802-VLZ3
8-Channel Premium Mic/Line Mixer
日本語オーナーズマニュアル
POWER
ON
POWER
802
MAIN OUT BALANCED
L
BAL/UNBALL
MIC
MIC
MIC
1
2
3
R
R
802
MONO
+4
MIC
BAL
OR
BAL
OR
L
MAIN OUT
L
L
UNBAL
UNBAL
BAL
OR
LINE IN 1
LINE IN 2
LINE IN 3UNBAL
MAIN
OUTPUT
LEVEL
R
R
AUX SEND
BAL/UNBAL
TAPE IN TAPE OUT
R
BAL/UNBAL
L3
BAL/UNBAL
L
L
MONO
L
MONO
L
INSERT
U
INSERT
U
LINE IN 4
LOW CUT
100 Hz
PHANTOM
POWER
BAL
OR
BAL
OR
18dB/OCT
R
R4
R
UNBAL
UNBAL
R
R
0
60
0
60
0
60
+15dB-45dB
GAIN
+15dB-45dB
GAIN
ST RETURN
ALT OUTPUT CR OUTPUT
PHONES
LINE IN 5-6
LINE IN 7-8
GAIN
AUX
STEREO
RETURN
U
U
U
U
U
U
U
AUX
AUX
AUX
AUX
AUX
MASTER
PRE
POST
SEND
O O +15
U
O O +15
U
O O +15
U
O O +15
U
O O +15
O O +10
O O +20
U
EQ
EQ
EQ
EQ
EQ
POWER
HI
HI
HI
HI
HI
12kHz
12kHz
12kHz
12kHz
12kHz
LEFT RIGHT
0dB=0dBu
20
CONTROL
ROOM
SOURCE
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
15
10
6
MID
MID
MID
MID
MID
2.5kHz
2.5kHz
2.5kHz
2.5kHz
2.5kHz
MAIN MIX
ALT 3-4
TAPE
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
3
LOW
80Hz
LOW
80Hz
LOW
80Hz
LOW
80Hz
LOW
80Hz
0
2
-15 +15
-15 +15
-15 +15
-15 +15
-15 +15
4
PAN
PAN
PAN
PAN
PAN
LEVEL
SET
7
10
20
30
L
R
L
R
L
R
L
R
L
R
1
2
3-4
5-6
7-8
MUTE
ALT 3-4
MUTE
ALT 3-4
MUTE
ALT 3-4
MUTE
ALT 3-4
MUTE
ALT 3-4
ASSIGN
TO MAIN MIX
RUDE
SOLO
PREFADER
SOLO
PREFADER
SOLO
PREFADER
SOLO
PREFADER
SOLO
PREFADER
SOLO
O O
MAX
U
U
U
U
U
U
U
PHONES
O O +12dB
O O +12dB
O O +12dB
O O +12dB
O O +12dB
O O +10dB
O O +12dB
LEVEL
LEVEL
LEVEL
LEVEL
LEVEL
CTL ROOM/SUBMIX
MAIN MIX
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必ずお読みください!
802-VLZ3 をすぐにでも試したいというお気
テストミックス
マイクとキーボードをお持ちであれば、次の手順ですぐ
持ちはよく分かります。けれどもまず、こ
のページだけは必ずお読みください。続く
ページは後回しで構いませんが、やはりご
一読ください。数々の重要な情報が記され
ています。
にミキシングを試すことが可能です:
1. マイクをチャンネル 1 のマイクインプットに接続
します。
2. 802-VLZ3 の電源を投入します。
3. レベルの調整(前述)を実行してください。
レベル設定の手順
4. MAIN OUT(XLR、1/4 インチまたは RCA)端子
経験豊富なプロの方々へ:レベルを設定する際に「ク
リップのライトが点灯するまでゲインを上げ、そこから少
しだけ戻す」という古くからの手法を使用しないでくださ
い。Mackie のミキサーでのクリップライトの点灯は「本当
にクリップが生じる直前である」ということを意味します。
低ノイズとゆとりのあるヘッドルームを誇る最良のシステ
ム、それは私達の努力の結晶です。
とアンプを接続します。
5. アンプにスピーカーを接続し電源を投入します。
6. 802-VLZ3 でチャンネル 1 の LEVEL ノブをセン
ターに設定し、MAIN MIX ノブをおよそ 1/4 の位
置まで持ち上げます。
7. カナリアのように歌ってみましょう!
8. キーボードをステレオチャンネル 5–6 に接続しま
す。
インプットレベルの調整
9. 上記チャンネルの LEVEL ノブを中央に設定し、
(チャンネル1–3のみ)
演奏してみましょう。
最初の 3 チャンネルでは、適切なレベルを設定するのに
実際に耳で確認する必要はありませんが、試聴を望まれる
ならヘッドフォンを端子に接続し、PHONES ノブを約 1/4
まで上げてください。
10. ワイルドな演奏と美声 !あなたの初めてのミック
スです。
賢者の豆知識
チャンネルごとに次の手順を行います:
各チャンネルの LEVEL ノブ、MAIN MIX ノブを「U(ユ
ニティーゲイン)」付近に設定すると最高の音質パフォー
マンスが得られます。
1. GAIN、LEVEL、AUX センドのノブをすべて最小
に設定します。
2. EQ ノブをセンターのツメに設定します。
3. 信号ソースをインプットに接続します。
4. SOLO スイッチを押込み、オンにします。
802-VLZ3 に接続を行う際には、前もって MAIN MIX ノ
ブ と CONTROL ROOM/SUBMIX ノ ブ、 そ し て PHONES
レベルノブを最小に絞っておいてください。
5. 何かを演奏してインプットに信号を送ります。楽
器でも声でも、CD やテープデッキなどのライン
信号でも構いません。設定をやり直す手間を省く
ため、通常の使用状態と同等のレベルを入力して
ください。
電源を落とす際には、まずアンプ(またはパワードスピー
カー)の電源を先に切ってください。電源を投入する際に
はアンプの電源を最後に入れてください。
外箱は保管しておきましょう。将来必要になるかもしれ
ません。
6. 現在のチャンネルの GAIN コントロールを調整し、
LED メーターの表示が「0」の周辺で安定すること、
「+6」を超えないことを確認します。
保証請求やテクニカルサポート、返品など
に備えて、以下の欄に必要事項をご記入く
ださい。
7. EQ 処理を加える場合には、この時点で設定し、
前の手順に戻ります。
8. チャンネルの SOLO スイッチを押し込まれていな
シリアルナンバー:
お買い上げの販売店名:
ご購入日:
い状態(オフ)に戻します。
9. 1 から 3 チャンネルのすべてに対して以上の手順
を実行します。チャンネル 3 の GAIN コントロー
ルはラインインプットではなく、マイクインプッ
トにのみ有効であることにご注意ください。
Part No. SW0651 Rev. A Japanese 2008/01
©2007 LOUD Technologies Inc. All Rights Reserved.
(本作品はノンフィクションです!)
3
Owner’s Manual
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はじめに
この度は、Mackie のプロフェッショナルコンパクトミキ
サー「802-VLZ3」をお選び頂き、誠にありがとうございま
した。802-VLZ3 は、精密に設計された XDR2TM 拡張ダイナ
ミックレンジシステムによるスタジオ仕様のマイクプリア
ンプを搭載しています。
•
•
スタイリッシュで丈夫なスチール製シャーシ
Mac/PC 対応の音楽プロダクションソフトウェア
「Tracktion 3 Project Bundle」を同梱
•
別売のマイクスタンドアダプタに対応(24 ページ
参照)
コンパクトなサイズと秀逸な設計により、802-VLZ3 はレ
コーディングや SR、マルチメディアやポストプロダクショ
ンなどの用途に最適です。同梱の Tracktion ソフトウェアを
使用すれば、あなたの素晴らしい才能を存分に発揮できる
でしょう!
このマニュアルの読み方
「すぐにでも 802-VLZ3 の接続を行いたい!」という方の
ために、目次のすぐ後に一般的な接続例を掲げておきまし
た。様々な用途におけるミキサーの典型的なセットアップ
を示しています。
Mackie VLZ3 シ リ ー ズ の ミ キ サ ー は 402、802、1202、
1402、1642、1604-VLZ3 で 構 成 さ れ ま す。802-VLZ3 は、
この内の 4 チャンネルミキサーと 12 チャンネルミキサー
の間に位置するものです。その特長を以下に記します:
続いて、ミキサーのすべての詳細を説明するツアーが始
まります。イラストに示された各機能にはナンバーが付さ
れています。知りたい機能があれば、イラストを眺め、近
くにある同じナンバーのパラグラフをご参照ください。
•
•
非常にコンパクトな 8 チャンネルミキサー
左のアイコンは重要な情報、または 802-VLZ3 に
3 ×スタジオ仕様の XDR2 ™ 拡張ダイナミックレ
特有の機能についての説明を示すものです。
ンジマイクプリアンプ
•
•
•
8 ×高ヘッドルームのラインインプット
2 ×モノのマイク / ラインチャンネル
左のアイコンは機能の詳細と実践的なテクニッ
クを示すものです。
1 ×モノマイク / ステレオラインのハイブリッド
チャンネル
•
•
•
2 ×ステレオラインレベルのチャンネル
「付録 A」にはトラブルシューティングとサービス情報を
RCA コネクタのテープ入出力
記しています。
XLR メインアウトプット:直接ステージスネーク
に接続する場合、スイッチでマイクレベルに切り
替え可能
「付録 B」はコネクタの説明です。
「付録 C」には技術情報とブロックダイアグラムを掲載し
ています。
•
•
•
1/4 インチ TRS メインアウトプット
各チャンネルに 3 バンドのアクティブ EQ を搭載
Tracktionについて
各チャンネルの Aux センド、プリ / ポストのマス
ピカピカの 802-VLZ3 ミキサーには、ボーナスとして
Tracktion 3 ソフトウェアが同梱されています。802-VLZ3 ミ
キサーの動作に必要なものではありませんが、素晴らしい
ソフトウェアです。一度ご使用になれば、きっとご愛用頂
けるでしょう!
タースイッチ、専用 Aux リターン
•
チャンネル 1 と 2 のインプットにはインストゥル
メントスイッチを装備:DI ボックスは必要ありま
せん。
•
•
•
インサート(チャンネル 1 と 2)
Tracktion は、シンプルで使い勝手のよい操作性を追求
したパワフルなオーディオプロダクション /MIDI シーケン
サーのアプリケーションです(PC と Mac に対応)。お使い
のシステムに合わせて容易にセットアップすることができ
ます。ほんの数年前でも、高価な機材類に莫大な投資をし
てはじめて可能であったプロフェッショナルなサウンドを
実現する能力を秘めたソフトウェアです。あなたのアイデ
アを最高のミックスに昇華するために必要なすべてのツー
ルがすぐ目の前に用意してあります。
各チャンネルにパンコントロール
ローカットフィルター(マイクインプットチャン
ネル)
•
•
コンデンサーマイク用にファンタム電源を用意
メイン、コントロールルーム、ヘッドフォン出力:
それぞれに独自のボリュームコントロール
•
コントロールルーム / ヘッドフォンのソースマト
リクスにより、メインミックスとテープ入力を自
由にモニター可能
Tracktion DVD-ROM とライセンスコードは 802-VLZ3 に
同梱されています。必要なシステム条件など、Tracktion の
•
•
•
•
各チャンネルにプリフェーダーソロ
幅広い用途の ALT 3/4 ステレオバス
高解像度の 12 段階ステレオメーター
Tracktion の愛用者、そしてユーザーフォーラムは急成
長しています。ピカピカの 802-VLZ3 と共に、あなたも
Tracktion を存分にお楽しみ頂けますように!
ホコリを遮断するように密封されたロータリーコ
ントロール(アンチョビはご勘弁を!)
