Powered Near-field Reference Monitors & Subwoofer
OWNER’S MANUAL
BEDIENUNGSANLEITUNG
MODE D’EMPLOI
MANUAL DE INSTRUCCIONES
取扱説明書
EN
DE
FR
ES
ZH
JA
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Thank you for choosing a YAMAHA powered monitor speaker or powered subwoofer.
In order to take maximum advantage of the speaker’s features and ensure maximum performance and longevity,
please read this manual carefully before using powered monitor speaker or powered subwoofer.
Keep the manual in a safe place for future reference.
Vielen Dank dass Sie sich für einen aktiven Monitorlautsprecher oder Subwoofer von YAMAHA entschieden haben.
Um die Eigenschaften des Lautsprechers optimal zu nutzen und für höchste Leistung und Lebensdauer lesen Sie diese Anleitung
bitte genau durch, bevor Sie den aktiven Monitorlautsprecher oder Subwoofer verwenden.
Bitte bewahren Sie diese Bedienungsanleitung zum späteren Nachschlagen an einem sicheren Ort auf.
Nous vous remercions d’avoir choisi un haut-parleur de contrôle ou un caisson de basses amplifié YAMAHA.
Pour obtenir les performances optimales de vos haut-parleurs et garantir une longévité maximale, lisez attentivement ce mode
d’emploi avant d’utiliser le haut-parleur de contrôle ou le caisson de basses amplifié.
Conservez-le en lieu sûr pour pouvoir vous y référer ultérieurement.
Gracias por elegir los monitores o el subwoofer autoamplificados de Yamaha.
A fin de aprovechar al máximo las características de los altavoces y obtener un rendimiento y durabilidad óptimos,
lea atentamente este manual antes de utilizar el sistema.
Guarde este manual en un lugar seguro para futuras consultas.
このたびは、ヤマハ製品をお買い求めいただきまして、まことにありがとうございます。
製品の優れた性能を十分に生かして、末永くご愛用いただくために、この取扱説明書をご使用の前
に必ずお読みください。
お読みになったあとは保証書とともに保管してください。
Contents
Inhalt
14maßnahmen
Table des matières
Precautions
Specifications
Dimensions
Performance
4
66
66
67graph
-
Vorsichts
Technische Daten
Abmessungen
Leistungs
66
66
67diagramm
Précautions
Spécifications
24
66
Setting Up for
5 Superior
Aufstellung für
15den besten
Configuration
Dimensions
25du son de con- 66
Monitor Sound
Klang
Graphique des
trôle supérieur
67performances
Rear Panel
Block Diagram
Rückseite
67
Panneau arrière
HS50M/
HS80M
Blockschaltbild
12
67
HS50M/
HS80M
Schéma
67d’ensemble
22
HS50M/
HS80M
32
HS10W
13
HS10W
23
HS10W
33
Contenido
目 次
Precauciones
Especificaciones
Dimensiones
Gráfico de
34
66
66
Configuración
44
45
66
66
67
67
35para obtener una
安全上のご注意
サービスについて
54
56
65
66
67
67
67
monitorización de
sonido excelente
67rendimiento
優れたモニター
環境の構築
仕様
寸法図
Panel posterior
Diagrama de
67bloques
リアパネル
HS50M/
HS80M
42
52
53
特性図
HS50M/
HS80M
HS10W
63
64
HS10W
ブロック図
43
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安全上のご注意
ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様や他の方々への危害や財産への損害を未然に防止するためのも
のです。必ずお守りください。
お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
■
記号表示について
この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。
「ご注意ください」という注意喚起を示します。
~しないでくださいという「禁止」を示します。
「必ず実行」してくださいという強制を示します。
「警告」と「注意」について
■
以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容
を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示するために、「警告」
と「注意」に区分して掲載しています。
この表示の欄は、「傷害
を
この表示の欄は、「死亡す
る可能性または重 傷を負
う可能性が想定される」
負う可能性または物的損
警告
注意
が発生する可能性が想
定される」内容です。
害
内容
です。
警告
電源 / 電源コード
水に注意
電源
エアコンの電源など交流200Vのものがあります。 浴室や雨天時の屋外など湿気の多いところで使用しない。
誤って接続すると、感電や火災のおそれがあります。 感電や火災、または故障の原因になります。
は必ず交流100V を使用する。
この機器の上に花瓶や薬品など液体の入ったものを置かない。また、
必ず実行
禁止
電源
コードは、必ず 付属のものを使用する。
濡れた手で電源
感電のおそれがあります。
プラグを抜き差ししない。
故障、発熱、火災などの原
因になります。
必ず実行
禁止
電源
コードをストーブなどの熱器具に近づけたり、無理に曲げたり、
傷つけたりしない。また、電源コードに重 いものをのせない。
電源コードが破損し、感電や火災の原因になります。
異常に気づいたら
電源コードやプラグがいたんだ場合、または使用中に音が出なくなっ
禁止
たり異常なにおいや煙が出たりした場合は、すぐに電源スイッチを切
り、電源プラグをコンセントから抜く。
