スタート(FAH)を受信してもスタートしません。また、ス
トップ(FCH)やタイミングクロック(F8H)には影響を与えません。
[62H]はこの機能のキャンセルに使用します。
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YAM AHA [DigitalPiano]
M odel J-1000 M IDI Im plem entation Chart
Date : 09/12, 1995
Version : 1.0
Transm itted
Recognized
Rem arks
Function
Default
Changed
Basic
Channel
1
1-16
1
1-16
Default
M essages
3
×
1
M ode
OM NIon, OM NIoff
×
**************
Note
Num ber:
22-109
**************
0-127
21-108
True voice
Velocity
Note on
Note off
○ 9nH, v=1-127
× 9nH, v=0
○ v=1-127
×
After
Touch
Key's
Ch's
×
×
×
×
Pitch Bender
×
×
07
10
11
64
66
67
×
×
×
○
○
○
○
○
○
○
○
○
Volum e
Pan pot
Expression
Dam per
Sostenuto
SoftPedal
Control
Change
120
121
×
×
○
○
Allsoundsoff*1
ResetAllControllers
応
用
編
Program
Change
○ 0-4
**************
○ 0-4
0-4
: True #
System Exclusive
○
○
System
:Song Pos
:Song Sel
Com m on :Tune
×
×
×
×
×
×
System :Clock
RealTim e :Com m ands
○
○
○
○
Aux :LocalON/OFF
:AllNotesOFF
M es- :Active Sense
sages :Reset
×
×
○
×
○
○(123-125)
○
×
*1
Notes :*1=receive (120,121,123)ifom niofform ulti-tim bre on
M ode 1 :OM NION, POLY M ode 2 :OM NION, M ONO
M ode 3 :OM NIOFF, POLY M ode 4 :OM NIOFF, M ONO
○:Yes
×:No
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組み立てかた
・部品をまちがえたり、向きをまちがえないように注意して、手順どおりに組み立ててください。
・組み立ては、2人で行うことをお勧めします。
・ネジは付属の指定サイズ以外のものは使用しないでください。サイズの違うネジを使用すると、製品
の破損や故障の原因となる場合があります。
・ネジは各ユニット固定後、ゆるみがないよう増し締めを行って確実に固定してください。
・解体するときは、組み立てと逆の手順で行ってください。
+(プラス)のドライバーを用意します。
右板(D )と右足(G )、左板(C )と左足(F)を固
定します。
右板
(
D
)
左板
(
C
)
右足
(
G
)
箱を開けて部品を取り出します。そして部品が
すべてそろっているか確かめてください。
左足(F)
切り欠きを内側
にする。
ネジセット VS31610
長いネジ(
(5×40m m )
金色)×6 ①
短いネジ
(6×18m m )
(頭大)×4 ③
長いネジ(金色)①で固定する。
下板(E)を固定します。
細いネジ(黒色)×2 ④
(4×16m m )
下板の前側を足の切
り欠きに合わせる。
短いネジ(頭小)×4 ②
(6×16m m )
コードクランプ×2 ⑤
(1)下板(E)の底面に束ねてある
ペダルコードをほどく。
本体(A)
(2)短いネジ(頭大)③
で固定する。
裏板(B )を固定します。
左板
(
C
)
(1)裏板(B)を少しななめにしなが
ら、下板(E)のネジに、裏板下端
の切り欠きを引っかける。
右板
(
D
)
裏板(B)
黒い面を
外側にする。
資
料
編
左足
(
F
)
右足
(
G
)
下板
(
E
)
(2)細いネジ(黒色)
④で固定する。
裏側にペダルコードが
束ねてあります。
(3)下板(E)のネジ
を固定する。
24
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本体(A )をのせます。
※指をはさまないように十分注意してください。
ペダルコードを接続し、アジャスターを回しま
す。
本体の端から10cm 以上内側
を持ち、フックを引っかけ
ながらのせる。
(1)ペダルコードを裏
板の切り欠きから
前面に通し、つま
みが前面側にくる
向きで、プラグを
差し込む。
本体(A )を固定します。
(1)前面から見て、本体の張り出し
部分が左右均等になるように調
整する。
(2)コードクランプ
⑤を図の位置に
貼り付け、ペダ
ルコードを固定
する。
(3)アジャスターを回
して、床にぴった
りつける。
■ 組み立て後、必ず以下のチェックをしてください。
・ 部品が余っていませんか?
→組み立て手順を再確認してください。
・ 部屋のドア等がヤマハ・デジタルピアノにあたりませ
んか?
→ヤマハ・デジタルピアノを移動してください。
・ ヤマハ・デジタルピアノをゆすると、ガタガタしませ
んか?
(2)前面より、短いネジ(頭
小)②で固定する。
資
料
編
→ネジを確実に締めてください。
・ ペダルを踏むと、下板がガタガタしませんか?