ꢁ
80ꢀ-VLZ3
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目 次
ꢂ
Owner’s Manual
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接続ダイアグラム
マイク
アコーステ ィック
ギター
エレクトリック
ギター
ベース
ギター
アンプ
シミュ レーター
DI ボックス
N OUT BALANC
L
BAL/UNBALL
MIC 2
R
R
802
MONO
L
エフェクトプロセッサー
リターン
(Auxセンドへ)
+4
BAL
OR
BAL
OR
L
MAIN OUT
L
MIC
UNBAL
UNBAL
BAL
OR
LINE IN 1
LINE IN 2
LINE IN 3UNBAL
MAIN
R
R
OUTPUT
LEVEL
AUX SEND
BAL/UNBA
TAPE IN PE OUT
R
BAAL
L3
BAL/UNBAL
ボーカルコンプレッサー
(インサートヘ)
L
L
MONO
L
NO
NSERT
U
ISERT
U
LINE IN 4
L
LOW CUT
100 Hz
PHANTOM
POWER
BAL
OR
BAL
OR
18dB/OCT
R4
R
UNBAL
UNBAL
R
R
0
60
0
60
0
60
+15dB-45dB
GAIN
+15dB-45dB
GAIN
センド
LINE IN
LINE IN 7-8
ST RETURN
ALT OUTPUT CR OUTPUT
PHONES
GAIN
U
U
U
U
U
U
AUX
U
STEREO
RETURN
AUX
AUX
A
EQ
A
AUX
MASTER
PRE
POST
SEND
O
O +15
O
O +15
O
O +15
O O +15
O O +15
O
O
O
O +20
+10
U
U
U
U
U
EQ
EQ
EQ
EQ
POWER
HI
HI
HI
HI
HI
リターン
12kHz
12kHz
12kHz
12kHz
12kHz
LEFT RIGHT
0dB=0dBu
20
CONTROL
ROOM
SOURCE
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
15
10
6
MID
2.5kHz
MID
2.5kHz
MID
2.5kHz
MID
2.5kHz
MID
2.5kHz
MAIN MIX
ALT 3-4
TAPE
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
3
LOW
80Hz
LOW
80Hz
LOW
80Hz
LOW
80Hz
LOW
80Hz
0
2
-15 +15
-15 +15
-15 +15
-15 +15
-15 +15
4
PAN
PAN
PAN
PAN
PAN
LEVEL
SET
7
センド
10
20
30
L
R
L
R
L
R
L
R
L
R
1
2
3-4
5-6
7-8
MUTE
ALT 3-4
MUTE
ALT 3-4
MUTE
ALT 3-4
MUTE
ALT 3-4
MUTE
ALT 3-4
ASSIGN
TO MAIN MIX
RUDE
SOLO
PREFADER
SOLO
U
PREFADER
SOLO
U
PREFADER
SOLO
U
PREFADER
SOLO
U
PREFADER
SOLO
U
O O MAX
U
U
PHONES
リターン
コンプレッサー
O
O +12dB
O
O +12dB
O
O +12dB
O
O +12dB
O
O
+12dB
O
O +10dB
O
O +12dB
LEVEL
LEVEL
LEVEL
LEVEL
LEVEL
CTL ROOM/SUBMIX
MAIN MIX
(インサートヘ)
SA1530z パワードスピーカー
TM
iPod
キーボード
ドッキングステ ーション
このダイアグラムでは、チャンネル 1 のマイクインプットにマイクを接続し、ボーカル用コンプレッサーをインサート
端子に接続しています。チャンネル 2 のインストゥルメントインプットにはギターを接続し(インストゥルメントスイッ
チをオン)、やはりコンプレッサーをインサート端子に接続しています。ベースギターは DI ボックスを経由し、チャンネ
ル 3 のマイクインプットに接続されています。さらに、アンプシミュレーターを通したギターがチャンネル 5-6 に接続され、
キーボードはチャンネル 7-8 のラインインプットに接続されています。
1 台のエフェクトプロセッサーが Aux センドに接続されています(Aux センドは POST に設定)。エフェクトサウンドは、
ステレオリターンのインプットを経由してミキサーに戻り(その量は STEREO RETURN レベルコントロールで設定しま
す)、メインミックスに加えられます。
Aux センドをエフェクトプロセッサーではなく、ステージモニター用に使う場合、Aux センドを PRE に設定します。
これにより、モニターのボリュームレベルを、独立して(メインのラウドスピーカーとは別に)調整することが可能とな
ります。
iPodTM ドッキングステーションが RCA テープインプットに接続されています。ステージの幕間に BGM を流すことが
できます。
メインミックスの出力は 1 組の SA1530z パワードラウドスピーカーに接続され、オーディエンスを楽しませています。
ライブバンドのPAシステム
ꢃ
80ꢀ-VLZ3
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コンデ ンサー
マイク
エレクトリック
ギター
アコーステ ィック
ギター
アンプ
HR624mkII
シミュ レーター
スタジオモニ ター
MAIN OUT BALANCED
BAL/UNBALL
MIC
MIC
2
3
L
R
R
802
ONO
+4
MIC
BAL
OR
BAL
OR
L
MAIN OUT
L
L
UNBAL
UNBAL
BAL
OR
LINE IN 1
LINE IN 2
LINE I3UNBAL
MAIN
OUTPUT
LEVEL
R
R
AUX SEND
TAPE IN E OUT
ヘッドフォン
R
BAL/UNBAL
L
BAL/UNBAL
L3
BAL/UNBA
L
MONO
L
NO
L
INSERT
U
INSERT
U
LINE IN 4
LOW CUT
100 Hz
PHANTOM
POWER
BAL
OR
BAL
OR
18dB/OCT
R
R4
UNBAL
UNBAL
R
R
0
60
0
60
0
60
+15dB-45dB
GAIN
+15dB-45dB
GAIN
INE IN
LINE IN 7-8
ST RETURN
ALT OUTPT UTPUT
PHONES
GAIN
シンセサイザー
エレクトリックドラ
U
U
U
U
U
U
AUX
U
STEREO
RETURN
AUX
AUX
A
EQ
A
EQ
AUX
MASTER
PRE
POST
SEND
ヘッドフォンアンプ
O
O +15
O
O +15
O
O +15
O
O +15
O
O +15
O
O
+10
O
O +20
U
U
U
U
U
EQ
EQ
EQ
POWER
HI
HI
HI
HI
HI
12kHz
12kHz
12kHz
12kHz
12kHz
LEFT RIGHT
0dB=0dBu
20
CONTROL
ROOM
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
SOURCE
15
10
6
MID
2.5kHz
MID
2.5kHz
MID
2.5kHz
MID
2.5kHz
MID
2.5kHz
MAIN MIX
ALT 3-4
TAPE
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
3
LOW
80Hz
LOW
80Hz
LOW
80Hz
LOW
80Hz
LOW
80Hz
0
2
-15 +15
-15 +15
-15 +15
-15 +15
-15 +15
4
PAN
PAN
PAN
PAN
PAN
LEVEL
SET
7
10
20
30
L
R
L
R
L
R
L
R
L
R
ラ
ップトップ
1
2
3-4
5-6
7-8
MUTE
ALT 3-4
MUTE
ALT 3-4
MUTE
ALT 3-4
MUTE
ALT 3-4
MUTE
ALT 3-4
ASSIGN
TO MAIN MIX
RUDE
SOLO
PREFADER
SOLO
PREFADER
SOLO
PREFADER
SOLO
PREFADER
SOLO
PREFADER
SOLO
O O MAX
U
U
U
U
U
U
U
PHONES
ム
O O +12dB
O O +12dB
O O +12dB
O O +12dB
O
O
+12dB
O O +10dB
O O
+12dB
LEVEL
LEVEL
LEVEL
LEVEL
LEVEL
CTL ROOM/SUBMIX
MAIN MIX
このダイアグラムでは、チャンネル 1 のマイクインプットにコンデンサーマイクを接続し(ファンタムスイッチをオン)、
チャンネル 2 のインストゥルメントインプットにギターを接続しています(インストゥルメントスイッチをオン)。もう
1 台のギターは、アンプシミュレーターを経由してチャンネル 3-4 に接続されています。さらに、ステレオシンセサイザー
がチャンネル 5-6 のラインインプットに、エレクトリックドラムがチャンネル 7-8 に接続されています。
ラップトップコンピュータからのオーディオ出力が RCA テープ入力に接続されています。同梱の Tracktion ソフトウェ
アでレコーディングしたトラックを再生することができます。ALT 3–4 出力は、コンピュータのサウンドカードのインプッ
トに接続されています。MUTE/ALT 3–4 スイッチを押し込むことにより、素早くチャンネルをコンピュータでレコーディ
ングすることが可能です。
ヘッドフォン出力はヘッドフォンアンプに接続され、4 つのヘッドフォンにシグナルを供給しています。
コントロールルーム出力は、1 組の HR624 mkII パワードスタジオモニターに接続されています。
このセットアップで以下のようにオーバーダビングすることができます:
1. レコーディング中のトラックにシグナルを送信する場合、チャンネルの MUTE/ALT 3–4 スイッチを押し込んでく
ださい。コンピュータのインプットにシグナルが送られます。
2. テープ入力を利用し、既に録音済みのトラックのみをモニターします。コントロールルーム / ヘッドフォンで聞く
ことができます。
3. 現在レコーディング中のチャンネルのみがコンピュータへ送信されるので(ALT 3–4 出力を経由)、モニターして
いる録音済みのトラック(オーバーダブされるトラック)は新規トラックに録音されません。
4. コントロールルーム / ヘッドフォンには ALT 3–4 出力(現在レコーディング中)とテープ入力(Tracktion によって
再生される録音済みのトラック)がルーティングされます。
ホームスタジオ
ꢄ
Owner’s Manual
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フロントミキサーからのステ ージモニ ターミックス
モノシンセ 1
メインミックス(フロントミキサーへ)
N OUT BALAN
BAL/UNBALL
MIC
MIC
1
2
3
L
R
R
SRM150 パワード
パーソナルモニ ター
802
MONO
+4
BAL
OR
BAL
OR
L
MAIN OUT
L
MIC
L
UNBAL
UNBAL
BAL
OR
LINE IN 1
LINE IN 2
LINE IN 3UNBAL
MAIN
OUTPUT
LEVEL
R
R
ASEND
TAPE IN TAPE OUT
R
BUNBAL
L
BAL/UNBAL
L3
BAL/UNBAL
L
MONO
L
MONO
L
モノシンセ 2
INSERT
U
INSERT
U
LINE IN 4
LOW CUT
100 Hz
PHANTOM
POWER
ヘッドフォン
BAL
OR
BAL
OR
18dB/OCT
R
R4
R
UNBAL
UNBA
R
R
0
60
0
60
0
60
+15dB-45dB
GAIN
+15dB-45dB
GAIN
NE IN 5-
NE IN 7-8
ST RETURN
ALT OUTPUT CR OUTPUT
PHONES
GAIN
U
U
U
U
U
U
AUX
U
STEREO
RETURN
AUX
AUX
Q
Q
AUX
MASTER
PRE
POST
SEND
O
O +15
O
O +15
O
O +15
O
O +15
O
O +15
O
O
+10
O
O +20
U
U
U
U
U
EQ
EQ
EQ
POWER
シンセ 3
シンセ 4
HI
HI
HI
HI
HI
12kHz
12kHz
12kHz
12kHz
12kHz
LEFT RIGHT
0dB=0dBu
20
CONTROL
ROOM
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
SOURCE
15
10
6
MID
MID
MID
MID
MID
2.5kHz
2.5kHz
2.5kHz
2.5kHz
2.5kHz
MAIN MIX
ALT 3-4
TAPE
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
3
LOW
80Hz
LOW
80Hz
LOW
80Hz
LOW
80Hz
LOW
80Hz
0
2
-15 +15
-15 +15
-15 +15
-15 +15
-15 +15
4
PAN
PAN
PAN
PAN
PAN
LEVEL
SET
7
10
20
30
L
R
L
R
L
R
L
R
L
R
1
2
3-4
5-6
7-8
MUTE
ALT 3-4
MUTE
ALT 3-4
MUTE
ALT 3-4
MUTE
ALT 3-4
MUTE
ALT 3-4
ASSIGN
TO MAIN MIX
RUDE
SOLO
PREFADER
SOLO
U
PREFADER
SOLO
U
PREFADER
SOLO
U
PREFADER
SOLO
U
PREFADER
SOLO
U
O O MAX
U
U
PHONES
O O +12dB
O O +12dB
O O +12dB
O O +12dB
O
O
+12dB
O O +10dB
O O
+12dB
LEVEL
LEVEL
LEVEL
LEVEL
LEVEL
CTL ROOM/SUBMIX
MAIN MIX
ステ ージスネーク
キーボードサブミックス
(フロントミキサーへ)
このダイアグラムでは 2 台のモノシンセがチャンネル 1 と 2 のモノラインインプットに接続され、2 台のステレオシン
セがチャンネル 5/6 と 7/8 のステレオラインインプットに接続されています。
XLR メインミックスの出力がステージスネークの 2 チャンネルに接続されています。XLR メインミックス出力端子の
近くにある MAIN OUTPUT LEVEL スイッチは MIC に設定されています。これにより、そのバランス出力は、スネークか
ら PA のフロントミキサーまでの長いケーブルで送信するのに適したものとなります。フロントミキサーでは、キーボー
ドのサブミックスが他のインストゥルメントやボーカルと共にメインミックスに加えられ、伝説的なオールスターバンド
が誕生します!