感電や火災、または故障のおそれがあります。至急、お買い上げの販売
店または巻末のヤマハ電気音響製品サービス拠点に点検をご依頼く
電源コードには、感電を防ぐためのアース線があります。電源 ださい。
をコンセントに差し込む前に、必ずアース線をアース接続してくださ
い。確実にアース接続しないと、感電の原因になります。また、アース
接続
必ず実行
アース(接地)を確実に行なう。
プラグ
必ず実行
この機器を落とすなどして破損した場合は、すぐに電源スイッチを切
線を外す場合は、必ず電源プラグをコンセントから抜いたあとで行
り、電源プラグをコンセントから抜く。
なってください。
感電や火災、または故障のおそれがあります。至急、お買い上げの販売
店または巻末のヤマハ電気音響製品サービス拠点に点検をご依頼く
ださい。
必ず実行
分解禁止
この機器の内部を開けたり、内部の部
品を分解したり改造したりしない。
感電や火災、けが、または故障の原
になります。異常を感じた場合など、
因
禁止
点検や修理は、必ずお買い上げの販売
店または巻末のヤマハ電気音響製品
サービス拠点にご依頼ください。
(5)-7
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注意
電源 / 電源コード
接続
長期間使用しないときや落雷のおそれがあるときは、必ずコンセント
から電源プラグを抜く。
感電や火災、故障の原因になることがあります。 小にする。
感電、聴力障害
他の機器と接続する場合は、すべての電源
電源を入れたり切ったりする前に、必ず機器の音量(ボリューム)を最
を切った上で行なう。また、
必ず実行
必ず実行
または機器の損傷になることがあります。
電源プラグを抜くときは、電源コードを持たずに、必ず電源プラグを
使用時の注意
持って引き抜く。
電源コードが破損して、感電や火災の原
因になることがあります。
スピーカーの故障を防ぐために、電源を入れるときは、最後にこの機
必ず実行
器の電源を入れる。また、電源を切るときは、最初にこの機器の電源
を切る。
必ず実行
この機器のバスレフポートやパネルのすき間に手や指を入れない。
お客
様がけがをするおそれがあります。
禁止
この機器のバスレフポートやパネルのすき間から金属や紙片などの
物を入れない。
感電、ショート、火災や故障の原
設置
異
因になることがあります。入った場合
この機器を移動するときは、必ず電源
コードなどの接続ケーブルをす
禁止
べて外した上で行なう。
は、すぐに電源
上で、お買い上げの販売店または巻末のヤマハ電気音響製品サービス
拠点に点検をご依頼ください。
スイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜いた
コードをいためたり、お客
ります。
様や他の方々が転倒したりするおそれがあ
必ず実行
この機器を電源
コンセントの近くに設置する。
常を感じた場合にはす
大きな音量で長時間スピーカーを使用しない。
聴覚障害の原因になります。
電源プラグに容易に手の届く位置に設置し、異
ぐに電源スイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜いてくださ
禁止
必ず実行
い。
音が歪んだ状態ではこの機器を使用しない。
機器が発熱し、火災の原因になることがあります。
風通しの悪い狭いところに押
し込めたりしない。
この機器を壁や他の機器から左右に 20cm、後ろに 20cm、上に
禁止
20cm以上離してください。機器内部に熱がこもり、故障や火災の原
禁止
因になることがあります。
この機器の上にのったり重 いものをのせ
たりしない。また、ボタンやスイッチ、入出
直
射日光のあたる場所(日中の車内など)やストーブの近くなど極端
に温度が高くなるところ、逆に温度が極端に低いところ、また、ほこり
や振動の多いところで使用しない。
力端子などに無理な力を加えない。
この機器が破損したり、お客様や他の方々
がけがをしたりする原因になります。
禁止
禁止
この機器のパネルが変形したり、内部の部品が故障したりする原因に
なります。
不安定な場所に置かない。
この機器が転倒して故障したり、お客
様や他の方々がけがをしたりす
る原因になります。
禁止
XLRタイプコネクターのピン配列は、以下のとおりです(。IEC60268 規格に基
づいています)
1: グラウンド(GND)、2: ホット(+)、3: コールド(-)
このスピーカー (HS50M、HS80M のみ) は防磁型ですが、近くのディスプレイに色ムラが生じる場合は、少し離して設置してください。
携帯電話からの影響について
この機器のすぐ近くで携帯 電話を使用すると、この機器にノイズが入ることがあります。そのようなときは、少し離れた場所で携帯 電話をご使用ください。
●不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしかねます。
使用後は、必ず電源
スイッチ、ボリュームコントロール、接続端子などの消耗部品は、使用時間により劣化しやすいため、消耗に応じて部品の交換が必要になります。消耗部品の交換は、お買い上げ
の販売店または巻末のヤマハ電気音響製品サービス拠点にご相談ください。
スイッチを切りましょう。
*この取扱説明書に掲載されている会社名、製品
*この取扱説明書に掲載されているイラストは、すべて操作説明のためのものです。したがって実際の仕様と異なる場合があります。
*仕様および外観は改良のため、予告なく変更することがあります。
名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
(5)-7
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優れたモニター環境の構築
他のオーディオ機器や音楽制作用機器と違って、スタジオモニターはセットアップの方法次第で
最終的なサウンドが飛躍的に向上します。ここでモニター環境の基礎を学んで、ヤマハのHSシリー
ズの優れた能力を十分に発揮させてみましょう。
リスニングとモニタリングの違い
接続の準備
家のリビングルームで音楽を聞 くリスニングと、スタ
ジオでミキシングやレコーディングをするためのモニタ
リングは、一般的に区別されます。優れたリスニングは、
優れたモニタリングにもなりえますし、また逆も然りで
す。しかしほとんどの場合、純粋に音楽を楽しむための
リスニングでは、スピーカーからの音はすべて良い音に
聞 こえがちです。優れたミックスを制作するためのモニ
HSシリーズのようなパワードスタジオモニターは、
パッシブタイプ(内蔵アンプなし)のスピーカーより音響面
でも実用面でも便利になっています。ただし、入力信号
はラインレベルなので、録音スタジオにある他のライン
レベルの接続と同様にケーブルやコネクターの選択に気
を遣う必要があります。ノイズの対策やより良い音質を
得るために高品質のケーブルとコネクター (プラグ)を
タリングに必要な正確な音やミキシングの欠点を見過ご 使って、できるだけ短い配線にしてください。
してしまいます。制作したスタジオで再生したときは思 高レベルの電気的ノイズやラジオのノイズに悩まされて
いどおりの音だったのに、スタジオから出て他のオー
ディオ機器で再生すると、音が潰 れてしまうような失敗
は避けたいものです。自分がミックスした曲は、しっか
り設計されたリスニングルームで使う高額のオーディオ
機器から、台所の冷蔵庫の上にあるラジカセまでのあら
ゆるオーディオ機器で再生されることが考えられます。
いる場所でなければ、比較的短いアンバランスの配線で
問題ありません。もちろん、アンバランス出力しかない楽
器など選択の余地がない場合は、できるだけ短いアンバ
ランスのケーブルを使ってすべて配線してシステムを構
築する必要があるでしょう。たとえば、ミキサーとスタ
ジオモニターが同じ卓上に置いてある場合は問題ありま
ミキシングエンジニアやプロデューサーと同じように、
せんが、3m以上の長いラインレベルのケーブルが必要な
場合は、ノイズ対策のためにバランスケーブルを使った
方が賢明です。
HSシリーズは、2つのタイプの入力端子を備えている
ので、自分の制作環境に合うタイプの端子を選ぶことが
ヤマハNS10Mはレコーディング業界で長い間スタジ できます。
あらゆるオーディオ機器で良質なサウンドを再現するた
めにバランスの取れたミックスを目指して、正確な音と
ミキシングの欠点を聴き取るモニタリングをしたいと思
いませんか?