→
アジャスターを回して床にぴったりつけてください。
・ ペダルコードのプラグが、確実に本体に差し込まれ
ていますか?
→確認してください。
・ 使用中に本体がきしむ、横振れする、グラつく等の
症状がでたら、組み立て図にしたがって各部のネジ
を締め直してください。
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故障かな?と思ったら
現 象
原 因
解決法
ヤマハ・デジタルピアノ 電源プラグがコンセントに差し込まれて 電源プラグを家庭用(AC100V)コンセン
の電源が入らない。
いません。
トに、確実に差し込んでください。(3
ページ参照)
電源(POW ER)スイッチ 電気が流れたためです。
を押して電源を入れた
とき、または切ったと
き、「カチ」と音がす
る。
ご心配いりません。
全体的に音が小さい。
まったく音が出ない。
ボリューム(M ASTER VO LUM E)が下 ボリューム(M ASTER VO LUM E)を上げ
がっています。 てください。(3ページ参照)
ヘッドフォン(またはヘッドフォン変換プ ヘッドフォン(プラグ)を抜いてくださ
ラグ)が接続されています。 い。(5ページ参照)
ローカルコントロールがオフになってい ローカルコントロールをオンにしてくだ
ます。 さい。(19ページ参照)
特定の音域でピアノ音 ピアノ音色では、ピアノ本来の音をでき 異常ではありません。
色の音程、音質がおか る限り忠実に再現しようとしておりま
しい。
す。その結果、音域により倍音が強調さ
れて聞こえるなど、音程や音域が異質に
感じる場合があります。
仕様
●鍵盤 ………………… 88鍵(A-1~C7)、イニシャルタッチ付き
●音源 ………………… AW M 音源
●最大同時発音数 …… 最大28音
●音色 ………………… ピアノ、エレクトリックピアノ1、エレクトリックピアノ2、
ハープシコード、オルガン
●効果・機能 …………… デュアル、トランスポーズ、ピッチコントロール、メトロノーム、テンポ、
デモ演奏
●レコーダー ………… 録音/再生、早送り
●その他コントロール
●付属端子 …………… ヘッドフォン端子(x2)、
AUX出力端子(L/L+R、R):出力インピーダンス600Ω、
電源スイッチ、ボリューム、ダンパーペダル、ソフト/ソステヌートペダル
AUX入力端子(L、R):入力インピーダンス10kΩ/入力感度-10dBm 、
M IDI端子(IN、OUT)
●メインアンプ ……… 20W ×2
●スピーカー ………… 16㎝×2
●定格電源 …………… AC100V、50/60Hz
●消費電力 …………… 30W
資
料
編
●外装 ………………… 仕上げ:ダークローズウッド調仕上げ
間口:139.2㎝ 奥行き:47.0㎝ 高さ:81.5㎝(97.2cm *)、
重量:51㎏
●装備 ………………… 回転式キーカバー兼譜面立て
●付属品 ……………… ヘッドフォンHPE-3、高低自在椅子 BC-25、
保証書、ご愛用者カード、取扱説明書(本書)
* 高さ( )内は、回転式キーカバー兼譜面立てを立てた場合
※仕様および外観は、改良のため予告なく変更することがあります。
26
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オプション(別売品)のご紹介
ディスクオーケストラユニット D O U -1 0
主なディスクソフトのご紹介
¥69,000
ピアノ アンサンブル
ピアノとバックバンド/オーケストラのアンサンブル
ソフトです。鑑賞はもちろん、バックバンド/オーケ
ストラパートをバックに、ピアノパートをご自身で
演奏して楽しむこともできます。楽譜付きです。
音源を備えた、16トラックのシーケンサー(録音/再
生機器)です。J-1000と接続して、「ピアノアンサン
ブル」(右記参照)を再生したり、J-1000にない多彩
な音色で演奏/録音したりするのに最適です。
ピアノソフト
内外の一流ピアニストの演奏が収録されたソフトで
す。クラシック、ジャズ、ポピュラーなどの多彩な
ジャンル、豊富な曲数の中から選べます。
(一部J-1000ではご利用いただけないタイトルもあり
ます。)
ミュージック データ プレーヤー M D P 1 0(伴奏くん)
ミューマ
¥58,000
M um aについて
ミューマ
M um aとは、ヤマハ独自の音楽データ店頭販売シス
ミューマ
テムです。店頭に設置されているM um a専用コン
ピューターで、音楽データをアルバム単位または自
由選曲方式でお選びいただき、専用フロッピーディ
スクに収録してご購入いただけます。ピアノソフト
の多くを含む豊富な音楽データが取り揃えられてい
ます。
スピーカー一体型の、ミュージックデータ再生専用
モジュールです。「ピアノアンサンブル」や「ピアノ
ソフト」をはじめとした幅広い種類のディスクソフ
トを簡単操作で再生できます。
・
上記のソフトについて詳しくは、ソフトカタログをご覧
ください。
※表示の価格には、消費税は含まれていません。