フロントミキサーより送られるステージモニターがスネークを経由してチャンネル 3 のラインインプットに戻されてい
ます。このシグナルが 802-VLZ3 のメインミックスにルーティングされないように、チャンネル 3 のレベルは絞り切って
ください。チャンネル 3 の Aux コントロールを調節してフロントミキサーからのステージモニターを追加します。モニター
を聞きながら、演奏するキーボード群とバンドのギター / ドラム / ボーカルとのバランスがちょうどよくなるように、他
のチャンネルの Aux コントロールも調節してください。SRM150 をパワードステージモニターとして使用するため、Aux
センドは PRE に設定してください。ここで紹介したセッティングでは、モニターをご自身でコントロールすることが可
能です。お好みに合わせてキーボードのバランスやキーボードとその他のバランスを調整することができます。
ヘッドフォン端子にはヘッドフォンが接続されています。
キーボードサブミキサー
8
80ꢀ-VLZ3
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ナレーション
マイク
TM
Final Cut を起動したコンピュ ータ
N OUT BALANC
BAL/UNBALL
MIC
3
L
R
R
802
MONO
+4
MIC
BAL
OR
BAL
OR
L
MAIN OUT
L
L
UNBAL
UNBAL
BAL
OR
LINE IN 1
LINE IN 2
LE IN 3UNBAL
MAIN
OUTPUT
LEVEL
R
R
AUX SEND
TAPE IN TAPE OUT
R
BAL/UNBAL
L
BAL/UNBAL
L3
BAL/UNBAL
L
MONO
L
MONO
L
INSERT
U
INSERT
U
LNE IN 4
LOW CUT
100 Hz
PHANTOM
POWER
BAL
OR
BAL
OR
18dB/OCT
R
R4
R
NBAL
NBAL
HR624mkII
0
60
0
60
0
60
+15dB-45dB
GAIN
+15dB-45dB
GAIN
LINE I5-6
LINE I7-8
ST RETURN
ALT OUTPUT CR OUTP
NES
GAIN
スタジオモニ ター
U
U
U
U
U
U
AUX
U
STEREO
ETURN
AUX
AUX
AUX
EQ
A
EQ
A
MASTER
PRE
POST
SEND
O
O +15
O
O +15
O
O +15
O
O +15
O O +15
O
O
+10
O
O +20
U
U
U
U
U
EQ
EQ
EQ
POWER
HI
HI
HI
12kHz
HI
HI
12kHz
12kHz
12kHz
12kHz
LEFT RIGHT
0dB=0dBu
20
CONTROL
ROOM
SOURCE
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
15
10
6
MID
MID
MID
MID
MID
2.5kHz
2.5kHz
2.5kHz
2.5kHz
2.5kHz
MAIN MIX
ALT 3-4
TAPE
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
3
LOW
80Hz
LOW
80Hz
LOW
80Hz
LOW
80Hz
LOW
80Hz
0
2
-15 +15
-15 +15
-15 +15
-15 +15
-15 +15
4
PAN
PAN
PAN
PAN
PAN
LEVEL
SET
7
10
20
30
L
R
L
R
L
R
L
R
L
R
1
2
3-4
5-6
7-8
MUTE
ALT 3-4
MUTE
ALT 3-4
MUTE
ALT 3-4
MUTE
ALT 3-4
MUTE
ALT 3-4
ASSIGN
TO MAIN MIX
RUDE
SOLO
PREFADER
SOLO
U
PREFADER
SOLO
U
PREFADER
SOLO
U
PREFADER
SOLO
U
PREFADER
SOLO
U
O O MAX
U
U
PHONES
O O +12dB
O O +12dB
O O +12dB
O O +12dB
O
O
+12dB
O O +10dB
O O
+12dB
LEVEL
LEVEL
LEVEL
LEVEL
LEVEL
CTL ROOM/SUBMIX
MAIN MIX
ステ レオサウンドエフェクト
ハードデ ィスクプレーヤー
ビデ オモニ ター
DVプレーヤー 1
DVプレーヤー 2
ビデ オ出力
このダイアグラムでは、2 本のナレーション用マイクをチャンネル 1 と 2 のマイクインプットに接続しています。2 台
のデジタルビデオプレーヤーのラインレベルのステレオ出力をチャンネル 3-4 と 5-6 のラインインプットに接続していま
す。
ステレオのサウンドエフェクト ハードディスクプレーヤーがチャンネル 7-8 のラインインプットに接続されています。
テープ出力は、Final CutTM ソフトウェアを起動したデスクトップコンピュータのラインレベルのオーディオインプット
に接続されています。RCA 端子とコンピュータのオーディオインプットを接続するケーブルがない場合、アダプタが必
要となります。
コントロールルーム出力は 1 組の HR624 mkII パワードスタジオリファレンスモニターに接続されています。メイン出
力はビデオレコーダーのオーディオインプット(バランス)に接続されています。
ビデオ編集プロダクション
ꢅ
Owner’s Manual
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HR624mkII
コンデ ンサー
マイク
アンプ
スタジオモニ ター
エレクトリック
ギター
シミュ レーター
TV セット
シンセサイザー
エフェクト
プロセッサー
MAIN OUT BALANCED
L
BAL/UNBALL
MIC
MIC
2
3
R
R
802
MO
+4
MIC
BAL
OR
BAL
OR
L
MAIN OU
L
UNBAL
UNBAL
AL
OR
LINE IN 1
LINE IN 2
LINE IN 3UNBAL
MAIN
OUTPUT
LEVEL
R
R
AUX SEND
TAPE IN TAPE O
R
BAL/UNBA
L
BABAL
L3
BAL/UNB
L
MONO
L
MONO
L
INSERT
U
INSERT
U
LINE IN 4
LOW CUT
100 Hz
PHANTOM
POWER
BAL
OR
BAL
OR
18dB/OCT
R4
R
UNBAL
UNBAL
ヘッドフォン
R
R
0
60
0
60
0
60
+15dB-45dB
GAIN
+15dB-45dB
GAIN
LINE IN
LINE IN 7-8
ST RETURN
ALT OUTPUT CR OUTPUT
PHONES
GAIN
U
U
U
U
U
U
AUX
U
STEREO
RETURN
AUX
AUX
A
EQ
A
EQ
AUX
MASTER
PRE
POST
SEND
O
O +15
O
O +15
O
O +15
O
O +15
O
O +15
O
O
+10
O
O +20
U
U
U
U
U
EQ
EQ
EQ
POWER
ラ ップトップ
HI
HI
HI
HI
HI
12kHz
12kHz
12kHz
12kHz
12kHz
LEFT RIGHT
0dB=0dBu
20
CONTROL
ROOM
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
SOURCE
15
10
6
MID
MID
MID
MID
MID
2.5kHz
2.5kHz
2.5kHz
2.5kHz
2.5kHz
MAIN MIX
ALT 3-4
TAPE
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
3
LOW
80Hz
LOW
80Hz
LOW
80Hz
LOW
80Hz
LOW
80Hz
0
2
-15 +15
-15 +15
-15 +15
-15 +15
-15 +15
4
PAN
PAN
PAN
PAN
PAN
LEVEL
SET
7
10
20
30
L
R
L
R
L
R
L
R
L
R
1
2
3-4
5-6
7-8
MUTE
ALT 3-4
MUTE
ALT 3-4
MUTE
ALT 3-4
MUTE
ALT 3-4
MUTE
ALT 3-4
ASSIGN
TO MAIN MIX
ビデ オ 1
ケーブルボックス
RUDE
SOLO
PREFADER
SOLO
U
PREFADER
SOLO
U
PREFADER
SOLO
U
PREFADER
SOLO
U
PREFADER
SOLO
U
O
O MAX
U
U
PHONES
O
O +12dB
O
O +12dB
O
O +12dB
O
O +12dB
O
O
+12dB
O
O +10dB
CTL ROOM/SUBMIX
O O
+12dB
LEVEL
LEVEL
LEVEL
LEVEL
LEVEL
MAIN MIX
DVDプレーヤー
ビデ オ 2
このダイアグラムでは、1 組のラウドスピーカーでホームスタジオとホームシアターを実現しています。お部屋のスペー
スがそんなになかったり、お持ちのラウドスピーカーが本当に好きで「ホームスタジオでもホームシアターでも使いた
い!」という場合のセットアップです。
ファンタム電源をオンにしてコンデンサーマイクをチャンネル 1 のマイクインプットに接続しています。ギターアンプ
のシミュレーターのラインレベル出力をチャンネル 2 のラインインプットに接続しています。ステレオのシンセサイザー
がチャンネル 3-4 に接続されています。Tracktion を起動したラップトップコンピュータをテープ出力の端子に接続してい
るので、チャンネル 1、2、3、4 をレコーディングすることが可能です。
DVD プレーヤーのラインレベルのステレオオーディオ出力は、チャンネル 5-6 のラインインプットに接続されています。
ケーブルボックスのオーディオ出力がチャンネル 7-8 に接続されています。ケーブルボックスと DVD プレーヤーのビデ
オ出力は直接 TV モニターに接続しています。
外部エフェクトプロセッサーが Aux センドに接続され(POST モード)、そのエフェクト出力は 802-VLZ3 のステレオ
リターンで戻されます。コントロール出力には 1 組の HR624 mkII パワードスタジオモニターが接続されています。ヘッ
ドフォン端子にもヘッドフォンが接続されています。
ホームスタジオとして使用する場合、ボーカルやギターを Tracktion でレコーディングしたり、トラックを高品質なラ
ウドスピーカーやヘッドフォンから再生できます。ホームシアターとしての使用でないので、チャンネル 5-6 と 7-8 のレ
ベルは絞り切っておきましょう。
ホームシアターとして使用する場合、チャンネル 1 から 4 のレベルを下げてください。ケーブルボックスでお好きな
プログラムを選択し、チャンネル 7-8 のレベルノブはユニティーに設定します。コントロールルームノブでラウドスピー
カーの再生音量を調整してください。DVD を再生する場合には、チャンネル 5-6 のレベルノブをユニティーに設定します。
TV モニターでは DVD ビデオを選択してください。
ホームスタジオ / ホームシアター
10
80ꢀ-VLZ3
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パッチベイの詳細
MAIN OUT BALANCED
BAL/UNBALL
MIC
MIC
MIC
1
2
3
L
R
R
802
MONO
+4
MIC
BAL
OR
BAL
OR
L
MAIN OUT
L
L
UNBAL
UNBAL
BAL
OR
LINE IN 1
LINE IN 2
LINE IN 3UNBAL
MAIN
OUTPUT
LEVEL
R
R
AUX SEND
TAPE IN TAPE OUT
R
BAL/UNBAL
BAL/UNBAL
L3
BAL/UNBAL
L
L
MONO
MONO
INSERT
INSERT
LINE IN 4
L
L
LOW CUT
100 Hz
PHANTOM
POWER
BAL
OR
BAL
OR
18dB/OCT
R
R4
R
UNBAL
UNBAL
U
U
R
R
0
60
0
60
0
60
+15dB-45dB
+15dB-45dB
ST RETURN
ALT OUTPUT CR OUTPUT
PHONES
LINE IN 5-6
LINE IN 7-8
GAIN
GAIN
GAIN
マイク、ラインレベルのインストゥルメントやエフェク
ト、ヘッドフォン、そしてサウンドの最終的な出力先であ
るテープレコーダーや PA システムなどに接続されたすべ
てのケーブルは、このパッチベイに接続します。
ファンタム電源
現在、多くのプロフェッショナルコンデンサーマイクは
ファンタム電源供給タイプとなっています。ミキサーが
オーディオケーブルを通じて低電流の直流電圧をマイク
の電気回路に供給する仕組みになっています(セミプロク
ラスのコンデンサーマイクにはバッテリーを備えたものも
あります)。Shure 社の SM57 や SM58 など、外部電源を必
要とせず、また、その影響も受けることのないダイナミッ
クマイクからは見えない電源であることから「ファンタム
(幻)」と名付けられています。
802-VLZ3 で使用するコネクタの詳細に関しては巻末の
「付録 B」をご参照ください。また、XLR とラインインプッ
トからのシグナルの流れに関しては、16 ページの「チャン
ネルストリップの詳細」をご覧ください。
1.MIC インプット(チャンネル1–3)
商用スタジオの巨大なコンソールに見られるような、
ファンタム電源を搭載したバランスのマイク入力を、同じ
理由で採用しています。この種の回路はハムとノイズ除去
に優れているためです。標準 XLR タイプ(オス)の端子
を備えたものであれは、ほとんどのマイクを接続できます。
802-VLZ3 のファンタム電源は、PHANTOM POWER [12]
スイッチ(リアパネル)によるグローバル設定となってい
ます(チャンネル 1–3 のファンタム電源を個別的にオンオ