オモニターの定番となり、今でも世界中の多くのスタジ
オで使われています。なぜならNS10Mは、ミキシング
やレコーディングに必要な正確な音とそうでない音の違
いを聴き取るためにフラットな特性と優れた解像度をエ
ンジニアやプロデューサーに提供してくれるからです。
HSシリーズも、NS10M譲りの良質なミックスを作るた
めの正確さを再現し、長時間の作業でもほとんど疲れを
感じさせないモニタリングを実現します。
HS80M/HS50M/HS10W
56
取扱説明書
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XLRタイプ 端子 (バランス)
このXLRタイプの端子は、プロ用機器や設備機器によ
く使われます。HSシリーズに付いている3ピンのXLRタ
Pin 2: Signal + or “Hot”
Pin 3: Signal - or “Cold”
Pin 1: Ground
イプの端子は、主にバランス接続に使われます。また、
XLRタイプのプラグは頑丈で信頼性の高い構造になって
Pin 1: Ground
Pin 3: Signal - or “Cold”
いるので、野外録音などでも安心して使用できます。
Pin 2: Signal + or “Hot”
フォーン端子(TRS、バランス、アンバランス)
HSシリーズは、バランス接続でもアンバランス接続で
も対応できるように1/4インチのフォーン端子を備えて
Ring: Signal - or “Cold”
Tip: Signal + or “Hot”
Sleeve: Ground
います。
このフォーン端子を使ってバランス接続する場合は、
TRSフォーンプラグがついているバランスケーブルが必
Tip: Signal + or “Hot”
Sleeve: Ground
要です。TRSフォーンプラグは、標準ステレオフォーン
プラグと基本的に同じです。“TRS”とは、Tip, Ring,
Sleeveの頭文字を示しています。
このフォーン端子を使ってアンバランス接続する場合
は、標準モノフォーンプラグを使用します。ただし、
RCA ピン端子
RCAピンタイプの出力端子しか備わってない機器や楽器
をフォーン端子に接続したい場合は、RCAピンプラグか
らフォーンプラグに変換するアダプターを使うか、片方
にRCAピンプラグともう片方にフォーンプラグが付いて
いるケーブルを使うと簡単に接続できます。
HSスピーカーをヤマハのMGシリー
ズなどのミキサーに直接接続する場合、
ミキサーのC-R(Control Room)出力端
input
input
子に接続します。C-R出力端子に接続す
ると、ミキサーのメインバスに送られる
信号のレベルとは独立してモニターレベ
ルを調整できます。メインバスの信号
C-R
OUT
L
R
L
R
ST
OUT
は、音楽制作用のレコーダーや
DAW(Digital Audio Workstation)に
通常送ります。
MG Series
HS80M/HS50M/HS10W
取扱説明書
57
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HSシリーズのスピーカーは、電子キーボードやほかの
HS50M,HS80MスピーカーにはROOM CONTROL
スイッチがついているので、スピーカーの低音が強調さ
電子楽器にも直接接続できます。
れるのを簡単に補正できます。壁に近づくにつれて、
ROOM CONTROLスイッチを“0”→“-2”→“-4”
にすると、自然な低音になります。ただし、スペースに
余裕がある場合は、最も近い壁から1.5m以上離して設置
することを念頭におきましょう。
スピーカーの設置
モニター環境を構築するとき、スピーカーの設置は最
も重 要なポイントの1つですが、モニター環境を改善する
には費用や時間がかかってしまうと諦めがちです。特に、
小さいスタジオでスピーカーを設置するとき、大きな障
害物があるとやっかいです。スピーカーを設置するス
ペースが十分にあるなら問題ありませんが、スペースが
左右は対称に設置
限られている場合は、より良いパフォーマンスを引き出
すためにちょっとした計測と調節で驚くほど改善される
「部屋の壁やコーナーからの距離」でも説明しました
でしょう。ステレオでも5.1サラウンドのモニター環境で
が、スピーカーと壁の位置によってスピーカーの再生音
も基本は同じです。
は、まったく変わってきます。1台のスピーカーのリアを
壁にくっつけて設置して、もう1台をリア側 に障害物がな
い所に設置したら、どうなるでしょうか? 良い結果は、得
部屋の壁やコーナーからの距離
られないでしょう。いずれにしても優れたミックスを作
る環境ではありません。左と右のスピーカーからの再生
正確な再生音を得るために、スピーカーを部屋の壁や
音が異なってしまうので、バランスのいいミックスを作
特にコーナーから離して設置してください。壁に近づけ
ることはほとんど不可能になります。また、正確なパン
過ぎると、スピーカーの周 波数特性が乱れてしまいます。
ニングもできません。とにかくミキシングに本気で取り
最低1.5m壁から離すのが理想ですが、実際には、卓上か
組むなら、できるだけ左右対称の場所にスピーカーを設
スピーカーのリアが壁にくっつくほど近づけてスピー
置してください。スピーカーから壁までの距離を同じにす
カーを設置してしまうかもしれません。ここで覚えてお
るために、ひもを使って測ってみましょう。部屋の中に
きたいのは、壁や部屋のコーナーに近づけば近づくほど、
壁からの音の反射によってスピーカーの低音が強調され
やすくなるということです。低音が強調された場合は、
大きな障害物があると、部屋の音響特性や左右のバラン
スを台無しにしていまいます。また、ドアや窓の位置も
気にかけることも大切です。いつも理想的な左右対称の
感覚に頼るか少し周 波数特性を整える(イコライゼーショ
環境が整うとは限りませんが、できるだけ努力する価値
ン)といった補正をする必要が出てくるでしょう。
はあります。
HS80M/HS50M/HS10W
58
取扱説明書
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スイートスポット
ステレオでもサラウンドのミキシングで
も、メインフロントスピーカー 2台と自分
の位置(リスニングポイント)3点で正三角
形を作るようにします。(最も適したリス
ニングポイントは、スイートスポットと呼
ばれます。)つまり、2台のスピーカーから
自分の位置までの距離と、2台のスピー
カー同士の距離を同じにします。また、
60°の位置に設置した両方のスピーカー
を自分の位置に直接向くように、内側 に向
けて設置してください。スピーカーの高さ
は、最も指向性の狭い高域が良く聞 こえる
ように、ツイーターが大体自分の耳と並ぶ
ようにします。
60˚
ステレオ出力のおすすめ設定(HS50M or HS80M x 2)
■スピーカーのLEVELコントロールは、同
じレベルに設定します。LEVELコントロールを12時の位置に合わせて、ノミナル入力
“+4 dB”に合わせます。
■このセットアップ方法ではサブウーファーを使わないので、LOW CUTスイッチを“FLAT”にします。
■MID EQ スイッチを“-2 dB”に設定すると、中域が少し弱まり多少ソフトなサウンドになります。長時間
のリスニングやモニタ