資
料
編
27
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保証とアフターサービス
サービスのご依頼、お問い合わせは、お買い
上げ店、またはお近くのヤマハ電気音響製品
サービス拠点にご連絡ください。
◆ヤマハ電気音響製品サービス拠点
(修理受付および修理品お持込み窓口)
北海道サービスセンター
仙台サービスセンター
〒064
〒983
札幌市中央区南10条西1-1-50 ヤマハセンター内
TEL. 011-512-6108
仙台市若林区卸町5-7
●保証書
仙台卸商共同配送センター3F
TEL. 022-236-0249
本機には保証書がついています。
保証書は販売店がお渡ししますので、必ず「販
売店印・お買い上げ日」などの記入をお確かめ
のうえ、大切に保管してください。
首都圏サービスセンター
〒211
川崎市中原区木月1184
TEL. 044-434-3100
東京サービスステーション* 〒108
東京都港区高輪2-17-11
(*お持ち込み修理のみお取り扱い)
TEL. 03-5488-6625
浜松サービスセンター
〒435
〒454
浜松市上西町911 ヤマハ㈱宮竹工場内
TEL. 053-465-6711
●保証期間
名古屋サービスセンター
名古屋市中川区玉川町2-1-2
ヤマハ㈱名古屋流通センター3F
TEL. 052-652-2230
お買い上げ日から本体は1年間、ヘッドフォン
は6ヵ月です。
大阪サービスセンター
〒565
吹田市新芦屋下1-16 ヤマハ㈱千里丘センター内
TEL. 06-877-5262
●保証期間中の修理
保証書記載内容に基づいて修理いたします。
詳しくは保証書をご覧ください。
四国サービスステーション 〒760
高松市丸亀町8-7 ヤマハミュージック高松店内
TEL. 0878-22-3045
広島サービスセンター
九州サービスセンター
〒731-01 広島市安佐南区西原6-14-14
TEL. 082-874-3787
●保証期間経過後の修理
〒812
福岡市博多区博多駅前2-11-4
TEL. 092-472-2134
修理すれば使用できる場合は、ご希望により
有料にて修理させていただきます。
下記の部品については、使用時間により劣化
しやすいため、消耗に応じて部品の交換が必
要となります。消耗部品の交換は、お買い上
げ店またはヤマハ電気音響製品サービス拠点
へご相談ください。
[本社]カスタマーサービス部 〒435
浜松市上西町911 ヤマハ㈱宮竹工場内
TEL. 053-465-1158
◆デジタルピアノに関するお問い合わせ窓口
ポータブル楽器インフォメーションセンター
消耗部品の例
〒430 静岡県浜松市中沢町10-1 TEL. 053-460-1696
●受付日 月曜日~金曜日(祝日およびセンターの休業日を除く)
●受付時間 10:00~12:00 /13:00~17:00
ボリュームコントロール、スイッチ、ラン
プ、リレー類、接続端子、鍵盤機構部品、鍵
盤接点、フロッピーディスクドライブなど
北海道支店第二営業課
〒064
〒980
〒108
〒108
〒460
〒542
〒730
〒812
〒108
札幌市中央区南10条西1-1-50 ヤマハセンター内
TEL. 011-512-6113
●補修用性能部品の最低保有期間
製品の機能を維持するために必要な部品の最
低保有期間は、製造打切後8年です。
仙台支店第二営業課
仙台市青葉区大町2-2-10 住友生命仙台青葉通りビル
TEL. 022-222-6147
東京支店第二営業部
企画課
東京都港区高輪2-17-11
TEL. 03-5488-5476
●修理のご依頼
関東支店第二営業課
東京都港区高輪2-17-11
TEL. 03-5488-1688
異常があるときは、お買い上げの販売店、ま
たは最寄りのヤマハ電気音響製品サービス拠
点へ修理をお申し付けください。
名古屋支店第二営業課
名古屋市中区錦1-18-28
TEL. 052-201-5199
大阪支店第二営業部
第二営業課
大阪市中央区南船場3-12-9 心斎橋プラザビル東館
TEL. 06-252-7491
●製品の状態は詳しく
修理をご依頼いただくときは、製品名、モデ
ル名などとあわせて、故障の状態をできるだ
け詳しくお知らせください。
広島支店第二営業課
広島市中区紙屋町1-1-18
TEL. 082-244-3749
九州支店第二営業課
福岡市博多区博多駅前2-11-4
TEL. 092-472-2130
電子楽器営業部
東京都港区高輪2-17-11
TEL. 03-5488-6641
ポータブル楽器営業課
※住所および電話番号は変更になる場合があります。
M .D.G., EM I Division C Yam aha Corporation 1995
VU13260 708APAP5.2-04D0 Printed in Japan
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