フすることはできません)。
ファンタム電源がオンの時に、シングルエンド
型(アンバランス接続)のマイクや楽器を MIC
インプット [1] に接続しないでください。
プロ仕様のリボン、ダイナミック、コンデンサーマイク
を接続すると、とても素晴らしいサウンドとなるでしょう。
802-VLZ3 のマイクインプットでは、どのようなマイクレ
ベルでもオーバーロードさせずに調整することが可能で
す。ただし、3 ページのレベル設定の手順だけは必ず実行
してください。
絶対に安全であるという確信がない限り、ファ
ンタム電源が供給されている MIC インプットに
インストゥルメントの出力端子を接続しないで
ください。
チャンネル 3-4 は、ステレオチャンネルに 1 つのモノマ
イクインプットを備えたハイブリッド設計です。モノのマ
イクインプットはステレオの両サイドに現れます。
リボンマイクにはファンタム電源を使用しない
でください。
すべてのインストゥルメントがミキサーに直接
的に接続するように設計されている訳ではあり
ません。例えば通常、ギターをミキサーのマイ
クインプットに接続するにはダイレクトボック
ス(DI)が必要です。けれどもチャンネル 1 と 2 にはイン
ストゥルメントスイッチ [6] が備えられています。これら
には、DI ボックスを使わずにギターを直接ラインインプッ
トに接続できます。
11
Owner’s Manual
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MAIN OUT BALANCED
BAL/UNBALL
MIC
MIC
MIC
1
2
3
L
R
R
802
MONO
+4
MIC
BAL
OR
BAL
OR
L
MAIN OUT
L
L
UNBAL
UNBAL
BAL
OR
LINE IN 1
LINE IN 2
LINE IN 3UNBAL
MAIN
OUTPUT
LEVEL
R
R
AUX SEND
TAPE IN TAPE OUT
R
BAL/UNBAL
BAL/UNBAL
L3
BAL/UNBAL
L
L
MONO
MONO
INSERT
INSERT
LINE IN 4
L
L
LOW CUT
100 Hz
PHANTOM
POWER
BAL
OR
BAL
OR
18dB/OCT
R
R4
R
UNBAL
UNBAL
U
U
R
R
0
60
0
60
0
60
+15dB-45dB
+15dB-45dB
ST RETURN
ALT OUTPUT CR OUTPUT
PHONES
LINE IN 5-6
LINE IN 7-8
GAIN
GAIN
GAIN
モノの機器(1 本のケーブル)を接続する場合は、常に
L(MONO)側のインプット(ラインインプット 3、5、7)
を使用し、R 側のインプット(ラインインプット 4、6、8)
は空けておきます。この場合にも左右のチャンネルに同じ
信号が流れる仕組み(ジャックノーマリング)になってい
ます。
2.LINE IN(チャンネル1–2)
これらのラインインプットはマイクプリアンプと回路を
共有しています(ファンタム電源を除く)。また、ほとん
どのレベルでバランスまたはアンバランス入力に対応しま
す。3-8 チャンネルよりも高いゲインを稼ぐことが可能で
あるため、事実上、すべての一般的なオーディオシグナル
(–40 dB といった低いレベルのインストゥルメントから、
–10 dBV 〜 +4 dBu の操作レベルまで)に使用可能です。
4.INSERT(チャンネル1–2)
これらのチャンネルインサート端子は、シリアルエフェ
クト(コンプレッサー、イコライザー、ディエッサー、フィ
ルターなど)を接続するために用意されたものです。一般
の方はこの種のエフェクト機器をそれほど多く所有してい
ないので、最初の 2 チャンネルのみにインサート端子を設
けました。チャンネル 3 から 8 のソースに対してエフェク
ト処理が必要な場合は、単に 802-VLZ3 の前でエフェクト
デバイスに接続してください。
バランスラインを接続するには、ステレオヘッドフォ
ン端子によく見られる 1/4 インチのチップリングスリーブ
(TRS)端子を使用してください。
アンバランスラインを接続する際には、1/4 インチモノ
(TS)フォーンプラグまたは標準の楽器用ケーブルを使用
してください。
ラインインプット 1–2 は高いゲインを必要とする古い楽
器類にも適しています。チャンネルの GAIN コントロール
を調節することにより、低いレベルでも適切なレベルまで
持ち上げることが可能です。
チャンネルインサートのポイントは、GAIN [7] とロー
カット [5] コントロールの後、チャンネル EQ [25-27] と
LEVEL [21] コントロールの前です。センド(チップ)はロー
インピーダンス(120 オーム)であり、どんなラインレベ
ルにも対応します。リターン(リング)はハイインピーダ
ンス(2.5 キロオーム以上)で、これもほとんどのデバイ
スに対応しています。
3.ステレオ LINE IN
(チャンネル3–4、5–6、7–8)
これらの完全バランス対応のインプットは、ステレオま
たはモノ、バランスまたはアンバランスのシグナルに対応
しています。プロフェッショナルなインストゥルメントや
エフェクト、テープレコーダーにも最適です。
センド(プロセッサーへ)
リング
チップ
“チップ”
“リング”
(TRSプラ グ)
スリーブ
オーディオでステレオを扱うとき、奇数のチャンネルは
通常「左チャンネル」を受信するように接続します。例え
ば 802-VLZ3 のラインインプット 5–6 にステレオ信号を入
力するのであれば、接続デバイスの左の出力をチャンネル
5 の端子に、右の出力を 6 の端子に接続します。
このプラ グをミキサーの
チャンネルインサート端子へ接続
リターン(プロセッサーから)
インサートケーブル、そしてインサート端子の 3 種類の
使用方法については、「付録 B」で詳しく説明しています。
これらの端子は、外部機器をインサートする他に、ポス
ト GAIN、ポストローカット、プリ EQ のダイレクトアウ
トとして使用することも可能です。Mackie のプリアンプは
とても好評で、実際にこれらのプリアンプのためだけに、
このミキサーを購入する人々もいるほどです。
1ꢀ
80ꢀ-VLZ3
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5.ローカット(チャンネル1–3)
各チャンネルのローカット(ハイパスフィルターと同義)
エフェクト接続:シリアル vs パラレル
この先「シリアル」そして「パラレル」という用語が頻
機能は、100 Hz 以下の低いフリーケンシーをオクターブに 繁に登場します。まずはその意味を簡単に説明しましょう。
つき 18 dB の割合でカットします。
「シリアル」は、信号全体がエフェクトデバイスに送ら
キックドラム、ベースギター、シンセベース(そして地 れることを意味しています(コンプレッサーやリミッター、
震の SE など)を除くあらゆるマイクの用途にローカット グラフィックイコライザーなど)。ラインレベルのソース
の使用をお勧めします。これらを除くと、この帯域に求め 信号は、ミキサーの前で、あるいは後ろでシリアルエフェ
られるものはあまりありません。フィルタリングすること クトデバイスに接続することが可能です。INSERT [4] 端子
によってローをシャキッとさせるだけではなく、ライブで を使用するのが最適な形です。
はフィードバックを抑え、アンプのパワーを維持する役割
インサート
センド
インサート
リターン
を果たします。
エフェクト機器
(コンプレッサーなど)
ローカット機能はライブでのオペレーションに柔軟性を
もたらします。ローカットを使用すれば、ボーカルの低域
イコライゼーションを安全に行うことが可能です。多くの
処理された
シグナル
ドラ イシグナル
一方「パラレル」ではミキサーのシグナルの一部がデバ
場合、低域のシェルビング EQ はボーカルに欠かせないも イスに送られます(AUX SEND 経由)。処理された信号は
のですが、ローカット処理はステージ上の騒音やマイクに 再びミキサーに戻り(STEREO RETURN 経由)、オリジナ
触れる音やブレスのポップ音を強調してしまうこともあり ルの信号すなわち「ドライシグナル」にミックスされます。
ます。ローカットは、これらすべての問題を除去し、ウー この方法では、複数のチャンネルが 1 つのデバイス(リバー
ファーにダメージを与えることなく EQ 処理を施すことを ブ、デジタルディレイなど)を使用することが可能です。
可能にします。
Aux
Aux
アウトプット
セクション
センド
リターン
6.インストゥルメントスイッチ
(チャンネル1–2)
このスイッチを押し込むと、チャンネル 1 または 2 のラ
インインプットに直接インストゥルメントレベルのシグナ
ル(ギターなど)を接続できます。DI ボックスは必要あ
りません。ギターサウンドは最高にクールなものとなるで
しょう!演奏内容にもよりますが・・・?
エフェクト機器
ウェット
シグナル
(リバープなど)
ミックス 処理された
ステ ージ シグナル
チャンネルパス
ドラ
イ
ドラ イシグナル
シグナル
8.STEREO RETURN
7.GAIN(チャンネル1–3)
パラレルエフェクト機器の出力を接続するバランスイン
プットです(シンセサイザーなどを多数所有している場合、
追加のラインインプットとしても使えます)。EQ、Aux セ
ンド、パン、ミュート、ソロ機能は装備してはいません
が、これらのバランスインプットはステレオ LINE IN イン
プット [3] と同じ仕様です。同様にこの回路もステレオ、
モノ、バランス、アンバランス信号に対応しています。市
場に流通しているほとんどのプロ仕様のエフェクトを接続
することが可能です。これらの端子に到達したシグナルは、
STEREO RETURN ノブ [38] の操作により、メインミック
スバスに加えられる前で調整することが可能です。詳しく
は 21 ページをご覧ください。
まだお読みでなければ、「レベル設定の
U
手順」(3 ページ)をご確認ください。
チャンネル 1 と 2 に接続されたマイク
やラインインプットの入力感度は、それ
ぞれの GAIN ノブによって調節すること
0
60
+15dB-45dB
GAIN
が可能です。これにより、外部からの信号は内部での適切
な操作レベルに調整されます。ただし、チャンネル 3 の
GAIN ノブは、マイクインプットのみに有効です。
XLR 端子を経由した信号の場合、ノブを最も左にした状
態で 0 dB、フルにした状態で 60 dB のゲインとなります。
1/4 インチ端子の場合では(チャンネル 1 と 2 のみ)、ノ
ブを最も左にした状態で 15 dB の減衰、フルにした状態で
45 dB のゲインとなります。「U」(ユニティーゲイン)は
10 時の位置にマークされています。この 15 dB の減衰は、
とても高いレベルのシグナルを入力する場合や、EQ を過
激に使用する場合などにとても便利です。色々な場面での
クリッピングを未然に防ぐ「仮想パッド」とも言えるでしょ
う。
モノ出力(1 本の出力ケーブル)のエフェクト機器を使
用する場合、ケーブルは STEREO RETURN の L に接続し、
R には何も接続しないでください。この方法により、信号
は両サイドに送られ(魔法のように!)、センターにモノ
信号として現れます。
9.ALT 3–4 OUTPUT
これらの 1 ⁄ 4 インチ TRS 端子(バランスまたはアンバ
ランスに接続可能)は、MUTE/ALT 3–4 [23] スイッチを押
し込まれたすべてのチャンネルのシグナルの総和を出力し
ます。詳しくは 16 ページをご覧ください。
例えばレコーダーに接続した場合、MUTE/ALT 3–4スイッ
チを押し込んだチャンネルのみをレコーディングすること
ができます。
13
Owner’s Manual
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MAIN OUT BALANCED
BAL/UNBALL
MIC
MIC
MIC
1
2
3
L
R
R
802
MONO
+4
MIC
BAL
OR
BAL
OR
L
MAIN OUT
L
L
UNBAL
UNBAL
BAL
OR
LINE IN 1
LINE IN 2
LINE IN 3UNBAL
MAIN
OUTPUT
LEVEL
R
R
AUX SEND
TAPE IN TAPE OUT
R
BAL/UNBAL
BAL/UNBAL
L3
BAL/UNBAL
L
L
MONO
MONO
INSERT
INSERT
LINE IN 4
L
L
LOW CUT
100 Hz
PHANTOM
POWER
BAL
OR
BAL
OR
18dB/OCT
R
R4
R
UNBAL
UNBAL
U
U
R
R
0
60
0
60
0
60
+15dB-45dB
+15dB-45dB
ST RETURN
ALT OUTPUT CR OUTPUT
PHONES
LINE IN 5-6
LINE IN 7-8
GAIN
GAIN
GAIN
10. CONTROL ROOM OUTPUT
メインミックス以外のものを聞くために用意された 1/4
12. PHANTOM POWER スイッチとLED
MIC [1] インプットに接続されたコンデンサーマイクに
インチ(バランス / アンバランス)の出力端子です。一般 供給するファンタム電源をグローバルにオンオフするロッ
的にスタジオでは、高品質なパワードモニターに接続しま カー式スイッチです。このスイッチを使用する場合、11 ペー
す。SOURCE マトリクス [30] スイッチ(19 ページ参照) ジもご確認ください。
でソースを切り替えます。メインミックス、ALT 3–4 ステ
スイッチを押し込むと 3 つのマイクインプットにファン
レオバス(16 ページの MUTE/ALT 3–4 を参照)、ソロチャ
タム電源が供給され、LED が点灯します。オフにするには
ンネル、TAPE インプットをモニターすることができます。
スイッチを再度押してアップポジションにしてください。