リングでも耳が疲れにくくなります。ただし、正確なモニタリングをする場合は、MID EQスイッチを“0”に設定します。
■スピーカーから最も近い壁までの距離にしたがってROOM CONTROLスイッチを設定します。
■正確なモニタリングのためにHIGH TRIM スイッチを“0”にします。音が明るすぎる場合は、少し高域を弱めるためにこのHIGH
TRIMスイッチを“-2 dB”にします。
HS80M/HS50M/HS10W
取扱説明書
59
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サブウーファーを追加
サブウーファーを加えるとステレオのミキシングが見違えるほど良くなります。低音が十分に聞 こえないと、良質なサウ
ンドにすることができません。サブウーファーの優れた超低音再生は、ミックス全体の質を良くします。
サブウーファーの位置は、メインスピーカーほど重 要ではありません。なぜなら、サブウーファーは約200 Hz以下の
周 波帯 域で再生するため、指向性が広いからです。別の言い方をすると、人間の耳では、そのような低音の方向性を聴き取
ることができないので、理論的にはサブウーファーを部屋のどこに置いても聞 こえ方は変わりません。実際には、リスニン
グポイントからメインフロントスピーカーまでと同じ距離で、メインフロントスピーカーの間あたりの床にサブウーファー
を設置することが良いでしょう。
ステレオ出力+サブウーファーのおすすめ設定(HS50M or HS80M x 2, HS10W x 1)
■HS50MまたはHS80MのLEVELコントロールを12時に合わせて、ノミナル入力“+4 dB”に合わせます。HS10WのLEVEL
コントロールをHS50Mを使用している場合は10時ぐらいに、HS80Mを使用している場合は11時ぐらいに合わせます。必要
に
応じてHS10WのLEVELコントロールを微調整します。逆に、HS50M/HS80Mの出力を調整することで、相対的にサブウー
ファーとのバランスを調整することもできます。
■HS10WのHIGH CUTコントロールをセンタークリックの位置 (カットオフ周 波数約100 Hzに相当します)から調整を始めます。
カットオフ周 波数を後で調整することで、HS50MまたはHS80Mと組み合わせたときの周 波数特
性をよりスムーズにつなげます。
■HS10WのLOW CUTスイッチをONにします。好みの超低音になるようにLOW CUTコントロールを調整します。
■HS50M/HS80MのLOW CUTを“FLAT”にします。
■MID EQ スイッチを“-2 dB”に設定すると、中域が少し弱まり多少ソフトなサウンドになります。長時間
のリスニングやモニタ
リングでも耳が疲れにくくなります。ただし、正確なモニタリングをする場合は、MID EQスイッチを“0”に設定します。
■スピーカーから最も近い壁までの距離に合わせてROOM CONTROLスイッチを設定します。
■正確なモニタリングのためにHIGH TRIM スイッチを“0”にします。音が明るすぎる場合は、少し高域を弱めるためにこのHIGH
TRIMスイッチを“-2 dB”にします。
サラウンドのセットアップ
サラウンドでミキシングする場合は、言うまでもなくサラウンドのモニター環境が必要になります。たとえば、5.1サラ
ウンドのモニター環境を作るには、「サブウーファーを追加」で説明しているステレオ+サブウーファーにセンタースピー
カーとリアスピーカー 2台を加えます。つまり、メインフロントスピーカー 2
C
台、センタースピーカー 1台、リアスピーカー 2台、サブウーファー 1台
の合計6台です。“.1”とは、サブウーファーを示します。
L
R
ITU(国際電気通信連合: International Telecommunications
30˚
30˚
Union )が推奨する5.1 サラウンドのセットアップによると、「ス
イートスポット」で説明されているようにメインフロントスピー
カー 2台とリスニングポイントの3点で60°の正三角形を作る
ように設置します。リアスピーカーは、リスニングポイントか
LFE
100〜120˚
100〜120˚
らメインフロントスピーカーと同じ距離に設置しますが、右の図
のように角度は、100°と120°の間にします。センタース
RS
LS
ピーカーは、メインフロントスピーカーの間の中間あたりに設置し
てください。ほかのスピーカーと同じようにリスニングポイントから
同じ距離にするため、横一直線にならないようにセンタースピーカーをメ
インフロントスピーカーよりちょっと後ろに設置します。
HS80M/HS50M/HS10W
60
取扱説明書
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今まで説明したことをまとめると、メインフロント、センター、リアのスピーカーは、リスニングポイントを中心に円周
上にすべて設置されます。リスニングポイントから同じ距離にすべてのスピーカーを設置するために、ひもを切ったりひも
に印を付けたりして、左のメインフロントスピーカーから右のメインフロントスピーカーまでの正確な距離を最初に測ると
いいでしょう。マイクスタンドなどにそのひもを取り付けて、リスニングポイントに置きます。それぞれのスピーカーまで
の距離を測るのに、そのひもを使ってください。また、リスニングポイントからスピーカーの位置まで伸びたひもは、ス
ピーカーの向きを決めるときにも目安になります。
MG-series のセットアップ例
C
特にサラウンド制作用に設計されていない標準的なミキサー
L
R
に接続する場合は、HS10Wを経由してメインのL/Rスピー
LFE
カーをステレオ出力に接続します。残りのセンタースピーカー
とリアスピーカーは、それぞれの出力チャンネルに接続します。
DVD Player
6 Channel Line
Example: MG16/6FX
DVD
Player
Output
Connector
Input Channel
Speaker
L
R
■
■
■
■
■
Ch1 (ST=ON, PAN ■ L)
Ch2 (ST=ON, PAN ■ R)
Ch3 (GRP1-2, PAN ■ L)
Ch4 (GRP1-2, PAN ■ R)
Ch5 (GRP3-4, PAN ■ L)
■
■
■
■
■
ST OUT (L)
■
■
■
L
R
ST OUT (R)
LS
RS
C
GROUP OUT 1(L)
LS
RS
C
GROUP OUT 2(R) ■
GROUP OUT 3
ST OUT
■
■
LS
RS
Ch6 (ST=ON, PAN■Center,
Fader■+10 dB Boost)
LFE
■
■
LFE
デジタルミキサーのセットアップ例
C
L
R
LFE
HSスピーカーをヤマハのDM2000、DM1000あるいは
OMNI Out
02R96のようなサラウンドに対応しているミキサーに接続する場
合、それぞれのスピーカーをミキサーの専用出力端子に直接接続
します。このセットアップは、ミキサーの高度なサラウンドモニ
タリングやベースマネージメント機能を十分に活用できます。
LS
RS
HS80M/HS50M/HS10W
取扱説明書
61
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一貫したモニタリングレベルを
維持する
5.1chサラウンドのおすすめ設定
(HS50M or HS80M x 5, HS10W x 1)
■HS50MまたはHS80MのLEVELコントロールを12時に
合わせて、ノミナル入力“+4 dB”に合わせます。
HS10WのLEVEL コントロールをHS50Mを使用して
いる場合は10時*ぐらいに、HS80Mを使用している場
最後にもう1つリスニングとモニタリングの違いを紹
介します。音楽を楽しむためのリスニングでは、ソフト
で控えめなBGMから部屋が揺れるほどの爆音でのダンス
合は11時*ぐらいに合わせます。必要
に応じてHS10W
まで、さまざまな場面にさまざまなレベルで聞 くことが
あります。しかし、このような音の聞 き方では、正確な
のLEVELコントロールを微調整します。逆に、
HS50M/HS80Mの出力を調整することで、相対的にサ
ブウーファーとのバランスを調整することもできます。
モニタリングは不可能です。なぜなら、特に低域から中
域にかけて聞 く感覚が音量によって変わってしまうので、
一貫したレベルを維持することができないからです。も
* デジタルミキサーとHS50Mを使用している場合は、HS10Wの
LEVEL コントロールを9時ぐらいに、HS80Mを使用している場合
は10時ぐらいに合わせます。
ちろん、音楽制作の途中で特定の問題や効果を聞 き分け
るために、ある時点でレベルを少し上げたり下げたりす
■HS10W のHIGH CUTコントロールをセンタークリック
の位置( カットオフ周 波数約100 Hz*に相当します) から
調整を始めます。カットオフ周 波数を後で調整すること
る必要もあるでしょう。また、実際にはミックスの最終
確認としてさまざまなレベルで聴いたり、ミックスの中
で、HS50MまたはHS80Mと組み合わせたときの周
波
数特
性をよりスムーズにつなげます。
で埋もれてしまった楽器音や効果がないか確認するため
* デジタルミキサーを使用している場合は、80 Hzにします。
にレベルを最小にしたり、最も低いレベルでもボーカル
■HS10W のLOW CUTスイッチをONにします。好みの
超低音になるようにLOW CUTコントロールを調整しま
す。
のミックスバランスが崩れていないことを確認するため
に、レベルを変えたりすることは重 要です。しかし、ミ
キシングで良い結果を得るためには一貫したレベルでの
■HS50M/HS80M のLOW CUT スイッチを“100 Hz”
*にします。
モニタリングが不可欠ですので、レベルの変更をできる
だけ最小限に抑えましょう。
では、モニタリングに適切なレベルとはどのくらいで
* デジタルミキサーを使用している場合は、80 Hzにします。
しょうか?標準のモニタリングレベルの仕様*があります
■MID EQ スイッチを“-2 dB”に設定すると、中域が少
し弱まり多少ソフトなサウンドになります。長時間
のリス
ニングやモニタリングでも耳が疲れにくくなります。ただ
し、正確なモニタリングをする場合は、MID EQ スイッ
チを“0”に設定します。
が、ほとんどの小さなスタジオにとっての適切なレベル
は、何はともあれ自分が心地よいかどうかです。微妙な
ニュアンスの違いを見過ごすことがないように十分な音
量でモニターする必要がありますが、あまりうるさすぎ
ると、耳が疲れたり近所迷惑になったりするので注意し
てください。モニタリングの途中で音量を上げている場
■
スピーカーから最も近い壁までの距離に合わせて
ROOMCONTROLスイッチを設定します。
■
正確なモニタリングのためにHIGH TRIM スイッチを
“0”にします。音が明るすぎる場合は、少し高域を弱め
るときにこのスイッチを“ -2 dB”にします。
合は、耳が疲れ始めて音を聞 く感覚が麻痺している兆候
です。音量を上げ過ぎるのは明らかに音楽にも耳にも悪
影響です。すばらしい音楽を制作するために、自分に
とって快適なレベルや作業環境を見つけ出しましょう。
*SMPTE RP 200 基
83 dB SPL (RMS 平均)です。映 制作用のミキシングの場合は、
Dolbyのサラウンド基準モニタリングレベルで85 dB SPLになります。
準のモニタリングレベルは、リスニングポイントで
画
HS80M/HS50M/HS10W
62
取扱説明書
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リアパネル
HS80M、HS50M
+4dB
LEVEL
"
#
MIN
-10dB
1
INPUT
HS80M
HS50M
2
MID EQ
MID EQ
+2dB
+2dB
+2dB
0
0dB
0dB
MID EQ
-2dB
-2dB
2kHz
-2dB
2kHz
$
%
&
'
0
ROOM CONTROL
ROOM CONTROL
ROOM
CONTROL
-2dB
-4dB
0dB
-2dB
-4dB
0dB
-2dB
-4dB
+2dB
0
HIGH
TRIM
500Hz
HIGH TRIM
+2dB
500Hz
HIGH TRIM
+2dB
-2dB
FLAT
80Hz
100Hz
0dB
0dB
LOW CUT
-2dB
2kHz
-2dB
3kHz
LOW CUT
FLAT
LOW CUT
FLAT
80Hz
80Hz
100Hz
100Hz
POWER
ON
OFF
!
(
AC IN
& HIGH TRIMスイッチ
POWERスイッチ
!
高域のレベルを調整します。
この機器の電源
をON/OFFするスイッチです。このスイッチ
をONにすると、フロントパネルの音叉マークが点灯します。
HS50Mの場合 :“0”にするとフラットな特
性になります。
“+2 dB”にすると3 kHz以上を2 dBブー
スト、“-2 dB”にすると2 dBカットし
ます。
LEVELコントロール
"
全体の音量を調整します。
HS80Mの場合 :“0”にするとフラットな特
性になります。
# INPUT 1/2 端子
“+2 dB”にすると2 kHz以上を2 dBブー
XLRタイプとフォーンタイプのバランス型入力端子です。
スト、“-2 dB”にすると2 dBカットし
XLRタイプとフォーンタイプの端子を同
時に使用することはでき
ます。
ません。どちらか一方の端子だけをご使用ください。
必ず実行
LOW CUTスイッチ
'
MID EQスイッチ
低域の信号をカットします。“80 Hz”にすると、80 Hz以
$
下をカット、“100 Hz”にすると、100 Hz以下をカットし
中域のレベルを調整します。“0”にするとフラットな特
性に
ます。
AC IN端子
なります。“+2 dB”にすると2 dBブースト、“-2 dB”に
すると2 dBカットします。(中心周 波数は、2 kHzです。)
(
付属の電源コードを接続します。まずこの機器と電源コード
ROOM CONTROLスイッチ
%
を接続し、次に電源プラグをコンセントに差し込みます。
壁や天井、床などの音の反射による低域の特
性を補正します。
“0”にするとフラットな特性になります。“-2 dB”にする
と500 Hz以下を2 dBカット、“-4 dB”にすると4 dB
カットします。
HS80M/HS50M/HS10W
取扱説明書
63
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HS10W
%
LOW
INPUT
EXT
SUB
OUT
OUTPUT
PHASE
NORM.