ボリュームは CONTROL ROOM/SUBMIX [32] ノブで調整
スイッチを押し込むと 3 つのマイクインプット
します。
のすべてに同時にファンタム電源が供給されま
す。従ってファンタム電源を使用する場合、こ
11. PHONES
れらのインプットでリボンマイクを使用しない
でください。
このステレオ端子は、標準ヘッドフォンで非常に大きな
音量を生じさせることが可能です。1/4 インチ(オス)を
1/8 インチ(メス)に変換するステレオアダプタがあれば、
iPod タイプやコンピュータ用のヘッドフォンなども使用で
きます。
13. TAPE IN
コンピュータのオーディオ出力やテープレコーダーの出
力を接続します。品質の優れた標準 RCA ケーブルをご使
用ください。
この端子までのシグナルのルーティングに関しては、19
ページの SOURCE マトリクス [30] の項目をご覧ください。
レベルは PHONES ノブ [31] で調整します。コントロール
ルームで再生中のソース(メインミックス、ALT 3–4 ステ
レオバス、ソロチャンネル、または TAPE インプット)と
同じものをモニターできます。ヘッドフォン用のケーブル
を自作する場合は以下のような標準的配線を行います:
ご自身のミックスの再生に便利です。接続をやり直した
り、ミキサーのレベルをいじることなく、ミックスをチェッ
クして巻き戻し、テイクを重ねることが可能です。ライブ
の休憩時間に PA から BGM を流すためにテープデッキや
CD プレーヤーなどを接続しても構いません。
警告:CONTROL ROOM SOURCE [30] マトリ
クスの TAPE と ASSIGN TO MAIN MIX ボタン
チップ = 左チャンネル
リング = 右チャンネル
スリーブ = 共通グラウンド
を同時に押し込むと、TAPE IN と TAPE OUT の
間にフィードバック経路が生じます。これらのスイッチを
オンにする際には、テープデッキの録音状態や録音一時停
止、またはインプットモニターが解除されていること、ま
たは CONTROL ROOM / SUBMIX [32] レベルのノブが反時
計回りに振り切られていること(オフ)をご確認ください。
警告:ヘッドフォンアンプからの音が大きいと
いうのは、決して誇張ではありません。過度に
大きな音量は耳に深刻なダメージを与えかねま
せん。ヘッドフォンによっては中間の設定でも痛いほどの
音量となります。ご注意ください!ヘッドフォンを接続す
る前には、必ず PHONES ノブ [31] を最小に設定してくだ
さい。ヘッドフォンをかぶってから少しずつ大きくしてい
きましょう。
1ꢁ
80ꢀ-VLZ3
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14. TAPE OUT
メインミックスを出力するアンバランス RCA 端子です。
PA での再生と同時にレコーディングを行う場合などに、と
ても便利です。レコーダーのインプットなどに接続してく
ださい(19 ページの MAIN MIX [29] 参照)。
POWER
ON
POWER
モノアウト:この端子からテープデッキその他へモノ信
号を出力する場合、RCA の Y 字型ケーブルを用いて単純
に左右の信号をミックスします。ただし、802-VLZ3 の他
のアウトプットでは、この方法をとらないでください。
20
19
15. AUX SEND
TRS 1/4 インチの端子です(バランスまたはアンバラン
ス)。一般的に、ステージモニター(Aux は PRE に設定)
や外部エフェクトプロセッサー(Aux は POST に設定)に
接続します。
18. MAIN OUTPUT LEVELスイッチ
このスイッチを押し込むとバランス XLR メインアウト
プットの出力レベルが抑制され、例えば、他のミキサーの
マイク入力に接続することが可能になります(この出力は
48V のファンタム電源を供給するインプットにも安全に接
続できます)。
AUX SEND [28] ノブを持ち上げると、各チャンネルのシ
グナルが分岐してここから出力されます。絶妙なバランス
でステージモニターをセットアップしたり、複数チャンネ
ルを外部エフェクトプロセッサーに送ることができます。
Aux センドについては 18 ページをご参照ください。
19. POWER コネクタ
ミキサーに付属の AC アダプタのコネクタを接続します。
16. MAIN OUT(1/4インチ)
必ず付属のもの、もしくは Mackie に適合性を認
メインミックスを「外の世界へ」送り出す 1/4 インチ
TRS 端子です(バランスまたはアンバランス)。アンプや
パワードスピーカーに接続してください(この端子の代わ
りに XLR MAIN [17] を使用しても構いません)。
められたものをご使用ください。
20. POWER スイッチ
このアウトプットとバランスインプットを接続するに
は、以下のような 1/4 インチ TRS(チップリングスリーブ)
フォーンプラグを使用します:
ミキサーを適切な AC コンセントに接続し、このロッカー
式スイッチの上側を押し込むとミキサーの電源がオンとな
り、トップパネルの POWER LED [39] が誇らしげに点灯し
ます。
チップ = +(ホット)
リング = −(コールド)
スリーブ = グラウンド
ミキサーをオフにするには、このスイッチの下側を押し
込みます。ただ、電源を落としても問題がないことをあら
かじめご確認ください。
レコーディングや PA の現場では、アンバランスの接続
も多用されています。このアウトプットをアンバランスの
インプットに接続する場合には、以下のような 1/4 インチ
TS(チップスリーブ)フォーンプラグをご使用ください:
一般的なルールですが、使用する機材に電源を投入する
際には、パワーアンプまたはパワードスピーカーをオンに
する前に、まずミキサーをオンにします。電源を落とす場
合、ミキサーを最後にオフにしてください。これにより、
オンオフによるノイズがスピーカーから流れる危険性を排
除することができます。
チップ = +(ホット)
スリーブ = グラウンド
17. MAIN OUT(XLR)
アンプやパワードスピーカーのバランスラインレベルの
インプットにメインミックスを送信するために使用する端
子です。
XLR メインアウトはローインピーダンスで完全にバラン
スの出力です。他のアウトプットに比べ 6 dB レベルが高く
なっています。
1ꢂ
Owner’s Manual
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チャンネルストリップの詳細
5 本のチャンネルストリップは同じような外観と機能を
持っています。左の 2 つのチャンネルストリップは個別的
なマイクやモノのインストゥルメント用として使用され、
高いゲインが可能です。次のチャンネルにはマイクまたは
ステレオのラインレベルを接続できます。右の 2 つのチャ
ンネルには、ステレオまたはモノのラインレベルのソース
を接続します(個々のステレオチャンネルストリップは実
際には 2 つの回路を持ち、そのコントロールはステレオを
維持するために互いにリンクしています)。
ンミックス、または ALT 3–4 ミックスにルーティングす
る必要はありません。チャンネルの LEVEL [21] ノブを上
げることすら必要でありません。ソロ機能は通常、ミック
ス時に各チャンネルのプレビューをする場合や、セッショ
ン時に特定のチャンネルでどんなサウンドが演奏されてい
るのかを確認する目的などに使用されます。同時に複数の
チャンネルをソロに設定することも可能です。
また、ソロはレベル設定の手順においても重要な役割を
果たします(3 ページ参照)。
ソロに設定されたチャンネルは、まずソースミックスに
送られ、最終的にはコントロールルーム、ヘッドフォン、
メーターディスプレイへと送られます。ソロが機能すると、
ソースの選択(MAIN MIX、ALT 3–4、TAPE)は 無効となり、
ソロ状態の信号のみが・・・ソロとなります!
警告:PRE-FADER SOLO によって送信される
チャンネル信号は、LEVEL ノブより前のもので
す。従って LEVEL ノブが「U」より下の位置に
設定してあっても SOLO はそれに関与せず、ユニティーゲ
インのシグナルをコントロールルーム、ヘッドフォン、メー
ターディスプレイに送信します。結果としてこれらのアウ
トプットにショッキングなレベルが生じることもあるので
注意が必要です。
23. MUTE/ALT 3–4 スイッチ
2 つの機能を兼ね備えた MUTE/ALT 3–4 バスは、Mackie
の個性とも言えるものです。Mackie のスタッフであるグ
レッグは最初の製品設計の段階で、すべてのチャンネルに
ミュートスイッチを設置しなければならなくなりました。
ミュートスイッチはその名の通りサウンドをミュートさせ
るものです。信号を「あらぬ方へ」接続することによって
沈黙させるのです。「ジーザス、何て無駄な!」とグレッ
グは考えました。「ミュートボタンで信号をどこか別の役
に立つところへ送れればいいのに・・・別個のステレオバ
スみたいに?」という訳で MUTE/ALT 3–4 は 2 つの機能、
すなわちミュートスイッチ(ミックスダウンやライブでと
ても有用です)、そして付加的ステレオバスにシグナルを
ルーティングするスイッチ(マルチトラックやライブでも
便利)、両方を兼ねるものとして誕生しました。
「U」のマーク(ユニティーゲイン)
Mackie のミキサーには、ほとんどすべてのレベルコント
ロールに「U」のシンボルが付けられています。この「U」
は「ユニティーゲイン」を表し、シグナルのレベルに変化
のないことを意味しています。インプット信号を一度ライ
ンレベルに調整すれば、後はすべてのコントロールを「U」
に設定するだけで信号をミキサーの至る所で適切なレベル
に保つことが可能です。また、すべてのレベルコントロー
ルの単位はデシベル(dB)であり、設定の変更を決断した
際にレベルを確認し易くなっています。
単なる MUTE スイッチとして使用する場合、ALT 3–4 [9]
アウトプットには何も接続しないでください。スイッチを
押し込むと、チャンネルをこの空のアウトプットにアサイ
ンすると同時に MAIN MIX への接続が切れ、結果としてチャ
ンネルはミュートとなります。
21. LEVEL ノブ
チャンネルのレベルをコントロールするノブです。オフ
からユニティーゲイン(センター)を経て・・・最大 12
dB までのゲインを得ることが可能です。
ALT 3–4 スイッチとして使用する場合は、ALT 3–4 アウ
トプットに任意の接続をします。一般的なものを 2 つ例と
して挙げてみましょう:
LEVEL ノブは、いわゆる「チャンネルフェーダー」の働
きをするものです。もし、本書で「フェーダー」という単
語が現れたら、このノブのことと思ってください!
マルチトラックレコーディングでは、ALT 3–4 [9] 出力を
使用してレコーダーに信号を送ります。多くのデッキでは、
Y 字型ケーブルやマルチケーブルを使用して ALT 3–4 から
の出力を分配し、複数のトラックに録音することが可能で
す。ALT OUTPUT L 信号をトラックの 1、3、5、7 へ、ALT
OUTPUT R 信号をトラックの 2、4、6 、8 へ送ってください。
22. PRE-FADER SOLO スイッチ
愛すべきこのボタンにより、シグナルをヘッドフォンま
たはコントロールルームで確認することができます。メイ
1ꢃ
80ꢀ-VLZ3
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例えば、あるチャンネルのパンを左(または右)に振り
切るように設定した状態で0 dBであるなら、パンをセンター
に動かしたときに左(または右)チャンネルでおよそ 4 dB
の減衰が生じます。他社のコンパクトミキサーには、パン
がセンターの位置に来るとサウンドが非常に大きくなって
しまうものもあります。
録音状態またはインプットモードのトラックで ALT 3–4 の
信号が受信され、プレイバックやセーフモードのトラック
では信号は受信されません。
ライブやミックスダウン時に、複数チャンネルのレベル
を 1 つのノブで同時にコントロールすることができると大
変便利です(サブグルーピングと呼ばれる手法です)。必要
なチャンネルを ALT 3–4 ミックスにアサインし、SOURCE
[30] マトリクスで ALT 3–4 ボタンを押し込むと、シグナル
は CONTROL ROOM [10]、そして PHONES [11] 出力に現
れます。ALT 3–4 シグナルをメインミックスに戻す場合に
は、ASSIGN TO MAIN MIX [33] スイッチを押してください。
ALT 3–4 にアサインされたすべてのチャンネルの全体的な
レベルを CONTROL ROOM / SUBMIX [32] のノブによって
コントロールすることが可能になります。
3バンドのEQ
802-VLZ3 は 3 バンドのイコライザーを搭載しています。
LOW シェルビングは 80 Hz、MID ピークは 2.5 kHz、HI シェ
ルビングは 12 kHz と、個々のポイントは注意深く設定さ
れました。「シェルビング」回路は、特定の周波数より上
/ 下のすべての周波数をブーストまたはカットします。例
えば LOW EQ ノブを右に回して 15 dB の位置に設定する
と、80 Hz から下、聞こえない低い音までがブーストされ
ます。「ピーク」とは、特定の周波数を中心に形作られる
「丘」のようなカーブを意味します。MID EQ の場合は 2.5
kHz を中心に周波数が強調されます。
同じ目的ではもう 1 つの方法があります。任意のチャン
ネルを ALT 3–4 ミックスにアサインし、ALT 3–4 [9] 出力
を使用していないステレオチャンネルの LINE IN [3] に接続
する方法です。けれどもこの場合、絶対にそのステレオチャ
ンネルの MUTE/ALT 3–4 スイッチを押し込まないでくださ
い。さもないとフィードバックループに近所中の犬が吠え
たてることになるでしょう!