REV.
CUT
(Hz)
ON OFF
R
L
R
L
HIGH LEVEL
CUT
(Hz)
100
100
0
10
80 120 80 120
"
#
$
& '
(
)
!
L
L
LOW CUT
LOW CUT
INPUT
OUTPUT
POWER
ON
R
R
OFF
EXT SUB OUT
SUBWOOFER
HIGH
CUT
PHASE
AC IN
*
POWERスイッチ
LOW CUTスイッチ
!
%
この機器の電源
をON/OFFするスイッチです。このスイッチ
LOW CUTスイッチをONにすると、OUTPUT端子から出力
をONにすると、フロントパネルの音叉マークが点灯します。
される信号の低域をカットします。LOW CUTコントロール
を使って、カットオフ周 波数を80 Hzから120 Hzの範囲で
設定できます。
"
INPUT L/R端子
XLRタイプとフォーンタイプのバランス型入力端子です。
L/Rの2系統の信号を同時に入力できます。L/Rの2系統の信
号を同時に入力した場合は、内部でミックスされます。 LOW CUTスイッチがONの状態で、カットオフ周 波数を80
&
LOW CUTコントロール
Hzから120 Hzの範囲で設定できます。
XLRタイプとフォーンタイプの端子を同
時に使用することはでき
ません。どちらか一方の端子だけをご使用ください。
必ず実行
' HIGH CUTコントロール
この機器から出力される音の高域カットオフ周 波数を80 Hz
から120 Hzの範囲で設定できます。
EXT SUB OUT端子
#
XLRタイプのバランス型出力端子です。INPUT L/R端子に入
力されたミックス信号を出力します。サブウーハーをもう一
台接続したいときに、このEXT SUB OUT端子を使います。
( LEVELコントロール
この機器の音量を調整します。
n
LOW CUTスイッチ/コントロールとHIGH CUTコントロールは、
EXT SUB OUT端子から出力される信号に影響しません。
PHASEスイッチ
)
この機器から出力される音の位相を切り替
えるスイッチです。
$ OUTPUT L/R端子
XLRタイプのバランス型出力端子です。INPUT L/R端子に入
号を、それぞれOUTPUT L/R端子から出力しま
す。LOW CUTスイッチをONにすると、低域がカットされま
す。LOW CUTコントロールを使って、カットオフ周 波数を
80 Hzから120 Hzの範囲で設定できます。
通常は“NORM.”で使用します。ただし、組み合わせるス
ピーカーや設置場所によっては、“REV.”にすると低域再生
力された信
が良好になる場合があります。試聴して適切な低域再生にな
る方を選んでください。
AC IN端子
*
付属の電源
コードを接続します。まずこの機器と電源コード
を接続し、次に電源プラグをコンセントに差し込みます。
HS80M/HS50M/HS10W
64
取扱説明書
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サービスについて
保証書
■
ヤマハ電気音響製品サービス拠点
■
(修理受付および修理品
お持込み窓口)
この商
品
には保証書がついています。販売店でお渡ししています
から、ご住所・お名前・お買上げ年月日・販売店名など所定事項
◆修理のご依頼/修理についてのご相談窓口
の記入および記載内容
をおたしかめの上、大切に保管してくださ
ヤマハ電気音響製品修理受付センター
い。
保証書は当社がお客
様に保証期間
はお買上げ日より1年です。
内の転居や、ご贈答用に購入された場合などで、記載事
店か
サービス拠点へご
連絡ください。継続してサービスできるように手配いたします。
内の無償サービスをお約束する
受付時間
もので、この商 の保証期間
品
月曜日~金曜日 9:00~19:00、
土曜日 9:00~17:30
保証期間
項の変更が必要なときは、事前・事後を問わずお買上げ販売
(祝祭日および弊社休業日を除く)
お客様ご相談窓口、またはヤマハ電気音響製品
ナビダイヤル
(全国共通番号)
0570-012-808
※一般電話・公衆電話からは、市内通話料金でご利用いただけます。
損害に対する責任
■
※一般電話・公衆電話からは、市内通話料金でご利用いただけます。
この商
品
(搭載プログラムを含
む)の使用または使用不能により、
お客様に生じた損害(事業利益の損失、事業の中断、事業情報の損
失、その他の特別損失や逸失利益)については、当社は一切その責
修理品お持込み窓口
受付時間 月曜日~金曜日 9:00~17:45
(053) 463-1127
FAX
任を負わないものとします。また、如何なる場合でも、当社が負
の代価相
担する損害賠償額は、お客様がお支払になったこの商
品
(祝祭日および弊社休業日を除く)
当額をもって、その上限とします。
※お電話は、電気音響製品
修理受付センターでお受けします。
調整・故障の修理
■
北海道サービスステーション
〒064-8543
「故障かな?」と思
われる症状のときは、この説明書をもう一度よ
続・操作などをおたしかめください。
それでもなお改善されないときには、お買上げ販売店へご連絡く
くお読みになり、電源・接
札幌市中央区南10条西1丁目1-50 ヤマハセンター内
FAX (011)512-6109
ださい。調整・修理いたします。
調整・修理に際しては保証書をご用意
ください。保証規定により、
首都圏サービスセンター
〒143-0006 東京都大田区平和島2丁目1-1
京浜トラックターミナル内14号棟A-5F
FAX (03)5762-2125
調整・修理サービスをいたします。また、故障した製品をお持ち
いただくか、サービスにお伺
いするのかも保証書に書かれていま
す。
修理サービスは保証期間
が過ぎた後も引き続きおこなわれ、その
ための補修用性能部品
が用意
では
は製造打切後8年です。この期間は経済産業省
ヤマハ(株)和田工場内
されています。性能部品
とは製品
の
浜松サービスステーション
機能を維持するために不可欠な部品のことをいい、PA製品
〒435-0016 浜松市和田町200
その最低保有期間
の指導によるものです。
FAX (053)462-9244
お客様ご相談窓口
■
名古屋
サービスセンター
〒454-0058 名古屋市中川区玉川町2丁目1-2
ヤマハPA製品に関するご質問・ご相談はお客様ご相談
窓口へ、
ヤマハ(株)名古屋倉庫3F
FAX (052)652-0043
アフターサービスについてのお問合わせはヤマハ電気音響製品
サービス拠点へおよせください。
大阪サービスセンター
〒564-0052 吹田市広芝町10-28 オーク江坂ビルディング2F
FAX (06)6330-5535
■営業窓口
九州サービスステーション
国内楽器営業本部 LM営業部 企画 推進室
〒108-8568 東京都港区高輪2-17-11
TEL 03-5488-5430
〒812-8508 福岡
市博多区博多駅前2丁目11-4
FAX (092)472-2137
*名称、住所、電話番号などは変更になる場合があります。
PA・DMI事業部 MP推進部 マーケティンググループ
〒430-8650 浜松市中沢町10-1
TEL 053-460-2432
●お客様ご相談窓口:
ヤマハプロオーディオ製品に対するお問合せ窓口
ヤマハ・プロオーディオ・インフォメーションセンター
TEL 03-5791-7678 FAX 03-5488-6663
(電話受付=祝祭日を除く月~金/11:00~19:00)
*名称、住所、電話番号、URLなどは変更になる場合があります。