25. LOW EQ ノブ
80 Hz 以下の帯域を最大 15 dB
+15
+10
カットまたはブーストします。
+5
センターのポジションでフラッ
0
また、ALT 3–4 は「SIP(ソロインプレース)」と呼ば
れる機能としても活躍します。チャンネルの MUTE/ALT
3–4 スイッチ、そして SOURCE マトリクスの ALT 3–4
スイッチだけを押してください。そのチャンネルのみが
CONTROL ROOM とヘッドフォンに現れます。
ト(ブースト、カットなし)と
–5
なります。この周波数帯域を強
–10
–15
調するとバスドラムやベースギ
20Hz
100Hz
1kHz
10kHz 20kHz
ター、ファットなシンセサウン
ド、セクシーな男声などにパン
チが加わります!
Low EQ
+15
MUTE/ALT 3–4 コントロールはまだ目新しいものと言え
るかもしれません。時間をかけていじってみてください。
この仕組みに慣れてしまえば何百もの利用法を思いつくこ
とでしょう!
+10
+5
0
ローカット [5] スイッチを併用
すると不必要な低音ノイズを排
除した上で LOW EQ をブースト
することが可能です。
–5
–10
–15
24. PAN ノブ
20Hz
100Hz
1kHz
10kHz 20kHz
PAN は、チャンネルのシグナルが左右のアウトプットに
送られる量を決定します。モノチャンネル(1–3 チャンネル、
または 3–8 チャンネルで L インプットのみに接続されてい
る場合)では、このコントロールはパンポットとして機能
します。ステレオチャンネル(3–8 チャンネル、L と R に
ステレオ接続)の場合、PAN ノブは家庭用ステレオのバラ
ンスコントロールと同じように機能します。
Low EQ + Low Cut
26. MID EQ ノブ
MID はミッドレンジの略です。 +15
+10
このノブで 2.5 kHz を中心に最
+5
大 15 dB のブーストまたはカッ
0
トが可能です。センターポジショ
–5
ンではフラットとなります。サ
–10
ウンドの特徴を決定する成分の
–15
PAN はメインミックスと ALT 3–4 ミックスの行き先に大
きく影響します。例えば、PAN ノブを左に振り切ると、信
号は ALT 3–4 スイッチ [23] の設定に従い、MAIN OUT L ま
たは ALT OUTPUT L に供給されます。ノブを右に振り切る
と、信号は MAIN OUT R または ALT OUTPUT R に供給さ
れます。
20Hz
100Hz
1kHz
10kHz 20kHz
多くがこの帯域に含まれている
ため、MID は最もダイナミック
Mid EQ
な働きをすると考えられています。このノブを操作するこ
とによって各種の興味深い効果を得ることが可能です。
+15
27. HI EQ ノブ
12 kHz 以上の帯域を最大 15
+10
+5
コンスタントラウドネス ! ! !
dB カットまたはブーストしま
す。センターポジションではフ
ラットです。ブーストすると全
体的なサウンドに透明感が加わ
ります。シンバル音にはシュー
という音を加え、キーボードや、
0
802-VLZ3 の PAN [24] コントロールには「コンスタント
ラウドネス(一定の音量)」と呼ばれる設計が採用されてい
ます(深夜のディスコクラブとは無関係です!)。PAN ノブ
を徐々に左から右へ回していくと、サウンドは同じボリュー
ム(ラウドネス)を保ちながら左から中央、そして右へと
移動します。
–5
–10
–15
20Hz
100Hz
1kHz
10kHz 20kHz
High EQ
ボーカル、ギターなど、さらにはベーコンを焼く音!にエッ
ジを加えます。歯擦音やテープヒスを少なくするには僅か
にカットします。
1ꢄ
Owner’s Manual
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28. AUX ノブ
U
U
U
U
U
AUX
EQ
AUX
EQ
AUX
EQ
AUX
EQ
AUX
EQ
これらのノブを操作して、各チャンネルのシグナルの一
部をパラレルエフェクトユニットやモニターシステムなど
に送ることができます。Aux センドのレベルは、チャンネ
ルの AUX ノブ、さらに AUX MASTER SEND [37] ノブで
コントロールします。
O O +15
U
O O +15
U
O O +15
U
O O +15
U
O O +15
U
HI
HI
HI
HI
HI
12kHz
12kHz
12kHz
12kHz
12kHz
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
MID
2.5kHz
MID
2.5kHz
MID
2.5kHz
MID
2.5kHz
MID
2.5kHz
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
-15 +15
U
これらの用途はエフェクトやモニターセンドに限られま
せん。レコーディングの別ミックスや、放送局での「マイ
ナスミックス」を作成することも可能です。Aux を PREモー
ドに設定すると、これらのミックスレベルはチャンネルの
LEVEL コントロール操作の影響を受けません。
LOW
80Hz
LOW
80Hz
LOW
80Hz
LOW
80Hz
LOW
80Hz
-15 +15
-15 +15
-15 +15
-15 +15
-15 +15
PAN
PAN
PAN
PAN
PAN
L
R
L
R
L
R
L
R
L
R
1
2
3-4
5-6
7-8
POST モードでの Aux は、ポストローカット、ポスト
EQ、ポスト LEVEL となっています。すなわち、Aux セン
ドはこれらの設定に従います。PRE モードでの Aux は EQ
とローカットの設定にのみ従います。PAN と LEVEL は
PRE センドに影響を与えません。
MUTE
ALT 3-4
MUTE
ALT 3-4
MUTE
ALT 3-4
MUTE
ALT 3-4
MUTE
ALT 3-4
PREFADER
SOLO
PREFADER
SOLO
PREFADER
SOLO
PREFADER
SOLO
PREFADER
SOLO
U
U
U
U
U
O O +12dB
O O +12dB
O O +12dB
O O +12dB
O O +12dB
LEVEL
LEVEL
LEVEL
LEVEL
LEVEL
Aux のセンドレベルの範囲は、「∞(オフ)」からセンター
の「U(ユニティーゲイン)」、そして 15 dB の追加ゲイン
までとなっています。おそらく、この追加ゲインを使用す
ることはあまりないと思われますが、その機能があること
を覚えておくとよいでしょう。
節度あるEQ設定
EQ 操作はよい結果をもたらすばかりではありません。
チャンネル 3–8 の AUX ノブは、Aux センドとして送ら
過度の EQ 操作は混乱を導く怖れがあります。このミキサー れるモノ信号(そのチャンネルの左右のステレオ信号の
のイコライジング回路が強力なものとなっているのは、時 ミックス)の量を決定します。つまり例えば、チャンネル
としてそれが必要とされるからです。例えばすべてのチャ 5 (L) と 6 (R) がミックスされ、1 つの AUX ノブによって送
ンネルの EQ を最大に設定したらミックスは台無しとなる られます。
でしょう。繊細なイコライジングを心掛けましょう。ノブ
まだ読んでますよね!光栄です!これから佳境に入りま
は右方向(ブースト)だけでなく左方向(カット)にも設
す。本当のミックスの始まりです。
定できることを忘れないでください。優れたアルバムを創
出する有名なエンジニアに 3 dB 以上のイコライジングを施
す人はほとんどいません。3 dB 以上の設定が必要であると
思われる場合、マイクを移動したり、他の種類のマイクと
交換してみたりなど、おそらくもっと良い別の方法がある
はずです。
18
80ꢀ-VLZ3
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アウトプットセクション
エ ン ジ ニ ア は SOURCE ス イ ッ チ を 操 作 し て、MAIN
MIX、ALT 3–4、TAPE、これらをどの組み合わせでも聞く
ことができます。MAIN MIX がどんなものかはすでに理解
されていると思います。ALT 3–4 は追加ステレオミックス
バスです。TAPE は、TAPE IN [13] 端子で受信するステレ
オシグナルです。
AUX
STEREO
RETURN
U
U
MASTER
PRE
POST
SEND
O O +10
O O +20
POWER
SOURCE マトリクスで選択されたソースはステレオ信
号としてコントロールルーム、ヘッドフォンそしてメー
ターディスプレイに送られます。スイッチが何も押し込ま
れていない場合に、これらのアウトプットに信号は送られ
ません。従ってメーターも動作しません。
LEFT RIGHT
0dB=0dBu
20
CONTROL
ROOM
SOURCE
15
10
6
MAIN MIX
ALT 3-4
TAPE
3
ソロ機能は例外です。ソースの選択に関わらず、チャン
ネルの SOLO [22] スイッチを押し込んだ場合は、ソロシグ
ナルのみがコントロールルーム、ヘッドフォン、メーターに
送られます。これにより、レベル設定の手順が容易なもの
となります。
0
2
4
LEVEL
SET
7
10
20
30
警告:TAPE と ASSIGN TO MAIN MIX [33] ボタ
ンを同時に押し込むと、TAPE IN [13] と TAPE
OUT [14] の間にフィードバック経路が生じます。
これらのスイッチをオンにする際には、テープデッキの録
音状態や録音一時停止、またはインプットモニターが解除
されていること、または CONTROL ROOM / SUBMIX [32]
レベルのノブが反時計回りに振り切られていること(オフ)
をご確認ください。
ASSIGN
TO MAIN MIX
RUDE
SOLO
O O
MAX
U
U
PHONES
O O +10dB
CTL ROOM/SUBMIX
O O +12dB
MAIN MIX
エンジニアが活用するコントロールルーム、ヘッドフォ
ンでのシグナルを選択する方法を理解して頂けましたか?
31. PHONES ノブ
29. MAIN MIX ノブ
ステレオヘッドフォンに向かうシグナルのレベルを調節
するノブです。ヘッドフォンを耳に装着したり、サウンド
システムのどこかで接続を行う際は、必ずノブを下げてお
いてください。聴力保護のため、徐々にレベルを持ち上げ
てください。
このノブはメインアウトプット(XLR [17]、1 ⁄ 4 インチ
TRS [16]、RCA TAPE OUT [14])に送られる信号のレベル
を調節します。ミュートされていない(またはボリューム
がゼロでない)すべてのチャンネルと STEREO RETURN [8]
がメインミックスに流れます。
スタジオモニターの音量を下げ、ヘッドフォンのみでモ
ニターする場合にも便利なノブです(オーバーダビング時、
あるいはコントロールルームにお腹を減らしたライオンが
寝ている場合など!)。
反時計方向に振り切るとオフになります。センターでは
ユニティーゲイン、右方向に回すと最大 12 dB のゲインが
得られます。この追加ゲインを使用する必要はあまりない
と思われますが、その存在は意識しておくとよいでしょう。
曲の頭や終わりなどの全サウンドのフェードアウト効果は
このノブで行います。
32. CONTROL ROOM/SUBMIX ノブ
このノブはCONTROL ROOM [10]のステレオアウトプッ
トレベルをコントロールします。レンジは「∞(オフ)」
からセンターの「U(ユニティーゲイン)」、そして右に振
り切って 10 dB の追加ゲインまでとなっています。
30. CONTROL ROOM SOURCE マトリクス
一般的にメインミックスは観客に(ライブの場合)、ま
たはレコーダーに(ミックスダウンの場合)向けられてい
ます。でも、メインミックスを流したまま、何かメインミッ
クスと異なるものを確認する必要がある場合、どうしたら
よいでしょう? 802-VLZ3 では、エンジニアは自分が聞く
ものを選択することが可能です。ちょっとややこしいかも
しれませんが重要な機能です。シートベルトを締めて先へ
お進みください!
SOURCE で MAIN MIX が選択されている場合、信号は
2 つのレベルコントロール(MAIN MIX [29] ノブ、そして
CONTROL ROOM / SUBMIX ノブまたは PHONES [31] ノ
ブ)を通過し、コントロールルームアンプとヘッドフォン
へ向かいます。従って、例えば「健全な」レベルを MAIN
OUT に送り(MAIN MIX ノブは「U」の位置)、別のレベル
をコントロールルームやヘッドフォンに送る(CONTROL
ROOM / SUBMIX ノブ、PHONES ノブを任意に設定)こ
とが可能になります。
1ꢅ
Owner’s Manual
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ノート:ステレオチャンネル(3-8)の場合、ソロシグナ
ルはチャンネルストリップの左(奇数チャンネル)と右(偶
数チャンネル)の合計のモノ信号となっています。
AUX
STEREO
RETURN
U
U
MASTER
PRE
POST
SEND
警告:PRE-FADER SOLO [22] によって送信さ
れるチャンネル信号は、LEVEL ノブより前の
ものです。従って LEVEL ノブが「U」より下
の位置に設定してあっても SOLO はそれに関与せず、ユ
ニティーゲインのシグナルをコントロールルーム、ヘッド
フォン、メーターディスプレイに送信します。結果として
これらのアウトプットにショッキングなレベルが生じるこ
ともあるので注意が必要です。
O O +10
O O +20
POWER
LEFT RIGHT
0dB=0dBu
20
CONTROL
ROOM
SOURCE
15
10
6
MAIN MIX
ALT 3-4
TAPE
3
0
2
33. ASSIGN TO MAIN MIX スイッチ
4
例えばライブでの作業を考えてみましょう。休憩時間が
近付きました。観客がざわざわとしないよう、スムーズ
に CD のプレイバックを開始したいとします。「しまった、
CD プレイヤーを TAPE インプットに接続してあるんだ。
これじゃ、メインアウトプットに音が流れない!」なんて
思うかもしれません。でも大丈夫!このボタンを押せば、
SOURCE マトリクスで選択されたシグナルが、CONTROL
ROOM / SUBMIX [32] ノブを経由して MAIN MIX へと流れ
ます(あたかも別のチャンネルが用意されていたかのよう
な魔法です!)。
LEVEL
SET
7
10
20
30
ASSIGN
TO MAIN MIX
RUDE
SOLO
O O
MAX
U
U
PHONES
O O +10dB
O O +12dB
CTL ROOM/SUBMIX
MAIN MIX
ま た、 こ の ス イ ッ チ を 利 用 し、ALT 3–4 ミ ッ ク ス を
MAIN MIX のサブミックス(CONTROL ROOM / SUBMIX
ノブでレベルを調整)として使用することもできます。
さて、このボタンを利用するとソロに設定されたチャン
ネルを MAIN MIX に送ることも可能ですが、あまり望ま
れた機能ではないかもしれません!また、SOURCE マト
リクスで MAIN MIX を選択している場合に、ASSIGN TO
MAIN ボタンを押し込むと、MAIN MIX から SOURCE マト
リクスへの接続が中断されるので、フィードバックは生じ
ません。でも MAIN MIX を MAIN MIX にアサインしたいと
思うなんて人はいませんよね?
ALT 3–4 あるいは TAPE が選択されている場合、あるい
は SOLO [22] が機能している場合には、CONTROL ROOM
/ SUBMIX ノブと PHONES ノブでレベルをコントロールし
ます(チャンネルのコントロールは働きません)。
ソースに何を選択したかに関わらず、CONTROL ROOM
[10] の出力はどんな使い方をしても構いません。そのサウ
ンドは MAIN OUT [16、17] と完璧に同等のクオリティで
す。予備のメインミックス出力(すでに 3 つのメインミッ
クスが用意されていますが)として異なるレベルを設定す 34. RUDE SOLO ライト
ることも可能です。けれどもこの場合は注意が必要です。
SOLO スイッチを絶対に押さないでください。SOURCE
での選択を無効なものにしてしまいます。
ソロ状態であることを忘れてしまって「ミキサーが壊
れた!」なんて思うことのないように、点滅する RUDE
SOLO ライトを備えました。どこかのチャンネルで SOLO
スイッチ [22] が押し込まれると点滅します。
プリフェーダーソロ(PFL)について
夜中(早朝?)の 3 時頃、マルチトラックがワイルドに
プレイバックしているのにサウンドがモニターできない
・・・なんてことはありません!
PRE-FADER SOLO [22] スイッチを押し込むとミキサー
の様相は一変します。コントロールルームのソースとして
選択されていたものに代わり、ソロシグナルのみがコント
ロールルーム、ヘッドフォン、メーターに現れます。ソロ
のモニターレベルは CONTROL ROOM / SUBMIX [32] ノブ
や PHONES [31] ノブで調整します。また、メーターに表
示されるソロレベルが何かにコントロールされることはあ
りません。この仕組みにより、モニター音量に関わらず、
チャンネルの実際のレベルを確認することが可能です。
35. メーター
802-VLZ3 のピークメーターは左右 2 列とも 12 個の LED
によって構成されています。驚くほどシンプルですが、そ
の反面、様々なシグナルを表示することが可能です。
SOURCE マトリクス [30] に何も選択されず、またソロ
のチャンネルもない場合、メーターに表示はありません。
でもこれらは単なる丸い凹凸ではありません!輝かしく作
動させるためにマトリクスで何かを選択するか、あるいは
SOLO ボタン [22] を押し込んでみてください。
PRE-FADER SOLO は、チャンネルのシグナルが LEVEL
[21] ノブの手前でソロになることを意味します。けれど
も、GAIN [7]、ローカット [5]、EQ [25-27] 設定には従いま
す。目的のチャンネルを素早くチェックする最適のツール
です。チャンネルの PAN [24] と MUTE/ALT 3–4 [23] 設定
は SOLO シグナルに影響を及ぼしません。
ꢀ0
80ꢀ-VLZ3
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何故このような仕組みになっているのでしょう?エン
スイッチを押し込むと、Aux センドは一般的エフェクト
ジニアがチェックするものをメーターに表示させるため センド(ポスト LEVEL、ポスト MUTE/ALT 3–4)となりま
です!エンジニアがモニターするのは CONTROL ROOM す。エフェクトセンドには不可欠な設定です。ウェットの
[10] 出力またはヘッドフォン [11] 出力です。その音量は 信号レベルは常にドライの信号レベルに追随し、双方の比
CONTROL ROOM / SUBMIX [32] ノブまたは PHONES [31] 率が保たれます。例えば、チャンネルのレベルを下げたの
ノブで調整が可能ですが、メーターに表示されるのはこれ にエフェクト音がまったく下がらないと困ります。エフェ
らのノブ以前の SOURCE ミックスのレベルです。モニター クト音は、チャンネルレベルの動きに追従することが望ま
の音量に関わらず、常に「実際のレベル」を表示します。
れます。「ポスト MUTE/ALT 3–4」は、チャンネルをミュー
トすると外部エフェクトへ送られる Aux センドもミュート
される、ということを意味します。
802-VLZ3 の幅広いダイナミックレンジのおかげで、メー
ターのピーク表示が –20 dB から +10 dB の間にあれば、素
晴らしいミックスを完成させることが可能です。多くのア
ンプは +10 dB でクリップを生じます。いくつかのレコー
ダーもそのレベルを許容しません。従って現実的にはピー
クを「0」から「6」の間に保つとよいでしょう。
37. AUX MASTER SEND ノブ
このノブは、AUX SEND [15] アウトプットに信号が届く
直前で、Aux センドの全体的レベルをコントロールします。
ノブを左に振り切るとオフ、中央でユニティーゲイン、右
に振り切ると 10 dB のゲインとなっています。追加ゲイン
はそれほど必要ないと思われますが、役立つこともあるで
しょう。
オーディオメーターは、単にレベルが範囲内であること
を大まかに確認するツールです。ですから、小さなレベル
の時にはずーっと注目している必要はありません!
例えば、ボーカリストがあなたを見ながらステージモニ
ターを指してから親指を立てたとき、このノブを右に回し
てください(親指が下を向いていたら左に回しますが、そ
ういうことは滅多にありません!)。
Auxについて
まず、SEND はアウトプットです。RETURN はインプッ
トです。チャンネルの AUX ノブ [28] を持ち上げるとシグ
ナルが分岐します。各チャンネルから分岐した Aux シグ
ナルの総和は、AUX MASTER [37] ノブを経由し、AUX
SEND [15] アウトプットに送られます。
38. STEREO RETURN ノブ
このノブは STEREO RETURN [8] インプットが受信する
シグナル(エフェクトプロセッサーから出力されたウェッ
トシグナル、あるいはシンセサイザーのステレオ出力など)
のレベルを調整します。幅広いレンジでシグナルレベルを
扱えるように設計されています(オフからユニティーゲイ
ン、20 dB のゲインまで)。低いレベルのエフェクトを補正
することも可能です。
このアウトプットからリバーブなどの外部デバイスに
信号を供給します。そして外部デバイスからの信号は、
STEREO RETURN [8] 端子からミキサーに戻します。戻っ
た信号は STEREO RETURN [38] レベルコントロールを経
由し、最後に MAIN MIX と合流します。
つまり、チャンネルの「ドライな」(オリジナルの)サ
ウンドは、チャンネルから MAIN MIX に送られ、エフェ
クト処理を施された「ウエット」なサウンドは STEREO
RETURN [8] から MAIN MIX に送られます。ドライとウエッ
トがミックスされることによって素晴らしいサウンドを生
み出します。この知識とともにさらなる Aux の世界を眺め
てみましょう!
通常、このノブはセンターに設定し、エフェクト側の出
力もそれらのユニティーゲイン(デバイスのマニュアルを
ご参照ください)に調整します。音量が大きすぎたり小さ
すぎたりする場合は、ミキサーのインプット側でなく、エ
フェクト以前で調整してください。その方法により、この
ノブはセンターに設定できるでしょう。
このノブを通過したシグナルは直接 MAIN MIX に進みま
す。STEREO RETURN もインプットですが、MUTE/ALT
3–4 スイッチを備えていません。従って、エフェクトのサ
ウンドを ALT 3–4 ミックスに送る場合は、エフェクトの出
力をステレオチャンネルのどれかに接続し、そのチャンネ
ルの MUTE/ALT 3–4 スイッチをアクティブにする必要があ
ります。
36. PRE / POST スイッチ(AUX)
Aux センドは、ミックスにエフェクトを加えるためだけ
のものではありません。もう 1 つ、ミュージシャンが自分
の演奏を快適にモニターすることができるようにキュー
ミックスをステージモニターに送る、という重要な用途が
あります。802-VLZ3 の Aux センドは両方の用途に使用す
ることが可能です。このスイッチによって使い分けます。
スイッチを押し込まれてない状態にすると、Aux セン
ドはチャンネル信号を LEVEL の前(すなわちプリフェー
ダー)、そして MUTE/ALT 3–4 の前で分岐します。従って、
メインミックスのためにこれらのコントロールを操作した
場合にも、Aux センドに供給されるチャンネル信号に影響
はありません。チャンネルのレベルコントロールの設定に
左右されないので、ステージのモニターミックスに適して
います(EQ 設定はすべての Aux センドに影響を及ぼしま
す)。例えるなら、バンドメンバーをハッピーにする PA、
そしてオーディエンスをハッピーにする PA、2 つの PA を
個別のレベルで同時にセットアップする感じです。
39. POWER LED
ミキサーが適切なコンセントに接続され、POWERスイッ
チの上を押し込むと、POWER LED が点灯し、内部の回路
がオンとなったこと、操作準備が整ったことを知らせます。
POWER スイッチの下を押し込むとミキサーがオフとな
り、この LED も消灯します。
おめでとうございます!これであなたは 802-VLZ3 の全
機能を制覇しました!ちょっと冷たいものでもいかが?マ
ニュアルにはまだ技術的な説明が残っていますが、あなた
が一服している間に逃げたりはしません!
ꢀ1
Owner’s Manual
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付録 A:サービス情報
クリストを参考にして、実際に不具合が生じているかどう
802-VLZ3 に異常があると思われた場合、以下のチェッ
修理
日本仕様の Mackie 製品の修理は、ラウドテクノロジー
かをできるだけ確認してください。また、ウェブサイト
ユーザーフォーラムなど、役立つ情報が満載です。問題が す。
解決し、ミキサーを修理に出さずに済むかもしれません。
Mackie 製品の修理 / メンテナンスが必要な場合は、次の
手順に従ってください。
1. 前頁のトラブルシューティングの内容をチェックして
トラブルシューティング
下さい。
2. テクニカルサポートに電話をするか、
チャンネルに問題がある...
•
•
•
ゲインは適切に設定されていますか?
にメールをして「メンテナンス申込書」を請求してく
ださい。「メンテナンス申込書」に必要事項をご記入
の上、03-5225-6273 へ FAX をしてください。折り返
し RA 番号と送付先のサービスセンターが記載された
修理受付票を FAX いたします。RA 番号はサービスセ
ンターへ送付される前に必ず取得してください。
レベルノブは上がっていますか?
インストゥルメントスイッチは正しく設定されて
いますか?(チャンネル 1 と 2 のみ)
•
同じソース信号を他のチャンネルに接続してみて
ください。異常があると思われるチャンネルと同
じに設定してください。
3. オーナーズマニュアルと電源コードは同梱しないでく
ださい。修理には必要がありません。
•
•
パンノブの設定をご確認ください。
4. 本体を梱包材とともに製品パッケージに入れて、サー
ビスセンターへ送付してください。Mackie は輸送上の
ダメージを保証することができません。
EQ とローカットスイッチもご確認ください。
出力に問題がある...
5. 必ず、RA 番号が記載された修理受付票のコピーを同
梱してください。また送り状の通信欄にも、RA 番号
と商品名、シリアル番号を記載してください。RA 番
号のない修理品は受付することができません。
•
関連するノブを左に振り切っていませんか?
•
MAIN OUT のどれかに問題があると思われる場合
は他のすべてのメイン出力端子を外してみてくだ
さい。例えば、問題が 1/4 インチ MAIN OUT L に
あるなら、RCA と XLR の左アウトプットを外し
てください。もし問題が解決したのであればミキ
サーに異常はありません。
6. 保証内修理を行う場合には、販売店印とご購入日が明
記された保証書が必ず必要です。詳しくは、保証書に
記載されている保証規定をご参照ください。
•
スピーカーの左に異常が見られる場合、ミキサー
のメイン出力で左右のコードを入れ替えてみてく
ださい。それでも左のスピーカーに異常がある場
合、ミキサー以外に問題があることになります。
ノイズ...