ヤマハプロオーディオウェブサイト
ヤマハマニュアルライブラリー
HS80M/HS50M/HS10W
取扱説明書
65
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Specifications
Model
HS50M
HS80M
HS10W
General Specifications
Type
Biamp 2-way Powered speaker
3 kHz
Biamp 2-way Powered speaker
2 kHz
Powered Subwoofer
Crossover Frequency
–
Overall Frequency
Response
55 Hz—20 kHz (-10 dB)
42 Hz—20 kHz (-10 dB)
30 Hz—180 Hz (-10 dB)
165 x 268 x 222 mm
(6-1/2 x 10-9/16 x 8-3/4")
250 x 390 x 332 mm
(9-13/16 x 15-3/8 x 13-1/16")
300 x 350 x 386 mm
(11-13/16 x 13-3/4 x 15-3/16")
Dimensions (W x H x D)
Weight
5.8 kg
11.3 kg
12.5 kg
Speaker Components
LF : 5" cone
(Magnetic shielding Type)
LF: 8" cone
(Magnetic shielding Type)
Speaker Components
8" cone
HF : 0.75" Dome
(Magnetic shielding Type)
HF : 1" Dome
(Magnetic shielding Type)
Type
Bass-reflex Type
Bass-reflex Type
MDF
Bass-reflex Type
MDF
Enclosure
Material MDF
Amp. Unit
Total : 70 W (dynamic power)
(LF : 45 W, 4 ohms)
(HF : 25 W, 8 ohms)
Total : 120 W(dynamic power)
(LF : 75 W, 4 ohms)
(HF : 45 W, 8 ohms)
150 W 4 ohms (dynamic power)
Output Power
Input Sensitivity /
Impedance
-10 dBu/10 k ohms
–
-10 dBu/10 k ohms
–
-10 dBu/10 k ohms
-10 dBu/600 ohms
Output Sensitivity/
Impedance
1 : XLR-3-31 type (balanced)
2 : PHONE (balanced)
1 : XLR-3-31 type (balanced)
2 : PHONE (balanced)
1 : XLR-3-31 type (balanced)
2 : PHONE (balanced)
Input Connectors(parallel)
Output Connectors
1 : XLR-3-32 type (balanced) x 1 (EXT SUB)
2 : XLR-3-32 type (balanced) x 2 (L&R)
–
–
LEVEL control (+4dB/center click)
LOW CUT switch
LEVEL control
LEVEL control (+4dB/center click)
LOW CUT switch
PHASE switch : NORM./REV.
HIGH CUT control : 80–120Hz
(FLAT/80/100 Hz, 12 dB/octave)
EQ : MID (+/- 2dB at 2kHz)
: HIGH (+/- 2dB at HF)
(FLAT/80/100Hz, 12 dB/octave)
EQ : MID (+/- 2dB at 2kHz)
: HIGH (+/- 2dB at HF)
(center click)
LOW CUT control : 80–120Hz
(center click)
Controls
: ROOM CONTROL
(0/-2/-4 dB under 500Hz)
: ROOM CONTROL
(0/-2/-4 dB under 500Hz)
LOW CUT switch : ON/OFF
Indicator
Power ON : White LED
45W
Power ON : White LED
60W
Power ON : White LED
70W
Power Consumption
Dimensions
HS50M
HS80M
250 (9-13/16")
165 (6-1/2")
222 (8-3/4")
332 (13-1/16")
Unit : mm(inch)
Unit : mm(inch)
66
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HS10W
300 (11-13/16")
386 (15-3/16")
Unit : mm(inch)
Performance graph
HS50M
HS80M
HS10W
+10
0
+10
+10
0
0
-10
-20
-30
-40
-10
-20
-30
-40
-10
-20
-30
-40
20
20
100
1k
10k
100
1k
10k
20
100
1k
10k
FREQUENCY (Hz)
FREQUENCY (Hz)
FREQUENCY (Hz)
Block Diagram
HS50M / HS80M
HIGH TRIM STEP FILTER
LOWCUT
P.AMP
INPUT 1
LOW CUT
MID EQ
ROOM CONTROL
LEVEL
HF
INPUT 2
LOW BOOST LOW CUT STEP FILTER HIGH CUT
LIMITER
P.AMP
LF
LOW CUT ON/OFF
HS10W
OUTPUT
INPUT
INPUT
HIGH CUT
LOW CUT
PHASE
SUM
INPUT
INPUT
NORMAL
REVERSE
P.AMP
LIMITTER
OUTPUT
LEVEL
LOW CUT
SPEAKER
EXTSUB OUT
67
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For details of products, please contact your nearest Yamaha representative or the authorized distributor listed below.
CZECH REPUBLIC/SLOVAKIA/
HUNGARY/SLOVENIA
Yamaha Music Central Europe GmbH,
Branch Austria, CEE Department
Schleiergasse 20, A-1100 Wien, Austria
Tel: 01-602039025
OTHER COUNTRIES
NORTH AMERICA
Yamaha Music Gulf FZE
LB21-128 Jebel Ali Freezone
P.O.Box 17328, Dubai, U.A.E.
Tel: +971-4-881-5868
CANADA
Yamaha Canada Music Ltd.