•
チャンネル LEVEL と STEREO RETURN ノブを 1
ご不明な点がある場合 ...
つずつ左に絞ってください。ノイズが消えれば問
題はそのチャンネルまたは接続されたものにあり
ます。接続を外してみてください。ノイズが消え
れば原因はその接続にあります。
サポートの項目をご覧ください。
までメールをお寄せください。
• テクニカルサポートセンターまで
お電話ください。
電源の異常...
•
付属のパワーサプライが正常な AC コンセントに
03-5225-6253(月〜金曜、9am 〜 6pm)
1-800-898-3211
(英語、月〜金曜、7am 〜 5pm PST)
接続されていることをお確かめください。スイッ
チを入れるとミキサーの POWER LED が点灯す
るはずです。
ꢀꢀ
80ꢀ-VLZ3
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付録 B:接続コネクタ
XLRコネクタ
マイクのステレオ信号には左右それぞれにコード
Mackie のミキサーは、すべてのマイクインプットに
3-pin XLR(メス)コネクタを使用しています。ピン 1 はグ
ラウンド(アース)にシールドされ、ピン 2 はオーディオ
シグナルの「ハイ」(ホットまたは正の極性)に、ピン 3 はオー
ディオシグナルの「ロー」(コールドまたは負の極性)に
接続されています(図 A)。これらすべては完全に権威あ
る AES(Audio Engineering Society)の基準に合致していま
す。
を用意し、2 つのマイクプリアンプに接続してく
ださい。
ステレオマイクロフォン用のアダプタは自作して
も構いません。1/4 インチ TRS ジャック(メス)
から 2 つの XLR プラグ(オス)へ分岐する「Y」
字のケーブルを作成し、左右のチャンネルとして
接続します。
•
アンバランス型センド&リターン回路:この場合
も「Y」字型のケーブルとなります。1/4 インチ
TRS ジャック(プラグ)のチップをシグナルのセ
ンド(ミキサーからのアウトプット)に、リング
をリターン(ミキサーのインプットに戻す)に、
スリーブをグラウンド(アース)に接続します。
いわゆるマイクケーブルと呼ばれるものの片側、XLR タ
イプのオスのコネクタを、ミキサーの XLR ジャック(メス)
に接続します。
2
シールド
ホット
コールド
シールド
1
3
1
1/4インチTSコネクタ
TS は「チップ、スリーブ」の略語です。この 2 つの接続
によってモノ 1/4 インチフォーンジャック(プラグ)とし
ての使用が可能です(図 C)。
3
2
コールド
ホット
シールド
コールド
ホット
1
3
スリーブ
スリーブ チップ
2
チップ
図 A:XLR コネクタ
チップ
スリーブ
1/4インチTRSコネクタ
図 C:TS プラグ
TRS は「チップ、リング、スリーブ」の略語です。この
3 つの接続によってステレオ 1/4 インチまたはバランス型の
フォーンジャック(プラグ)としての使用が可能です(図 B)。
TS ジャック(プラグ)も色々な用途に用いられますが常
にアンバランスです。チップはオーディオシグナルに、ス
リーブはグラウンド(アース)に接続されます。以下に例
を挙げます:
スリーブ
リング
リング
スリーブ
チップ
•
•
•
アンバランス型マイクロフォン
エレクトリックギター、電子楽器
アンバランス型ラインレベル接続
チップ
リング
チップ
スリーブ
図 B:1/4 インチ TRS プラグ
RCA コネクタ
TRS ジャック(プラグ)は色々な用途に用いられます。
RCA タイプのプラグ(フォノプラグとも呼ばれます)と
ジャックは家庭用ステレオやビデオ機器によく見られま
すが、その他にも色々な用途に使用されています(図 D)。
これらはアンバランスであり、電気的には 1/4 インチ TS
フォーンプラグ(ジャック)と同じです(図 C)。 中央の
ピンがシグナルで周囲の筒がグラウンド(アース)または
シールドです。
•
•
モノバランス回路:バランス型コネクタとして使用
する場合、1/4 インチ TRS ジャック(プラグ)のチッ
プをシグナルのハイ(ホット)に、リングをシグナ
ルのロー(コールド)に、スリーブをグラウンド(アー
ス)に接続します。
ステレオヘッドフォン、まれにステレオマイクロ
フォンやステレオライン接続:この場合、1/4 イ
ンチ TRS ジャック(プラグ)のチップは左チャン
ネルに、リングは右チャンネルに、スリーブはグ
ラウンド(アース)に接続されます。Mackie のミ
キサーに 1 プラグタイプのステレオマイクロフォ
ンを直接接続することはできません。このような
スリーブ
スリーブ チップ
チップ
図 D:RCA プラグ
ꢀ3
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ノート:ミキサーが出力している信号をオーバーロード
またはショートさせないでください。内部信号にも影響を
及ぼします。
インサート端子
(TRSセンド/リターン)
Mackie の単一端子によるインサートは、3 芯の 1/4 イン
チ TRS フォーンを通じて行われます。これらはアンバラン
スですが、1 つのコネクタでミキサーアウトプット(センド)
とミキサーインプット(リターン)、両方の役割を果たし
ます(図 E)。
ステレオインプットとリターン:
モノ、ステレオ、その他
ステレオラインインプット、そしてステレオ Aux リター
ンは、Mackie の理念(今考えたのですが・・)を示すよい
例です。その理念とは「最大の自由と最小の頭痛」すなわ
ち「最小の手間で最大の効果を」です!ジャックの使用法
によりインプットとリターンは自動的にモノあるいはステ
レオに切り替わります。その仕組みを説明しましょう。
センド(プロセッサーへ)
リング
チップ
“チップ”
(TRSプラ グ)
スリーブ
このプラ グをミキサーの
“リング”
チャンネルインサート端子へ接続
リターン(プロセッサーから)
図 E
モノシグナルは、L(MONO)と記されたインプットま
たはリターンジャックに接続します。そのシグナルは左右
両方に送られ、アサインされたバスのステレオペアの中央
に現れます。PAN コントロール [24] で「パンを振る」こと
も可能です。
スリーブは双方の信号の共通グラウンド(アース)です。
ミキサーからのセンドはチップを通して外部機器に運ばれ
リングを通して戻ります。
2 つのプラグによるステレオシグナルは、それぞれを L
(MONO)そして R のインプット、またはリターンジャッ
クに接続します。この場合には R のジャックのジャックス
イッチが上記のモノ機能をオフにするのでシグナルはステ
レオとして現れます。
インサート端子をセンドのみに使用
TS(モノ)1/4 インチプラグを、Mackie のインサートジャッ
クに半分だけ(最初にカチッと音がするところまで)差し
込んだ場合、プラグはジャックのスイッチを作動させない
ので回路のインサートループは開きません。従ってチャン
ネルのシグナルに変化はありません。そのままミキサー内
を流れ続けます。
R のジャックに接続されたモノシグナルは、右のバスに
しか現れません。特別なイベントにのみにうってつけの洗
練されたテクニックです!
この仕組みにより、通常の操作を妨げることなく、チャ
ンネルまたはバスのシグナルをインサート端子から外部に
供給することが可能です。
マイクスタンド
802-VLZ3 の底面パ
TS(モノ)1/4 インチプラグを完全に(2 回目のカチッ
という音がするところまで)押し込んだ場合、ジャックス
イッチが開いていわゆるダイレクトアウトの状態となりま
す。このとき、ミキサーの内部ではそのチャンネルのシグ
ナルは遮断されます(図 F)。
ネルには、別売のマ
マイクスタンド
イクスタンドアダプ
アダプタ用
タを装着するための 3
穴×3
つの穴(ネジ山なし)
が用意されています。
これにより、ミキサー
を標準マイクスタン
ドの上に設置し、プ
レイスタイルやお好
モノプラ
グ
インサート端子
号切断なし)
最初のクリック音まで挿入
ダイレクト出力(マスターへの信
みに合わせて、その
高さや傾きを自在に
調整することが可能
です。
底面
パネル
モノプラ
グ
1. Atlas AD-11B マイクスタンドアダプタをご注文く
インサート端子
号は切断)
2つ目のクリック音まで完全に挿入
ださい(Atlas Sound 社が製造元であり、卸元です)。
ダイレクト出力(マスターへの信
2. 3 つの「セルフタッピン」ねじ(6-32 × 1/4 インチ)
を使用してアダプタを 402-VLZ3 の底面に固定し
ます。
ステ レオプラ
グ
内部の回路基板を損傷する可能性があるため、
1/4 インチより長いネジを使用しないでくださ
い。また短いネジも使用しないでください。
インサート端子
エフェクトループに使用
(チップ=センド、リング=リターン)
図 F
ꢀꢁ
80ꢀ-VLZ3
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付録 C:技術情報
同相成分除去比(CMRR)
(マイクインプットからインサートセンドアウト、最大ゲイン)
802VLZの仕様
メインミックスノイズ
1 kHz:
–60 dBより良好
(20 Hz–20 kHz バンド幅、チャンネル 1–3 ゲイン@ユニティー、
チャンネルEQフラット、全チャンネルをメインミックスにアサイ
ン、チャンネル 1のパンは左、チャンネル2のパンは右、チャンネ
ル3–8はセンター)
最大レベル
マイク入力:
+21 dBu
+22 dBu
+22 dBu
+28 dBu
+22 dBu
テープ出力:
その他の全入力:
メインミックスXLR出力:
その他の全出力:
MAIN MIXノブとチャンネルLEVELノブ最小:
XLR:
TRS:
–95 dBu
–101 dBu
MAIN MIXノブ@ユニティー、チャンネルLEVELノブ最小:
インピーダンス
マイク入力:
XLR:
TRS:
–90 dBu
–96 dBu
3.4 kΩ
5 kΩ
MAIN MIXノブ@ユニティー、チャンネルLEVEL@ユニティー:
チャンネルインサートリターン:
その他の全入力:
XLR:
TRS:
–84 dBu
–90 dBu
20 kΩ 以上
1 kΩ
テープ出力:
全高調波歪率(THD)
(1 kHz @ 35 dBゲイン、20 Hz–20 kHz バンド幅)
ヘッドフォン出力:
その他の全出力:
60 Ω
120 Ω
Mic プリ @インサート: 0.001%
EQ
アッテネーション(クロストーク)
ハイシェルビング
ミッドピーク
ローシェルビング
±15 dB @ 12 kHz
±15 dB @ 2.5 kHz
±15 dB @ 80 Hz
(0 dBuに対して1 kHz、20 Hz–20 kHz バンド幅、ラインイン、
1⁄4インチメイン出力、ゲイン@ユニティー)
MAIN MIXノブ最小:
–75 dBu
消費電力
チャンネルの Alt / Muteスイッチオン: –100 dBu
13 ワット
チャンネルLEVELノブ最小:
–100 dBu
寸法(高さ×幅×奥行き)
周波数特性
273 mm × 227 mm × 47 mm
(30 Hz〜30 kHz、マイクインプットから全アウトプット、@ 60
dB ゲイン)
重量
+0 dB/–1 dB
パワーサプライ含む
本体のみ
2.5 kg
2.0 kg
(10 Hz〜100 kHz、マイクインプットから全アウトプット、@ ユ
ニティーゲイン)
+0 dB/–3 dB
LOUD Technologies Inc.は、新しく改良された材料や部品、製造過
程を取り入れることにより、常に製品をより良いものとする努力
をしています。そのためこれらの仕様は予告なしに変更されるこ
とがあります。
入力換算雑音(EIN)
(20 Hz–20 kHz、マイクインプットからインサートセンドアウト、
最大ゲイン)
“Mackie”、“走る男のフィギュア”は、LOUD Technologies Inc.
の登録商標です。記されたその他すべてのブランド名称はそれぞ
れの権利者の商標もしくは登録商標です。
150Ωターミネーション:
–129.5 dBu
©2007 LOUD Technologies Inc. All Rights Reserved.
47 mm
273 mm
重
量
2.0 kg
227 mm
ꢀꢂ
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ブロックダイアグラム
c i g o l
) l f p ( o l o s
c i g o l
) l f p ( o l o s
) t s o p ( 1 x u a
) e r ( p 1 a u x
) t s o p ( 1 x u a
) e r ( p 1 a u x
4 / R
4 / R
t l A
t l A
3 / L
3 / L
R
R
n i a M
n i a M
L
L
ꢀꢃ
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ꢀꢄ
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16220 Wood-Red Road NE • Woodinville: WA 98072 • USA
United States and Canada: 800.898.3211
Europe:Asia:Central and South America: 425.487.4333
Middle East and Africa: 31.20.654.4000
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