135 Milner Avenue, Scarborough, Ontario,
M1S 3R1, Canada
ASIA
Tel: 416-298-1311
POLAND
Yamaha Music Central Europe GmbH
Sp.z. o.o. Oddzial w Polsce
ul. 17 Stycznia 56, PL-02-146 Warszawa, Poland
Tel: 022-868-07-57
THE PEOPLE’S REPUBLIC OF CHINA
U.S.A.
Yamaha Music & Electronics (China) Co.,Ltd.
25/F., United Plaza, 1468 Nanjing Road (West),
Jingan, Shanghai, China
Yamaha Corporation of America
6600 Orangethorpe Ave., Buena Park, Calif. 90620,
U.S.A.
Tel: 021-6247-2211
Tel: 714-522-9011
THE NETHERLANDS/
BELGIUM/LUXEMBOURG
Yamaha Music Central Europe GmbH,
Branch Benelux
Clarissenhof 5-b, 4133 AB Vianen, The Netherlands
Tel: 0347-358 040
INDONESIA
PT. Yamaha Music Indonesia (Distributor)
PT. Nusantik
Gedung Yamaha Music Center, Jalan Jend. Gatot
Subroto Kav. 4, Jakarta 12930, Indonesia
Tel: 21-520-2577
CENTRAL & SOUTH AMERICA
MEXICO
Yamaha de México S.A. de C.V.
Calz. Javier Rojo Gómez #1149,
Col. Guadalupe del Moral
C.P. 09300, México, D.F., México
Tel: 55-5804-0600
FRANCE
Yamaha Musique France
BP 70-77312 Marne-la-Vallée Cedex 2, France
Tel: 01-64-61-4000
KOREA
Yamaha Music Korea Ltd.
Tong-Yang Securities Bldg. 16F 23-8Yoido-dong,
Youngdungpo-ku, Seoul, Korea
Tel: 02-3770-0660
BRAZIL
Yamaha Musical do Brasil Ltda.
Av. Reboucas 2636-Pinheiros CEP: 05402-400
Sao Paulo-SP. Brasil
ITALY
Yamaha Musica Italia S.P.A.
Combo Division
Viale Italia 88, 20020 Lainate (Milano), Italy
Tel: 02-935-771
MALAYSIA
Yamaha Music Malaysia, Sdn., Bhd.
Lot 8, Jalan Perbandaran, 47301 Kelana Jaya,
Petaling Jaya, Selangor, Malaysia
Tel: 3-78030900
Tel: 011-3085-1377
ARGENTINA
Yamaha Music Latin America, S.A.
Sucursal de Argentina
Viamonte 1145 Piso2-B 1053,
Buenos Aires, Argentina
Tel: 1-4371-7021
SPAIN/PORTUGAL
Yamaha-Hazen Música, S.A.
Ctra. de la Coruna km. 17, 200, 28230
Las Rozas (Madrid), Spain
Tel: 91-639-8888
SINGAPORE
Yamaha Music Asia Pte., Ltd.
#03-11 A-Z Building
140 Paya Lebor Road, Singapore 409015
Tel: 747-4374
PANAMA AND OTHER LATIN
AMERICAN COUNTRIES/
CARIBBEAN COUNTRIES
Yamaha Music Latin America, S.A.
Torre Banco General, Piso 7, Urbanización Marbella,
Calle 47 y Aquilino de la Guardia,
Ciudad de Panamá, Panamá
SWEDEN
Yamaha Scandinavia AB
J. A. Wettergrens Gata 1
Box 30053
S-400 43 Göteborg, Sweden
Tel: 031 89 34 00
TAIWAN
Yamaha KHS Music Co., Ltd.
3F, #6, Sec.2, Nan Jing E. Rd. Taipei.
Taiwan 104, R.O.C.
Tel: 02-2511-8688
DENMARK
YS Copenhagen Liaison Office
Generatorvej 6A
DK-2730 Herlev, Denmark
Tel: 44 92 49 00
THAILAND
Tel: +507-269-5311
Siam Music Yamaha Co., Ltd.
891/1 Siam Motors Building, 15-16 floor
Rama 1 road, Wangmai, Pathumwan
Bangkok 10330, Thailand
EUROPE
THE UNITED KINGDOM
Yamaha-Kemble Music (U.K.) Ltd.
Sherbourne Drive, Tilbrook, Milton Keynes,
MK7 8BL, England
Tel: 02-215-2626
NORWAY
Norsk filial av Yamaha Scandinavia AB
Grini Næringspark 1
N-1345 Østerås, Norway
Tel: 67 16 77 70
OTHER ASIAN COUNTRIES
Yamaha Corporation,
Asia-Pacific Music Marketing Group
Nakazawa-cho 10-1, Hamamatsu, Japan 430-8650
Tel: +81-53-460-2317
Tel: 01908-366700
GERMANY
OTHER EUROPEAN COUNTRIES
Yamaha Music Central Europe GmbH
Siemensstraße 22-34, 25462 Rellingen, Germany
Tel: 04101-3030
Yamaha Music Central Europe GmbH
Siemensstraße 22-34, 25462 Rellingen, Germany
Tel: +49-4101-3030
OCEANIA
SWITZERLAND/LIECHTENSTEIN
Yamaha Music Central Europe GmbH,
Branch Switzerland
Seefeldstrasse 94, 8008 Zürich, Switzerland
Tel: 01-383 3990
AUSTRALIA
Yamaha Music Australia Pty. Ltd.
Level 1, 99 Queensbridge Street, Southbank,
Victoria 3006, Australia
AFRICA
Yamaha Corporation,
Asia-Pacific Music Marketing Group
Nakazawa-cho 10-1, Hamamatsu, Japan 430-8650
Tel: +81-53-460-2313
Tel: 3-9693-5111
AUSTRIA
COUNTRIES AND TRUST
TERRITORIES IN PACIFIC OCEAN
Yamaha Corporation,
Asia-Pacific Music Marketing Group
Nakazawa-cho 10-1, Hamamatsu, Japan 430-8650
Tel: +81-53-460-2313
Yamaha Music Central Europe GmbH,
Branch Austria
Schleiergasse 20, A-1100 Wien, Austria
Tel: 01-60203900
MIDDLE EAST
TURKEY/CYPRUS
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Siemensstraße 22-34, 25462 Rellingen, Germany
Tel: 04101-3030
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Yamaha Manual Library
HEAD OFFICEYamaha Corporation, Pro Audio & Digital Musical
Instrument Division
Nakazawa-cho 10-1, Hamamatsu, Japan 430-8650
Tel: +81-53-460-2441
U.R.G., Pro Audio & Digital Musical Instrument Division, Yamaha Corporation
© 2005 Yamaha Corporation
508MW-01A0
PA13
Printed in China
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